富山県のアパート経営に強いおすすめ会社7選!選びかたや富山の特徴も学んで投資の失敗を防ごう
富山県でのアパート経営って成功するの? 空室率高そう……。
そう思ってこちらに辿りついた人もいるのではないでしょうか? たしかに富山県は人口流出が著しく、戸建て志向の人が多い地域であるのも事実です。
しかし賃貸物件が存在している限り、需要は必ずあります。 富山県でアパート経営を成功させるために、「あぱたい」がおすすめの建築会社をはじめ、富山県の強みや魅力を紹介。
不動産投資家が手を出さない地域の富山県で、ニッチ戦略を学びましょう!
目次[非表示]
- 1.富山県のアパート経営に強い会社7選
- 1.1.大手で安心感重視!アパート経営に強い有名な会社5選
- 1.1.1.1.大東建託株式会社
- 1.1.2.2.ミサワホーム株式会社
- 1.1.3.3.東建コーポレーション株式会社
- 1.1.4.4.三井ホーム株式会社
- 1.1.5.5.大和ハウス工業株式会社
- 1.2.地域密着型!地元のアパート経営に強い会社2選
- 1.2.1.1.株式会社中田工務店
- 1.2.2.2.株式会社塗元
- 2.アパート経営で失敗しないための建築会社の選びかた
- 2.1.1.大手企業のメリット・デメリット
- 2.2.2.地域密着型企業のメリット・デメリット
- 2.3.3.根拠のある提案をしてくれる
- 2.4.4.親身になって相談に乗ってくれる
- 2.5.5.希望する建築構造が得意かどうか
- 3.富山県内でアパート経営は儲かるのか?
- 3.1.富山県賃貸市場
- 3.2.富山県と近隣の石川県と岐阜県を比較
- 4.アパート経営を富山県ではじめる際の強み
- 4.1.1.地方移住相談件数全国6位
- 4.2.2.働きやすさトップクラス
- 4.3.3.子育て支援と環境の充実
- 5.富山県でアパート経営をはじめる場合のポイント
- 6.まとめ
富山県のアパート経営に強い会社7選
富山県でアパート経営に強い会社を、大手と地域密着型にわけてご紹介します。自分のアパート計画に合う会社をみつけましょう!
大手で安心感重視!アパート経営に強い有名な会社5選
1.大東建託株式会社
公式サイト:https://www.kentaku.co.jp/
22年連続「賃貸住宅管理戸数1位」の大東建託。 アパート施工による数多くの実績をもとに、さまざまな賃貸住宅商品を展開しています。
住む人のライフスタイルに合わせた間取りのアレンジ・カスタマイズが可能な建物など、入居者目線の施工技術に定評があります。
2.ミサワホーム株式会社
公式サイト:https://www.misawa.co.jp/totikatuyo/
自社独自の先進テクノロジーで災害に強い建物づくりが強みのミサワホーム。 さらに、これからの賃貸住宅のスタンダードといわれるゼロ・エネルギーハウス「ZEH」住宅を発表。
長期にわたり、安定経営を目指す大家さんの強い味方になってくれます。
3.東建コーポレーション株式会社
公式サイト:https://www.token.co.jp/
節税効果にすぐれた、賃貸経営の提案を得意とする東建コーポレーション。 長期安定経営が可能な地域を分析し、将来性の高いアパート経営の強い味方となってくれます。
そのため事業承継にも目をむけたサブリースの体制も、しっかり整えられています。
4.三井ホーム株式会社
公式サイト:https://www.mitsuihome.co.jp/property/
さまざまな条件での耐震実験をコンスタントにおこなっている三井ホーム。 災害リスクの意識が年々高まる入居者にとって、耐震性があるアパートは安心を覚えます。
アパートではまだ希少性が高いといわれる耐震・免震アパート。 差別化を図る意味でも、ぜひ検討してみてください。
5.大和ハウス工業株式会社
公式サイト:https://www.daiwahouse.co.jp/tochikatsu/d-room/
これからは売買収益よりも、賃貸収入で不動産投資をするのが賢明と説いている大和ハウス工業。 景気に影響されず、将来性の高いアパート経営を実現させるための提案力に長けています。
メゾネットタイプの商品も豊富で、アパート経営の可能性を広げてくれます。
地域密着型!地元のアパート経営に強い会社2選
