ネット開通工事の気になる点を徹底解決!
所有物件にインターネットを導入したいと考えているけど、インターネット開通工事ってどうやってやるの?と疑問に思っている大家さんも多いのではないでしょうか。
インターネットを導入する際には、開通工事は必要な作業となってきます。
また、ネット開通工事は、集合住宅と戸建てでは異なった工事方法をおこないます。工事期間や工事費用も異なります。
こちらの記事では、ネット開通工事について詳しく解説していきます。
目次[非表示]
- 1.ネット開通工事は時間がかかる!?
- 1.1.ネット開通工事の期間は?
- 1.2.なぜネット開通工事は時間がかかる!?
- 1.3.インターネットを開通するのに一番早いプロバイダーは?
- 2.インターネットを開通する工事の費用は?
- 3.ネットを開通するにあたって準備することは?
- 3.1.プロバイダー契約
- 3.2.スケジュールを打ち合わせする
- 3.3.工事する場所を打ち合わせする
- 3.4.パソコン周辺機器
- 4.ネットを開通する為の期間は?
- 4.1.集合住宅と戸建てでは期間が違う?
- 4.2.戸建ては工事期間が長い
- 4.3.マンション向けは工事期間が短い
- 5.ネット開通工事ができない場合とは?
- 5.1.【戸建て】が工事できない理由
- 5.1.1.自宅が回線の提供エリア範囲外
- 5.1.2.河川や国道をまたぐ工事が必要
- 5.1.3.電柱の関係
- 5.2.【マンション】が工事できない理由
- 5.2.1.回線を繋げる装置のつなぎ口に空きがない
- 5.2.2.別の回線が導入済み
- 5.2.3.配線の問題
- 6.ネット回線の工事が不要の場合もある?
- 6.1.光コラボに乗り換え(転用)する場合
- 6.2.自宅に光コンセントがある場合
- 7.ネット開通工事の内容
- 7.1.電柱から光回線を引き込む
- 7.2.室内に光回線を引き込む
- 7.3.機器を設置する
- 8.インターネット開通時期の早さランキング
- 9.まとめ
- 10.この記事を読んだ方に人気の記事
ネット開通工事は時間がかかる!?
ネット開通までの期間は、物件の状況や構造により異なりますが、申込をしてからすぐにインターネットが使えるようになるわけではありません。
インターネットが使えるようになるためには、開通工事が必要となってきます。
ネット開通工事の期間は?
ネット開通工事は、申込から開通するまで少し時間がかかります。
インターネット提供会社によっても異なりますが、申込から開通までおおよそ1か月ほどかかります。申し込みが混雑している時期などはもう少し時間がかかりますが、逆に空いている時期だと、申込から2週間程で開通する場合もあります。
3月や4月などの引っ越しシーズンは繁忙期となるため、その時期に申し込みをする場合は、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
なぜネット開通工事は時間がかかる!?
インターネット導入の申し込みをしたら、すぐにインターネットが使えるようになるわけではありません。部屋内でインターネットが利用できるように、複雑な工事が必要となります。
戸建ての場合は、近くの電柱から光ファイバーケーブルを部屋の壁に引き込む作業をしなければなりません。工事は約1~2時間程で終わりますが、業者によっては、2日にわけて工事をおこなう場合もあります。集合住宅は、インターネットの回線が導入されている場合は、宅内工事のみで済みます。
物件の構造によっても工事期間は異なるため、工事業者に依頼する際に、工事期間がどのくらいかかるのかも確認しておきましょう。
インターネットを開通するのに一番早いプロバイダーは?
本記事後半に、インターネット開通までの早さが一番早いプロバイダーをランキング形式で紹介しています。
こちらのランキングを参考に、どこのインターネット提供会社に導入を依頼するのか決めましょう。
インターネットを開通する工事の費用は?
工事費用はどれくらいかかるのか、大家さんにとっては一番気になる点かもしれません。物件の構造や、業者によって工事費用は異なります。
またインターネット導入をやめる場合は、撤去費用がかかってきます。
ネット開通工事の費用についてや、プロバイダー撤去費用について詳しく解説していきます。
ネットを開通するための工事の費用はどのぐらい?
