【賃貸】インターネット無料のプロパンガス物件の特徴と0円導入を解説
賃貸物件の空室対策に効果的と言われているのが「インターネット無料設備」ですが、導入費用が高額すぎて導入をためらっている大家さんも多いのではないでしょうか。
できるだけ費用をかけずにインターネット無料設備を導入したい大家さんにおすすめなのが、インターネット回線事業者が提携する「プロパンガス会社」と契約することです。
今回は、プロパンガス会社がインターネット無料設備の初期費用を負担してくれる理由と仕組み、導入時の注意点を解説します。
インターネット無料設備の導入を検討中の大家さんは、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.インターネット無料設備を初期費用0円で導入する方法
- 2.インターネット無料の初期費用をプロパンガス会社が負担してくれる理由と注意点
- 3.インターネット無料を賃貸物件に導入するメリットとデメリット
- 3.1.インターネット無料を導入することで得られるメリット
- 3.1.1.空室対策につながる
- 3.1.2.退去率低下につながる
- 3.1.3.家賃を引き下げずに入居者を募集できる
- 3.2.インターネット無料を導入するデメリットと対策方法
- 3.2.1.通信速度が遅いとクレームになる場合がある
- 3.2.2.解約時に違約金が発生する場合がある
- 3.2.3.費用対効果を考える必要がある
- 4.インターネット無料は8年連続人気No.1の設備
- 5.集合住宅のインターネット無料設備の普及率は?
- 6.アイネットの「インターネット無料」の概要
- 6.1. 他社より10~20%ほど安い月額料金
- 6.2.通信回線は最新の「IPv6」だから速い!
- 6.3.24時間365日対応!安心サポート付き
- 6.4.IoT機器などオプションが充実
- 6.5.入居者募集を促進するためのサポート
- 7.インターネット無料設備の導入手順を紹介
- 7.1.①お問い合わせ
- 7.2.②現地調査・お見積提示
- 7.3.③お申込み
- 7.4.④入居者様への告知
- 7.5.⑤設備工事(宅外・宅内)
- 7.6.⑥サービス提供開始
- 7.7.導入までの期間の目安
- 8.まとめ
- 9.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
インターネット無料設備を初期費用0円で導入する方法
空室対策として「インターネット無料設備」を検討している大家さんにとって、導入する際の初期費用がネックになっている人も多いでしょう。
一般的にインターネット無料設備の導入にかかる初期費用は10万円から高いものでは100万円以上かかると言われています。
いくらインターネット無料設備を導入して満室になっても、導入にかけた費用が高額すぎてはいつまでたっても費用の回収ができず意味がありません。そのため費用対効果を考えると、できるだけ導入費用をおさえる必要があります。
そこでおすすめなのが、初期費用を0円でインターネット無料設備を導入する方法です。
インターネット無料設備を初期費用0円で導入する方法はいくつかありますが、おすすめは現在利用しているプロパンガス会社からインターネット回線業者が提携しているプロパンガス会社へ乗り換えることです。
乗り換え先のプロパンガス会社が初期費用を負担してくれるため、大家さんは導入費用なしでインターネット無料設備を導入できます。
プロパンガスはもともとアパートのライフラインに欠かせませんし、それを変更するだけなので大家さんの費用や手間がかからずおすすめです。
インターネット無料の初期費用をプロパンガス会社が負担してくれる理由と注意点
インターネット会社が提携するプロパンガス会社と賃貸物件の大家さんと一定期間のガス供給契約を結ぶことで、一般価格よりも安い「業者価格」で取得したインターネット無料設備の初期費用を負担したうえで、大家さんに無償貸与という形で提供してくれます。
その負担した設備費用は、入居者が支払うプロパンガス料金に少し上乗せして回収する仕組みです。そのため大家さんは費用を負担することなく、インターネット無料設備を導入できるのです。
ただし、ここで気をつけたいのがガス料金に上乗せされる金額です。上乗せ額が高額な場合、入居者の金銭的負担が懸念されます。
乗り換え前のガス料金と乗り換え後のガス料金の差が大き過ぎる場合、「インターネット無料でもガス料金が高すぎて割に合わない」など、入居者からのクレームになったり、退去されたりするケースも考えられます。
もともと空室対策や入居者満足度を高めるための設備投資だったにもかかわらず、かえって空室の増加につながりかねません。
そうならないためにも上乗せされるガス料金がいくら程度なのか、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。
