【マンション大家・住居者向け】インターネットが速い回線業者&契約方法を徹底解説!
インターネット接続を快適に楽しむためには、どの程度の回線速度が必要なのでしょうか?また、たくさんのインターネット提供会社がさまざまなネットプランを提供していますが、「種類が多くてどれを選べばよいかわからない」という人も多いでしょう。
そこで今回は、快適にインターネット接続ができる回線速度を用途別に紹介します。またマンション向けインターネット回線を提供している回線業者について、料金や回線速度を比較しました。
どのインターネット回線を導入しようか迷っている大家さんや入居者さんは、ぜひ当記事を参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.インターネット接続の回線速度はどのくらい速いものが必要か?
- 2.インターネット回線の3つの種類
- 3.マンションタイプで高速インターネット回線が使える?
- 4.マンション向けインターネット回線 料金・速度・プロバイダ比較
- 4.1.光回線9社 マンションプラン比較
- 4.1.1.フレッツ光
- 4.2.@nifty光
- 4.3.ポケットWi-Fi3社比較
- 4.4.ホームルーター2社比較
- 5.インターネット光回線 おすすめ3選
- 6.ポケットWi-Fi おすすめ3選
- 7.ホームルーター おすすめ2選
- 8.インターネット回線を導入する際の流れ
- 9.工事不要で使用できる回線は?
- 10.データ無制限で使用できる回線は?
- 11.まとめ
- 12.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
インターネット接続の回線速度はどのくらい速いものが必要か?
インターネットの普及によって、より速いインターネット回線が求められるようになっています。最近では「最大10Gbps」の高速回線も登場しています。
インターネットを快適に使用するには、ある程度の回線速度が必要ですが、実際にはどの程度の回線速度が必要なのでしょうか?
ここでは用途別にインターネット接続に必要な回線速度の目安を紹介します。
最速の光接続サービスのスピードは最大10Gbps
インターネット接続のスピードは年々高速化されており、現在(2022年2月)最速のインターネットネット回線は「最大10Gbps」の光接続サービスです。
これは、これまで速いと言われていた「最大1Gbps」の光回線の10倍もの速度を誇ります。
しかし、現時点では10Gbpsの回線速度が必要なコンテンツの提供は非常に少なく、また月額料金が1Gbpsよりも割高なことから利用者はそれほど多くないのが実情です。
ただし今後、大容量コンテンツが増加すれば、それにともなって10Gbpsの高速インターネット回線の需要も増えることが考えられます。
実際どのくらいの速度が必要か
回線速度には、インターネット上にデータをアップロードする「上り」とインターネットからデータをダウンロードする「下り」の2種類があります。ここでは、上りと下りそれぞれ用途別にインターネット回線速度を紹介します。
【上り(アップロード)の回線速度目安】
・メッセージ送信(メール、SNSなど):1Mbps
・写真投稿(メール、SNSなど):3Mbps
・動画投稿(SNS、YouTubeなど):10Mbps
SNSやメールでメッセージや画像を送信する程度であれば1Mbps~3Mbpsあれば十分です。動画をアップロードするなら最低でも10Mbps程度の速度が求められます。
【下り(ダウンロード)の回線速度目安】
・メッセージ受信(メール、SNSなど):128Kbps〜1Mbps
・ウェブサイトやSNSの閲覧:1Mbps〜10Mbps
・動画視聴(YouTubeなど):3Mbps〜25Mbps
・オンラインゲーム:30Mbps〜100Mbps
ウェブサイトやSNSの閲覧は、画像の量によって必要な回線速度の目安が異なります。文字主体のページは1Mbps程度で十分ですが、画像が多いページを快適に楽しむなら10Mbps程度必要です。
動画視聴に必要な回線速度は画質によって異なりますが、25Mbpsあれば4Kの動画視聴も快適におこなえます。
インターネット回線の3つの種類
インターネット回線には、大きく分けて以下3つの種類があります。
・光回線
・ポケットWi-Fi
・ホームルーター
