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光回線工事の工事内容や費用・期間、戸建て住宅で押さえておくべき基礎知識をわかりやすく解説!


戸建賃貸に住んでいる人が光回線を導入する場合は、「戸建てプラン(またはホームタイプ)」になるのをご存じですか?

今回は、光回線の戸建てタイプの導入について、工事費用や工事までの流れを解説します。

また、ADSL回線から光回線の乗り換え手順や、引っ越しなどで光回線の撤去する際の工事費用についても紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.光回線事業者別!工事の費用や工事完了までの期間・施工時間を比較
  2. 2.戸建て住宅に光回線を引く場合の工事内容
  3. 3.集合住宅(マンション・アパート)に光回線を導入する場合の工事内容
    1. 3.1.集合住宅内に設備がある場合
    2. 3.2.集合住宅内に設備がない場合
  4. 4.光回線開通工事の立会いとは?
  5. 5.光回線導入工事にかかる費用
    1. 5.1.1.戸建ての工事費用
    2. 5.2.2.集合住宅(マンション)の工事費用
    3. 5.3.3.集合住宅(アパート)の工事費用
  6. 6.ADSL回線から光回線へ乗り換えを3ステップで解説
    1. 6.1.ステップ1. 光回線の申し込み
    2. 6.2.ステップ2. 光回線工事
    3. 6.3.ステップ3. ADSLの解約
  7. 7.光回線の撤去工事にかかる費用は?
    1. 7.1.auひかりの撤去工事費用
    2. 7.2.NURO光の撤去工事費用
  8. 8.光回線導入の工事費用の見積りがほしいときは?
  9. 9.光回線の工事ができないケースとは?
    1. 9.1.戸建て住宅で光回線工事ができないケース
      1. 9.1.1.1.申し込んだ光回線が提供エリア外だった
      2. 9.1.2.2.立地などの関係で光回線が引けない状況
    2. 9.2.集合住宅で光回線工事ができないケース
      1. 9.2.1.1.大家さんの許可がもらえない場合
      2. 9.2.2.2.接続に必要なポートに空きがない場合
  10. 10.戸建て賃貸も「アイネット」のインターネット無料がおすすめ!
  11. 11.まとめ
  12. 12.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧


光回線事業者別!工事の費用や工事完了までの期間・施工時間を比較

ここでは、おもな光回線を提供する事業者別に「戸建てプラン」の工事費用や施工にかかる時間、申し込みから工事完了までの期間を表にまとめました。


なお、施工時間と工事完了までの期間はおおよその目安です。繁忙期などは時間がかかる場合があるのでご注意ください。


◇光回線(戸建てタイプ)工事費用他 事業者別比較表

上記の表からもわかるように、NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ光」の「光コラボレーション回線事業者(ドコモ光、ビッグローブ光、@nifty光)」の工事費用は一律です。

ただし、各社で「工事費無料」や「工事費実質無料」などのキャンペーンをおこなっている場合があります。光回線導入の初期費用をおさえたい場合は活用するとよいでしょう。



戸建て住宅に光回線を引く場合の工事内容

戸建て住宅に光回線を導入する際は、最寄りの電柱から光ファイバーケーブルをエアコンダクトや電話線の配管を利用して宅内に引き込む工事をおこないます。

その後、工事業者が室内に光コンセントを設置し、ONU(またはホームゲートウェイ)と接続することで工事完了です。


電話線の配管やエアコンダクトを利用することで壁に穴を開けずに済みますが、建物の立地や配管に空きがないなどの理由で利用できない場合は、穴を開けるなどの工事が必要になるケースもあります。


集合住宅(マンション・アパート)に光回線を導入する場合の工事内容

集合住宅に光回線を導入する場合、すでに共有部まで光回線が導入されているか否かによって工事方法が異なります。


集合住宅内に設備がある場合

すでにマンションの共有スペースまで光回線が引き込まれていてスプリッタと呼ばれる分配器が取り付けられている場合は、部屋への配線工事をおこなうだけで光回線が使用できます。