富山県では、地元に精通している建築会社が多くはありませんが、優秀な会社は存在しています。 そのなかでも、とくにおすすめの会社2社を選びました。
1.株式会社中田工務店
公式サイト:https://kknakada.co.jp/
富山市にある中田工務店。 完全自由設計を採用し、大手ハウスメーカーが手掛けているゼロエネルギー住宅「ZEH住宅」の施工実績があります。
自社では「ZEH」をさらに進化させた「Smart2020」を採用。 同じ市内には、同商品のモデルハウスがありますので、お近くのかたはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2.株式会社塗元
公式サイト:http://www.nurigen.jp/index.html
社名のとおり、塗装施工を業務としている塗元。 要望や予算をしっかりヒアリングし、依頼者が納得するまで対話する姿勢をくずしません。 そして富山県で一番の高品質と、環境保全をコンセプトに日々取り組んでいる企業です。
外壁塗装はもちろん、屋根裏断熱工事・フルリフォームなども手掛けています。 すでにアパート経営をしている大家さん、中古アパート購入希望のかたは、ぜひ相談してみてください。
アパート経営で失敗しないための建築会社の選びかた
安定したアパート経営に必要なのは、なんといってもアパートという建物。 アパートを建築するにあたり、なにを基準に選べばいいのかわからない人は少なくありません。
「こんなはずじゃなかった……」と思わないよう、よい建築会社選びのポイントをご紹介します。
大手企業と地域密着型企業、それぞれのメリット・デメリットを同時に紹介します。
1.大手企業のメリット・デメリット
大手企業、いわゆる大手ハウスメーカーのメリットは、まず圧倒的な実績にあります。 そこからさまざまな災害や天災を推測した大掛かりな実験、先進テクノロジーを駆使した工法が生まれるのです。ほぼすべての構造に精通しているので、希望の構造に沿ったアパートづくりが叶いやすいです。
いっぽうデメリットは、大手企業特有である管轄や部署がこまかく分類されており、煩わしさを感じる点。 大家さんが要望を伝えても、そこから承認が下りるまでに時間を要します。 規格化されていること自体は悪くないのですが、臨機応変にいかない部分があることも覚えておきましょう。
2.地域密着型企業のメリット・デメリット
その地域の特性に精通しており、地元の人にしかわからない不動産情報を持っています。 またインターネットには載っていない入居者層も把握しているので、ターゲットを絞りやすいというのもメリットです。 大手にはない、臨機応変な対応をしてくれるのも地域密着型企業の特徴といえます。
デメリットは施工実績にムラがある点、なんとなく「大丈夫かな? 」と思ってしまう精神的不安です。 大手に比べ、会社情報を開示していない会社があるのも地域密着型の特徴のひとつ。 そういった点から「なんとなく不安」という気持ちが生まれてしまうのです。
3.根拠のある提案をしてくれる
「どんなアパート経営にしたいか」という要望から事業計画にわたるキャッシュフローまでプロの視点から計画を練り、根拠のある提案ができる会社が望ましいです。 建築会社のお客様は、不動産の知識があまりない人も少なくありません。そ
のためプロからみると、要望が現実的でなかったりすることが多くあります。 そんな場合も要望を頭から否定することなく、根気よく理想のアパート像を聞き出し、お客様の要望と自社のスタイルをすり合わせた提案ができる会社は信頼できるといえます。
4.親身になって相談に乗ってくれる
お客様側が不安や疑問に思っている姿勢を読み取れる会社は信頼に値します。 お客様目線で納得してもらうという意識があるかどうかは、トラブル後の対応にも違いがみえます。素人相手だからといって、うえから目線の会社は避けたほうがいいです。
逆に、なんでもかんでも要望を聞いてくれる会社も、責任転嫁などトラブルに発展しやすくなりますので要注意です。
5.希望する建築構造が得意かどうか
アパート構造は木造・鉄骨造が多く存在しますが、希望の構造がすでに決まっている場合はその構造での建築実績が多くある会社を選びましょう。木造は戸建てのみ、アパートはRC造のみ、という会社は避けたほうがいいですね。
富山県内でアパート経営は儲かるのか?
