アパート経営の参考になるオーナー7選【暴露】資産5億~主婦大家の軌跡を紹介
アパートなどの賃貸経営をはじめると家賃収入などのメリットも多くあります。だけど多額の修繕費や入居者などのトラブルなどさまざまなリスクもつきものです。
近くのスーパーが閉店する、大学が移転するなど想定外のことも起こり得るので、経営が失敗に終わることだってあります。その反面、1戸の小さな不動産購入からはじまり、多数の物件を所有・経営して法人化までおこなっている大家さんもいます。
アパート経営に成功するためにたくさんの秘訣がありますが、1番参考になるのは実際に経営に成功したオーナーの話です。
土地活用の方法や不動産投資に成功するためのカギなど、ブログでも詳しく紹介されています。
失敗しないためのアパート経営に本当に必要なものは何か、今回「あぱたい」でご紹介する成功オーナーのブログから学んでいきましょう。
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【1人目】家賃収入8000万円を達成した元銀行員オーナー「岡本公男」さん
最初にご紹介するのは、銀行員としてのサラリーマンから東京エステートバンク株式会社の社長へと転職し事業をされている「岡本公男」さんです。 元々、岡本さんの祖父も小規模ながら家主業をしていました。
岡本さんとお父様はどちらも銀行員だったのですが、実家の跡を継いでから岡本さんの不動産業が進んでいきます。東京城北エリアを中心にマンションやアパート、戸建などを購入して賃貸業への道を歩みはじめたのです。
2008年には不動産賃貸業をスキルアップするために不動産開発・運営会社に転職され、プロパティマネジメントの責任者になっています。その後も物件を取得して年収が6千万になったころにサラリーマンを卒業。
そんな「岡本公男」さんですが一体どんな物件を所有しているのか、そして家賃収入がどのくらいの規模になったのかをご紹介します。
23区内のマンション・アパート経営で大成功!
岡本さんは、区分マンション以外の所有物件をすべて東京の23区内にまとめています。築浅だけでなく築年数の古い物件も所有しており、さらにシェアハウスやバイクガレージなど幅広い不動産を所有。
現在は日本だけでなく台湾や中国の投資家などに、コンサルティングや不動産の紹介・管理をされています。 ブログを拝見すると『お会いしたブロガーの方々』というコーナーがあります。
多数の成功された大家さんの名前がズラリ。岡本さん自身、たくさんのオーナーさんと交流・活動し、さまざまな情報を交換しているようです。
さて、現段階で把握できる年収は約8千万とのこと。 岡本さんが所有されている物件をみてみましょう。
- 築35年の鉄筋コンクリート造マンション(1LDK×4戸・2K×8戸)
- 築20年の鉄筋コンクリート造マンション(1R×10戸)
- 築5年の木造アパート(1R×5戸・2DK×2戸)
- シェアハウスが2棟(11部屋)
- 駐車場(12台分)
- バイクガレージ(26台分)
所有している物件に偏りがなく、さまざまな種類の不動産を所有されています。現在の主な活動は、東京エステートバンク株式会社での業務や各地でセミナーを開催。ほかにも東京大屋の会の主宰であったり、東京築古組の理事をされていたりと幅も広く活動されています。
公式サイト:二代目元銀行員 岡元公男の東京大屋スタイル
【2人目】20代でアパート経営をはじめた「八木エミリー」さん
若い女性でアパート経営を成功させた実力者のかたもいらっしゃいます。
八木エミリー」さんは1989年生まれ、平成元年生まれのスーパー経営者。普段は金融関係の仕事をされており、つい最近2015年に不動産投資をはじめられました。
運営する『マネーを学ぶ!em会(エム会)』にて投資に関するあれこれをオンラインで学べるようにされています。遠くに住んでいるかたでもお金や経営学について学ぶことができ、さらに女性も安心して参加できるという利点があります。
セミナーも開催されているので、もし機会があれば参加してみてくださいね。 現在はご夫婦で不動産投資をされており、ブログを拝見すると不動産投資業もおこなっているかたわら、家族との時間や自分の時間も大切にされていることが感じられます。
若きオーナーの資産は10億円達成目前!?