ここではそれぞれの回線の特徴について解説します
光回線
光回線とは、光ファイバーを利用したタイプのインターネット回線を指します。
光回線の特徴は、一度に大量のデータを素早く伝送できるため回線速度が速く、また性質上ノイズに影響されにくいため遠距離でもデータを伝達することができることです。安定したインターネット接続をおこなうには光回線がおすすめです。
また、光回線はデータ通信量に上限がないのがメリットです。通信速度を気にせず、動画視聴やオンラインゲームが楽しめます。
光回線をマンションで使用するためには、最寄りの電柱から建物内に回線を引き込み、その後、各部屋まで配線する工事が必要です。そのため、工事費用の発生や申し込みから回線の開通まで時間がかかるのがデメリットになります。
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiとは、持ち運び可能な小型Wi-Fi通信端末で、正式には「モバイルWi-Fiルーター」と呼ばれます。
無線タイプのポケットWi-Fiは、自宅でも外出先でもインターネットを利用できます。また回線工事も不要なので、申し込み後にポケットWi-Fiが届いたらすぐに使えるのもメリットです。
ただし無線タイプのポケットWi-Fiのデメリットは、有線タイプの光回線に比べると回線が不安定なことがあげられます。またポケットWi-Fiは、毎月のデータ通信量に上限が設けている場合が多く、インターネットの使用頻度が高い人や高画質動画の視聴など、使い過ぎると速度制限がかかるため注意が必要です。
ホームルーター
ホームルーターとは、コンセントにルーターを接続するだけで、すぐにインターネット接続ができる機器のことです。回線工事が不要なので、光回線を導入できないエリアや構造上有線接続がむずかしいマンションなどでもインターネット接続が可能です。
一方でホームルーターは無線タイプでインターネット接続をおこなうため、光回線のような有線タイプと比べると通信の安定性や速度が劣ります。またまたポケットWi-Fi同様、ホームルーターにも毎月のデータ通信量に上限があるため、使い過ぎると速度制限がかかるのがデメリットです。
マンションタイプで高速インターネット回線が使える?
マンションで10Gbpsの高速インターネット回線を使用することは不可能ではありませんが、以下の理由で導入はむずかしいと考えられます。
・すでに別のインターネット回線が建物に導入されている場合がある
・マンションタイプの10 Gbps高速インターネット回線を提供している会社が少ない
・対応エリアがかぎられている
・10 Gbpsプラン対応のパソコンやルーター、LANケーブルを用意する必要がある
・1Gタイプに比べて月額料金が高いが、対応コンテンツが少ない
マンションタイプの10 Gbps高速インターネット回線を提供している会社は、まだそれほど多くありません。また、対応エリアもかぎられています。
しかし、マンションタイプの10Gbpsプラン未対応エリアであっても、低層マンションであれば戸建てプランとして契約できる可能性があります。その場合はマンションオーナーに事情を説明し、交渉してみましょう。
マンションに別のインターネット回線が入っていればむずかしいかもしれませんが、もしマンションにインターネット回線が未導入であれば、交渉次第では大家さん側で10 Gbpsタイプのインターネット回線を導入してくれる可能性もゼロではありません。
なお、10 Gbpsプラン対応エリアはまだまだ少ないため、導入を検討する際は居住しているエリアに10 Gbpsプランが対応しているか必ず確認しましょう。
現在(2022年2月)一番広いエリアで10 Gbpsプランに対応しているのはNURO光になります。
各社の10 Gbpsプラン提供エリアは以下のようになります。
【NURO光】
北海道、関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)、東海(愛知、静岡、岐阜、三重)、関西(大阪、兵庫、奈良)、九州(福岡)*それぞれの都道府県内の一部エリア
【auひかり】
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
【ソフトバンク光、ドコモ光、フレッツ光】
東京都、大阪府(大阪市)、愛知県(名古屋市)
さらに10Gプランを利用するにはインターネット回線だけでなく、端末や接続機器も10G対応のものにする必要があります。