富山県内でのアパート経営は、果たして成功する可能性は高いのか、統計を踏まえてみていきましょう。
まずは富山県の人口が全国では何位なのか? ランキングで確認します。
富山県の人口は全国で37位。
地方都市は、人口流出が止まらない現実があり、富山県も例外ではありません。
次に着工数が全国で何位なのかみてみましょう。
こちらも富山県は36位と、人口数のランキングとほぼ変わらない結果に。 だからといって、賃貸物件自体の需要が低いとも限りません。
これまでは日本全体のマクロ視点でみましたが、ミクロ視点でみてみるとどうでしょうか?
富山県賃貸市場
下図は、富山県内のいくつかの市内をピックアップした統計結果です。
参考:富山県ホームページ
空室率が高めなところが多いし、やっぱり富山県でのアパート経営はむずかしいのでしょうか?
では、富山県と近隣県の賃貸需要をみてみましょう。
富山県と近隣の石川県と岐阜県を比較
石川県と岐阜県、どちらも人口が減っており同じ地方都市としての現状がうかがえます。 そして注目すべきは岐阜県が人口トップなのに対し、空室率はもっとも高い数字となっています。
たしかに富山県でのアパート経営は、簡単ではないとみて間違いありません。 同時にどんなに立地がいい地域でも、入居者ニーズを無視するなど軽い気持ちでアパート経営をはじめると失敗します。
簡単な気持ちでアパート経営をはじめるのは危険です。 結果、どの地域でも戦略なしではアパート経営の成功にはつながらないのです。富山県にアパート経営を成功させるだけの強みはあるのか見ていきましょう。
アパート経営を富山県ではじめる際の強み
富山県は人口流出など悪い面ばかりではありません。 違う視点から富山県をみると、将来性のあるアパート経営がみえてきます。
- 地方移住相談件数全国6位
- 働きやすさはトップクラス
- 子育て支援と環境の充実
1.地方移住相談件数全国6位
順位 |
都道府県 |
相談数(件) |
1位 |
長野県 |
18,142 |
2位 |
新潟県 |
16,456 |
3位 |
石川県 |
14,855 |
4位 |
北海道 |
13,844 |
5位 |
兵庫県 |
13,686 |
6位 |
富山県 |
12,756 |
7位 |
福島県 |
11,774 |
8位 |
福井県 |
10,730 |
9位 |
高知県 |
10,509 |
10位 |
静岡県 |
9,981 |
富山県への移住希望者は、大半が20~30代の若い世代。 そのため富山県では移住支援制度が充実しており、条件に当てはまれば最高100万円の支援金を受け取れる制度もあります。
東京23区(在住者又は通勤者)から富山県へ移住し、移住支援金対象求人に就業した方に、国・県・市町村が共同で移住支援金※を支給する制度です。(※100万円〔単身の場合は60万円〕)
引用:くらしたい国、富山
また、じっくり富山を知ってから移住したいと思う人のために、富山県移住・定住促進サイト「くらしたい国、富山」では、「とやま移住応援団」というサービス事業を展開。
賃貸情報など、富山県での暮らしに役立つ情報提供はもちろん、教習所や引っ越し料金の割引といった各種サービスが満載です。
このような移住者への支援制度により外部からの流入が予想され、賃貸需要が高まる可能性があるといえます。
2.働きやすさトップクラス
総務省の就業構造基本調査によると、2017年の正規労働者の割合は富山県全体で7割、全国で3位という結果に。さらに離職率の低さは全国1位!
