フレッツ光全戸加入プランの申し込みはどうすればいい?全戸加入プラン申し込みの基礎知識を徹底解説
フレッツ光全戸加入プランは、大家がNTTに一括契約を申し込みます。しかし代理店をとおして申し込みすることもできるため、誰がどこで契約すればいいのか少々わかりづらい面も。
また場合によっては、入居者が直接契約をしたり、解約金が発生したりするケースも考えられます。 そこで「あぱたい」が、全戸加入プランの申し込み先や申し込みの流れなどについて、わかりやすく解説します。 どうやって申し込みをしたらいいのか迷っていた大家さんも、当記事を読めばすぐに申し込めるようになるでしょう。
まずは、誰がどこに申し込みをすればいいのかを明確にしていきましょう。
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「フレッツ光全戸加入プラン」の申し込みについて知っておこう
先ほど触れたように、フレッツ光全戸加入プランの申し込みは、下記の2パターンあります。
- NTT受付センターに直接申し込む
- 代理店をとおして申し込む
いざ申し込む際に戸惑うことのないよう、「誰が・どこに」申し込めばいいのか、申し込みの流れをしっかりと頭に入れておきましょう。
フレッツ光全戸加入プランは誰が契約するの?
通常のフレッツ光は入居者が個人で契約しますが、全戸加入プランは大家が全戸分を一括で契約し、料金も全額支払います。 「それじゃ、大家だけ損するのでは……」と考えてしまうかもしれませんね。
しかし入居者に無料インターネット環境を提供することで、入居者集めが容易になり、長く住んでもらえるメリットが手に入ります。
フレッツ光全戸加入プランはどこに申し込めばいい?
基本的にはNTT受付センターへ直接申し込めばいいでしょう。
Webサイトからの問い合わせ、もしくはフリーダイヤルで申し込めばすぐに対応してくれます。 また全戸加入プランを扱っている代理店に申し込む方法でもOKです。
個人向けフレッツ光に比べて代理店はそう多くありませんが、キャッシュバックなどの特典がある場合も。
【NTT東日本問い合わせ】
【NTT西日本問い合わせ】
【代理店例】
※特定の代理店を推薦するものではありません
めったにないとはいえ、代理店は倒産リスクがあるので、どうしても気になる人は直接申し込みをしましょう。
NTT東日本と西日本の違い
画像引用:NTTグループ NTT東日本、NTT西日本のサービス提供地域について
NTT東日本と西日本のどちらと契約するかは、物件の所在地によって自動的に決まりますので、通常大家が意識する必要はないでしょう。
全戸加入プランの内容については、基本的に東日本・西日本どちらも大きな差はありません。唯一の大きな違いは、「最低契約戸数」です。東日本が4戸以上、西日本は6戸以上と決まっています。
エリアをまたいで共同住宅の経営をする場合など、「東日本は4戸でよかったのに……」とならないように、NTT東西の違いはしっかりと把握しておいてください。
「フレッツ光全戸加入プラン」の申し込みの流れを解説
先ほど契約先については説明しましたが、いざ申し込みの段階になると意外に戸惑ってしまうものです。状況によっては、入居者が個別に申し込むケースもありますので、しっかりと「申し込みの流れ」を理解しておきましょう。
フレッツ光全戸加入プランの申し込みの流れ
基本的には申し込みをすれば、あとはNTTがすべて段取りしてくれます。大家がすることは「申し込みと契約」くらいでしょう。
ただし既存の建物に導入する場合は、のちのちトラブルにならないよう、導入を決めた時点でなるべく早く入居者に告知しておくことを強くおすすめします。
これから無料でインターネットがつかえるというメリットをしっかり伝えることがトラブル防止に繋がります。
覚えておきたい!入居者が個別で申し込みをするケースも
大家が入居者全員分を一括で契約する全戸加入プランは、基本的に入居者とNTTが直接やりとりする必要はありません。
ただし以下のようなときは、入居者がNTTに直接連絡をする場合もあります。
① ひかり電話、リモートサポートなどのオプション契約をする場合
② 各部屋まで光配線がされておらず、これから配線工事が必要な場合(都合のよい日程をNTTに連絡)
③ 速度が遅いため、入居者が自分でハイスピードタイプからギガマンションタイプに変更する場合
①と②は、入居者が連絡をするというだけで、フレッツ光の契約はあくまでも大家です。(オプションの契約と支払いは入居者)
しかし③のケースでは、入居者があらたにギガマンションタイプを契約することになります。当然料金は入居者が払うことになり、入居者にしてみれば「最初からギガマンションタイプにしておけばいいのに……」と不満が噴出するのは間違いないでしょう。
最初から全戸ギガマンションタイプで契約できればベストですが、もし入居者が個別に変更する場合は、大家が料金を負担することも考慮するべきです。
無料インターネットを導入して不満が出てしまっては、導入した意味がなくなってしまうため注意が必要です。
最悪違約金も!今まで契約してきた契約は転用できる?
すでに入居者がいる共同住宅へ全戸加入プランを導入した場合、入居者が今まで契約していたインターネット回線は今後使用できません。
フレッツ光であれば、その契約は「転用」が可能です。しかしソフトバンク光のような「光コラボ回線」であれば、2年ごとの契約更新月と解約時期がタイミングよく合わない限り、7,000円〜1万円程度の違約金がかかります。
せっかく入居者サービスのために導入する全戸加入プランです。まずはしっかりと導入を周知徹底しましょう。違約金が発生した場合は大家の負担にして、トラブルが起きないようにすることも検討してください。
多少の違約金が発生しても、「これから無料でインターネットを利用できる」というメリットをきちんと伝えましょう。
全戸加入プランよりも、お安くインターネット設備を導入したい場合には、オススメの業者もありますので、比較検討の要素としてご検討ください。
まとめ
フレッツ光全戸加入プランの申し込みは、Webサイトから問い合わせる方法と、電話で申し込むふたつの方法があります。
どちらにしても申し込みさえすれば、契約以外はすべてNTTがやってくれますので、特にむずかしいことはなにもありません。 ただし、速度の問題で入居者が個別に契約する場合や、入居者が契約していたインターネット回線の違約金が発生するケースでは、大家がわでも注意が必要です。
せっかく導入する全戸加入プランがトラブルを生まないように、事前告知をしっかりおこない、大家が入居者の支出を負担することも考慮しましょう。
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