現在市販されているほとんどのパソコンは10 Gbpsの高速通信に対応していません。そのため、手持ちのパソコンに10 Gbps通信対応のLANアダプターを外付けして対応する必要があります。
ルーターやLANケーブルも10 Gbpsプランに対応できるものを用意しましょう。
どれかひとつでも欠けてしまうと、10 Gbpsプラン最高速の性能を発揮できない可能性があるため注意が必要です。
最後に、1 Gbpsタイプに比べて10 Gbpsタイプの月額料金は割高ですし、10 Gbpsタイプに対応するコンテンツはまだまだ少ない状況なため、オーバースペックであることが否めません。今一度、本当に10 Gbpsタイプのインターネット回線が必要かどうか考えてみてもよいかもしれません。
マンション向けインターネット回線 料金・速度・プロバイダ比較
マンション向けにインターネット回線を提供している会社の数は非常に多いです。
ここでは、これからマンションにインターネットの導入を考えているオーナーさんや入居さんに向け、回線種類別・インターネット提供会社それぞれについて月額料金や最大速度などを比較・紹介します。
光回線9社 マンションプラン比較
ここでは光回線を提供するインターネット業者を比較・紹介します。
光回線は、現在もっとも普及している有線タイプのインターネット回線です。前述のように、高速で安定した回線接続が可能です。
フレッツ光
画像引用:フレッツ光
月額料金(マンション):3,190円(税込)~(+プロバイダ料金)
新規工事費用 :16,500円(税込)、契約料880円(税込)
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :なし
プロバイダ :300社以上から選択
ポイント・注意点:プロバイダ料金が月額料金とは別に発生する
参考:フレッツ光
@nifty光
画像引用:@nifty光
月額料金(マンション):3,690円(税込)
新規工事費用(税込) :687.5円×24カ月、回線契約料2,200円
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :au
プロバイダ :@nifty光
ポイント・注意点:総額50,000円以上の月額割引とキャッシュバックあり(新規契約時のみ)
参考:@nifty光
ドコモ光
画像引用:ドコモ光
月額料金(マンション):4,400円(税込)~
新規工事費用(税込) :16,500円、契約事務手数料3,300円
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :ドコモ
プロバイダ :24社
ポイント・注意点:ドコモのセット割があるのはドコモ光だけ
参考:ドコモ光
ソフトバンク光
画像引用:ソフトバンク光
月額料金(マンション):4,180円(税込)
新規工事費用(税込) :26,400円
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :ソフトバンク、ワイモバイル
プロバイダ :Yahoo!BB
ポイント・注意点:他社からの乗り換えで最大10万円の還元
参考:ソフトバンク光
auひかり
画像引用:auひかり
月額料金(マンション):4,180円(税込)
新規工事費用(税込) :33,000円、登録料3,300円
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :au
プロバイダ数 :7社から選択
ポイント・注意点:独自インターネット回線を使用しているため工事料金が割高
参考:auひかり
NURO光
画像引用:NURO光forマンション
月額料金(マンション):2,090円(税込)~ *NURO 光 for マンションの場合
新規工事費用(税込) :44,000円
最大通信速度 :2Gbps
セット割 :ソフトバンク
プロバイダ :So-net
ポイント・注意点:最大通信速度2Gbpsのインターネット回線を提供
BIGLOBE光
画像引用:BIGLOBE光
月額料金(マンション):4,378円(税込)
新規工事費用(税込) :29,700円、申し込み手数料3,300円
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :au
