【大家さん向け】マンション・アパートへの無料Wi-Fi・無料インターネット導入に関して徹底解説
無料Wi-Fiや無料インターネットが、マンションやアパートの賃貸経営の空室対策になると聞いたことのある大家さんは多いと思いますが、次のような疑問を持つ人も多いでしょう。
「無料のWi-Fiやインターネットが空室対策になるのはなぜ? 」
「無料のインターネットの種類や導入手順は? 」
「無料のインターネット導入で気を付ける点は? 」
そこで今回は、アパートやマンションに無料Wi-Fi・インターネット設備を導入するメリットや回線の種類、費用目安などを紹介しながら、「無料インターネットが空室対策につながる理由」について解説します。
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目次[非表示]
- 1.インターネット無料、アパート/マンションWi-Fi無料とは
- 1.1.インターネット無料とは
- 1.2.アパート/マンションWi-Fi無料とは
- 1.3.「Wi-Fi無料」と「インターネット無料」は何が違う?仕組みを解説
- 1.4.アパートWi-fiの電波は弱い・遅い・繋がらないって本当?
- 1.5.アパートWi-fiの設置工事の費用やおすすめ業者は?
- 2.今、なぜアパートやマンションにWi-Fiが必要か
- 3.賃貸経営のインターネット導入費用対効果は?
- 4.Wi-Fiでインターネット無料の賃貸物件で訴求すべき理由5選
- 4.1.理由その1:スマホの普及率が上昇している
- 4.2.理由その2:インターネット無料は人気設備ランキングで連続1位を獲得
- 4.3.理由その3:賃貸物件情報サイトの「インターネット無料」で検索率アップ!
- 4.4.理由その4:入居者にとってメリットがある
- 4.5.理由その5:競合物件との差別化ができ空室対策につながる
- 5.マンションへの無料Wi-Fi・無料インターネット設備導入のメリットの検証
- 5.1.物件の露出が増える(高い訴求効果)
- 5.2.近隣物件との差別化
- 5.3.退去防止
- 5.4.インターネット無料設備は安価な投資で効果抜群
- 6.マンションへの無料Wi-Fi・無料インターネット設備導入のデメリット
- 6.1.インターネットの回線速度が遅い場合がある
- 6.2.導入費用がかかる
- 7.Wi-Fi・インターネットの導入方法
- 8.賃貸経営におけるインターネット回線導入のコストと注意点とは
- 8.1.工事費用
- 8.2.月額費用
- 8.3.インターネット導入の注意点
- 9.インターネット無料の賃貸ではセキュリティに注意が必要
- 9.1.OSのバージョンを最新にする
- 9.2.セキュリティ対策ソフトを入れる
- 9.3.パスワードを複雑にする
- 10.インターネット無料の場合の接続方法
- 11.賃貸物件を探す人の流れとリテラシー
- 12.入居者が検討するマンションインターネットの選択肢
- 13.マンション/アパートに無料Wi-fiを設置する方法3選!工事なしも
- 13.1.1.共有部設置型Wi-Fi
- 13.2.2.埋め込み型Wi-Fi
- 13.3.3.置き型Wi-Fi
- 14.マンション/アパートに無料Wi-fiを設置する工事費用
- 15.マンション/アパート無料Wi-fiのご契約/導入までのながれ
- 16.マンション/アパート無料Wi-fiを設置するならアイネット
- 16.1. 他社より10~20%ほど安い月額料金
- 16.2.24時間365日対応!安心サポート付き
- 16.3.IoT機器のオプションが充実
- 17.無料インターネット導入のコツは「速度」
- 17.1.指標は動画視聴できる速度かどうか
- 17.2.lot機器がスムーズに動く?
- 17.3.夜の速度は
- 18.インターネット無料の賃貸を選ぶ入居者のメリット・デメリット
- 18.1.ネットにこだわりのない人にはメリット
- 18.2.速度・品質重視の人にはデメリット
- 19.インターネット無料の賃貸物件に入居する前の確認ポイント
- 20.インターネット無料ではない賃貸マンションでインターネットにかかる費用は?
- 20.1.インターネット回線の契約料・使用料など
- 20.2.プロバイダ月額利用料
- 21.インターネット無料ではない賃貸マンションに導入しておきたい回線の種類
- 21.1.固定回線
- 21.2.モバイル回線
- 21.3.ホームルーター
- 21.4.スマートフォンのテザリング
- 22.よくあるアパート/マンションに引かれている回線の種類
- 22.1.フレッツ光(NTT東日本・西日本)
- 22.2.auひかり
- 23.インターネット無料の賃貸がおすすめの入居者・おすすめでない入居者
- 23.1.インターネット無料の賃貸がおすすめの入居者
- 23.2.インターネット無料の賃貸がおすすめでない入居者
- 24.インターネット無料のマンションを選ぶ際の注意点
- 24.1.入居前に回線業者やプロバイダを確認する
- 24.2.セキュリティ対策は自分でおこなう
- 25.インターネットの回線速度が遅い場合の解消法
- 25.1.デバイスの再起動とインターネットの再接続
- 25.2.LANケーブルを使って有線接続する
- 25.3. Wi-Fiルーターの設置場所を変える
- 25.4.接続中のデバイスを減らす・中継器を使う
- 26.マンション/アパート無料Wi-fiまとめ
- 27.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
- 28.この記事を読んだ方に人気の記事
インターネット無料、アパート/マンションWi-Fi無料とは
賃貸物件の設備項目に書かれている「インターネット無料」と「Wi-Fi無料」。同じものだと思っている人も多いようですが、両者には違いがあります。ここでは、その違いを詳しく解説します。
インターネット無料とは
「インターネット無料」とは、すでに部屋までインターネット回線が通っていて、入居後すぐにインターネットが使用できる状態を言います。尚、「インターネット完備」と記載されている場合もあります。インターネットを使用するために必要な手続きは、すでに物件オーナー(大家さん)がおこなっているため、入居者はプロバイダ契約やネット料金の支払いは不要です。
各部屋にはインターネット用のLANコンセントが設置されており、パソコンなどであればLANケーブルでつなぐだけですぐにインターネットが利用できますが、スマホを使用するには別途Wi-Fiルーターが必要な場合もあります。
アパート/マンションWi-Fi無料とは
アパートやマンションの「Wi-Fi無料」とは、建物の共有部分などに設置されたWi-Fiルーターから各部屋まで電波を飛ばす、または各部屋にWi-Fiルーターが設置されている状態を指します。入居者は、あらかじめ知らされたWi-Fiのパスコードなどを入力するだけで入居後、すぐにスマホやタブレットでインターネットに接続・使用ができます。
尚、こちらもインターネットを使用するために必要な手続きは、物件オーナー(大家さん)がおこなっているため、入居者による手続きや支払いは不要です。
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「Wi-Fi無料」と「インターネット無料」は何が違う?仕組みを解説
Wi-Fi無料とは、インターネット回線とWi-Fiの電波の2つが物件に引き込まれており、無料でインターネットが利用できるということです。インターネット無料は、インターネットの回線は無料で利用できるが、Wi-Fiの電波は飛んでないためWi-Fiルーターなどを入居者様個人で用意する必要があります。
所有物件にインターネット回線しか引き込まれていない場合は、Wi-Fiルーターを設置し、物件のインターネット回線を無線のWi-Fi電波にして各戸へ飛ばし、Wi-Fi無料の物件として打ち出しましょう。
スマホやタブレットでインターネットを利用している人にとって、Wi-Fiは必須設備となります。そのため、インターネット無料よりもWi-Fi無料のほうが需要があります。
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関連記事:アパート無料Wi-fiとは?空室対策につながる理由とメリットデメリットを解説
アパートWi-fiの電波は弱い・遅い・繋がらないって本当?
