アパート経営のWi-Fi・インターネット導入費用を種類別で比較検討
アパートに無料WiFiを導入しようと思っても、「費用」がよくわからないと感じていませんでしょうか。
たしかに集合住宅向けのWiFiは費用の情報が非常に少なく、比較検討しづらいのが現状です。
アパートに導入するWiFiについて費用を明確にお教えします。
あくまで目安の費用ですが、「アパートにどの種類のWiFiを設置すべき? 」という点も解説しますので、ぜひご参考になさってください。
目次[非表示]
- 1.アパート経営で導入できるインターネット回線とは
- 1.1.有線回線(光ファイバーや有線LANなど)
- 1.1.1.有線回線の概要
- 1.1.2.有線回線のメリット
- 1.1.3.有線回線のデメリット
- 1.2.無線回線(Wi-fiなど)
- 2.「インターネット無料」でアパート経営の収益を上げる3つの方法
- 3.入居者にとってインターネット設備は必須
- 4.アパートにインターネットを導入するための費用
- 4.1.工事費用
- 4.2.月額費用(維持コスト)
- 5.【一目でわかる】大家さんがアパートにWiFiを導入する費用を比較
- 6.【費用だけじゃない】アパートの大家さんが導入するWiFiのメリット・デメリット
- 7.アパート経営にインターネットを導入時に気を付けるべきこと
- 7.1.費用対効果を意識する
- 7.2.速度が遅いとクレームの原因に
- 7.3.解約時の違約金を把握
- 8.【大家さんにおすすめ】入居者無料ワイファイなら「アイネット」
- 9.まとめ
- 9.0.1.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
- 9.0.2.この記事を読んだ方に人気の記事
アパート経営で導入できるインターネット回線とは
賃貸アパートに導入できるインターネット回線には、「有線回線」と「無線回線」の2種類があります。ここでは、それぞれの概要、メリットとデメリットを紹介します。
有線回線(光ファイバーや有線LANなど)
外部から建物に引き込んだ光ファイバーケーブル(光回線)を各部屋まで光ケーブルやLANケーブルでつないで分配する方法です。
有線回線の概要
室内の壁面に設置された光コンセント(LANコンセント)とONU(モデム)をつなぎ、そこからLANケーブルを伸ばしてパソコン本体やゲーム機本体などの機器をインターネットに接続します。いずれの接続にも物理的なケーブルが使用されているのが特徴です。
有線回線のメリット
有線で各通信機器を接続するため、無線回線に比べてインターネット接続が安定します。そのためオンラインゲームや動画の生配信、リモート会議など、途中で速度が低下したり回線が落ちたりしてほしくない場面の使用に向いています。
また部屋の広さや建物構造に関係なく導入できるのもメリットです。
有線回線のデメリット
導入工事の際は室内への立ち入り工事が必要なため、入居者がいる場合は工事日を在宅時にあわせてもらうなど調整が必要です。そのため導入まで時間がかかることも考えられます。
またスマホなどの無線でインターネット接続をおこなう機器の使用には、各部屋に別途Wi-Fiルーターなどを設置する必要があります。ただし埋込み型Wi-Fiルーターやルーター付きONUが室内に設置されている場合はWi-Fiルーターは不要です。
無線回線(Wi-fiなど)
外から建物内に引き込んだ光ファイバーケーブル(光回線)を建物の共有部などに設置したWi-Fiルーターとつなぎ、そこから電波を飛ばして各部屋でインターネット接続を可能にします。これを「共有部設置型」と言います。
ただし、建物の構造や部屋面積によっては共有部設置型で対応できない場合があります。その場合は共有部からLANケーブルなどで各部屋に配線したのち、各部屋の壁面にWi-Fiルーター一体型のコンセントなどを埋め込む「埋込み型」で対応します。
無線回線の概要
無線(Wi-Fi)でインターネット接続をおこなうため、LANケーブルやWi-Fiルーターなどのケーブル類や機器類が不要です。
無線回線メリット
無線回線の導入工事は基本的に共有部だけなので、インターネット導入まで時間がかかりません。最短1日でインターネットが利用可能になる場合もあります。
ただし、各部屋にWi-Fiコンセントなどを設置する場合は立ち入り工事が必要です。その際は導入まで時間がかかることを留意しておきましょう。