集合住宅内に設備がない場合

建物にインターネット環境がない、あるいはまだADSL回線が使用されている場合は工事が必要になります。そのため、まず大家さんや管理会社にマンションタイプの光回線導入をお願いしてみましょう


それがむずかしい場合は、大家さんに許可を得た上で戸建てタイプの光回線を導入する方法もありますが、建物によっては工事ができない可能性があります。

その場合は、ホームルーターやポケットWi-Fiなどを契約するとよいでしょう。


光回線開通工事の立会いとは?

戸建て住宅の光回線開通工事の際は家人の立会いが求められます。よって、工事日は在宅できる日に設定しましょう

立会いと言っても特にすることはありません。単に敷地内および家屋内に工事業者が立ち入るため、また作業後は開通確認のチェックのためにその場にいればよいだけです。ずっと作業を見守る必要もありません。

なお、立合いは本人や家族でなくても問題ないので、友人などにお願いすることも可能です。


光回線導入工事にかかる費用

基本的に光回線の導入工事には工事費用が発生しますが、多くの場合、分割払いが可能です。

また回線事業者によっては、工事費が無料になったり、割引になったり、お得なキャンペーンを実施しています。


なお、NTTのフレッツ光の場合、すでに家屋(集合住宅の場合は各戸)に光回線が配線されているときは「無派遣工事(NTT側の局内工事のみの)」となり、2,200円(税込)の費用だけで済みます。


また、フレッツ光が配線済みで、光コラボへの転用や光コラボ間で乗り換える場合は屋内配線工事が不要となり、費用は8,360円(税込)になります。


ただし、auひかりやNURO光など、フレッツ光とは別の光回線に乗り換える(またはその逆パターン)場合は、工事費用が必要です。


1.戸建ての工事費用

戸建て住宅に戸建てプラン(ホームタイプ)の光回線を導入する際の工事費用は19,800円~44,000円(税込)です。


2.集合住宅(マンション)の工事費用

集合住宅の共有部から部屋まで光回線を導入する際の工事費用(マンションタイプ)は、16,500円~44,000円(税込)です。


3.集合住宅(アパート)の工事費用

アパートの場合、既設の光回線を選択するか、個人で「戸建てプラン」を契約・導入するかによって工事費用が変わってきます。


管理会社や大家さんの許可がもらえたら、好きな光回線を導入できます。ただし、その場合の工事費用は入居者自身で負担しなければなりません。

既設の光回線を利用するのであれば、前述のマンションの工事費用と同額になります。


ADSL回線から光回線へ乗り換えを3ステップで解説

インターネット回線の主流が光回線となったことで、2023年を目処にADSL回線のサービス終了が発表されています。フレッツ・ADSLは2023年1月31日に、Yahoo! BB ADSLは2024年3月末までに完全廃止の予定です。(一部地域を除く)


