スマートロックはハッキングの危険性がある?導入前に知っておくべきリスク対策
従来の物理キー(金属製の鍵)の代わりに、スマートフォンやカードキーを使用してドアの施錠・解錠をおこなうスマートロック。
従来の物理キーに比べて利便性やセキュリティ効果が期待できるスマートロックですが、その一方で「ハッキングなど、スマートロックならではリスクが心配」という声も聞こえています。
そこで今回は、スマートロックのハッキングの可能性やメーカーがおこなっているハッキング対策、スマートロックを選ぶ際の注意点について解説します。またハッキング以外で、スマートロックの利用時に注意したいリスクとその対策方法も紹介します。
目次[非表示]
- 1.スマートロックの仕組みとハッキングのリスク
- 2.スマートロックのハッキング対策例
- 2.1.施錠・解錠に使用した信号は二度と使用しない
- 2.2.スマートロックの通信を暗号化
- 3.スマートロックでハッキング以外のリスクと対策方
- 3.1.スマートフォンの充電切れや紛失・故障で締め出されるリスク
- 3.2.スマートロック本体の電池切れで締め出されるリスク
- 3.3.本体機器の故障などによるシステムトラブルの可能性
- 3.4.ハッキングされるリスク
- 3.5.設置できないドアやサムターンの種類に注意
- 4.スマートロックのおもな解錠方法を紹介
- 4.1.暗証番号認証
- 4.2.生体認証(指紋認証・顔認証など)
- 4.3.カードキー
- 4.4.非接触ICチップ搭載カード
- 4.5.リモコンキー
- 4.6.QRコード・ワンタイムパスワード
- 4.7.遠隔操作による解錠
- 5.「Ai.Lock(アイロック)」のスマートロックの特徴
- 6.スマートロックなら「Ai.Lock(アイロック)」がおすすめ
- 7.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
スマートロックの仕組みとハッキングのリスク
スマートロックの基本的な仕組みは、スマートフォンの専用アプリを利用し、BluetoothやWi-Fiなどの通信によって施錠・解錠の指示情報を鍵側に取り付けた機器本体へ送信することで鍵の操作がおこなわれます。
スマートロックがWi-FiやBluetoothで通信をおこなっているということは、ハッキングのリスクがゼロではないということです。
スマートロックへのハッキングは、無線ルーターなどのアクセスポイントを検索し、情報を抜き取ることが目的です。
しかし、現在市販されているスマートロックは、なんらかのハッキング対策がなされており、なかには銀行などで使われる高度なセキュリティ技術が使われているケースもあります。
ハッキングなどが不安な場合は、購入前にはどのようなハッキング対策がされているのかを確認し、セキュリティ対策をしっかりおこなっている製品を選ぶとよいでしょう。
スマートロックのハッキング対策例
現在流通しているスマートロックは、各メーカーがさまざまなハッキング対策をおこなっているケースがほとんどです。前述したように高度なセキュリティ技術が採用されている製品もあり、そうそう簡単にスマートロックのハッキングはできないようになっています。
では具体的にはどのようなハッキング対策がおこなわれているのでしょうか。ここではスマートロックのハッキング対策例を2点紹介します。
施錠・解錠に使用した信号は二度と使用しない
施錠・解錠に使用した信号は二度と使わず、つねに新しいものに切り替えることで、仮に信号をハッキングされてもその信号が悪用されることを防ぎます。
なお、至近距離で利用するBluetoothは接続可能な範囲は狭く、Wi-Fiと比較してセキュリティレベルが高いためハッキングされにくいと思われがちですが、つねにBluetoothをオンにしている状態ではハッキングされる危険性が大きくなるため注意が必要です。
ハッキングを防ぐためにも、スマートロックを操作しないときは、Bluetoothをオフにしておきましょう。
スマートロックの通信を暗号化
スマートロックのなかにはデータを暗号化できるセキュリティチップを搭載した機種もあります。
通信を暗号化することでデータを傍受しても解読ができないため悪用されるリスクをおさえることにつながります。
スマートロックでハッキング以外のリスクと対策方
スマートロックは、従来の物理キー(金属製の鍵)の代わりにスマートフォンや暗証番号入力、審問認証などでドアの施錠・解錠をおこないます。
それによって、従来の物理キーのように紛失や盗難にあうリスクが減り、施錠・解錠操作を遠隔でおこなえたり、履歴を確認できたり、利便性や防犯性を向上させることにつながります。
一方でスマートロックには、前述したハッキングをはじめ、いくつか危険な点があるのです。ここではスマートロックの危険性・注意すべき点を解説します。