無線回線デメリット
有線接続と比較して回線が不安定なため、大容量のデータ転送やダウンロードに時間がかかってしまうことが考えられます。
また前述のように、建物の構造や規模によっては共有部設置型で導入できない場合があるのもデメリットです。
導入する際には有線及び無線両方扱える企業を選びましょう。
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「インターネット無料」でアパート経営の収益を上げる3つの方法
ここでは、インターネット無料設備を導入することでアパートの収益アップにつながる方法について解説します。
物件探しサイトの「こだわり条件」で閲覧数がアップ!入居につながりやすい
最近では、賃貸アパートを探す際にはインターネットが使用されます。そのため、大手賃貸ポータルサイトでは物件検索の条件が細かく用意されており、「インターネット無料」も定番の検索条件のひとつです。
入居者に人気のインターネット無料設備ですが、導入している賃貸アパートの数は、現況ではまだそれほど多くありません。
そのため、インターネット無料設備を導入することで検索結果として物件が表示される機会が増え、入居希望者に物件を見てもらえる可能性が高まり、結果として入居につながる確率も上がるのです。
インターネットの利用環境にこだわりをもつ入居者や通信費をおさえたいと考えている入居者へのアピールポイントになるのはもちろん、競合物件との差別化となり、退去の抑制効果も期待できます。
インターネット無料設備導入で付加価値とともに家賃もアップ!
インターネット無料設備を導入することで賃貸アパートの付加価値が上がり、賃貸需要が高まります。それと同時に家賃額を上げられる可能性があります。
「全国賃貸住宅新聞」が毎年おこなっている人気設備ランキングの「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」部門では、単身者向け・ファミリー向け賃貸物件ともに第1位は「インターネット無料」となっていることから、賃料アップの可能性が見える結果となりました。
参考:全国賃貸住宅新聞『2020人気設備ランキング』
ただし、入居者に人気の設備だからといって、周辺の家賃相場から大幅に値上げしてしまっては逆効果です。アップする額は周辺の家賃相場を確認したうえでおこなう必要があります。賃料アップは2,000円程度を目安とするとよいでしょう。
インターネット導入の費用対効果を見極める
インターネット無料を導入する場合、費用対効果を見極めることはなによりも重要です。
空室対策につながるか、家賃額をアップできるか、それを可能にするにはどのような入居者層をターゲットにすればよいのか、十分吟味する必要があります。
またインターネット無料設備の導入費用は、有線回線か無線回線かによっても変わってきます。実際に導入しても、回線速度が遅くては入居者からのクレームになってしまうおそれもあるため、アパートの規模に見合った回線を選ぶ必要もあります。
インターネット無料設備で収益をあげるためには、上記の点を念頭に置き、複数の回線業者の実績や費用面を比較検討したうえで導入することが重要です。
年間2万世帯以上の導入実績がある「アイネット」へは是非一度お問い合わせして見てください。
入居者にとってインターネット設備は必須
入居希望者が、インターネットで部屋探しをする際に、条件に「無料インターネット」を入れて検索する人は増加傾向にあります。近年、スマートフォンの普及により、スマートフォンを使う入居者が増えています。新型コロナウイルスの影響により、在宅の時間が増え、インターネットでYoutubeなどの動画サイトを観る人やリモートワークを導入する会社も多くなり、Wi-fiやインターネット無料の物件は非常に需要があると言えます。
出展:総務省 「令和元年通信利用動向調査」インターネット利用状況(個人)
アパートにインターネットを導入するための費用
アパートに無料インターネットを導入するには、初期費用(工事費用)と月額費用がかかります。
アパートの構造や戸数、業者によっても費用は大きく異なります。
費用の内訳をパターンごとに詳しく解説していきます。
工事費用
無料インターネットを導入する場合、工事費用がかかります。工事費用の目安は、約50万円~120万円です。
月額費用(維持コスト)
