スマートロックは防水機能があるのか?屋外でも使える?メリット・デメリットも紹介!
自宅の玄関やオフィス・テナントの入口にスマートロックを導入するケースが増えていますが、屋外に設置することはできるのでしょうか?
結論からいうと、防水効果のあるスマートロックであれば屋外設置も可能です。しかし防水効果といってもスマートックによって効果はさまざまなため、間違った製品を選んでしまうとすぐに故障することもあるため注意が必要です。
今回は屋外に設置する際のスマートロックの選び方や注意点について解説します。屋外で使用できるスマートロックを選ぶ際の参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.スマートロックとは?屋外でも設置可能?
- 1.1.防水・防雨対応スマートロックなら屋外設置も可能
- 1.1.1. IP保護等級(IPコード)とは
- 2.屋外に設置できるスマートロックのメリット
- 2.1.セキュリティの強化が図れる
- 2.2.設置可能な場所の選択肢が広い
- 3.屋外でも使用できるスマートロックのデメリット
- 3.1.設置工事が必要な場合がある
- 3.2.防水効果にも限界がある
- 4.屋外に設置できるスマートロックを選ぶポイント
- 4.1. IP保護等級(IPコード)をかならず確認する
- 4.1.1.別売りの防水カバーを併用するのもおすすめ
- 4.2.目的に合った機能が使用できるかどうか
- 4.3.既存のドアに設置できるか
- 5.スマートロックなら「Ai.Lock(アイロック)」がおすすめ
- 6.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
スマートロックとは?屋外でも設置可能?
スマートロックとは、物理キー(金属製の鍵)の代わりにスマートフォンやカードキーなどを使用してドアの施錠・解錠をおこなう機器やシステムをいいます。
スマートロックの機能は機種によって異なりますが、ドアの施錠・解錠履歴の確認や遠隔地からドアを施錠・解錠できるほか、ドアの解錠権限の付与など、さまざまな機能を搭載しています。
スマートロックは、一般家庭の玄関ドアや企業やテナントの入口などで導入されるケースが多いですが、防水対応している製品であれば屋外の門扉などに設置は可能です。
ここでは屋外に設置可能なスマートロックについて詳しく解説します。
防水・防雨対応スマートロックなら屋外設置も可能
スマートロックは、防水・防雨に対応している製品とそうでない製品にわけられます。
そのため、雨などがあたる可能性のある屋外に設置する場合は、防水・防雨に対応しているスマートロックを選びましょう。
ただし、防水・防雨に対応の機種であっても、どの程度の水を防げるのかは「IP保護等級(IPコード)」によって異なります。
IP保護等級(IPコード)とは
IP保護等級(IPコード)とは、防じんと防水に関する性能を表す規格で、どの程度の防じん・防水の強さがあるのか知ることができます。
IP表記は、IPにつづく2桁の数字のうち1桁目(第1特性)が防じん性能を表し、2桁目(第2特性)が防止性能に対する保護等級を示します。
なお、いずれかの数字を省略する場合は数字の代わりに「X」を用います。
【IP保護等級の例】
IPX5
◦X(1桁目):防じん性能に対する保護等級(今回は省略)
◦5(2桁目):防水性能に対する保護等級
下記は第2特性の防水を示す数値です。
【第2特性(防水)を表す数値】
0:保護なし
1:垂直に落下する水に対して保護する
2:15度以内の角度に落下する水滴に対して保護する
3: 60度までの角度に落下する水滴に対して保護する
4:あらゆる方向からの水滴に対して保護する
5:あらゆる方向からの直接噴流に対して保護する
6:あらゆる方向からの強力な噴流水に対して保護する。
7:規程の圧力と時間で水没しても影響がないように保護する
8:潜水状態での使用に対して保護する
第2特性の数値が4程度で生活防水仕様であるといわれているため、最低でもIPX4のスマートロックを選びましょう。
屋外に設置できるスマートロックのメリット
屋外に設置可能な防水・防雨対応のスマートロックには、次のようなメリットがあります。
セキュリティの強化が図れる
エントランスや通用口の扉や門扉に設置することで、外部からの不正侵入を防ぎやすくなるためセキュリティの強化につながります。
加えて屋内への扉にもスマートックが設置すればダブルロックとなり、さらなるセキュリティ効果が期待できるでしょう。
設置可能な場所の選択肢が広い