八木さんは夫婦で6棟68室の不動産を所有。目標は「20代のうちに投資総額10億円」でブログの題名にもなっており、不動産投資を開始してわずか2年半で6棟を所有するというスピード感。
現在は年間約1,500万円のキャッシュフローがあるとのことで、目標達成まで遠くはなさそうです。 自分のためではなく「生まれ育った街を活性化させたい」という思いからはじめた不動産投資でした。
若さゆえに不動産投資の勉強をはじめて1年ほどは業者から相手にされずたいへんな思いもされたとのこと。八木さんの語る賃貸経営の成功のポイントは「明確な目標を立てること」。
それを達成するために「5年後はどうするか」「1年後はどうするか」と目標をこまかに考えることが大切と話しています。
公式サイト:20代で投資総額10億を目指す!不動産投資家 八木エミリーのブログ
【3人目】総資産6.5億円の元サラリーマンオーナー「赤井誠」さん
アパート経営で成功されたサラリーマンとして「赤井誠」さんは有名人でもあり、発行された投資に関する本「ゼロからの不動産投資」も人気です。
神奈川県の横浜市生まれで、オーナーになる前にはメーカーの研究・開発業務に携わっていました。
小学3年生のときに北海道へ転校。負けず嫌いの性格から猛勉強をして中学受験をされたとのこと。大学は北海道大学を受験して無事合格。高校や大学は、親の事情もあり特待生や授業料免除・奨学金などでやりくりしたとのことでたいへんな思いをされたのがブログでもわかります。
その後は比較的好きな仕事に就くことができ、普通の暮らしをしていたある日「ボロ物件をリフォームして家賃収入を得る」という記事と出会います。
そこで衝撃を受けて不動産投資をはじめようと決意。サラリーマンのかたわら、土曜日と日曜日、そして夜は不動産投資や経営をおこなう「サラリーマン大家」として活動されていました。
はじめてのアパート経営が今や家賃収入7500万円!
ゼロからの不動産投資でしたが、現在は11棟81室を所有しています。総資産額は約6.5億円で、年間の家賃収入が約7,500万円、キャッシュフローが約4,500万円と大きくなっています。 現在所有されている物件をご覧ください。
- 横浜市(利回り11%):木造6戸
- 横浜市(利回り33%):木造4SLDK
- 横浜市(利回り16.7%):RCリノベーション1K 10戸・1LDK 1戸
- 藤沢市(利回り25.5%):区分所有マンション30戸
- 宮崎市(利回り12.8%):太陽光発電
購入後にリノベーションして貸し出すという方法がメインになっているのがわかります。 最近では新しいアパートにIOTを導入。
近年ほとんどの人はスマホを所有しているから、機能を使いこなしているよね。部屋のカギを遠隔操作で開閉したり、エアコンを帰宅前につけておいたりできるから便利です。
このような技術的なものを先行者利益が得られるうちに投資したほうがよいと赤井さんは考えられています。
公式サイト:赤井誠のゼロからの不動産投資と0円世界旅行
【4人目】8年で18棟のマンション・アパートオーナー「椙田拓也」さん
次にご紹介するのは、1974年生まれ兵庫県出身の椙田卓也(すぎたたくや)さんです。北九州市立大学を卒業してから大和ハウス工業株式会社に勤め、オリンパス株式会社に転職。2009年から不動産投資をはじめました。
8年間で18棟のアパートやマンションを所有し、現在は17棟136室を保有。家賃収入が6000万円となっています。
2015年に所有物件が100室超えたためサラリーマン大家をリタイア。現在は投資活動をおこないながら投資家へのアドバイスなどをおこなっています。また書籍も多く出版されており、これからアパート経営をはじめる人のバイブルです。
「知れば得する!”お金が増える”大家さんの税知識」では、不動産投資のカギを握るのは税コントロールであると記されてあり興味深い内容です。
そんな椙田さんですが、不動産投資をはじめてから辛い時期を経験されています。どのようなことがあったのかみていきましょう。
困難も乗り越え現在のアパート経営の状況は?
2011年に東日本大震災があり、その直後千葉県の中古アパートを購入されました。しかし、地震の影響もあり空室率がなんと70%という壊滅的な時期をむかえてしまったのです。
しかしあきらめずに入居率アップの努力を続け、収益はV字回復。その内容は著書にも記されています。
楠田さんは「不動産投資はスポーツと似ている」と話しています。「不動産投資には基本的なルールがある」「それを理解すること」「行動すれば上達すること」が似ている。
またほかに大切なこととして、以下も述べられています。
- 購入希望の物件がある地域の賃貸需要の有無を見極める
- 周辺の競合となる物件の入居率などの正確な情報
- 不動産業者に連絡するのは相手が忙しくない日時にする
楠田さんならではの独自視点によるアパート経営のコツを学べます。 アパート経営を検討するかたにとって、楠田さんのブログはたいへん参考になるでしょう。
公式サイト:椙田卓也不動産投資で成功するための公式ブログ
【5人目】夫の反対を押し切りはじめたアパート経営が大成功!「蘭木緑」さん
主婦をしながら、空いた時間で不動産投資や賃貸業をおこなう「蘭木緑」さん。一級建築士や宅地建物取引主任、インテリアプランナーの資格を保有。しかし旦那様の海外赴任のため11年間海外で生活をしており、資格の持ち腐れになっていました。
2006年に海外赴任が終わり日本に帰国されてすぐに「大家業をするぞ! 」と思い、行動に移しています。蘭木さんの行動力はすごいのですが、このとき旦那様に反対されてしまいます。
もちろんそのときに資金が余るほどあるわけではありませんでした。そのため、サラリーマンである旦那様の給料に頼り借り入れをしなければならなかったのです。
最初におこなったのは物件の情報収集。パソコンで2ヶ月探し続けて運命のアパートと出会います。そのあと、旦那様を説得するための事業計画書を作成したところ「やってみれば? 」と了承を得られました。ブログでは購入までの流れも赤裸々に語られており、どうなったのかなどがわかりやすく述べられています。
主婦オーナーが所有する物件とは?
