学生寮/社宅のWi-Fi(無線LAN)の導入工事やおすすめのネット回線をわかりやすく解説!
Wi-Fi導入と聞くと、集合住宅に導入するイメージが多いですが、寮や社宅にもWi-Fiは導入できます。
寮や社宅を所有している大家さんも、こちらの記事を読んで、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
目次[非表示]
- 1.学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入するメリットは?
- 1.1.空室リスクが減る
- 1.2.利用学生/社員の満足度が高い
- 2.学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入するデメリットは?
- 2.1.速度が遅くネットトラブルになる可能性がある
- 2.2.工事費用がかさむこと
- 3.学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入する手順は?
- 3.1.見積もり取得
- 3.2.見積もり比較検討
- 3.3.入居者への事前通達
- 3.4.工事の申込み
- 3.5.現地調査・結果の共有
- 3.6.光回線の申し込み
- 3.7.契約対応
- 3.8.入居者への案内
- 3.9.導入工事
- 3.10.有線の場合
- 3.11.無線の場合
- 4.学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入するときのおすすめのネット回線は?
- 4.1.選択肢①「工事のいらないモバイルWi-Fi」
- 4.2.選択肢②工事が必須な光回線
- 5.まとめ
- 6.この記事を読んだ方に人気の記事
学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入するメリットは?
空室リスクが減る
社宅や学生寮で、インターネットの通信速度や通信品質が悪いと思っている人は、思ったよりも多くいるのではないでしょうか。
社宅や学生寮では、各々がそれぞれの部屋で、動画を見たり、漫画を読んだり、ゲームをしたり、友達や家族と連絡を取ったりと、インターネットを利用する機会は多くあります。
そのため、通信速度が遅いとイライラするという声もよく聞きます。
また、社宅や学生寮で暮らす人は、家族と離れて暮らしている人がほとんどです。
インターネットの環境が整っていると、家族といつでもスムーズに連絡を取ることができるため、安心します。
通信速度や通信品質が良いインターネット環境を提供すると、空室対策にもなり、退去防止にもなります。
社員や学生たちに、快適に暮らしてもらうため、通信品質の良いインターネットを導入してみませんか。
利用学生/社員の満足度が高い
インターネット環境が整っている社宅や学生寮の満足度は高いです。
実家暮らしや一人暮らしに比べて、社宅や学生寮は何かと不便である点が多いです。
しかし、無料でインターネットが利用できる場合は、その他に少し不便な点があっても、暮らしている学生や社員の満足度が高い傾向にあります。
社員は、テレワークの推進などにより、在宅勤務をする方も増え、インターネット環境が整っていないと仕事に支障が出ます。
学生も、オンライン授業が増えたため、家でパソコンを繋いで授業を受けることが増えました。
部屋の中でも快適なインターネット環境を利用できることが、利用者の満足度を高めます。
学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入するデメリットは?
速度が遅くネットトラブルになる可能性がある
社宅や学生寮のインターネットの速度が遅いと不満を持っている人も多くいます。
あまりにも速度が遅く、仕事や授業に支障をきたすようであれば、社員や学生からクレームが入り、トラブルに発展する可能性もあります。
速度が遅いせいで、家族ともスムーズに連絡が取れなかったりすると、社員や学生の気持ちが不安定になったりと心のバランスが崩れてしまうこともあります。
インターネットの速度が遅いと、様々なトラブルを引き起こす原因になるため、高速インターネットを導入することをおすすめします。
工事費用がかさむこと
学生寮や社宅は、2.3階建てのアパートタイプが多いため
一括で導入できるマンションタイプの回線を導入することができません。
そのため、回線工事が必要な戸建てプランで導入することになります。
戸建てタイプは、電柱などに引いてある回線を建物内まで直接引き込まなければならず、大がかりな工事が必要となるため、工事費用が高くなる可能性があります。
開通までに、2か月程かかる場合もあります。
契約の際に、他サービスをオプションでつけると少し割引が効く場合や、キャンペーンを行っている場合もあるため、契約の際、費用については業者にきちんと確認しましょう。
学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入する手順は?