屋内用のスマートロックは屋外に設置することはできませんが、屋外に設置していたスマートロックであれば設置が不要になっても屋外・屋内どちらでも再利用が可能です。そのため場合によってはコスト削減につながります。
屋外でも使用できるスマートロックのデメリット
屋外にスマートロックを設置する場合、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。
設置工事が必要な場合がある
スマートロックは屋内・屋外に関係なく、既設の扉やサムターンの種類によっては設置する際に工事が必要になる場合があります。その際は、スマートロック本体費用とは別に工事が発生します。
また賃貸物件の場合、取り付けにドアや壁に穴を開けてしまうと退去時に原状回復費用を請求されるケースもあるため、かならず大家さんや管理会社に許可を取ったうえで設置工事をおこないましょう。
防水効果にも限界がある
前述したように、スマートロックの防水性能はIP保護等級(IPコード)によって表されています。製品に記されたIP保護等級(IPコード)を超える環境下で使用した場合、内部まで水が侵入して故障の原因になるおそれがあるため注意が必要です。
なおIP保護等級について詳しくは、前述した『IP保護等級(IPコード)とは』の項をご覧ください。
屋外に設置できるスマートロックを選ぶポイント
屋外で使用できるスマートロックであっても、製品によって防水効果が異なります。ここで屋外に設置できるスマートロックを選ぶ際にチェックしたいポイントを紹介します。
IP保護等級(IPコード)をかならず確認する
前述したように、スマートロックの防水性能はIP保護等級(IPコード)によって表され、製品によって性能は異なります。そのためスマートロックを購入する際は、どの程度の防水性能があるのかIP保護等級(IPコード)をかならず確認しましょう。
第2特性の数値が4程度で生活防水仕様であるといわれているため、最低でもIPX4のスマートロックを選ぶことが重要です。屋根などがない場所に設置する場合は、IPX5以上の数値の製品を選び、念のために防水カバーなどを取り付けましょう。
台風などで大量の雨が予測できる場合は、一時的な措置としてラップ材などでスマートロックを包んで保護するとよいでしょう。
なおIP保護等級について詳しくは、前述した『IP保護等級(IPコード)とは』の項をご覧ください。
別売りの防水カバーを併用するのもおすすめ
スマートロックの種類によっては屋外設置用の防水カバーが別売りされている場合もあります。
またインターホン用の防水カバーなどをスマートロックに被せるように設置することで、雨などを防ぐことも可能です。その際はサイズが合うかどうか確認し、購入しましょう。
目的に合った機能が使用できるかどうか
オートロックは機種によって搭載されている機能が異なります。そのため購入前には、目的とする機能が使用できるかどうかかならずチェックしましょう。
たとえば、複数の解錠方法が使えるか、遠隔操作で鍵の施錠・解錠がおこなえるか、こまかな解錠権限の付与がおこなえるかどうかなどです。
会社や店舗などの場合、外部システムと連動できるかどうかも大事なポイントのひとつです。
会社であればスマートロックの入退室履歴を勤怠管理システムと連動させたり、会員制スポーツクラブであれば会員管理システムと予約システムと決済システムを連動させたりすることで業務の効率化につながります。
またなんらかの原因で解錠できなくなった場合に備えて、複数の解錠方法を備えたスマートロックがおすすめです。
どの解錠方法を選ぶかは、使用する環境や従業員・利用者の利便性、コストなどを考慮したうえで、使いやすい機種を選ぶとよいでしょう。
既存のドアに設置できるか
屋外にスマートロックを設置する場合、取り付ける扉や門扉の種類によっては取り付け工事が必要になったり、扉そのものの交換が必要になったりするケースもあります。
とくに扉ごと交換することになればスマートロック本体代金のほかに、新しい扉の代金、古い扉の処分代金、工事代金など、高額な費用が発生する場合もあるため注意しましょう。
スマートロックなら「Ai.Lock(アイロック)」がおすすめ
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そのほかにも、プッシュ通知で来訪者をせらせてくれる機能や、テレビ電話で訪問者とリアルタイムで会話できたり、画像付きで解錠履歴を確認できたり、利便性と防犯性を兼ね備えたさまざまな機能を搭載しています。
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