Wi-Fiを設置する方法は3つあります。
メリット |
デメリット |
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共用部設置型Wi-Fi |
・各戸の工事不要
・工事費用が安い
・共用部の工事は最短1日で終わる
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・Wi-Fi電波弱い
・インターネット接続遅い
・設置できる建物の構造が決まっている
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埋め込み型Wi-Fi |
・各戸にWi-Fiルーターを設置するため、電波がよく通信が安定している。
・コンセントにWi-Fiルーターを埋め込むため、見た目もすっきり
・埋め込むため、退去時に持ち去られる心配ない
|
・各戸の工事が必要
・各戸の工事が必要なため入居者様と日程調整をおこなう必要がある
・工事費用が高い
|
置き型Wi-Fi |
・各戸の工事不要
・各戸にWi-Fiルーターを設置するため、電波がよく通信が安定している。
|
・置き型Wi-Fiルーターのため、退去時に持ち去られる心配がある
・置き型のため場所を取る
|
関連記事:アパートに導入するWi-fiインターネットの速度目安!大家さんに知ってほしい遅い理由と間違った3つの認識
関連記事:マンション/アパートのインターネット(wif)が遅い理由と解決方法は?
アパートWi-fiの設置工事の費用やおすすめ業者は?
アパートWi-Fiの工事費用は、業者により異なります。
ここでは3つのおすすめ業者をご紹介します。
1位:アイネット
アイネットは、年間に全国20000世帯への導入を誇っている企業になります。導入後の入居率アップのためのサポートが充実しているため、非常にオススメです>>アイネット 人気No.1の無料インターネットサービス
2位:バッファロー
バッファローでは、「共用部設置型タイプ」や「テレビ配線タイプ」など、物件に合った方法でインターネットを導入することができます。>>バッファロー アパートWi-Fi
3位:エレコム
エレコムでは、Wi-Fiプラン提案のため、事前調査、設置工事、運用からサポートまで全てを社内でサポートしてくれます。>>エレコム アパート・マンション向け Wi-Fi導入サービス
今、なぜアパートやマンションにWi-Fiが必要か
年々スマホの普及率が上昇しているなか、賃貸物件の入居者からもWi-Fiを利用できる環境が求められています。
上記は、総務省がおこなった令和2年度版「情報通信機器の所有状況」です。2019年にはスマホの世帯保有率が83.4%、モバイル端末全体では96.1%と過去最高になりました。この結果から、多くの人にとってスマホが欠かせないアイテムであることがよくわかります。
しかし、Wi-Fiに接続されていない環境でスマホを使用する場合、パケット通信を使うことになります。パケット通信は、利用できる容量によって料金が異なるため少ない容量のパケット契約している人も多いです。
そんななか、賃貸物件の入居者の注目を集めているのが、「パケットを気にせずスマホでさまざまなコンテンツを楽しむことができる」Wi-Fi無料の賃貸物件への入居です。
また、入居者個人がインターネット契約をした場合、毎月約5千円~7千円程度のネット料金が発生します。しかし、Wi-Fiが無料で使える賃貸物件に入居すれば、その額を節約できることも大きな魅力のひとつとなっています。
現在の賃貸物件市場でWi-Fi・インターネット無料の物件数は、まだまだ少ないのが実状です。そのためWi-Fi・インターネット無料設備を導入することは、近隣の競合物件との差別化を図れます。
スマホの普及によって求められる賃貸物件のWi-Fi無料やインターネット無料の設備を導入することで、競合物件との差別化につながるとともに空室対策にもつながるのです。
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賃貸経営のインターネット導入費用対効果は?
アパートのオーナーが所有物件にインターネットを導入したいと思った際に気になるのは、導入費用ではないでしょうか。
インターネット導入にかかる費用は安くないため、費用もきちんと事前に計算しておくことをおすすめします。
インターネット導入する場合の費用
インターネットを導入する場合、まずは、インターネット回線会社へ依頼をかけましょう。複数の業者へ見積もり依頼をし、比較して検討することをおすすめします。
インターネット回線会社は数多くあるため、どの会社が良いのか悩みますが、費用や工事内容、工事期間などを比較して決めましょう。
2階建て10戸のアパートのシミュレーション
2階建て10戸のアパートの場合は、導入費用がいくらかかるのかシミュレーションしてみましょう。
10戸中4部屋空きがあり、家賃を値下げするのか、インターネット無料設備を導入するか悩んでいた場合、周辺にインターネット無料付きの物件がなく、ターゲット層にもインターネット無料の需要が高いと考えた時は、迷わずにインターネット無料を導入しましょう。
インターネット導入の際は、以下の費用がかかります。
- インターネット初期工事費用 約32万円
- 毎月のインターネット利用料 約1万円
引用:不動産投資ユニバシティ失敗しない不動産投資が学べる! アパート経営の無料インターネット導入は効果があるか?
無線Wi-Fi環境をDIYすると導入コストの削減になる?
