価格が安いポケット型WiFi・モバイルルーター業者9選!失敗しない選び方とは?
ポケット型WiFi・モバイルルーターは種類が多く、業者によって料金設定もさまざまなため、どれを選べばよいかわからないという人も多いようです。
そこで今回は、「安さ」と人気のポケット型WiFi・モバイルルーターを扱う業者から、9社を紹介します。また、買ってから後悔しないポケット型WiFi・モバイルルーターの選び方のポイントも解説します。
安いポケット型WiFi・モバイルルーター探しの参考にしてください。
*当記事にデータは2023年1月時点のものになります。
目次[非表示]
- 1.価格が安いポケット型WiFi・モバイルルーター業者おすすめ9選
- 1.1.THE WiFi
- 1.2.MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)
- 1.3.RakutenMbile(楽天モバイル)
- 1.4.UQwiMAX
- 1.5.hi-ho Let's Wi-Fi
- 1.6.ZEUS WiFi(ゼウスWiFi)
- 1.7.縛りなしWiFi
- 1.8.5G CONNECT
- 1.9. FUJI WiFi
- 2.価格が安いポケット型Wi-Fi・モバイルルーターを選ぶポイント
- 2.1.通信速度で選ぶ
- 2.2.データ容量で選ぶ
- 2.3.対応エリアで選ぶ
- 2.4.契約期間から選ぶ
- 2.5.SIMの種類から選ぶ
- 3.ポケット型WiFi・モバイルルーター選びで失敗しないために注意すべきポイント
- 3.1.どのくらいの期間利用するかはっきり決める
- 3.1.1.違約金の上限は月額料金
- 3.2.キャッシュバックの条件には要注意
- 3.3.解約のルールを理解しておく
- 3.4.契約時の初期費用の内訳をチェックしておく
- 4.ポケット型Wifi・モバイルルーターを利用するメリットとデメリット
- 5.安いポケット型WiFi・モバイルルーターを探している人のよくある質問
- 5.1.Q:本当に安いポケット型WiFi・モバイルルーターを見分ける方法はあるのか?
- 5.2.Q:WiFi選びで料金以外にチェックするポイントはあるのか?
- 5.3.Q:実質月額料金が最も安い回線業者はどこ?
- 5.4.Q:通信量が無制限の回線業者はあるのか?
- 5.5.Q:料金が安い回線業者でチェックするべきポイントは?
- 5.6.Q:料金が安いだけでなく、回線速度が速い業者はどこ?
- 6.まとめ
- 7.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
価格が安いポケット型WiFi・モバイルルーター業者おすすめ9選
ここでは、価格の安さで人気のあるポケット型WiFi・モバイルルーター業者のなかから、おすすめの9社を紹介します。
THE WiFi
画像引用:THE WiFi
「THE WiFi」の月額プランは2種類あります。「THE WiFi 100GB」は定額で毎月100GBまで自由に利用できるタイプです。もうひとつの「THE WiFi FiT」は、使用データ量によって料金が変わる「従量制」となっており、使用するデータ容量が少ないほど支払料金が安くなります。
なお、定額制プランのTHE WiFi 100GBは契約から4ヶ月間無料のキャンペーンを実施中です。加えて通常3,300円の事務手数料も2,200円に割引されています。このふたつの割引を活用することで、THE WiFiは業界最安クラスのクラウドSIMとなっています。
また、THE WiFiは申し込みのサポートから契約後のサポート体制まで充実しています。
THE WiFiの申し込みは電話で365日24時間対応なので、オンラインの申し込みが苦手な人でも安心です。
月額料金 |
THE WiFi 100GB(定額制):3,828円 THE WiFi FiT(従量制) 0~1GB: 1,298円 1~5GB: 1,628円 5~20GB: 2,068円 20~40GB: 2,596円 40~100GB: 3,960円 |
回線 |
クラウドSIM(3キャリア対応) |
最大通信速度(下り) |
150Mbps |
契約期間 |
*端末のレンタルサービスとして最低利用期間24ヶ月 |
解約金 |
0円 *端末レンタル解約手数料 1~24ヶ月目:10,780円 25ヶ月目以降:無料 |
事務手数料 |
2,200円 |
参考:THE WiFi
*すべて税込
MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)
画像引用:MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)
『MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)』の料金プランは、「2年契約」と「縛りなし」の2種類があり、それぞれ20GB、50GB、100GBのデータ容量から選べます。