見積もり取得
まずは、複数の業者に見積もり依頼をしましょう。
社宅や学生寮の規模や、所有エリアなどを詳しく業者へ伝えることで、スムーズに見積もりを取得することができます。
業者は、費用や工事内容など、物件に合わせた見積もりを作成してくれます。
見積もり比較検討
見積もりを取得したら、工事内容や費用(月額費用や初期費用)を比較し、どこの業者に頼むか決めましょう。
費用だけでなく、業者の対応なども見て、比較検討することをおすすめします。
入居者への事前通達
光回線を導入することが決定したら、大家さんから直接、または管理会社様から入居者様へ無料でインターネットが利用できる旨を通達しましょう。
事後報告は、トラブルの元になるため、事前に報告する必要があります。
工事の申込み
光回線導入の工事を業者へ依頼しましょう。
宅内工事が必要な場合や、もっと大がかりな工事が必要な場合もあります。
工事の申込は早めに済ませておくことをおすすめします。
現地調査・結果の共有
業者が、所有物件へ出向き、光回線が通せるかどうかを調査します。
現地調査を行った上で、どのような工事が必要になるのか共有してもらいましょう。
光回線の申し込み
現地調査で光回線が通せることが確定したら、光回線導入の申し込みを行いましょう。
大家さんが一括で申し込みを行うため、入居者様に手続きなどの手間はかかりません。
契約対応
所有物件に合ったプランに決め、大家さんが一括で契約をし、支払いを行います。
入居者様が負担する費用はありません。
そのほか、何も問題がなければ、早めに契約対応を行いましょう。
入居者への案内
所有物件の入居者様へ、光回線導入の詳しい説明を行い、各戸に工事が必要であれば、その工事の日程調整を入居者様と行います。
工事が必要なければ、いつからインターネットが利用可能になるのか、入居者様とスケジュールを共有しましょう。
導入工事
契約が終わり、入居者様に案内が完了したら、光回線導入工事に入ります。
導入工事が完了後、各戸でインターネットが無料で利用できるようになります。
戸建てタイプで契約すると、建物の外の電柱などから回線を引き込まなければならないため、大がかりな工事になります。
有線の場合
有線の場合は、共用部のルーターから各戸へLAN配線を行い、各戸にWi-Fi機器を設置する方法です。
Wi-Fi機器を各戸に設置するため、通信速度や品質も安定しています。
大がかりな工事は発生しませんが、各戸の工事は必要です。
無線の場合
無線の場合は、所有物件の共用部や外壁にWi-Fi機器を設置することで、インターネット接続を共有する方法です。
その設置したWi-Fi機器から、各戸へ電波を飛ばします。
各戸へWi-Fi機器を置く必要はないため、各戸への工事は発生しません。
しかし、共用部から遠い部屋であると、通信速度が低下する可能性があります。
学生寮/社宅にWi-Fi(無線LAN)を導入するときのおすすめのネット回線は?
選択肢①「工事のいらないモバイルWi-Fi」
工事不要で、持ち運び可能なモバイルWi-Fiをおすすめします。
モバイルWi-Fiの特徴は、
- 持ち運び可能なため、外出先でも利用できる
- 動画視聴の場合も十分なスピードが出る
- 月額料金が、約3,000円程
- 実質無制限
入居者様に1つずつ、モバイルWi-Fiを渡して、簡単に設定をしてもらうだけで、インターネットを利用することができます。
持ち運びが可能なため、外出先でもスマホやタブレット、パソコンと繋げてインターネットを利用できるため、とても便利です。
休みの日に、実家に帰ったりする場合にも、持ち運べるため、どの場所でも快適にインターネットを利用することができます。
敷地内に設置してある回線よりも、モバイルWi-Fiのほうが、通信速度が速い場合もあります。
ここで、おすすめのモバイルWi-Fiをご紹介します。
- GMOとくとくBB WiMAX 2+
月額3,000円代から利用できるモバイルWi-Fiです。
高速通信が可能なため、動画などもストレスなく視聴することができます。
ギガ放題 (税込) |
ライトプラン (税込) |
|
月額料金 |
1~2カ月目:3,969円 3〜24カ月目:4,668円 25カ月目以降:4,668円 |
1カ月目以降:3,969円 |
選べる機種 |
WX06
W06
HOME02
|
|
支払方法 |
クレジットカードのみ |
|
解約方法 |
マイページから解約できます。 |
高額のキャッシュバックや、お得なキャンペーンなども随時行っています。
最大30,000円のキャッシュバックを行っており、11か月に口座へ振り込まれます。
契約して20日以内なら、違約金なしで解約できます。
解約はマイページより申請できるため、面倒な手続きなど発生しません。
また、専用回線を利用しているため、高速通信が可能です。
通信速度にこだわる方におすすめです。
最新端末であるW06は、下り速度1.2Gbpsと光回線と同じレベルの通信速度です。
ただし、障害物によって電波が悪くなる可能性があり、場所によっては圏外になってしまうこともあります。