プロバイダ :BIGLOBE
ポイント・注意点:auひかり対応外エリアにお住まいのauユーザーにおすすめ
参考:BIGLOBE光
楽天ひかり
画像引用:楽天ひかり
月額料金(マンション):4,180円(税込)
新規工事費用(税込) :18,500円、初期登録費880円~
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :楽天モバイル
プロバイダ :楽天ブロードバンド
ポイント・注意点:楽天市場での買い物、楽天モバイルや楽天カード利用で楽天ポイントアップ
参考:楽天ひかり
OCN光
画像引用:OCN光
月額料金(マンション):3,960円(税込)
新規工事費用 :16,500円(税込)、事務手数料3,300円
最大通信速度 :1Gbps
セット割 :OCNモバイルONE
プロバイダ :OCN
ポイント・注意点:他社よりも短期間(2週間~1ヶ月)でネット開通工事が可能
参考:OCN光
ポケットWi-Fi3社比較
ポケットWi-Fiとは、持ち運びできる小型のモバイルWi-Fiルーター(モバイルルーターとも)を指します。モバイルルーターのメリットは、パソコンやスマホ、タブレットなどの端末をどこでもインターネット接続できることです。
有線タイプの光回線とは違い、工事不要でインターネットが使えるのもメリットになります。
WiMAX
画像引用:Broad WiMAX
機種名 :Galaxy 5G Speed Wi-Fi SCR01
端末価格(税込):0円~21,780円
月額料金(税込): 最大3ヶ月2,090円、3ヶ月目以降3,894円、37ヶ月目以降4,708円
*BroadWiMAXの場合
データ容量/月 :無制限 *ギガ放題プラスのみ
最大通信速度 :2.2Gbps
同時接続台数 :10台
ポイント・注意点:ギガ放題プラスプランの契約でデータ容量の制限なく利用可能
参考:Broad WiMAX
ドコモ
画像引用:ドコモ
機種名 :SH-52A
端末価格(税込):35,640円
月額料金(税込):8,745円
データ容量/月 :無制限
最大通信速度 :4.2Gbps
同時接続台数 :17台
ポイント・注意点:モバイルルーターで最高レベルの4.2Gbpsの速度を提供
参考:ドコモ
ワイモバイル
画像引用:ワイモバイル
機種名 :Pocket WiFi 5G A102ZT
端末価格(税込):新規契約10,800円、機種変更28,800円
月額料金(税込):5,122円
データ容量/月 :実質無制限(3日約10GB)
最大通信速度 :2.4Gbps
同時接続台数 :30台
ポイント・注意点: ソフトバンクのエリアでも利用できるので広範囲で使用できる
参考:ワイモバイル
ホームルーター2社比較
ホームルーターとは、自宅のコンセントに端末を接続し電源を入れるだけで、すぐにインターネット接続ができるWi-Fiルーターを指します。「置くだけWi-Fi」や「据え置き型Wi-Fi」と呼ばれることもあります。
有線タイプの光回線とは違い、工事不要でインターネットが使えるのが最大のメリットです。
ソフトバンクair
画像引用:モバレコAir
端末価格(税込):1~2ヶ月目2,167円、3~24ヶ月目3,679円、25ヶ月目以降5,368
*モバレコAir利用時
データ容量/月 :無制限
最大通信速度 :2.1Gbps
同時接続台数 :64台
セット割 :ソフトバンク、ワイモバイル
ポイント・注意点:通信容量を気にせず、ゲームや動画視聴が楽しめる
参照:モバレコAir
WiMAX
画像引用:Broad WiMAX
月額料金(税込):最大3ヶ月2,090円、3ヶ月目以降3,894円、37ヶ月目以降4,708円
*BroadWiMAXの場合
データ容量/月 :無制限 *ギガ放題プラスのみ
最大通信速度 :2.7Gbps
同時接続台数 :20~42台
セット割 :au、UQモバイル
ポイント・注意点:ホームルーターの最安価格帯を実現
参照:Broad WiMAX
インターネット光回線 おすすめ3選
ここでは、おすすめのインターネット光回線を紹介します。
@nifty光
画像引用:@nifty光
@nifty光の魅力は、月額料金の安さにあります。ほとんどのインターネット提供会社の月額料金は4,000円以上ですが、@nifty光は月額3,690円とリーズナブルです。