インターネットを導入する際は費用がかかるため、無料Wi-Fi環境をDIYすることでコスト削減をすることも可能です。
DIYすると、初期費用は3万円で、毎月の固定費は月々1回線分となります。
しかし各部屋にLAN配線を通す場合は、技術が必要となり、素人では難しいです。Wi-Fiルーターを共有部に置くことは簡単だが、この方法は木造にしか対応していません。
また、自分でインターネット回線を引いて他者に提供するとなると電気通信事業者の届け出が必要になります。色々と手間がかかるため、素人は手を出さないほうが良いです。
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Wi-Fiでインターネット無料の賃貸物件で訴求すべき理由5選
ここではWi-Fi無料やインターネット無料設備を賃貸物件に導入することで得られるメリットをまとめました。なぜ、インターネット無料設備が空室対策につながるか、ぜひご確認ください。
理由その1:スマホの普及率が上昇している
上で述べたようにスマホの普及率は年々上昇しています。世帯保有率83.4%という数字は、もはや「スマホは持っていて当たり前」と言えるかもしれません。
それだけスマホが日常生活に欠かせないアイテムであることから、パケット通信を気にせず自宅で思う存分スマホを使用できる、Wi-Fi無料やインターネット無料の設備がある賃貸物件は、入居者にとって入居の決め手となる大きな魅力のひとつです。
理由その2:インターネット無料は人気設備ランキングで連続1位を獲得
上記は「全国賃貸住宅新聞」が発表した「人気設備ランキング」の結果です。このランキングは、全国の賃貸仲介業者や不動産管理会社を対象に毎年おこなわれるアンケートで、最新の賃貸需要のトレンド指標として多くの大家さんが注目しています。
そのランキング結果を見ると、単身者向け・ファミリー向け賃貸物件ともに「インターネット無料」が5年連続1位を獲得しているほどの人気設備です。
ファミリー向け物件でもインターネット無料は2年連続1位でした。このことから単身者はもちろん、家族全員それぞれがスマホを持つようになり、1戸単位で使用できるインターネット無料設備が求められるようになったと推測できます。
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理由その3:賃貸物件情報サイトの「インターネット無料」で検索率アップ!
上記のような入居者のニーズを反映させているのが、賃貸物件ポータルサイトの物件検索条件です。ほとんどの大手賃貸物件ポータルサイトでは物件検索の条件として「インターネット無料」が選択できるようになっており、インターネット無料物件を特集したページも存在します。
所有する物件にインターネット無料設備を導入していれば、検索結果として表示される回数が増えて入居してもらえる確率も上がり空室対策につながりますが、逆に未導入であれば入居希望者の目に物件情報が触れることさえないのです。
このようにインターネット無料の設備は、入居希望者の選択肢のひとつとして定着しつつあります。
どの業者であっても、まずは気軽にお問い合わせすることからスタートすることをお勧めします。
理由その4:入居者にとってメリットがある
入居者にWi-Fi無料やインターネット無料のある賃貸物件が選ばれる理由は、入居してすぐにスマホのパケットを気にせず思う存分インターネットが使えて、しかもインターネットを使用するための初期費用や月々のネット料金が不要になることです。
Wi-Fi・インターネット無料設備がない賃貸物件の場合、入居者自身がインターネット回線利用のために回線引込工事を申込んだりプロバイダ(ネット業者)との契約をおこなわなくてはなりません。また、そのための工事費用や月々のネット使用料を支払う必要があります。
これらの手続きは時間がかかるため、入居してすぐにスマホを使用することはむずかしく、室内工事が必要な場合はさらに使用開始まで時間がかかってしまいます。
このように手間や時間、お金をかけずに済むため、Wi-Fi無料やインターネット無料設備のある物件を選ぶ人が増えているのです。
理由その5:競合物件との差別化ができ空室対策につながる
入居者にとってWi-Fi無料やインターネット無料はメリットの多い設備ですが、新築物件や築浅物件を除けば、上にも書いたように導入済みの賃貸物件数は少ないのが実状です。そのため一度入居すれば、立地や家賃、設備など同条件の賃貸物件が見つからない限りは退去せずに居住してもらえる可能性が高まりますが、退去させないことは最強の空室対策と言えるでしょう。
また、Wi-Fi無料やインターネット無料設備を導入することで、近隣の競合物件との差別化につながります。ただし、今後はWi-Fi・インターネット無料設備を導入する賃貸物件が増えると予想されます。導入するのであれば早ければ早いほど、効果を生み出すことが可能となるでしょう。
マンションへの無料Wi-Fi・無料インターネット設備導入のメリットの検証
無料Wi-Fi、無料インターネット設備を導入することは、さまざまなメリットがあります。近隣物件との差別化や退去防止にもなります。
インターネット導入には費用がかかりますが、その分メリットが多いことをご紹介します。
物件の露出が増える(高い訴求効果)
インターネット無料を導入していると、入居希望者がインターネットで賃貸を探す際に「無料インターネット利用可」と条件を選択した場合に表示されます。このように検索結果に表示される回数が増え、見てもらう機会も増えます。
近隣物件との差別化
周辺の間取りや家賃が似た物件と差別化をはかることができます。
最近では、インターネット無料を導入している物件も増えているため、物件を探している入居希望者様は、家賃・管理費等込みで考えて、インターネットが無料で入っているのかを検証します。トータル全てを考えた上でお得だと感じたら、入居を検討します。
退去防止
インターネット無料導入物件から、未導入物件へ引っ越したいという方はほとんどいません。
未導入物件へ引っ越しをする際に、今まで無料だったインターネット利用料金を月々約5,000円程払わなければならなくなります。そのリスクを背負って引っ越しを考える方は少ないため、退去防止になります。
インターネット無料設備は安価な投資で効果抜群
インターネット無料設備は、大規模なリフォームやリノベーションと比較すると、安価で導入することが可能です。
空室対策や退去防止のために何か対策をしたいと思っている大家さんにはおすすめの設備です。
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マンションへの無料Wi-Fi・無料インターネット設備導入のデメリット
空室対策として大きな効果が期待できる無料Wi-Fi・無料インターネット設備の導入ですが、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。
インターネットの回線速度が遅い場合がある
基本的にアパートやマンションなどの集合住宅にインターネット回線を導入する場合、入居者全員で1本のインターネット回線をシェアする仕組みになります。
そのため、インターネットの利用が集中しやすい夜間などにはネット回線に負荷がかかり速度が低下しやすくなります。
あまりにも通信速度が遅いと、入居者からのクレームになってしまうこともあるため、賃貸アパートやマンションに無料Wi-Fi・無料インターネット設備を導入する際は、通信速度を重視して選ぶ必要があります。
そのためには、まず接続方式が「IPv6」に対応しているインターネット回線かどうか確認しましょう。
IPv6では、「IPoE(Internet Protocol over Ethernet)」方式を採用しています。IPoEとは新しい通信方式で、網終端装置を通さずに直接データ送受信が可能です。