それは、景気に左右されない富山県の雇用環境にあります。 医薬品や伝統産業・最先端テクノロジーまで、さまざまな産業構造、さらに若年層(15~34歳)に対しての職業教育にも力をいれているのです。
3.子育て支援と環境の充実
保育所の待機児童はゼロ。地域の保育サービスが利用できる応援券を配布するなど、富山県では地域ぐるみでの子育て支援が整っています。
出産・育児を理由に過去1年間に離職した割合も2割以下と、共働きが多い富山県は、女性にとってとても働きやすい環境。 さらに文部科学省がおこなう「全国学力・学習状況調査」によると、2019年度の富山県の学力ランキングは47都道府県のうち、4位(小・中学生)という結果。
富山県は、学力調査で毎年上位にランクインする常連県です。
- 子供にとっては、自然に触れ合う機会があり教育の質が高い
- 親にとっては、働きやすい環境で衣食住のコストが低い
働き盛りの20~30代の移住者が多いのも、このように職場環境と住環境のバランスが安定しているからなのです。
富山県でアパート経営をはじめる場合のポイント
富山県でのアパート経営は、戦略を持ってはじめるのが成功のカギです。 県内でもとくに賃貸の需要がある地域をピックアップしました。
富山県内でアパート経営をはじめる際に注目すべき地域
富山市
富山市は交通の利便性が高く、単身者が多いエリア。
駅周辺を中心に「マリエとやま」をはじめとするショッピングセンターや病院、大学が多くあります。 飲食店やスーパーなど、単身者が生活しやすい環境が整っているエリアなので、選ばれるアパート経営にするためには差別化できる設備が重要です。
比較的日照時間が少ないといわれている地域なので、部屋干しでも乾くよう浴室乾燥機が重宝されます。 また、インターネット無料もここ数年で急激に需要度が高まっています。
「あぱたい」での人気の設備についてはこちら>>空室対策の鉄板設備【無料インターネット】金持ち大家が教えたくない5つの導入ポイント
砺波市
学校や保育園が多くあり、ファミリー世帯が多いエリア。 「イオンモールとなみ」といった大型ショッピングセンターをはじめ、スーパーや医療施設の充実など日常生活には困りません。
同時に自然豊かな環境で生活ができ、子育て支援制度も万全。
居住者は車所有がほとんどですので、アパートでは駐車場の確保はマスト。
積雪のことも考えたガレージハウスタイプのアパートは、周辺物件との差別化にもつながります。
地域によりワンルームとファミリーを選択
北陸新幹線の停車駅でもある富山駅をはじめとする富山市は、公共交通機関の利便性が高くビジネスマンや大学生のひとり暮らしが集まりやすいエリア。 こういった地域は、ワンルーム~1DKタイプのアパートが選ばれやすくなります。
対して砺波市、南砺市などは自然豊かで車移動が必須のエリア。 こういった子育て環境にもすぐれているエリアは2LDK~タイプのアパートにするなど、入居者層に合った間取りの選択が大切です。
しかし、富山県は戸建てによる持ち家志向が高いため、2LDK以上の間取りは慎重な判断が必要に。 アパートを建てたい周辺に、広い間取りの空室アパートがないかの調査はしっかりおこないましょう。
まとめ
富山県は、ほかの地方都市と同じく人口流出によりコンパクトシティ化がすすんでいる地域でありながら、移住者支援など地域活性化のプロジェクトがすすんでいます。
これから若い世代が流入することにより、従来の戸建志向から賃貸志向へと移り変わる可能性もゼロではありません。
地域特性に合った間取り・入居者の利便性を考え設備を充実させるなど、大切なのは大家さんが住む人のためのアパートづくりができるかどうか。 その気持ちが、富山県でのアパート経営成功の第一歩ではないでしょうか。