ネット開通の工事費用は、約15,000円前後~40,000円前後程です。
戸建てとマンションで、工事費用に大きな差があります。
一般的に戸建てのほうが工事費用は高く設定されています。戸建ての開通工事の場合は、屋内配線工事が必須となるため、マンションよりも工事費用が高くなります。
マンションの場合は、すでに光回線が導入されていれば、共用部から光ファイバーケーブルを各部屋まで引き込む作業のみになるため、戸建てよりも工事費用は安くなります。
各インターネット提供会社ではキャンペーンをおこなっている場合もあるため、工事費用が安く済むこともあります。
工事費が高い・・・分割払いも可能?
工事費用が高くて一括で払えないという大家さんには、分割払いがおすすめです。
現在では、どこの業者も分割払いに対応している場合が多いです。
支払い回数も選択可能で、月に支払う料金は数百円となるケースもあるため、一気に大きな金額をご用意できない大家さんは、分割払いを利用しましょう。しかし、分割回数の制限や、利息がつくケースもあるため、注意してください。
工事費・撤去費が無料のプロバイダーとは?
工事費が実質無料になるプロバイダーはいくつかあります。
- GMOとくとくBB
- au one net
- BIGLOBE
- DTI
基本的には、キャンペーンをおこなっていて、無料になるケースが多いです。
スマホとのセット割引などのキャンペーンをおこなっている場合が多いため、キャンペーンもチェックしておきましょう。
プロバイダーを撤去する際は、撤去工事と撤去費用がかかる場合があります。撤去の際も業者の方が対応してくれるため、撤去を希望する場合は、業者へ依頼をかけましょう。撤去についてわからないことがあれば、カスタマーサポートへ連絡することをおすすめします。
撤去費用はかかってしまう場合が多いですが、DTIですと無料でおこなってくれます。
ただし、プロバイダーは最低利用期間が設定されている場合が多いため、その期間内に解約してしまうと、基本的に違約金はかかってしまいます。
ネットを開通するにあたって準備することは?
プロバイダー契約
インターネットを開通させる場合に一番初めにしなければならないことは、プロバイダーと契約です。
プロバイダーとは、回線をインターネットと繋げる作業をする業者のことです。
物件に光回線を引いても、プロバイダーと契約しなければ、インターネットを利用することはできません。光回線+プロバイダーのセットで、インターネットが利用できるようになります。
プロバイダー契約と回線契約が一本化されたサービスを提供している会社もあります。
具体的な手続き方法などは、各プロバイダーによって異なるため、まずは問い合わせすることをおすすめします。
スケジュールを打ち合わせする
プロバイダー契約後、インターネット開通までのスケジュールの打ち合わせを業者とおこないましょう。土日祝日は予約が入っていて埋まっていることもあるため、早めに日時を確定しておくことをおすすめします。
工事の立ち合いが必須となってくるため、大家さんと業者の、お互いの都合の良い日時に工事日を設定しましょう。
また、どのような工事が必要となるか、物件によって異なるため、工事内容や工事費用についてのスケジュールの打ち合わせもおこないます。
工事する場所を打ち合わせする
物件のどこに工事が入るかも打ち合わせが必要になってきます。
集合住宅の場合は、共用部で工事をおこないます。ただし、マンションによって工事方法は異なります。まず、共用部に光ファイバーケーブルを引き込み、そこから各戸に光コンセントの設置作業をおこないます。光コンセントもいくつか種類があるため、部屋の作りによってどのタイプを使うかは異なります。
戸建ての場合は、電話線もしくはあらかじめ設置されている配線を使い光ファイバーケーブルを引き込みます。配線が使えない場合は、エアコン用の通期口を利用して光回線を引きます。戸建ても集合住宅と同じく、光コンセントを設置します。
すでに光コンセントが室内に設置されている場合は、業者に来てもらわなくても、遠隔で作業ができます。
パソコン周辺機器
光回線を利用してインターネットを利用するためには、いくつかの機器が必要になります。
ONU(光回線終端装置) |
物件に引き込んだ光回線とパソコンの間に設置し接続して、「光信号」と「電気信号」を変換する |
モデム |
デジタル信号と電話回線などのアナログ信号とを、相互に変換するための装置 |
ルーター |
異なるネットワークを接続するために必要な装置
有線も無線も使えるWi-Fiルーターが主流
|
LANケーブル |
インターネットに有線で接続する際に必要なケーブル
ONU・モデム・ルーターなど各端末間を繋ぐためのケーブル
|
ネットを開通する為の期間は?