IPv6に対応しているインターネット回線を選ぶことで、通信速度が遅いなど入居者からの不満を軽減できるでしょう。
導入費用がかかる
賃貸マンションなどに無料Wi-Fi・無料インターネット設備を導入する際は費用がかかります。
そのため導入前には、まず「無料インターネット設備を導入するためにかかった費用を、空室が解消することで得られる賃料や値上した賃料で、回収できるかどうか」といった費用対効果を検討する必要があります。
無料Wi-Fi・無料インターネット設備を導入してメリットが得られる場合は、入居率アップや賃料の上乗せによる増収が見込める場合のみです。
一般的にスマートフォンやパソコン、オンラインゲームを利用するのは若者世代が多いです。逆に高齢者はそれほどインターネットを必要としない傾向があります。
そのため入居者に高齢者が多い場合は、無料Wi-Fi・無料インターネット設備を導入しても十分な収益に結びつかない可能性があるため注意が必要です。
まずは入居者層を確認したうえで、無料Wi-Fi・無料インターネット設備導入を検討しましょう。
Wi-Fi・インターネットの導入方法
賃貸物件に導入するWi-Fiやインターネットは、各部屋までLANケーブルでつなぐ「有線方式」とWi-Fi電波を飛ばす「無線方式」の2種類があります。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
Wi-Fi・インターネットの導入方法1:有線方式
「有線方式」とは、外から建物に引き込んだインターネット回線を各部屋にLANケーブルをつないで分配する方法です。Wi-Fiを使用するには各部屋に設置されたLANコンセントとWi-Fiルーターなどを接続するのが一般的ですが、埋め込み型Wi-Fiの場合はルーター等が不要です。
有線方式のメリットは、Wi-Fiルーターを自室内に設置するため、無線方式に比べて電波が届きやすく安定すること。また、LANケーブルを使用することで良好な接続が確保できるため、パソコンのオンラインゲームや動画の生配信、大事なリモート会議など、途中で回線落ちしたくない人におすすめです。
対してデメリットは、LANケーブルを各部屋へつなぐため室内工事です。そのた物件に入居者がいる場合は在宅時に工事をおこなわせてもらわなくてはならず、日程が合わないと工事完了・導入まで時間がかかることもあります。また、その工事費用も必要です。
Wi-Fi・インターネットの導入方法2:無線方式
「無線方式」とは、外から建物内に引き込んだインターネット回線を敷地内(共有部など)に設置した無線ルーターで電波を飛ばし、各部屋でインターネットを共有します。そのため各戸にルーターは不要です。
無線方式のメリットは、工事が必要なのは共有部などだけなので、各部屋の工事が不要なため、導入まで短時間で済むことです。また工事費用も有線方式に比べて安くなります。
デメリットは、Wi-Fiの敷地内に設置したルーターからの距離や障害物があるとWi-Fi電波が届きにくく、接続が切れてしまうこともあります。また、木造以外の構造では各部屋に電波が届かないこともあるため、事前に電波が届くかどうか業者にテストしてもらいましょう。
尚、共有部にルーターを設置する以外のWi-Fiインターネット設置方法については、下記の「マンション/アパートに無料Wi-fiを設置する方法3選!工事なしも」の項をご覧ください。
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賃貸経営におけるインターネット回線導入のコストと注意点とは
工事費用
開通工事の費用は、マンションやアパートの規模や使用するプロバイダーなどにより異なりますが、一般的に50万~120万円程度です。
有線方式よりも、無線方式の方が費用は安く、2~3割程度コストを抑えることができます。
月額費用
インターネットを導入すると、入居者様が無料で利用するため、月額費用は大家さんが負担しなければなりません。
月額費用は、マンションやアパートの部屋数、契約した回線業者、回線の種類などにより異なりますが、一般的には月2~4万円程度です。
インターネット導入の注意点
インターネットを導入する際に、いくつか注意点があります。
入居者様の層が、インターネットをあまり利用しない世代であると、入居者向上や入居者満足度向上の効果を得ることはできないかもしれません。現代では、幅広い世代でスマホを利用していますが、インターネットを頻繁に利用する世代は、若者が多いでしょう。
また、インターネット無料を導入し家賃を高く設定すると、より入居者様が集まらなくなる可能性があるため、インターネット無料を導入しても家賃はそのままにしましょう。
インターネット無料を導入する際は、マンションやアパートの入居者様はどの層が多いのか、パソコンとスマホの使用率はどのくらいなのかを調査した上で、導入を決定しましょう。
せっかく費用をかけて導入しても効果が出なかったら意味がないため、費用対効果をきちんと意識することが大切です。
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インターネット無料の賃貸ではセキュリティに注意が必要
インターネット無料を利用する際は、特にセキュリティに気を配る必要があります。
セキュリティの安全性は、アパートやマンションで契約している回線によって異なります。セキュリティが万全な物件もあれば、不十分だと感じる物件もあるため、心配な場合は事前に確認するとよいでしょう。
なお、セキュリティの強度に関係なく、自身で以下のようなセキュリティ対策をおこなうことをおすすめします。
OSのバージョンを最新にする
PC、スマホともにOSを古いバージョンのまま使用していると、ぜい弱性が修正されず、ウイルスや不正アクセスなどの被害にあう危険性が高くなります。
最新OSにはセキュリティのぜい弱性をカバーするためのプログラムが含まれています。更新があればできるだけ早くアップデートをおこない最新OSにしましょう。
セキュリティ対策ソフトを入れる
セキュリティに不安がある場合は、PCやスマホにセキュリティ対策ソフトを入れましょう。費用をかけたくない場合は無料のセキュリティソフトを使用するとよいでしょう。
パスワードを複雑にする
パスワードは推測されにくいよう、工夫することが大事です。たとえば英大文字と英小文字、数字や記号などを組み合わせて複雑なパスワードにしたり、桁数を増やしたりするのもセキュリティ対策として効果的です。
インターネット無料の場合の接続方法
インターネット無料の賃貸物件は、パソコンをLANケーブルでつなぐだけで入居後すぐにインターネット接続できるのが最大のメリットです。
ただし、スマホやタブレットなどをWi-Fi接続するためには、Wi-Fiルーターが必要です。部屋にWi-Fiルーターがない場合は自分で用意しなければなりません。事前にWi-Fiルーターの有無を確認しておきましょう。
なお、自身でWi-Fiルーターを設置し、インターネットを利用するための手順は以下のようになります。
1.Wi-Fiルーターを設置し、ONUとケーブルでつなぐ
Wi-Fiルーターに付属されたLANケーブルを使用して、しっかりつなぎましょう。
2.Wi-Fiルーターを設定モードにする
ルーターの電源を入れ、設定モードボタン(自動設定の場合はWPSボタン)を長押して設定モードにします。
3.パソコンやスマホをWi-Fiルーターに接続する
手動でSSIDとパスワードを入力するか、端末もWPS対応であればWPSボタンを押すだけの自動接続機能を使って、Wi-Fルーターとパソコンやスマホを接続します。
4. 接続しやパソコンやスマホから接続設定をする
表示された設定画面の指示に従って必要事項を入力します。「接続完了」と表示されればWi-Fiが利用できるようになります。
関連記事:大家向け マンションの入居者からwifi接続(インターネット)ができないと言われたら?