プロパンガス会社の乗り換えでインターネット無料設備を導入する際は、大家さんのメリットだけでなく、入居者にとってもメリットがあるようなサービスを提供するインターネット無料設備を選びましょう。
インターネット無料を賃貸物件に導入するメリットとデメリット
賃貸アパートや賃貸マンションなどの集合住宅にインターネット無料設備を導入することで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
インターネット無料を導入することで得られるメリット
空室対策につながる
無料インターネットは入居者から人気が高い設備であり、導入すれば集客効果が見込めます。
通常、賃貸物件で入居者が支払うインターネット料金は月額5,000円~7,000円程度かかかります。年間で考えると6万円~8万円ものインターネット料金が必要です。
しかしインターネット無料の場合、そういった費用は大家さんが全額負担するため、入居者は1円も料金を支払うことなく好きなだけインターネットを使用できます。
このように無料インターネットが導入された賃貸物件であれば月々のインターネット料金を節約できるため入居者から選ばれやすくなり、結果的に空室対策につながるのです。
退去率低下につながる
インターネット無料設備があれば、入居者の退去防止につながる可能性があります。
前述したように、通常の賃貸物件でインターネット契約する場合、入居者は月額5,000円~7,000円程度のインターネット料金を支払わなければなりません。またインターネットを利用するためのプロバイダーの契約や工事など、手間や時間もかかります。
そのため入居者が引っ越しを考えたときに、次の住居での手間や時間、月々の費用がかかることに負担を感じ、転居を見送るケースがあるのです。
家賃を引き下げずに入居者を募集できる
アパートにインターネット無料設備を導入することで、家賃を引き下げずに入居者の募集がおこなえます。
空室対策として家賃を下げてしまうと収益が低下してしまいます。安易に家賃を引き下げてしまうと二度とその額に引き上げるのはむずかしいため、おすすめできません。
しかしインターネット無料設備を導入することで物件の付加価値が上がるため、家賃はそのままでも空室を埋められる可能性が高くなるのです。
また、物件の価値が上がるため、家賃を値上げして収益を増やしたい場合にもおすすめです。
ただし、アップする額は周辺の家賃相場を確認したうえでおこなう必要があります。いくら人気の設備だからといって、周辺の家賃相場から大幅に値上げしてしまっては逆効果になるため注意しましょう。
インターネット無料を導入するデメリットと対策方法
賃貸アパートや賃貸マンションにインターネット無料設備を導入した場合、以下のようなデメリットが起こることが考えられます。ここではデメリットとともに、デメリットを軽減する方法について解説します。
通信速度が遅いとクレームになる場合がある
賃貸アパートなどの集合住宅にインターネット無料として光回線などを導入した場合、その1つの恩多―ネット回線を入居者全員でシェアすることになります。そのため、インターネット接続が集中すると回線に負荷がかかり、通信速度が遅くなる場合があるのです。
あまりにも通信速度が遅いと入居者からのクレームにつながることもあるため、インターネット無料設備を導入する際は「インターネット回線の通信速度」に注目して選ぶことが重要になります。
たとえば、通信速度が早い「IpV6方式」のサービスを提供している回線業者を選びましょう。「IpV6方式」は、これまでのインターネット接続方式のときに発生していた回線の混雑が起こらないため、より快適に安定した速度でインターネットが使用可能です。そのためインターネット接続が集中しても速度が落ちにくいというメリットがあるため、通信速度が遅いなどの不満を感じづらくなるはずです。
入居者の満足度は長期入居につながるため、できるかぎりの対策をおこなうことをおすすめします。
解約時に違約金が発生する場合がある
インターネット無料設備を導入する場合、数年間の利用期限が設けられるのが一般的です。そのため、なんらかの理由で契約期間中に契約解除をおこなうと、解約時に違約金が発生するケースもあるので注意が必要です。
契約の際には、初期費用や月々の利用料金だけではなく、こういった違約金の有無など、解約に関するルールなども含めて検討することをおすすめします。
費用対効果を考える必要がある
インターネット無料設備の導入には初期費用やランニングコストが発生します。そのためターゲット層に需要はあるのか、賃料アップは見込めるのか、費用をどのくらい回収できるかなど、費用対効果を見極めたうえで導入する必要があります。