スマートフォンの充電切れや紛失・故障で締め出されるリスク
スマートロックの解錠デバイスにスマートフォンを使用する場合、スマホの充電切れや紛失・故障などでスマホが使用できない状態ではドアの解錠がおこなえず、部屋から締め出されるおそれがあるため注意が必要です。
対策方法としては、充電切れに備えてモバイルバッテリーを持ち歩いたり、近隣で充電できるスポットを確認しておくとよいでしょう。
また万が一に備えて複数の解錠方法を搭載したスマートロックを選ぶのも効果的です。
スマートロックのおもな解錠方法の種類については、後述する『スマートロックのおもな解錠方法を紹介』をご覧ください。
スマートロック本体の電池切れで締め出されるリスク
後付けタイプのスマートロックのロックの多くは、動力に電池を使用しています。そのため、電池が切れてしまうとスマートロック本体が動かなくなり、施錠・解錠がおこなえず、その結果締め出されてしまうリスクがあります。
電池切れを防ぐためには、専用アプリや管理ツールなどで電池の残量を確認できる機種や、スマホに通知が送られてくる機種を選びましょう。
また電池交換時期が近付くと、自動で新しい電池を送ってくれるサポートのあるスマートロックもあります。
本体機器の故障などによるシステムトラブルの可能性
スマートロック本体の故障などが原因で施錠・解錠ができなくなったり、勝手に施錠・解錠されるなど誤作動したりするトラブルも考えられます。
また両面テープを使って後付けするタイプのスマートロックは、テープが剥がれてスマートロック本体がドアから滑落してしまい、施錠・解錠できなくなるケースもあります。
スマートロックを購入する前にスマートロックの設置方法や耐久性についてよく調べたうえで、故障や不具合が発生した場合、どういったサポートがうけられるのかなどを確認しておきましょう。
また後付けタイプのスマートロックのなかには、設置後もドアの鍵穴をそのまま利用できるものも多いです。その場合、従来の物理キーでも解錠できるため、念のために物理キーを携帯したり、会社に保管しておいたり、近隣の知人・友人に預けておくのもひとつの方法です。
またダイヤル錠付きのキーボックスなどをメーターボックス内に設置し、その中に物理キーを入れておくという方法もあります。
ハッキングされるリスク
前述したようにスマートロックがハッキングされる可能性はゼロではありませんが、スマートロックのメーカーは各自でハッキング対策をおこない、セキュリティ向上を目指しています。しかし、どのようなハッキング対策がおこなわれているかはメーカーによってさまざまです。
そのため前述した『スマートロックのハッキング対策例』を参考にして、機種ごとにどのようなハッキング対策がおこなわれているのか確認しましょう。なかにはシステムのセキュリティ診断などを実施している会社もあります。
きちんとハッキング対策をおこなっているメーカー・機種がおすすめです。
設置できないドアやサムターンの種類に注意
後付けタイプのスマートロックは、既存のドアやサムターンの種類によっては設置できないケースがあるため注意しましょう。とくに次のようなドアやサムターンの場合、専門業者による設置工事が必要になります。
・扉が引き戸の場合
・自動ドアの場合
・ドアノブと鍵が一体型の場合
・サムターンの形状や回転角度が規格外の場合
・ドアにスマートロック本体の取り付けスペースがない場合
なお専業者に取り付け工事を依頼する場合は、スマートロック本体とは別に工事費用が発生します。
また賃貸物件の場合、無許可で設置工事をおこない、ドア枠や壁に傷をつけてしまうと退去時に高額な原状回復費を請求されるおそれもあるため注意が必要です。
賃貸物件にスマートロックの設置工事をおこなう際は、大家さんや管理会社に相談し、許可を得たうえで設置しましょう。
スマートロックのおもな解錠方法を紹介
前述したようにスマートロックは便利な反面、スマホの充電切れや紛失してしまうと解錠できず部屋から締め出されるおそれがあります。
そのため、スマホで解錠するほか、複数の解錠方法を搭載したスマートロックを選ぶことで、締め出し防止につながります。
スマートロックのおもな解錠方法には以下のようなものがあります。
暗証番号認証
ドアの外側に専用テンキーを設置し、暗証番号を入力して解錠します。スマホやカードキーなど解錠するためのデバイスを必要としないため、締め出されるリスクをおさえることが可能です。
ただし、暗証番号を知っている人であればだれでも解錠できるため、暗証番号の取り扱いには注意が必要です。第三者には教えない、ときどき暗証番号を変更するなど自衛をするとよいでしょう
生体認証(指紋認証・顔認証など)
あらかじめ指紋や顔などの生体を登録しておき、読み取らせた生体と認証して解錠します。