集合住宅と戸建てでは期間が違う?
集合住宅と戸建てでは、工事期間が異なります。
戸建ての場合は、近くの電柱から室内へケーブルを引き込む作業をおこないます。引き込んだケーブルを室内のどこへ通すか決めなければなりません。場合によっては、壁に穴を開けるケースもあります。
戸建ては、屋外工事と屋内工事の両方が発生するため、集合住宅よりもネット開通までに時間がかかります。
集合住宅は、すでに回線は引かれている場合が多いため、屋内工事だけで済む場合もあります。
通常は、繁忙期でなければ、申込から開通まで2週間~1か月程度かかります。引っ越しシーズンである3月・4月は、工事の予約がなかなか取れないため、事前にいつ導入するか決めている場合は、早めに予約を取るほうが良いです。
また、各業者によっても、工事期間は異なるため、依頼した業者に工事期間について確認しておきましょう。
戸建ては工事期間が長い
戸建ては、屋外工事と屋内工事2種類をおこなわなければならないため、集合住宅よりも少し時間がかかります。
新築の戸建ての場合、住所登録に3~4日程かかるため、住所登録が完了してからやっと開通工事が始まるといった流れになります。
そのため、工事から開通まで、約1か月程度かかります。
賃貸の場合は、大家さんと業者の打ち合わせ等も入るため、2か月程かかる場合もあります。工事時間は、1時間~2時間ほどで終わります。
マンション向けは工事期間が短い
マンションは、すでに回線が引かれている場合も多いため、屋外工事は必要ないケースが多いです。その場合は、共用部に引き込んである光ファイバーケーブルを各戸へ引き込み、光コンセントを設置する工事のみで終わります。
開通から工事までは、約1か月~1か月半ほどかかります。マンションの工事時間は、1時間~1時間半ほどかかります。
回線が未導入の場合、共用部に光ファイバーケーブルを引き込む作業が発生するため、時間は多少前後します。すでに回線が導入されている場合ですと、戸建てよりも早くネットが開通します。
物件の構造や電柱の位置次第で、工事期間も異なるため、事前に業者へ確認を取りましょう。
ネット開通工事ができない場合とは?
【戸建て】が工事できない理由
戸建てで工事ができない場合の理由を3つ紹介します。
自宅が回線の提供エリア範囲外
光回線はどこのエリアでも提供できるわけではなく、提供エリアの範囲が決まっています。
そのため、導入しようと思っている光回線の公式HPなどで、自分の所有物件の住所が提供エリア内か確認する必要があります。
もし、所有物件の住所が提供エリア外の場合は、別の光回線を検討しましょう。
河川や国道をまたぐ工事が必要
光回線を所有物件に引く際、河川や国道をまたいで工事が必要な場合は、国の許可を得なければなりません。
回線業者が直接、国へ許可を取る申請を出してくれますが、必ずしも許可が下りるとは限りません。許可が下りなかった場合は、光回線導入工事を行うことはできません。
電柱の関係
光回線の開通工事は、まず近所の電柱から自宅へ光ファイバーケーブルを引き込みます。
電柱が家から離れた場所にしかない場合や、そもそも電柱が近くにない場合、この工事ができないため、光回線を導入をすることができません。
最近は、電柱の地中化も進んでいます。そのような場合も、開通工事をおこなうことはできません。
【マンション】が工事できない理由
マンションなどの集合住宅で工事ができない場合の理由を3つ紹介します。
回線を繋げる装置のつなぎ口に空きがない
マンションなどの集合住宅で光回線を導入する場合、MDF室と呼ばれる部屋のつなぎ口にケーブルを差し込まなければなりません。MDF室には、物件に引き込んだ光ファイバーケーブルを分配する「集合装置」があります。
つなぎ口が別のケーブルなどで埋まっていて、差し込み口がない場合は、工事をすることができません。
別の回線が導入済み
所有物件にすでに別の回線が導入済みの場合は、新しく光回線を導入することはできません。
新しい回線に乗り換えたい場合は、撤去費用等がかかることがありますが、業者に相談してみましょう。
配線の問題
既存の配線が破損していたり、詰まっている場合も光回線の開通工事をおこなうことができません。
配線の破損などは、実際に工事をしてからでないとわかりません。そのため、工事を始めてから、配線の破損が発覚し、工事を進めることができずに中断に至るケースが多いです。
築20~30年以上の古いマンションだと、配線の破損や詰まりが生じている可能性が高いです。
ネット回線の工事が不要の場合もある?