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賃貸物件を探す人の流れとリテラシー
インターネット無料設備の導入は、入居者にとっても大家さんにとってもメリットがあります。しかし、ここで気をつけたいのが「入居者が求めるWi-Fi・インターネット無料」と「物件に導入したWi-Fi・インターネット無料」に齟齬がないかです。
入居者の多くはインターネットを駆使して物件情報を検索しています。その流れで、「入居者が賃貸物件を借りる際の注意点」などの情報を知る機会は少なくないでしょう。
「部屋を借りよう」と考える人は、おおむね以下の流れで部屋を探し、入居する物件を決定します。
① 物件検索サイトで検索
② 不動産屋さんに仲介をお願いする
③ 物件の内見
④ 条件確認
⑤ 契約
⑥ 入居
コロナウィルスの影響で、以前に比べて①の段階で、賃貸物件情報を収集する人が増えました。最近では、②~④もオンラインで済ませる人も多く、場合によっては⑤の契約もオンラインで済ますことも。入居希望者が①~④の手順をインターネットでおこなう過程で、「Wi-Fi・インターネット無料設備」についてのメリットやデメリットを把握していても不思議ではありません。
特に、「ネットが無料の分、家賃や共益費に上乗せされているらしい」、「インターネット速度が遅くて使えない」など、ネガティブな情報もネット上で見受けられます。こういった情報をネット上で読んだ入居希望者は、検討中の物件に問題はないか気になるはずです。
そして、賃貸物件情報に書かれた部分だけを鵜呑みにせず、検討中の物件家賃を周辺の家賃相場と比較したり、賃貸不動産ポータルサイトを通して確認したり、「この物件なら大丈夫」と判断した物件を選ぶことになります。
インターネットの普及によって入居者は、多くの賃貸物件を選択するための情報を得ることができ、そして、その情報をもとに「自分が求める内容と齟齬のない物件=良質な物件」を選ぶことが可能になったのです。
大家さんは、Wi-Fi・インターネット無料の設備を単なる空室対策として導入するだけでなく、入居者は多くの知識を持っていることを理解したうえで、入居者の期待に応えられるインターネット設備の導入を意識する必要があるのです。
入居者が検討するマンションインターネットの選択肢
入居する賃貸物件にどんなインターネット設備があるのか、入居希望者が物件選びの段階でしっかりチェックしていることは、先にお伝えした通りです。
ここでは、賃貸物件に記載されているインターネットの種類が入居率にいかに影響するかを解説します。
①インターネット完備(インターネット無料)
当記事でお伝えしたように、回線契約やネット使用料不要で入居直後にインターネットが利用できることから、入居条件の上位に位置するインターネット設備となります。導入している物件が少ないこともあり、入居者を獲得しやすい物件です。
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②インターネット対応
物件の共有部まではインターネット回線が届いてる状態です。部屋でインターネットを使用するためには、入居者が個人で回線引き込み工事の申し込みやプロバイダ契約を結び、毎月のネット料金を支払う必要があります。
インターネット完備(無料)に比べてインターネット対応の賃貸物件数は非常に多く、賃貸物件ポータルサイトでも入居条件のひとつとして選択が可能です。無料のインターネット設備を必要としていない人であれば不満は感じないでしょう。
③ 光ファイバー対応
物件の共有部まで光回線が届いている状態です。上記のインターネット対応と似ていますが、通信速度の速い「光回線」に対応していることをアピールしています。こちらも部屋へ回線を引き込む工事やプロバイダ契約、ネット料金の支払いは自分でおこなわなくてはなりません。
尚、単に「インターネット対応」としか書かれていなくても、光回線が使用されている場合もあります。
④インターネット未導入
インターネット未導入とは、その建物自体にインターネット回線が通っていない物件を指します。その建物内でインターネットを使うには、大家さんが建物までネット回線を引き込む工事をおこなうか、入居者がホームルーター(スマホのキャリア回線を利用して無線でインターネットを利用する)やポケットWi-Fiなどの通信端末を個人で契約することになります。
スマホの普及率が上がっている昨今、インターネット未導入の物件数も減りつつありますが、わざわざインターネット未導入の賃貸物件を選ぶ人は非常に少ないため入居率に関してはあまり期待できません。
関連記事:「無料インターネット」でアパート経営はどう変わる?導入の流れと導入事例も紹介
マンション/アパートに無料Wi-fiを設置する方法3選!工事なしも
賃貸マンションやアパートに無料のWi-Fiを導入する際の設置方法はいくつかありますが、ここでは代表的な3つの方法をご紹介します。
1.共有部設置型Wi-Fi
建物に引き込んだインターネット回線を建物の敷地内(共用部など)にWi-Fiルーターを設置し、各部屋にWi-Fi電波を飛ばす方法です。今回紹介するWi-Fi無料の設置方法としては一番多い方法です。
共有設置型のメリットは、工事をおこなうのはルーターを設置する場所だけ。各部屋の工事が不要なため工期が早く工事費用が安いことがあげられます。
デメリットは、Wi-Fiルーターの設置場所から部屋までの距離があったり障害物があったりする場合、インターネット接続が遅くなったり繋がりにくいこともあります。また、設置できるアパートの構造に制限があるので、導入前は必ずWi-Fi電波のチェックを業者に依頼しましょう。
2.埋め込み型Wi-Fi
「埋め込み型Wi-Fi」は、途中までは有線方式(建物に引き込んだインターネット回線をLANケーブルで各部屋につなぐ)で、その後は各部屋に設置したWi-Fiルーターを埋め込んだコンセントを通じてWi-Fiを共有する方法です。
メリットは、Wi-Fiルーターが室内にあるため、共有部設置Wi-Fiに比べてインターネット接続が安定します。また、Wi-Fiだけでなく有線LAN接続もできるので、オンラインゲームなど特に安定した回線を求める入居者にも満足してもらえます。さらにWi-Fiルーターは壁に埋め込まれているので電源ケーブルや配線が不要なため、部屋がスッキリするのもメリットのひとつです。