また@nifty光は、充実したキャンペーンでも評判です。高額キャッシュバックやルーター無料レンタルなど特典がたくさんあります。
【マンションプラン】
・月額料金(税込):24ヶ月間3,690円、25ヶ月目以降4,378円
*各種キャンペーン内容(いずれも適用条件あり)
・キャッシュバック:最大30,000円(またはニフティポイント最大30,000P)
・ルーターレンタル:最大25ヶ月無料(月額550円)
・常時安全セキュリティ:12ヶ月無料
・ひかりTV:最大30,000円割引
・スマホ割:auユーザーが対象
また@nifty光は光コラボなので、日本全国で利用が可能です。(一部除外エリアあり)
他社に比べて開通工事が2週間~1ヶ月程度と短めなので、早くインターネット回線を利用したい人におすすめです。
参考:@nifty光
ソフトバンク光
画像引用:ソフトバンク光
ソフトバンク光の最大の魅力は、乗り換え時に発生した違約金や回線撤去費用合わせて最大10万円を還元してくれる「あんしん乗り換えキャンペーン」の存在です。
また乗り換え時の開通工事費についても「実質無料キャンペーン」が適用されれば、最大26,400円が還元されます。
ネット回線に乗り換えたくても、違約金や工事費用を負担したくない人にとって、ソフトバンク光のキャンペーンは乗り換えのチャンスです。
ただし、フレッツ光や光コラボからの転用・変更でソフトバンク光にする場合は乗り換え適用外となるため注意しましょう。
【マンションプラン】
・月額料金(税込):4,180円
*各種キャンペーン(いずれも適用条件あり)
・ヤフー限定 大感謝祭2022:35,000円キャッシュバック(~2022/3/31申し込みまで)
・SoftBank光新生活応援!割引キャンペーン:回線工事費用 最大26,400円分割引
・スマホ割:ソフトバンク、ワイモバイル
なお、ソフトバンク光を申し込んで開通工事が完了するまでのあいだ、ソフトバンクのホームルーター「ソフトバンクAir」 またはモバイルルーター「PocketWiFi」の無料貸し出しをおこなっています。貸し出しを希望する際は、申込み時に利用する旨を申し出ましょう。
参考:ソフトバンク光
NURO光
画像引用:NURO光forマンション
「最大通信速度2Gbps」を実現したNURO光は、独自のインターネット回線を使用しています。その回線速度の快適さは、口コミでも評判です。加えて、月額料金の割引や、キャッシュバックなどの特典・キャンペーンが豊富なのもNURO光の魅力です。
また、すでにマンションに設備が導入されている場合は、「NURO 光 for マンションプラン」によって、さらにお得な料金でNURO光が利用できます。
【NURO 光 for マンション M2Tプラン】
・月額料金(税込):2,090~2,750円(初月無料、プロバイダ・無線LAN料金込、月額料金はマンションでの利用人数によって変動)
*キャンペーン内容(いずれも適用条件あり)
・25,000円キャッシュバック
・宅内工事費毎月割引で実質0円
一方でNURO光は対応エリアが狭く、現在(2022年2月)NURO光の提供エリアは、北海道・関東・東海・関西・中国・九州(各エリアよって対応する県が限定)のみとなっています。また、対応エリアでも建物や住所によっては利用できない場合があるため、申し込む際にはNURO光対応エリアかどうかかならず確認しましょう。
ポケットWi-Fi おすすめ3選
ここでは、おすすめのポケットWi-Fi(モバイルルーター)を紹介します。
WiMAX
画像引用:Broad WiMAX
WiMAX のモバイルルーター「SCR01」の最大のメリットは、データ容量の制限なくインターネットを利用できることです。少し前までは3日間で15GBの制限がありましたが、2022年2月1日よりWiMAXのデータ容量制限は撤廃され無制限利用が実現されました。
これによって高画質動画視聴やオンラインゲームなどを、いつでもどこでも制限を気にせず楽しめるようになり、ますますモバイルルーターが便利になりました。
なお、容量無制限で使用するには「ギガ放題プラスプラン」を契約する必要があるため注意してください。
【Galaxy 5G Speed Wi-Fi SCR01 端末価格・月額料金】
・端末価格(税込):0円~21,780円
・月額料金(税込):最大3ヶ月2,090円、3ヶ月目以降3,894円、37ヶ月目以降4,708円
*BroadWiMAXの場合