料金的には、2年契約より縛りなしプランのほうが月額1,000円程度高いです。ただし、ギガを使い切ってしまっても、500MB(0.5GB)からチャージすることが可能なので、最低でも2年間は利用する場合は、料金がお得な2年契約プランを選ぶとよいでしょう。
なお通信には直接関係ありませんが、MONSTER MOBILEのポケット型WiFiは手のひらサイズの円盤状です。四角形のポケット型WiFiがほとんどのなか、めずらしいタイプになります。
月額料金 |
【2年契約プラン】 100GB:2,948円 50GB:2,530円 20GB:1,980円 【縛りなしプラン】 100GB:3,938円 50GB:3,190円 20GB:2,640円 |
回線 |
クラウドSIM(3キャリア対応) |
最大通信速度(下り) |
150Mbps |
契約期間 |
2年(2年契約プラン) なし(縛りなしプラン) |
解約金 |
月額基本料金1ヶ月分(2年契約プラン)*25ヶ月目以降は0円 0円(縛りなしプラン) |
事務手数料 |
3,300円 |
参考:MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)
*すべて税込
RakutenMbile(楽天モバイル)
画像引用:RakutenMbile(楽天モバイル)
「RakutenMbile(楽天モバイル)」の「Rakuten WiFi Pocket」は、楽天回線エリア内であれば月額3,278円でギガ使い放題でインターネット接続が可能です。
また楽天モバイルは段階制の料金プランとなっているので、毎月使ったデータ容量に応じて料金が変動します。
ただし、楽天回線エリアはほかの回線に比べて対応エリアが狭いです。利用する際は、楽天モバイルホームページで対応エリアを確認しておきましょう。
楽天モバイル未対応エリアについては、auがカバーしています。その場合、月間5GBを超えると速度制限がかかるため注意しましょう。
また端末値引きキャンペーンと楽天ポイントのキャッシュバックにより、実質0円から利用が可能なので、できるだけ利用料金をおさえたい人におすすめのポケット型WiFiです。
月額料金 |
3GBまで:1,078円/月 3GB~20GBまで:2,178円/月 20GB以上:3,278円/月 |
回線 |
楽天モバイル(楽天モバイルのエリア外はau回線) |
最大通信速度(下り) |
2.8Gbps |
契約期間 |
なし |
解約金 |
0円 |
事務手数料 |
無料 |
*すべて税込
UQwiMAX
画像引用:UQwiMAX
WiMAXを契約できる会社(プロバイダー)は国内に20社以上ありますが、UQコミュニケーションズが直接運営しているのが「UQwiMAX」です。
WiMAXでは、WiMAX2+回線に加えて、auの4G LTE・5G回線(一部エリアのみ)も利用可能なので速度を重視する方にもメリットが大きいでしょう。
複数の回線を利用することによってWiMAX 2+回線の電波が弱い場所でも、auの回線であればつながる可能性があります。
また、毎月の使用データ容量は無制限なので、容量を気にせず使い放題できます。なお3日15GBのデータ容量制限は撤廃されましたが、短期間で超大容量のデータを利用した場合は速度制限が掛かる可能性があるため注意しましょう。
またUQWiMAXはサポートの体制が充実しています。UQコミュニケーションズでは全国100ヵ所以上に独自の店舗にUQスポットを展開しているのでアフターサポートを直接受けられます。
さらにUQwiMAXのコールセンターは年中無休、9時~21時まで対応可能です。そのため、平日の日中に働いている人でも問い合わせしやすいのがメリットです。
月額料金 |
【ギガ放題プラス モバイルルータープラン】 1ヶ月目~24ヶ月目:4,268円 25ヶ月目以降:4,950円 |
回線 |
WiMAX 2+, au 5G,au 4GLTE |
最大通信速度(下り) |
2.2Gbps |
契約期間 |
なし |
解約金 |
0円 |
事務手数料 |
3,300円 |
参考:UQwiMAX
*すべて税込
hi-ho Let's Wi-Fi
画像引用:hi-ho Let's Wi-Fi
「hi-ho Let's Wi-Fi」には、1日あたりのデータ通信量で料金が決まる通常プランとライトプラン、利用した通信量に応じて料金が決まる従量制プランの3種類の料金プランがあります。
通常プランを選べばデータ容量は1日7GBなので、1ヶ月分のデータ容量に換算すると、最大217GBの利用が可能です。この大容量は他社のプランではなかなかみられません。
毎日多くのデータ通信料を利用したい人には、通常プランとライトプランいずれかを選ぶとよいでしょう。
一方、それほどデータ容量を使わない人には従量制プランがおすすめです。毎月使用したデータ容量に合わせて料金が決まるので無駄がありません。
月額料金 |
【従量制プラン】 ~10GB:1,590円 ~20GB:1,890円 ~30GB:2,490円 30GB~:3,790円 【通常プラン】 7GB/日:4,730円 【ライトプラン】 4GB/日:3,278円 |
回線 |