デメリットは、各部屋までのLANケーブルが通っていないと設置できないこと。また各部屋の室内工事も必要なため、物件に入居者がいる場合は導入まで時間がかかる場合も。設置工事の費用も必要ですが、埋め込み型Wi-Fiコンセントは従来のLANコンセントに比べて割高なこともあります。
3.置き型Wi-Fi
「置き型Wi-Fi」は、各部屋まで引いたLANケーブルに、外付けの置き型Wi-Fiルーターを接続する方法です。
メリットは、埋め込み型Wi-Fi同様、Wi-Fiルーターが室内にあるため、共有部設置Wi-Fiに比べて接続が安定していることや、ルーターの種類によっては有線LAN接続もできることです。また、置き型Wi-Fiの場合、各入居者に配布して各自で接続してもらうため工事は不要です。
デメリットは、別途ルーターを購入する必要があることと、置き型なので退去の際に持ち去られる可能性があることがあげられます。
関連記事:【大家さん必見】集合住宅タイプのインターネット回線の仕組みや導入方法を徹底解説
マンション/アパートに無料Wi-fiを設置する工事費用
賃貸アパートやマンションに無料Wi-Fiを設置する場合の工事費用は、設置方法や物件の戸数、構造によって、また、依頼する業者によっても工事費用には開きがあります。そのため、正確な導入費用を知るには業者に見積もり依頼が必要です。
ここでは、あくまで参考として工事費用の目安ご紹介します。
【共用部設置型Wi-Fi 2社の比較】
2社を比べてみると、それぞれの費用額は大きく異なることがわかります。年間費用だけを比べると圧倒的にB社のほうが安いのですが、ポイントは、障害発生時の費用が別途かかることです。業者によっては、こういったイレギュラーな料金がかかる場合もあるため、見積りを確認する際は不明なところがあればどんどん質問して明確な料金を把握することが重要です。
尚、インターネット業者によっては、初期費用が無料になる、お得なサービスを受けることも可能です。できるだけ導入費用をおさえたい大家さんにおすすめです。
関連記事:アパートのインターネットは無料にするべき?大家さん向けインターネット導入やWi-Fiに関するイロハ
マンション/アパート無料Wi-fiのご契約/導入までのながれ
賃貸マンションやアパートに無料Wi-Fiを設置する場合の一般的なながれを簡単にご紹介します。
1. 事前調査・ヒアリングを申込む
まずは、気になるネット業者に無料Wi-Fi導入を検討していることを伝えましょう。担当者が大家さんを訪問し事前調査・ヒアリングをしてくれるので、日時のアポイントメントを取ります。訪問調査終了時に、電波検査等を申し込みます。
2.電波調査・見積りを依頼する
電波がどのように飛ぶのかを専用機材を使用し電波調査がおこなわれます。その結果によってWi-Fiルーターの設置台数や設置場所が提案されるので、見積りとして提出してもらいましょう。
3.契約・施工
見積りを確認し、気に入れば契約を結びます。その後、施工がおこなわれます。設置が完了したら電波テストをおこない、問題ないことを確認したら導入完了です。
業者にもよりますが、共用部設置型Wi-Fiの場合は、事前調査申し込みから工事完了まで約1ヶ月と短期間で導入が可能です。また、サポートサービスとして定期検査やトラブル対応窓口が用意されている場合もあるので、かならず確認しておきましょう。
導入までの期間や取り扱っているWi-Fiルーターの種類、工事費用などは業者によって異なります。かならず複数の業者から見積りを取り、比較検討したうえで設置を依頼しましょう。
マンション/アパート無料Wi-fiを設置するならアイネット
出典:アイネット
ここで、導入実績年間20,000戸以上の無料インターネット設備会社「アイネット」をご紹介します。「アイネット」は、今回ご紹介した無料Wi-Fi・インターネット設備のポイントを備えているだけでなく、下記のようなメリットもあります。
他社より10~20%ほど安い月額料金
「アイネット」は光回線事業者としてサービスを自社で完結しているため、コストを最小限におさえることで、他社より10~20%ほど安い月額料金を実現することが可能です。また、大家さんが求める内容と状況に見合ったプランをご提案します。
24時間365日対応!安心サポート付き
「アイネット」のコールセンターは24時間365日対応しています。万が一、回線に問題が発生した際には、専任スタッフが迅速に対応できる体制を敷いています。
IoT機器のオプションが充実
「アイネット」では、Alexa搭載のホームゲートウェイをはじめ、室内コミュニケーションカメラ、スマートロック、スマート家電リモコンなど、多様なIoT機器をオプションとしてご用意しています。物件の付加価値を上げるためにも、ぜひご検討ください。
無料インターネット導入のコツは「速度」
所有物件に無料インターネットを導入する際のコツは、「速度」です。速度が遅いと、入居者様からクレームが入ってトラブルになる可能性もあります。せっかく費用を払って無料インターネットを導入するのであれば、速度にはこだわったほうが良いでしょう。
指標は動画視聴できる速度かどうか
動画視聴できるか速度が、1つの目安となります。
動画の解像度 |
推奨される持続的な速度 |
4K |
20 Mbps |
HD 1080p |
5 Mbps |
HD 720p |
2.5 Mbps |
SD 480p |
1.1 Mbps |
SD 360p |
0.7 Mbps |
YouTubeを視聴する際の解消度がHD720~1080pと言われているため、5Mbps以上の速度が出れば問題ないと言えます。
lot機器がスムーズに動く?
Iot機器がスムーズに動くことができる速度であることも重要です。
IoTは通信データ量は少ないですが、複数のIoTを繋いだり、アクセスが集中すると通信性能が悪くなる可能性があります。
夜の速度は
夜は昼よりも多くの人が家にいて、インターネットを利用するため、回線が混雑して通信速度が遅くなる場合もあります。
そのような混雑している場合でも、混雑を回避することができるIPv6という接続方式を利用している回線もあります。
関連記事:【マンション大家・住居者向け】インターネットが速い回線業者&契約方法を徹底解説!