WiMAXの端末価格は、選択するプロバイダやキャンペーンによって料金が異なります。同じ端末なら、できるだけ安く提供しているプロバイダやキャンペーンを選びましょう。
なお、どのプロバイダも同じWiMAX回線を利用するため、プロバイダによって回線速度や通信エリアに違いはありません。
参考:Broad WiMAX
ドコモ
画像引用:ドコモ
ドコモの「SH-52A」の魅力は、4.2Gbpsというモバイルルーター最高速度と、同時接続台数17台という高い性能にあります。
また、ドコモ初の有線LANポート内蔵モデルでもあります。有線LANケーブル接続によって、いつでもどこでも安定した高速通信が可能です。
【SH-52A 端末価格・月額料金】
・端末価格(税込):35,640円
・月額料金(税込):8,745円
ドコモのモバイルルーターは、ドコモ回線を利用できるので高速通信が利用できるのもメリットのひとつです。他社でもドコモ回線を使用していますが、ドコモユーザーが優先されるため速度に問題はありません。
また海外(134ヵ国)でもそのまま利用が可能です。特別な手続きは不要ですが、海外利用料金が別途発生するので注意しましょう。
なお、メリットの多いドコモのモバイルルーターですが、他社のモバイルルーターに比べて価格と月額料金が高額なのがデメリットになります。
参考:ドコモ
ワイモバイル
画像引用:ワイモバイル
ワイモバイルのPocket WiFi「A102ZT」は、同時に各種端末を最大30台まで接続が可能です。他社のモバイルルーターに比べて圧倒的に多く、台数ではホームルーターにも匹敵します。
モバイルルーターは屋外でも使用できるので、旅行先などWi-Fi環境がないエリアで同行者全員がWi-Fi接続もできるため重宝しそうです。
またA102ZTは5Gに対応していますが、現況ではまだ4Gエリアのほうが広域なため、5Gの本格的な出番はもう少しあとになりそうです。
【Pocket WiFi 5G A102ZT 端末価格・月額料金】
・端末価格(税込):新規契約10,800円、機種変更28,800円
・月額料金(税込):5,122円 *Pocket WiFiプラン2
WiMAX のモバイルルーターなどはデータ容量無制限プランがありますが、ワイモバイルはまだ無制限プランの設定がありません。現在は「3日で10GB」という1日単位で制限のある「実質無制限プラン」になります。
月間の通信容量に制限はありませんが、規定の容量を超えた場合は速度制限がかかるため利用時には注意が必要です。
参考:ワイモバイル
ホームルーター おすすめ2選
ここでは、おすすめのホームルーターを紹介します。
ソフトバンクair
画像引用:モバレコAir
ソフトバンクairのホームルーターはデータ容量が無制限なため、速度制限がかかる心配がありません。ただし、夜間などネットユーザーが多い時間帯や特定のエリアで通信量が高負荷となった場合には速度制限にかかる可能性があるため、留意しておくとよいでしょう。
また、最新機種である「Airターミナル5」は速度面が改善され、2.1Gbpsの最大通信速度を実現しています。
【Airターミナル5 月額料金】
月額料金(税込):1~2ヶ月目2,167円、3~24ヶ月目3,679円、25ヶ月目以降5,368円
*モバレコAir(代理店)を利用(端末代金含む)
またAirターミナル5は、最大64台の端末が同時接続可能です。複数の端末や家族全員でWi-Fi接続しても快適にインターネットが楽しめます。
なお、これまで2年間の契約縛りがあったソフトバンクairですが、Airターミナル5を利用できる5Gプランからは契約期間の縛りが撤廃されました。それにともない、違約金の発生もなくなり、より契約しやすい環境になっています。
参考:モバレコAir
WiMAX
画像引用:Broad WiMAX
WiMAXのホームルーターのメリットは、業界最安級の月額料金です。また、他社からの乗り換え時に発生する違約金を負担してくれるサービスもあるので、乗り換え費用を節約したい人にはぴったりです。
【WiMAX ギガ放題プラスDX(3年)プラン】
月額料金(税込):最大3ヶ月2,090円、3ヶ月目以降3,894円、37ヶ月目以降4,708円
*BroadWiMAXの場合