月額費用は、共用部設置型Wi-fiと宅内設置型Wi-fi共にかかります。月額費用の目安は、約1万円~3万円です。月額費用の中には保守費用なども含まれています。
インターネット設備の費用目安としては、インターネット回線をアパートに引く場合、初期費用(工事費含む)が1戸当たり5万円、保守費用などが1戸当たり500円ほどかかります。
インターネットを導入する際は、初期費用だけでなく、保守費用が毎月かかることを忘れないようにしましょう。
無料インターネット提供会社によって、費用も大幅に異なってきますので、どのくらいの費用がかかるのか費用感をつかむためにも、数社から見積もりを取ることをおすすめします。
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【一目でわかる】大家さんがアパートにWiFiを導入する費用を比較
基本的にアパートにWiFiを導入するときの費用は、各会社ともに詳しい費用を開示していません。
アパートの戸数や構造、支払い方法などによって初期費用や月額費用が異なるためです。
ただ大まかな目安はあります。4~6戸程度のアパートを想定した場合の費用目安をご覧ください。
【アパートWiFiの費用目安】
初期費用 |
10~40万円 |
月額費用 |
1万円~2万円 |
費用に差があるのは、実はアパートに導入するWiFiに種類があるためです。
種類別にみるアパートWiFiの導入費用や月額料金
アパートWiFiといっても、大きくわけてふたつの種類があります。
【宅内設置型】
光回線を各戸まで引き、宅内にWiFiルーターでインターネットを利用するタイプ
<目安費用>初期費用:30~40万円/月額費用:1万円前後
【共用部設置型】
共用部にWiFiルーターを設置して、無線LANでインターネットを利用するタイプ
<目安費用>初期費用:10~20万円/月額費用:0円~2万円
宅内設置型はおおむね費用相場がきまっています。 対する共用部設置型は各社でサービス内容自体が大きく異なり、一概にどのくらい費用がかかるか非常にみえにくくなっています。
【共用部設置型WiFi2社の比較】
A社 |
B社 |
|
初期費用 |
20万円 |
約9万円 |
月額費用 |
1万円 |
なし |
保守点検費用 |
月額に含む |
約7万円 |
導入1年目の年間費用 |
32万円 |
16万円 |
2年目以降の年間費用 |
12万円 |
7万円 |
一見するとB社が安いように思えますが、実は定期的な保守点検費用とは別に、通信障害発生時の対応で別途費用がかかります。
よって各社から見積もりをとり、年間でどのくらい費用がかかるのかを比較するのがアパートWiFiの賢い導入方法といえるでしょう。
ただアパートWiFiを導入するにあたり、もうひとつ気にしていただきたい点があります。
すぐに費用が知りたい方には、こちらからお見積もり相談が可能になっています!
【費用だけじゃない】アパートの大家さんが導入するWiFiのメリット・デメリット
アパートに無料WiFiを設置するときは「宅内設置型」、「共用部設置型」のどちらにするか選択します。
1.宅内設置型
宅内設置型は、各部屋まで有線でインターネット回線をつなぎます。 そのため宅内設置型のアパートWiFiは、大家さんにも入居者さんにもメリットが多いタイプといえるでしょう。
【宅内設置型のメリット】
- 月額費用が安い
- 宅内でWiFi接続するため通信が安定する
- 費用相場があるため比較検討しやすい
- 会社によって初期費用0円プランもある
- 宅内配線のため外部の人間はつかえない
- 建物の構造に依存せず導入できる
【宅内設置型のデメリット】
- 入居者さんに連絡して宅内に配線する必要がある
- 導入工事にかかる時間が長め
- 似たサービスを提供する会社が多く検討しづらい
2.共用部設置型
共用部設置型は、アパートの廊下や壁などにWiFiルーターを設置します。 比較的に安価で導入でき、工事もすぐに終わるのが最大の特徴です。
【共用部設置型のメリット】
- 宅内の工事が必要ないため気軽に導入できる
- 比較的に安価な費用で導入できる
- WiFiルーター数台を設置するだけだから工事が早い
- 同じようなサービスを提供する会社は少ないため比較検討しやすい
【共用部設置型のデメリット】
- 月額費用が高め
- 無線で接続するため使用できる範囲が限られる