主婦でもある蘭木さんは『主婦大家業は今日も楽し』という著書も出版。賃貸業はリスクもあり経営術などむずかしいものではありますが、蘭木さんは入居者やご近所のかたも巻き込んで楽しく賃貸経営をされています。
賃貸経営をしていると「お金を稼ぐビジネス」として、どこかで楽しさを忘れてしまうこともあります。 しかし蘭木さんの著書やブログを読めば、大家さんとして「楽しむ」ということがどう成功にもつながるのか理解できるでしょう。
蘭木さんは現在、以下の物件を所有されています。
- 東京:1棟6戸
- 甲府:1棟6戸
- 東京都:区分マンション(現金購入)
- 激安戸建(固定資産税評価額以下の物件):旦那様とリフォームをおこない再建
- 甲府:テラスハウス3戸
蘭木さんは自分たちの手でリフォームをおこない経営もされています。
公式サイト:主婦だって大家!ドットコム
【6人目】9年で資産5億円を達成した埼玉のオーナー「鈴木ゆり子」さん
見た目や雰囲気がとても愛らしい田舎にいるようなおばちゃん「鈴木ゆり子」さんです。
1950年の群馬県生まれで、21歳で結婚し専業主婦として3人の子供を育てあげました。そして1998年、職探しているなかで自分の学歴が中卒であることを理由に埼玉県でアパート経営を開始。
そのあと9年間で20棟200戸を所有して、資産総額5億円にまで伸ばしたすごい大家さんです。それだけではなく、2007年に羽生駅西口前に不動産屋さんを開業しています! なんとアグレッシブなおばちゃんなのでしょうか……。
大家業に大切なこととして「主婦の感覚」が重要と述べています。一般的に賃貸業を営むオーナーは男性が多いので、女性の目線や主婦の目線が不足しがち。
そこに目をつけた鈴木さんは手直しすべき点をみつけて、自分たちも一緒にリフォームをすることで魅力のある物件に変化させてきたのです。 資産5億円となった鈴木さんですが、どのような物件を所有しているのでしょうか?
すべて自宅近くのアパート経営で年収1億円!
鈴木さんは、職探しでハローワークにいった際にいろいろ質問されこのように答えられました。
- 得意とすることは? →家事
- 文字を書くのは得意? →個性的な字
- 計算できますか? →計算のたびに数字が違う
- パソコンはできる? →見たことはあるが触ったことはない
上記の結果、ハローワークの女性担当者に笑われたとのこと。 しかし逆に考えると、計算が苦手・パソコンができない人でも頑張れば家主業ができるということ。
所有している物件についての詳細はわかりませんが、所有・管理されている物件はすべて自宅近くのアパートです。なにかあったときにすぐに対応できるので、入居者も安心して過ごすことができますね。 入居者を第一に考えたアパート経営を知りたいときには、鈴木さんの成功例を参考にしてみましょう。
公式サイト:20棟200戸で平均利回り20%超!年収1億円超のカリスマ大家さん
【7人目】海外不動産にも挑戦中のイケメンオーナー「生形大」さん
現在サラリーマンをされながら不動産を所有し経営している「生方大(うぶかただい)」さん。不動産投資をはじめたのは5年前とまだ最近で、現在は8棟142戸の物件を所有しています。
大学を卒業したあとに企業で働き、入社2年目に人員整理のためリストラにあいます。そのあともリストラにあう同僚を目の当たりにし、先の人生に不安を感じて起業しようと感じたのです。
不動産投資以外にも、株やFXなどにも投資したものの安定した収入は得られず、最後にたどり着いたのが不動産投資でした。 日本の人口が減少して地価も下がり続けていたことを理由に、将来を見据えて海外の不動産投資を開始。
現在はフィリピンに4部屋、マカティとセブ島に投資しています。 ほかにもサラリーマンをしながら不動産投資に関するセミナーやコンサルティング、コラムの執筆活動など、幅広く活躍されています。
利回り60%の物件を取得!?アパート経営をやめたワケ
現在の生形さんは不動産投資家としても活動されており、訪日外国人をターゲットにした簡易宿所物件も所有しています。その隣の土地に新築を2棟立てる予定でした。 しかし生形さんの目算では国内の人を対象としたアパート経営は今後衰退していくとのこと。
将来性の低いビジネスと感じるようになり、アパート経営から別の投資に移行しつつあります。そのため、海外不動産に目を向けて活動されています。セミナーなども開催されているので、機会を見つけて参加してみてください。
公式サイト:勝ち組大家への道
まとめ
大家さんとして成功されたかたのブログを拝見する限り、職種や年齢など問わないことがわかります。 同時に若い人でも主婦でもおばちゃんでも、一から不動産投資をはじめることは可能だということもよく理解できるブログばかりでした。
7名の成功したオーナーの共通点は、経営に関して深く考え行動に移していること。 考えてばかりでは何も達成されないことは、アパート経営を成功させるにあたってもっとも大事な要素だと言えるでしょう。