利用してみて合わない場合は、20日以内なら違約金なしで解約できるため、まずは試してみることをおすすめします。
- MugenWiFi
モバイルWi-Fiの中で、最安値クラスの料金で提供しています。
Mugen WiFiは、ドコモ・ソフトバンク・auの電波を拾って接続するため、地下や電車内でも接続しやすいです。
提供エリアは、上記3キャリアと同一のため、全国のエリアで利用できる点も強みです。
ただし、各キャリアと同様に障害物などがある場合は、繋がりにくい場所もあるため、理解しておきましょう。
月額料金(税込) |
格安プラン:3,718円 アドバンスプラン:4,268円 (地図、翻訳アプリ付き) |
キャッシュバック |
13,500円 |
機種 |
U2s、G4 |
支払方法 |
クレジットカード |
その他 |
オプションで海外利用可能 |
100GBプランを提供しているサービスの中で、最安値料金のMugenWiFiです。
無制限使い放題で、月額3,718円です。
こちらは、使い放題プランの中では最安値です。
最大35,000円のキャッシュバックを行っています。
契約期間は、2年間となっています。
2年以内に解約すると、最大で9,900円(税込)の違約金を支払わなければなるため、注意が必要です。
2年以上利用して解約する場合は、違約金は発生しません。
また、 海外134カ国で利用可能なため、海外へ行く機会が多い方へもおすすめです。
価格重視のモバイルWi-Fiを探している方には、おすすめです。
- Air WiFi
最大100GBまでであれば、下り最大150Mbpsの高速通信が可能で、月額3,000円代から利用できるモバイルWi-Fiです。
クラウドSIMを用いたWi-Fiサービスです。
ちゃんと問題なく繋がるか不安な方のために、30日無料お試しキャンペーンがあります。
しかし、完全無料ではなく、返却処理手数料1,100円(税込)、クリーニング・メンテナンス費用として2,200円(税込)の支払いが発生します。
Air WiFiは、無制限ではなく、月の使用量は決められています。
月100GBまで利用可能なため、1人で使う分には、毎日動画を視聴しても十分な容量です。
また、利用料とは別に事務手数料として初期費用が掛かります。
契約の際に、別途初期費用がかかることをきちんと把握した上で、契約しましょう。
13か月目ごとに解約手数料0円で解約することができます。
海外135か国で利用可能なため、海外へ行く機会が多い方にもおすすめです。
サクッとプラン |
まるっとプラン |
らくらくプラン |
|
月額料金(税込) |
3,278円 |
3,608円 |
3,377円 |
同時接続台数 |
5台 |
5台 |
10台 |
最大バッテリー使用時間 |
約12時間 |
約13時間 |
約12時間 |
主な特徴 |
最安プラン |
タッチパネル搭載 スマホに充電シェア可能 |
10台まで接続可能 |
引用:やさしくねっと AiR-WiFiの評判は?契約期間の縛りなしプランでは最安級のWi-Fiです!
選択肢②工事が必須な光回線
現代では、光回線を導入しているケースが多いです。
快適なインターネット環境を利用したい場合は、光回線を導入しましょう。
しかし、室内の工事をする必要がある場合もあるため、社員や学生と工事の日程調整を行わなければなりません。
快適なインターネット環境を社員や学生に提供したい場合は、社員や学生に工事が入ることを早めに案内し、了承を得るようにしましょう。
高速のインターネット回線を利用できるのであれば、社員や学生もすぐに承諾してくれます。
おすすめの光回線をご紹介します。
- アイネット
アイネットは、光回線を利用した高速インターネットを、入居者の皆様が無料で使い放題できる環境を実現するサービスです。
通信回線はIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続方式、Wi-Fi端末はWi-Fi6(11ax)対応の端末を採用し、入居者様にはインターネットを快適にご利用いただける環境をご提供しております。
アイネットでは、入居者様が快適に過ごせるためのオプションもご用意しております。
ネットワーク防犯カメラ、スーマートホーム、雑誌・漫画読み放題サービス、IPインターフォンなど豊富に取り揃えております。
光回線から、ISP(インターネットサービスプロバイダ)、導入工事、アフターサポートにいたるまでを、すべて社内で一貫してご提供しております。
24時間365日体制の窓口を設置しているため、困ったことがありましたら、いつでもご対応いたします。
各オーナー様のご状況やニーズに合ったプランを親身になってご提案いたしますので、まずはお問合せください。
まとめ
社宅や学生寮に、無線LANのWi-Fiを導入する際は、モバイルWi-Fiをおすすめします。
通信速度も問題なく、宅内工事も不要なため、社員や学生にモバイルWi-Fiを配布するだけで、利用できるようになります。
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