- 建物の構造によってはまったく接続できないことがある
- バスワードなどが漏れると外部の人間でもつかえてしまう
- 設置された環境や天候などが接続状況に影響する
アパート経営にインターネットを導入時に気を付けるべきこと
費用対効果を意識する
アパートやマンションにインターネットを導入する際、費用対効果を意識することが重要です。
工事費用と月額費用がどのくらいかかるのかをきちんと把握しておきましょう。インターネットは、回線を引いて終わりではなく、毎月の利用料がかかります。ネット環境を入居者に無料で提供することには、コストをかけるだけの価値があります。
しかし、物件によっては費用対効果が合わないこともあるので、注意しましょう。アパートの入居者がインターネットをあまり利用しない場合は、インターネット導入しても増収は見込めません。インターネットを導入してメリットが得られる場合は、入居率のアップや賃料の上乗せによる増収が見込める場合のみです。アパートの入居者がどのような層なのかを確認してから、導入を検討しましょう。
速度が遅いとクレームの原因に
インターネットの通信速度が遅いとクレームが発生する可能性があります。新型コロナウイルス対策のためテレワークを導入する企業が多くなり、家で仕事をする人が増えたため、通信速度に関するクレームが増えています。無料インターネットを導入する際は、速度についても担当者に確認しましょう。
解約時の違約金を把握
解約時の違約金についても、きちんと担当者に確認しておきましょう。所有のアパートやマンションに無料インターネットを導入したが、思っていたような効果が得られず途中解約しようと思ったときにどのくらいの違約金が発生するか、事前に確認しておくことが重要です。
【大家さんにおすすめ】入居者無料ワイファイなら「アイネット」
ではここまで解説したお話をまとめましょう。
- アパートWiFiを設置する費用は、設置するWiFiの種類によって大きな差がある
- アパートWiFiは「宅内設置型」と「共用部設置型」の2種類
- 宅内設置型は各戸まで配線されるため通信が安定している
- 共用部設置型は安価な費用で工事も早いが、部屋によって接続状況に差が生まれる
アパートWiFiに向いているのは、「宅内設置型」です。
共用部設置型はどちらかというと、ホテルのラウンジや公共スペースなど開放された場所向きといえるでしょう。
アパートに宅内設置型のWiFiを導入するなら、共同住宅向けの無料インターネット設備を提供する「アイネット」がおすすめです。
「アイネット」は今回ご紹介したポイントをすべて押さえているうえ、プラスアルファのメリットがあります。
【アイネットのおすすめポイント】
- 初期費用無料プランがある
- 4戸5800円~という格安料金
- 他社より10~20%安い月額料金
- WiFi以外のオプションが充実
- 契約中は機器を永年保証
4戸程度のアパートで初期費用無料のプランを導入できれば、年間7万円ほどの費用ですむのは驚きです。
空室対策に大きな効果を発揮するうえ、家賃を2,000円ほどアップして募集すれば費用分もペイできます。
「入居者無料WiFi」は、賃貸物件でもっとも人気の設備。
「アイネット」のアパートWiFiは、入居者さんも大家さんも満足できるサービスとなるでしょう。
- 入居者さんに快適なインターネットを提供できる
- 大家さんのアパート経営にもよい効果をもたらす
「アイネット」は不動産会社や管理会社と連携して入居率アップに尽力してくれますので、この機会にぜひ問いあわせてみてください。
あなたのアパート経営にあわせた、最良のプランがみつかるはずです。
アイネットのサービス資料はこちらからダウンロード可能です
まとめ
アパートに設置するWiFiは、宅内設置型で各部屋までインターネット回線をつなぎ、入居者さんが確実にインターネットをつかえることが前提になります。
アパート経営は、入居者ファーストであることが非常に大事だからです。
「ぜんぜんインターネットにつながらない!」なんて苦情が出るようだと、せっかく高額な費用をかけて導入したWiFiも意味がありません。
あとは導入から運用にかかる費用をしっかり検討すること。
今回ご紹介した「アイネット」なら、大家さんと入居者さんにメリットのあるwinwinの関係が実現するでしょう。
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