そのため、現在ADSLを利用しているユーザーは提供終了日までにほかの回線に乗り換えておかなければ、いずれインターネットを使うことができなくなってしまいます。

終了間際には、光回線工事が混雑することも予測できるので、できるだけ早くほかの回線に乗り換えてしまうことをおすすめします。


ここではADSL回線から光回線への乗り換え手続きの流れを紹介します。


ステップ1. 光回線の申し込み

まず、ADSLの解約を申し込む前に光回線事業者へ申し込みをしましょう。

光回線の開通までは通常1ヶ月~2ヶ月程度かかります。それを踏まえて、ADSL回線の解約前に光回線を選び、申し込みをして工事日などを決めておくと安心です。


光回線への申し込みが完了し工事日が決まったら、ADSL回線のプロバイダと回線事業者へ解約の申し込みをしましょう。

なお、事業者によって解約受付方法が異なるため、解約方法はあらかじめ確認しておきましょう

光回線導入工事より先にADSL回線を解約してしまうと、光回線を導入するまでのあいだインターネットが使用できなくなるので注意が必要です。


ステップ2. 光回線工事

工事日当日は、必要に応じて工事に立会い、インターネット接続できることを確認したら光回線開通工事は完了です。


ステップ3. ADSLの解約

光回線の引き込み工事が完了したらADSL回線を解約しましょう。

解約申し込み後に自宅に届いたモデム返却キットの中へ、モデムや電源ケーブルなどを入れて返送するだけで解約手続きは完了になります。

なお、モデムなどの返送を忘れてしまうと、違約金が発生する場合があるので忘れずに返却しましょう。

                                         

光回線の撤去工事にかかる費用は?

賃貸物件に自分で引いた光回線がある場合、引っ越しする際の原状回復で光回線の撤去が必要になることがあります。

その場合、以下の点に注意しましょう。


・撤去費用が発生する場合がある

・撤去工事当日の立会いが必要な場合がある


なお、NTTの回線を利用する「フレッツ光」や「光コラボレーション」の撤去工事は原則不要です。もし管理会社や大家さんから撤去要請があった場合も撤去費用は請求されません。


一方、独自回線を使用している一部の光回線では撤去工事とその費用が必要になる場合もあります。独自回線を使っているのは「auひかり」や「NURO光」などで、両社それぞれの撤去費用は以下のようになります。


auひかりの撤去工事費用

auひかりで撤去工事が必要なのは戸建てプランの「ホームタイプ」のみで、集合住宅プランの「マンションタイプ」では撤去工事は不要です。


・auひかりの撤去工事費用(ホームタイプ):31,680円(税込)

*引越しなどの移転手続きの場合、撤去工事費は免除されます


NURO光の撤去工事費用

NURO光の回線は、撤去せずそのまま残しておくこともできますが、賃貸物件の場合で原状回復が必要な場合は撤去を依頼しましょう。


・NURO光の撤去工事費用:11,000円(税込)


撤去が必要かどうか、退去前に管理会社や大家さんに確認するとよいでしょう。


光回線導入の工事費用の見積りがほしいときは?

光回線を検討するにあたって、各回線事業者から工事費用などの見積もりを取ることは可能です。


光回線事業者によって異なりますが、問い合わせまたは申し込み時に基本の工事費用や工事手順(施工までにかかる期間や当日の工事時間など)の説明が受けられます。

また、その内容を文書やメールで送ってもらうことも可能です。


無料で訪問見積りをしてくれる事業者もあるので、まず見積りを希望する旨を問い合わせ時に伝えてみるとよいでしょう。

複数の光回線事業者を比較検討するためにも、ぜひ見積り書を活用しましょう。

                                                                                   

光回線の工事ができないケースとは?

光回線の申し込み後であっても、なんらかの問題で回線工事ができない場合があります。


戸建て住宅で光回線工事ができないケース

戸建て住宅で光回線工事ができない可能性としては、以下のパターンが考えられます。


1.申し込んだ光回線が提供エリア外だった

光回線事業者によって、光回線対応エリアは異なります。

そのため、自宅の所在地によっては申し込んだ光回線の提供エリア外という場合があります。

既存の回線事業者で一番対応エリアが広いのは「NTT東日本・西日本」のフレッツ光ですが、山間部や離島など光回線の設備が整っていないエリアも少なくありません。


多くの場合は申し込み時に対応エリアかどうか教えてもらえますが、住所によっては詳しい調査が必要になることもあるため、申し込み後に工事できない旨の連絡がくることもあります。


2.立地などの関係で光回線が引けない状況

光回線を導入するためには、最寄りの電柱から自宅まで光ファイバーケーブルを引き込む必要があります。

そのため、電柱から自宅までの距離が遠すぎたり、電柱から自宅までの間に他人の私有地があってケーブルを通す許可がもらえなかったり、なんらかの物理的理由で光回線を引き込めない場合は工事がおこなえません