インターネット無料の賃貸を選ぶ入居者のメリット・デメリット
ここでは、インターネット無料の賃貸を入居者が選ぶにあたって、どのようなメリットやデメリットがあるのか解説します。
ネットにこだわりのない人にはメリット
インターネット無料賃貸の最大のメリットは、「手間と費用をかけずにインターネットが使用できる」点です。
インターネット回線の種類や速度にこだわりのない、インターネットの利用頻度が少ない人には、インターネット無料の賃貸はメリットが大きいと考えられます。
速度・品質重視の人にはデメリット
インターネット回線やプロバイダーの種類・回線速度にこだわりたい人にとって賃貸物件のインターネット無料設備は、速度に不満があったり、接続が不安定だったり、デメリットが多いようです。
インターネット接続でストレスを感じないよう、自分でインターネット回線を選べる賃貸物件に入居することをおすすめします。
インターネット無料の賃貸物件に入居する前の確認ポイント
「物件そのものは気に入ったが、インターネット無料は使用したくない。入居後は別のインターネット回線を個別に利用したい。」というケースもあるでしょう。
その場合、賃貸契約を結ぶ前に以下の点を確認しておきましょう。
・個別でインターネット回線を利用することは可能か
・工事が必要な場合は許可してもらえるか
上記の点を大家さんや管理会社が許可した場合は、個別でインターネット回線を契約することが可能です。
ただしその場合は、工事費や契約に関する費用、月額料金などはすべて入居者自身で負担することになります。
また退去時には原状回復として、設置した回線や機器を撤去したり、設置の際に穴をあけたり、ネジ止めで傷ができた箇所を元通りにする必要があります。それらにかかる費用などの支払いも生じます。
ただ、大家さんや管理会社が許可しても、建物の状況によっては個別の工事がむずかしいケースもあることを覚えておきましょう。
インターネット無料ではない賃貸マンションでインターネットにかかる費用は?
インターネット無料ではない賃貸マンションで、個人でインターネット契約をおこなう場合はどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
一般的な光回線を使用する際に発生する費用を紹介します。
インターネット回線の契約料・使用料など
賃貸マンションでインターネットの光回線を使用する場合、月額料金以外にも契約事務手数料や工事費など、さまざまな費用がかかります。
インターネット回線業者によって発生する費用項目や金額は異なります。ここでは「フレッツ光・光コラボ回線」を例におもな費用項目と金額の目安を紹介します。
・契約事務手数料:3,300円
・開通工事費(マンションの場合):16,500円
・月額利用料:4,000円~6,000円
個人でインターネット光回線を契約する場合、初期費用(契約事務手数料+開通工事費)として約20,000円が必要です。
それ以降は回線利用料として、毎月4,000円~6,000円程度を支払いつづけなければなりません。
なお、上記以外にも機材やオプションなどを申し込むと別途料金が発生します。
ただし、各回線業者が実施しているキャンペーンなどを活用することで工事費が無料になったり、キャッシュバックを受けられたり、費用を少なくすることも可能です。
また個人でインターネット回線を契約した場合、解約時や撤去時にも以下の費用が必要です。
・契約解除手数料(違約金):月額基本料金の1ヶ月分相当を上限とする
・撤去工事費:10,000円~30,000円程度(転用や事業者変更の場合は不要)
プロバイダ月額利用料
インターネット回線を契約しただけではインターネット接続をおこなうことはできません。インターネットを使用するためには、別途プロバイダと契約し、プロバイダ利用料を毎月支払う必要があります。
プロバイダ月額利用料の目安は、月額550円~1,320円程度です。
なお契約するインターネット回線業者のなかにはプロバイダを兼ねているケースもあります。その場合はインターネット回線の月額利用料にプロバイダ料金が含まれているため、別途プロバイダ契約や料金の支払いは不要です。
インターネット無料ではない賃貸マンションに導入しておきたい回線の種類
入居希望者の多くはインターネット回線のある賃貸物件を選びます。
そのため、インターネット無料ではない賃貸マンションの場合でも、なんらかのインターネット回線を導入しておくことをおすすめします。
ここでは賃貸物件で使用できるインターネット回線の種類を紹介します。
固定回線
インターネット接続のために物理的に敷設している回線を固定回線といいます。固定回線には、光回線やケーブルテレビ回線などが該当します。
固定回線のメリットは、有線でインターネット接続するため、速度が速く接続が安定する点にあります。とくに光回線は通信速度が速く、現在のインターネットの主流となっています。
またデータ容量制限がないので、好きなだけインターネット接続がおこなえます。
一方で、固定回線は敷設のための工事が必要になる点がデメリットです。各部屋で使用する際は宅内工事が必要になるため、入居後すぐに利用することができません。
月額料金もモバイル回線と比較すると高めです。
モバイル回線
無線通信でインターネットに接続する回線をモバイル回線といいます。モバイル回線には、携帯電話回線に接続しているスマートフォンのほか、Wi-Fi、ホームルーター、モバイルWi-Fiルーターなどが該当します。
モバイル回線のメリットは回線工事が不要な点です。そのため入居後すぐにインターネットを使用することが可能です。
またモバイルWi-Fiルーターのように持ち運びができたり、ホームルーターのようにコンセントにつなぐだけでインターネット接続がおこなえたり、室内外問わずインターネットを使用できるのもメリットです。
一方でモバイル回線は速度にバラつきがあったり、エリアによっては接続環境が悪かったりといったデメリットがあります。
また月間データ容量制限がある場合、規定の容量を超えてしまうと速度制限がかかり、速度が極端に遅くなってしまいます。一定期間に大量のデータ通信の利用があった場合なども速度制限がかかるケースがあります。
ホームルーター
モバイル回線を使ってインターネットに接続する据え置き型のルーターをホームルーターといいます。
ホームルーターは工事などが必要なく、コンセントに挿すだけでWi-Fiにてインターネットに接続できるのがメリットです。
各部屋にホームルーターを用意しておけば、入居者は入居後すぐにインターネットを使えます。
一方で室内でしか使用できず、固定回線に比べると通信速度が遅くなったり、接続が不安定になったりというデメリットがあります。
また一度に大量の通信をおこなった場合、通信速度制限がかかる可能性があるため注意が必要です。
スマートフォンのテザリング
インターネット接続をほとんど使わないという人であれば、テザリングで十分というケースもあります。
なんらかの理由で賃貸物件にインターネット回線を導入できない場合は、入居者自身でスマートフォンのテザリング機能を使用してもらうことで、パソコンなどのインターネット接続が可能になります。
ただし、スマートフォンで契約しているモバイルプランによっては、一定の容量を超えてしまうと速度制限がかかり速度が遅くなるため注意が必要です。
よくあるアパート/マンションに引かれている回線の種類
スマホの普及率の高さもあり、最近では賃貸物件にインターネット設備があるのは当然のようになっています。賃貸物件で使用できるインターネット回線の中でも、特に多いのが「フレッツ光」と「auひかり」です。
ここでは、それぞれの回線の特徴を紹介します。
フレッツ光(NTT東日本・西日本)
画像引用:ドコモ光
「フレッツ光」は、NTT東日本・西日本が提供する光回線を使ったインターネットサービスの商品名です。
フレッツ光は、北海道から沖縄県まで日本国内ほとんどのエリアで利用することができ、マンションやアパートなど賃貸物件への導入数も非常に多いのが特徴です。
またフレッツ光を使ったインターネットサービス「光コラボ」では、フレッツ光から光コラボへ、光コラボから別の光コラボへと簡単に乗り換えが可能なのも大きな特徴となります。
特にドコモ光やソフトバンク光など、携帯キャリア事業者が展開する光コラボでは、インターネット回線とそれぞれの携帯電話やスマートフォンをセットにすることで受けられる割引サービスも人気です。
なお、フレッツ光や光コラボでインターネット接続をおこなう場合は、プロバイダー契約が別途必要です。
auひかり
画像引用:auひかり
auひかりは、KDDIが自社で敷設・管理している光ファイバーを利用した光回線です。
フレッツ光に次いで提供エリアが広く、マンションやアパートの賃貸物件にも導入されているケースが多く見られます。
auひかりが使用するKDDIの光回線は、auひかり専用線となるためインターネットを利用する人が多い時間帯でも回線の混雑が少なく、安定した速度で回線接続できるのが特徴です。
また、auひかりとauのスマートフォンや携帯電話をセットにすることで携帯料金が毎月割引になる「スマートバリュー」が適用になるのもauひかりが人気の理由です。
インターネット無料の賃貸がおすすめの入居者・おすすめでない入居者
せっかくインターネット無料の賃貸に住んでも、肝心のインターネット接続に満足できない人もいるようです。では、どのような人にとってインターネット無料の賃貸はおすすめなのでしょうか?