解錠者本人の身体の一部を認証キーとするため紛失リスクは非常に低く、また複製がむずかしいため、セキュリティを重視する場合に効果的です。
企業など、とくにセキュリティを強化したい場合は顔認証タイプのスマートロックがおすすめです。
カードキー
カードキーを専用のカードリーダーに読み取らせて解錠するタイプです。社員証として併用できる機種もあり、オフィスや店舗に導入するケースが多いです。
ただし紛失や破損してしまうと解錠できなくなるため、取り扱いには注意しましょう。
非接触ICチップ搭載カード
非接触ICチップを搭載したカードなどを利用して解錠するタイプのスマートロックです。個人が日常で使用している「PASMO」や「suica」など交通系ICカードを登録し解錠キーにできるため、別途カードキーを用意する必要がありません。
企業や店舗などで導入すればコスト削減につながります。
リモコンキー
スマートロック専用のリモコンキーで解除をおこないます。リモコンキーのボタンを押して解錠するのが一般的ですが、カバンやポケットに入れてドアに近付くだけで解除されるハンズフリータイプもあります。
リモコンキーは簡単な操作で解錠できるため子供や高齢者がいる家庭におすすめですが、スマートロックの種類によっては別料金の場合も多いです。
また、リモコンキーに内蔵されている電池が切れてしまうと解錠できなくなるため、電池残量には注意しましょう。
QRコード・ワンタイムパスワード
一時的な解錠キーとして、事前に発行されたQRコードを読み取らせたり、ワンタイプパスワードを入力したりして解錠します。
鍵の受け渡しが必要ないため、店舗や施設(会員制スポーツジムやスーパー銭湯など)の無人受付などで導入されています。
遠隔操作による解錠
自分以外の家族や社員(鍵の管理者)に連絡して、遠隔操作で解錠してもらうことも可能です。ただしスマートロックの機種によっては遠隔操作に対応していなかったり、別途デバイスが必要になる場合もあるため、購入する前に遠隔操作に対応しているかどうか確認しましょう。
「Ai.Lock(アイロック)」のスマートロックの特徴
画像:『Ai.Lock(アイロック)』
ここでは、最新 IPインターフォンシステム「Ai.Lock(アイロック)」をご紹介します。
スマートロック機能とオートロック機能を搭載した「Ai.Lock(アイロック)」は、建物の種類を問わず設置が可能です。また住居系物件だけでなく商業施設にもおすすめです。
所有物件のグレードアップや、事務所や店舗のセキュリティ強化をご検討中のオーナー様や経営者様は、ぜひご一読ください。
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セキュリティ強化で安心安全の物件へ!
クラウドサービスを利用する「Ai.Lock(アイロック)」は、スマートフォンひとつでさまざまな機能を利用できます。スマートフォンで利用できる機能には以下のようなものがあります。
◦外出中でもテレビ電話でライブ映像を見ながら来訪者と会話が可能
◦遠隔操作でエントランスドアの解錠操作が可能
◦プッシュ通知で来訪を確認可能
◦画像付きでドア解錠時のログを確認
スマホで来訪者のプッシュ通知を受け取れたり、ドアの解錠履歴を確認できたり、物件のセキュリティ強化につながります。またガラケーにも対応しています。
扉を新設し、後付けでオートロック化可能!
エントランスに扉がない物件でも新たに扉を設置することも可能です。「Ai.Lock(アイロック)」を導入することで「オートロック付き物件」として価値が上がり、賃料アップや入居率アップに効果が期待できます。
(1都3県エリアにて対応可能)
「Ai.Lock(アイロック)」のお問い合わせはこちらから!
スマートロックなら「Ai.Lock(アイロック)」がおすすめ
従来の物理キーに比べて利便性の向上やセキュリティの強化が期待できるスマートロックですが、その一方でハッキングされる可能性には注意が必要です。
現在流通しているスマートロックに関しては各メーカーがさまざまなハッキング対策をおこなっていますが、どのような対策をおこなっているかはメーカーや機種によって異なります。
そのためスマートロックを購入する前には、どのようなハッキング対策をおこなっているのか確認し、安全な製品を選ぶことをおすすめします。
最新 IPインターフォンシステム「Ai.Lock(アイロック)」は、スマートフォンひとつで来訪者への対応ができ、画像付き解錠ログの確認も可能です。入居者様の利便性とセキュリティ効果を向上させるイーとロック機能付きスマートロックタイプの「Ai.Lock(アイロック)」。
効果的な空室対策をお探しのオーナー様や経営者様は、ぜひこの機会に「Ai.Lock(アイロック)」をご検討ください。
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