基本的にネット開通のためには、開通工事は必要となりますが、以下のように工事不要になるパターンもあります。
光コラボに乗り換え(転用)する場合
光コラボとは、NTT東日本と西日本が持つ光回線をプロバイダーや携帯会社が独自のサービスを付けて提供するサービスのことです。
例えば、現在フレッツ光を使っていて、他の光コラボに乗り換える場合は、工事が不要になります。光コラボならフレッツ光と同じ回線を使っているため、そのまま既存の回線を使うことができます。新たに回線を繋ぐ必要がないため、工事不要で乗り換えができます。
プロバイダーもフレッツ光と同じものを使っているケースも多く、プロバイダーの変更をしなくても良い場合もあります。
解約金や撤去費用などもかからないため、面倒な手続きをせずに乗り換えることがでいます。
自宅に光コンセントがある場合
所有物件の部屋内に光コンセントがすでに設置されている場合は、開通工事は不要となります。
光ファイバーケーブルを光コンセントに差し込むと、インターネットが使えるようになるため、すでに光コンセントがある場合は、ケーブルを差し込むだけでインターネットにつながります。
光コンセントがきちんと利用できるかどうかも、事前に業者に調べてもらうことをおすすめします。
ネット開通工事の内容
ネット開通工事は、戸建てと集合住宅で異なります。
戸建ての場合は室内工事と室外工事の2種類の工事が必要です。マンションのような集合住宅では、引き込み工事と室内工事が必要ですが、光回線の引き込み工事はすでに完了しているマンションが多いため、室内工事のみが必要になるケースがほとんどです。
引き込み工事が終わっていない場合は、近所の電柱からマンションの共用部に回線を引き込む工事も必要になります。
電柱から光回線を引き込む
戸建ての場合は、近所の電柱から光回線を部屋内に引き込み、集合住宅の場合は、共用部に引き混みます。
室内に光回線を引き込む
戸建ての場合は、光回線を部屋内に引き混んだら、部屋の中にONU(終端装置)を設置し、回線とOUNを接続します。
集合住宅の場合は、共用部に引き込んだ光回線から、部屋内へ引き込む工事が必要となります。
機器を設置する
部屋内に光回線を引き込んだら、光コンセントを設置し、ONUなど必要な機器でインターネットに接続ができます。
インターネット開通時期の早さランキング
所有物件に無料インターネットを導入したいと思った場合、できるだけ早く開通してほしいですよね。
インターネット開通までにかかる期間は、業者によってバラつきがあります。また、引っ越しシーズンなどの繁忙期はどの業者も予約がいっぱいになります。
申し込みからどのくらいで開通するのか気になる大家さんのために、開通までの期間が短いインターネット提供会社を一覧にしました。
光回線名 |
特徴 |
|
1位 |
・工事不要
・最短翌日開通可能
・端末が自宅に届いたらすぐ使える
・持ち運びができるネット回線
・下り最大速度1.2Gbps
・最新機種を最短即日発送のスピーディ対応
・月額3,780円(税抜)~
|
|
2位 |
・工事不要
・最短1週間で開通可能
・無制限ネット利用し放題で月額4,950円(税込)
・契約の縛りなし
・日本全国対応
・コンセント挿すだけでインターネット接続可能
・スマホセット割で最大1,100円(税込)割引
・初期事務手数料3,300円(税込)
|
|
3位 |
・工事日が確定するまでに2週間程かかる
・ソフトバンク光は開通までWi-Fiを無料レンタル可能
・2年間の実質月額(ファミリー):4,315円/月
・2年間の実質月額(マンション):2,775円/月
・対応エリアも人口カバー率9割以上
|
|
4位 |
・下り最大速度が2Gbps
・月額費用(ファミリー):5,200円 ⇒ 3,462円 ・宅内と屋外工事の2種類が必要なため、工事日が遅い ・提供エリアは拡大中 |
まとめ
大家さんが気になっているであろうネット開通工事についてご紹介しました。
戸建てとマンションのような集合住宅では、開通工事の内容や期間も異なります。工事費用や申し込みから開通までの期間などをきちんと確認してから、どこのインターネット提供会社に依頼するかを決めることをおすすめします。
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