ここでは、インターネット無料の賃貸物件がおすすめの人とおすすめではない人の違いを紹介します。
インターネット無料の賃貸がおすすめの入居者
以下の条件に当てはまる人は、インターネット無料の賃貸がおすすめです。
・インターネットは利用したいが申し込みや手続きが面倒
・ほどほどの回線速度で満足
・無料なら回線の種類にはこだわらない
・インターネットは使用しない
「インターネット接続できるだけで十分」という人は、インターネット無料の賃貸物件に住むことで、手間もお金もかからず満足してくれるでしょう。
ただし、インターネットを使用しない人は、家賃にインターネット使用料金が含まれていないか、かならず確認するとよいでしょう。
インターネット無料の賃貸がおすすめでない入居者
下記のようにインターネットに速度や品質を求める人、特定の回線を使用したい人にはインターネット無料の賃貸物件はおすすめできません。
・高速で安定したインターネット接続がしたい
・好きな回線とプロバイダーを選びたい
速度や安定性などインターネット回線にこだわりがある人にとって、インターネット無料の賃貸は魅力的に感じないでしょう。その場合は、自身でインターネット契約ができる賃貸物件に入居することをおすすめします。
インターネット無料のマンションを選ぶ際の注意点
ここでは、入居者がインターネット無料のマンションを選ぶ際の注意点を紹介します。
入居前に回線業者やプロバイダを確認する
インターネット無料の賃貸物件を借りる際は、回線やプロバイダを確認しておきましょう。基本的にインターネット無料の賃貸物件は、入居者個人で回線業者やプロバイダの変更はできません。
入居してから通信速度が遅いなど悩む可能性もあります。そのため、入居前に回線事業者とプロバイダがどこなのか、内見時などに不動産仲介会社や管理会社に確認するとよいでしょう。
セキュリティ対策は自分でおこなう
インターネット無料の賃貸物件では、1本のインターネット回線を入居者全員でシェアして使用します。そのためセキュリティが万全ではない場合があります。
個人情報の漏えいを防ぐだけでなく、ウイルス対策のためにも自身でセキュリティ対策をおこないましょう。
インターネットの回線速度が遅い場合の解消法
アパートやマンションなど賃貸物件のインターネット通信速度が遅いと感じた場合、以下のような対処方法を検討してみましょう。
デバイスの再起動とインターネットの再接続
インターネット速度低下の原因がデバイスやルーターなどの接続機器の内部的なエラーの場合、機器を再起動することで速度が回復する可能性があります。
その場で簡単にできる対処法なので、まずは再起動とインターネットへの再接続を試してみましょう。
LANケーブルを使って有線接続する
パソコンの回線速度が遅い場合はLANケーブルをつないで有線接続を試してみましょう。有線接続することで無線回線より速度が速くなり、快適なインターネット通信を楽しめます。
なお、LANケーブルが劣化することによって、通信速度が遅くなったり、通信ができなくなったりするケースもあります。またモデムやルーターが高性能でも、LANケーブルの性能が低いと本来の通信速度を発揮できない場合もあります。
LANケーブルを使用していて通信速度が遅い場合は、一度LANケーブルを確認してみましょう。
Wi-Fiルーターの設置場所を変える
Wi-Fiルーターの設置場所周辺にWi-Fiを阻害する障害物があると通信速度が遅くなる可能性があります。その場合はWi-Fiを阻害するものや障害物がない場所にWi-Fiルーターを設置することで速度が回復する可能性が高まります。
なおWi-Fiを阻害する原因として、以下のようなものが考えられます。
- 電子レンジ
- Bluetooth機器
- コードレスの固定電話
- 水槽
- 液体の入ったペットボトル
- 土壁・コンクリート壁
接続中のデバイスを減らす・中継器を使う
インターネット回線に接続中のデバイスの数が多いと、インターネット回線に負担がかかり、通信速度が低下するケースがあります。その場合は、接続中のデバイスを減らすことで解決する場合があります。
なお家族が多く、デバイスの接続台数を減らせない場合は、中継器を利用することで速度低下をおさえることにつながります。
マンション/アパート無料Wi-fiまとめ
スマホの世帯普及率が83%を超え、これからますます無料Wi-Fi・インターネットは入居者に求められる設備になることが予想できます。しかし現時点では、無料Wi-Fi・インターネットを導入している賃貸物件はまだまだ少ないのが現状です。そのため無料Wi-Fi・インターネットを導入することで、競合物件との差別化をはかるととも、退去の抑制や空室対策につながります。
また、アパートやマンション用の無料Wi-Fi・インターネット設備は、回線の種類やWi-Fiの種類が複数あります。導入する際は、かならず複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
ぜひ、当記事を参考に入居者が満足する無料Wi-Fiや無料インターネットを導入して、賃貸経営を成功させてください。
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