入居者に人気のインターネット無料設備ですが、物件の立地条件や間取り、ターゲットとなる入居者層によってはインターネット無料の需要が低く、空室対策につながらないことも考えられます。
引用:総務省『令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(令和4年8月)』
上記は総務省が、情報通信メディアの利用時間などを調査した結果です。これによるともっとも長時間インターネットを利用しているのは20代で、10代、30代とつづき、年代が上がるにつれて利用時間が少なくなっています。
そのため入居者に高齢者が多い場合は、インターネット無料設備を導入しても効果はあまり期待できないかもしれません。
このように所有している物件の入居者層によってニーズは異なります。インターネット無料設備の導入には、十分費用対効果を考えることをおすすめします。
インターネット無料は8年連続人気No.1の設備
引用:全国賃貸住宅新聞『2022年この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる』
上記は全国賃貸住宅新聞が発表した『この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる』2022年の結果です。このランキングは、全国の賃貸仲介業者や不動産管理会社を対象に毎年おこなわれているアンケートで、最新の賃貸需要のトレンド指標として多くの大家さんが注目しています。
そのランキング結果を見ると、単身者向け・ファミリー向け賃貸物件ともに「インターネット無料」が第1位を獲得しています。しかも単身者向けだけでいえば、「インターネット無料」は8年連続で第1位を獲得している人気設備なのです。
もちろん単身者だけでなく、ファミリー向け物件でもインターネット無料は人気です。
スマートフォンの普及によって、ひとり1台スマートフォンを持つのは当たり前となっています。
またオンライン接続コンテンツが増える家庭用ゲーム機の存在や、スマートスピーカーなどのIoT家電の導入もすすむなか、無料で使い放題できるインターネット回線の存在は家計にも優しい設備として重宝するでしょう。
集合住宅のインターネット無料設備の普及率は?
大家さんだけでなく入居者にとってもメリットのあるインターネット無料設備ですが、現況ではどのくらい普及しているのでしょうか。
引用:MM総研『全戸一括型マンションISP(インターネット接続事業者)のシェア調査2022年3月末』
上記はⅠCT市場調査コンサルティングのMM総がおこなった『2022年3月末時点の全戸一括型マンションISP(インターネット接続事業者)のシェア調査』の結果をグラフにしたものです。(全戸一括型マンションISP=インターネット無料)
それによると、2022年3月末時点の全戸一括型マンションISPによるサービス提供戸数は442.7万戸で、前年同月末比で61.0万戸の増加となり、過去最高を更新した2020年度を上回る増加数となったとのことです。
これは新型コロナウイルス感染症対策として在宅勤務などによる固定インターネット回線の需要の増加を背景に、賃貸物件を中心に全戸一括型での導入が進んだとみられています。
加えてインターネット回線導入増加の後押しとなっているのが、クラウドカメラや宅配ロッカー、IoTサービス(スマートロック、ホームIoTなど)などの付加価値サービスの存在です。
インターネットとの親和性の高いこれらのサービスの提供が、安心した暮らしや利便性を求める入居者に広く求められていると考えられます。
そうした入居者需要もあり、2022年以降も引き続き、全戸一括型マンションインターネットの提供戸数は前年度と同規模に伸びるとの予測です。
また今後は、インターネット無料だけでなく、より高速なインターネット回線のニーズが高まると考えられています。こういった入居者ニーズに対応し、安定した賃貸経営につなげていくとよいでしょう。
アイネットの「インターネット無料」の概要
画像:アイネット
所有する賃貸物件にインターネット無料設備の導入を検討中の大家さんに、導入実績年間20,000戸以上の無料インターネット設備会社「アイネット」をご紹介します。
「アイネット」は、業界の中でも高い成長率を誇っており比較検討する際にはオススメのサービスです。弊社が提携するプロパンガス会社とご契約いただくことで、高速インターネット回線を初期費用0円でご提供いたします。
また下記のようなメリットもあります。
他社より10~20%ほど安い月額料金
「アイネット」は光回線事業者としてサービスを自社で完結しております。コストを最小限におさえたことで、他社より10%~20%ほど安い月額料金を実現することが可能です。また、大家さんが求める内容と状況に見合ったプランをご提案します。
通信回線は最新の「IPv6」だから速い!