電柱が遠すぎる場合は、自宅に回線を引き込むために新たに電柱を建てることも可能ですが、費用として約10万円から30万円ほどかかります。


ただし、ケーブルや電話線が地中に埋められており、自宅まで回線パイプが通っていればそのまま回線を引き込むことができるので、電柱が近くになくても問題ありません。


また家屋の外壁がタイルやレンガでできている場合、金具を取り付けられず光回線を引き込めないことがあります。


集合住宅で光回線工事ができないケース

マンションやアパートなどの集合住宅で光回線工事ができない可能性としては、以下のケースが考えられます。


1.大家さんの許可がもらえない場合

集合住宅で、入居者個人が「戸建てタイプ」の光回線を導入する場合、建物の管理会社や大家さんの許可がないと工事はおこなえません。


戸建てタイプの導入工事では、状況によって壁面に穴を開けたり、金具を止めたりするので、外壁に傷がつくのを嫌がる大家さんも少なくないため、許可をもらえないことも多いです。

また集合住宅に光回線以外のインターネット回線がすでに導入されている場合も、許可してもらえる可能性は低くなるでしょう。


無用なトラブルを避けるためにも、集合住宅で戸建てタイプの光回線を導入したい場合は、かならず管理会社や大家さんの許可を取った上で光回線を申し込みましょう


2.接続に必要なポートに空きがない場合

建物の共有部にマンションタイプの設備が導入されていても、接続のためのポートに空きがない場合は工事ができません。

ひとつの建物でマンションタイプのインターネット回線が利用できる世帯数には限りがあります。


この場合はポートを増設してもらうか、空きが出るのを待つか、または入居者個人でホームタイプの契約を検討することになります。

費用や待つ時間を考えると、個人でホームルーターやポケットWi-Fiを検討してもよいでしょう。


戸建て賃貸も「アイネット」のインターネット無料がおすすめ!

いまやインターネット設備は、「あって当然」の設備のひとつです。賃貸経営においてもインターネットの導入は、空室対策だけでなく、入居者の満足度アップや退去防止にも期待できる設備となっています。


特に入居者に人気なのが「インターネット無料」設備です。

下記は「全国賃貸住宅新聞」が発表した「人気設備ランキング」の結果です。このランキングは、全国の賃貸仲介業者や不動産管理会社を対象に毎年おこなわれるアンケートで、最新の賃貸需要のトレンド指標として多くの大家さんが注目しています。

参考:全国賃貸住宅新聞 「2020人気設備ランキング


ランキング結果を見ると、単身者向け・ファミリー向け賃貸物件ともに「インターネット無料」が1位を獲得しました。なお単身者向け物件では、インターネット無料は5年連続1位を獲得しているほどの人気設備です。


そして、ファミリー向け物件でもインターネット無料は2年連続1位でした。このことから単身者はもちろん、家族全員それぞれがスマホを持つようになり、1戸単位で使用できるインターネット無料設備が求められるようになったと推測できます。


そこで、これから所有物件にインターネット無料設備の導入を検討しているオーナー様におすすめしたいのが「アイネット」です。

アイネットは、オーナー様が所有する物件の入居者が無料で使用できる「無料Wi-Fi」を提供しています。


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効果的な空室対策をお探しのオーナー様は、この機会にアイネットの無料Wi-Fiの導入をご検討ください。ぜひお気軽にお問い合わせください。


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まとめ

戸建て住宅に光回線を導入する際の工事費用や工事内容について解説しました。2023年を目処にADSL回線がサービス終了することから、さらに光回線需要が高まることが予測できます。

戸建て住宅に光回線を導入する際は、ぜひ当記事を参考にしてください。


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岩崎
岩崎
不動産ジャンルのライター歴は2年半以上。その間、100本以上のコラム構成・執筆を担当。満室経営を目指す大家さんに役立つ記事をお届けします。

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