前述のように、ギガ放題プラスDXプランを契約することで、データ無制限利用が可能です。(ただし、一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合や、混雑する時間帯には通信速度が制限すされる可能性があります)
建物の構造上やエリアの関係で光回線を導入できない場合は、WiMAXのホームルーターを検討するとよいでしょう。
参考:Broad WiMAX
インターネット回線を導入する際の流れ
ここでは、光回線、ポケットWi-Fi、ホームルーターそれぞれ、マンションに導入する方法について解説します。
光回線
マンションの場合、すでに建物に光回線が引き込まれているかどうかによって、導入の流れが変わります。
1.インターネット提供会社に申し込む
導入する会社を決めていない場合は、複数の会社にから見積もりを取り、スペックや価格を比較検討したうえで導入するインターネット業者と契約しましょう。
2.電柱から光回線の引き込み工事をおこなう
工事は立ち合いが必要です。通常は電話線の配管を使って建物へ光回線を引き込みますが、配管に空きがない場合はエアコンダクトの穴を利用するか、壁に穴を開けて引き込む場合もあるので留意しておきましょう。
3.室内に光回線を引き込む
建物に引き込んだ光回線は、室内に設置した「光コンセント」まで引き伸ばされます。室内に立ち入りが必要になるため、入居者がいる場合は、あらかじめ工事の立ち合いをお願いしておきましょう。
4.機器(ONUやWi-Fiルーターなど)を設置する
ここからは入居者自身で作業をおこないます。ONU(回線終端装置)はインターネット提供会社やプロバイダから貸与(または購入)されるものを使用します。ルーターは必要に応じて、大家さんまたは入居者が用意します。
5.パソコンやスマホがインターネット接続できることを確認する
手持ちの端末がインターネット接続できれば開通工事は完了です
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)は工事不要で、手元に届けばすぐに使用することができます。一般的なポケットWi-Fiの接続方法を解説します。
1. インターネット提供会社にポケットWi-Fiを申し込み、契約する
2.手元に届いたらポケットWi-FiにSIMカードを差し込む
3.ポケットWi-Fiの電源を入れる
4.ポケットWi-Fiと接続したい通信端末(パソコンやスマホなど)で接続設定画面を開く
5.ポケットWi-FiのSSIDを選んでパスワードを入力する
6.接続が確認できたら完了
ホームルーター
ホームルーターについても、ポケットWi-Fiの手順とほぼ同様です。
1.インターネット提供会社にホームルーターを申し込み、契約する
2.ホームルーター本体に付属のICカードを挿入する
3.コンセントにアダプターを差し込む(電源を入れる)
4.使用する通信端末のWi-Fi設定画面を開く
5.本体に記載されているSSIDとパスワードを入力する
6.接続が確認できたら完了
工事不要で使用できる回線は?
なんらかの理由で光回線の工事ができない場合は、工事の不要な「ポケットWi-Fi」か「ホームルーター」を利用しましょう。前述のように端末が手元に届いたら、簡単な設定をおこなうだけですぐにインターネット接続ができて便利です。
なお、すでに建物に光回線の設備が整っている場合は、工事をおこなうことなく光回線でインターネット接続ができるケースもあります。インターネットの導入工事の要・不要については、あらかじめ管理会社や大家さん、またはプロバイダなどに問い合わせるとよいでしょう。
データ無制限で使用できる回線は?
データ容量を気にせずインターネットを使いたい場合は、速度制限のない光回線がおすすめです。また、ポケットWi-Fiやホームルーターでもデータ容量無制限で使えるプランがあります。
ただし、「直近3日間で10GB」といった速度制限が設けられている「実質無制限」というプランもあるため注意が必要です。
まとめ
今回は、インターネット回線業者ごとに回線速度や料金などを比較しました。
インターネット回線には光回線のほか、ポケットWi-Fiやホームルーターなど、種類ごとにメリットとデメリットがありますが、速度と安定性があり無制限利用が可能な光回線がおすすめです。
しかし、なんらかの理由で光回線を導入できない場合は、容量無制限のポケットWi-Fiやホームルーターなどを検討するとよいでしょう。
いずれかのインターネット回線を導入する際には、ぜひ当記事を参考にしてください。