「アイネット」で提供する通信回線はIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続方式をご提供し、Wi-Fi端末はWi-Fi6(11ax)対応の端末を採用しています。入居者様は快適な高速インターネット接続をお楽しみいただけます。
24時間365日対応!安心サポート付き
「アイネット」のコールセンターは24時間365日対応しています。万が一、回線に問題が発生した際は専任スタッフが迅速に対応できる体制を整えています。
IoT機器などオプションが充実
「アイネット」では、Alexa搭載のホームゲートウェイをはじめ、室内コミュニケーションカメラ、スマートロック、スマート家電リモコンなど、多様なIoT機器をオプションとしてご用意しています。物件の付加価値を上げるためにも、ぜひご検討ください。
入居者募集を促進するためのサポート
「アイネット」ではインターネットが導入していることをアピールできる看板やチラシなどをご提供し、入居者様の獲得を支援させていただきます。
インターネット無料設備の導入手順を紹介
賃貸アパートにインターネット無料設備を導入する場合、新築物件と中古物件では流れが異なります。新築物件に導入する場合は、竣工にあわせてサービスを開始できるよう設計段階からお打ち合わせさせていただき
ここでは、中古物件を購入しインターネット無料設備を導入する際の流れを紹介します。
①お問い合わせ
エリアや物件の概要、ご要望をお伺いしたうえで、サービスプランや仕組などをご説明させていただきます。
②現地調査・お見積提示
物件を調査したうえで、お客様のご要望に沿ったお見積もりをご提示させていただきます。
③お申込み
ご提示したお見積もり内容の中から、ご納得のいくものがあればお申し込みをいただきます。ご相談のうえ工事日を決定いたします。
④入居者様への告知
工事のスケジュール決定と合わせ、必要に応じて入居者様への告知をしていただきます。
⑤設備工事(宅外・宅内)
インターネット無料設備の導入工事(宅外でのインターネット回線引き込み工事、宅内で分配工事)をおこないます。
⑥サービス提供開始
接続テストをおこない、問題がなければ工事は完了です。その日からインターネット無料をお使いいただけます。
導入までの期間の目安
中古物件へ導入する場合、お問い合わせからサービス開始まで1ヶ月~2ヶ月程度かかるのが一般的です。工事が集中する繁忙期はさらに時間がかかる場合もあるため、できるだけ早く問い合わせや申し込みをおこなうことをおすすめします。
まとめ
初期費用0円でインターネット無料設備を導入する方法や、初期費用0円になる仕組みについて解説しました。インターネット無料設備を初期費用無料で導入する方法はいくつかありますが、おすすめはインターネット会社が提携するプロパンガス会社に乗り換えることです。
ただし、乗換後のガス料金が乗り換え前に比べて高額すぎないことをしっかり確認する必要があります。
またインターネット無料設備を導入する場合は、インターネット会社に直接依頼することで手間も時間もかからず、一番スムーズに導入が可能です。
インターネット無料設備は、大家さんと入居者双方にメリットがある便利な設備です。導入する際は費用対効果のためにも、ぜひ初期費用無料のインターネット無料設備をご検討ください。