クラウドSIM(3キャリア対応) |
最大通信速度(下り) |
150Mbps |
契約期間 |
2年 |
解約金 |
・通常プラン 23ヶ月以内:4,300円、24~26ヶ月目:0円 ・ライトプラン 23ヶ月以内:3,480円、24~26ヶ月目:0円 ・従量制プラン 22ヶ月以内:550円 23~25ヶ月目:0円 |
事務手数料 |
3,300円 |
*すべて税込
ZEUS WiFi(ゼウスWiFi)
画像引用:ZEUS WiFi
「ゼウスWiFi」のプランは3種類あり、それぞれのプランで契約期間の縛りがない「フリープラン」と2年の縛りのある「スタンダードプラン」が選べます。
なお、スタンダードプランでも契約2年経過後は解約金無料になります。
しかも現在(2023年1月)、スタンダードプランの容量はそのままで初月から最大10ヶ月、月額料金を50%~55%OFFの「神コスパキャンペーン」を実施中です。
【神コスパキャンペーン(スタンダードプラン)】
並盛20GB:2,178円⇒980円(5か月間)
大盛40GB:2,948円⇒1,480円(5か月間)
特盛100GB:3,828円⇒1,980円(10か月間)
2年以上利用する予定の人で、容量は少なくても料金をできるだけおさえたいのであれば、月額料金の安いスタンダードプランがおすすめです。
月額料金 |
【フリープラン(縛りなし)】 並盛20GB:2,618円 大盛40GB:3,278円 特盛100GB:4,708円 【スタンダードプラン(2年)】 並盛20GB:2,178円 大盛40GB:2,948円 特盛100GB:3,828円 |
回線 |
クラウドSIM(3キャリア対応) |
最大通信速度(下り) |
150Mbps |
契約期間 |
なし(フリープラン) 2年(スタンダードプラン) |
解約金 |
0円(フリープラン) 月額基本料1ヶ月分(スタンダードプラン) |
事務手数料 |
3,300円 |
参考:ZEUS WiFi
*すべて税込
縛りなしWiFi
画像引用:縛りなしWiFi
「縛りなしWiFi」の最大の特徴は、「契約期間」の定めがないため、いつでも解約できる点です。もちろん、解約違約金は不要です。
また縛りなしWiFiでは、5種類あるどのプランを選んでも端末代は0円です。そのため端末料金が有料の他社と比較すると、安い料金でポケット型WiFiの契約がおこなえます。
さらに縛りなしWiFiの料金は、契約期間のないプランのなかでは業界最安クラスです。しかも「はじめておトクキャンペーン」と「期間限定キャッシュバック」を併用することで10GBのプランは1,057円/月に、90GBのプランは3,147円/月になるなど、月額料金が大幅にダウンします。
なお、縛りなしWiFiでは月間のデータ容量に上限が設けられているため、データ容量の上限を超えると通信速度は128Kbpsに制限されます。しかし縛りなしWiFiでは、データ容量のチャージオプションを利用できるため、制限を回避することも可能です。
なおチャージ料金(税込)は以下のとおりです。
・2GB:550円
・10GB:1,100円
・10GB:1,980円
ただし、追加したデータ容量は翌月に繰越できません。払い戻しもできないのでチャージする際は注意しましょう。
月額料金 |
10GB:1,890円(1,057円) 30GB:2,680円(1,847円) 60GB:3,480円(2,647円) 90GB:3,980円(3,147円) *()はキャンペーン適用時 |
回線 |
クラウドSIM(3キャリア対応) |
最大通信速度(下り) |
150Mbps |
契約期間 |
なし |
解約金 |
0円 |
事務手数料 |
3,300円 |
参考::縛りなしWiFi
*すべて税込
5G CONNECT
画像引用:5G CONNECT
「5G CONNECT」はWiMAX回線を利用したモバイルWiFiサービスです。
料金プランは、2年契約の縛りがあるプランと契約期間の縛りなしプランの2種類です。2年契約プランでは、最大5ヶ月分の月額料金が無料になる「3ヶ月おまとめ支払い」のオプションが選べます。具体的には、2ヶ月分の月額料金で3ヶ月間利用できる割引特典です。
また、30日間のお試しキャンペーンを実施しています。お試し期間中は月額料金が無料になるほか、初期事務手数料と端末送料が無料になります。接続状況や通信速度を試してみたい人は、応募して実際に試してみるとよいでしょう。
ただし、モニター期間中の回線使用容量が20GBを超えた場合には30日間お試しモニターの対象外となり、解約金4,400円(税込)が発生するため注意しましょう。
月額料金 |
【2年契約プラン】 1~15ヶ月目:4,727円 16ヶ月目以降:4,298円 *データ無制限 【縛りなしプラン】 4,950円 *データ無制限 |
回線 |
WiMAX 2+, au 5G,au 4GLTE |
最大通信速度(下り) |
2.2Gbps |
契約期間 |
2年(2年契約プラン) なし(縛りなしプラン) |
解約金 |
2年契約プラン 1~15ヶ月目:4,727円 16~23ヶ月目:4,298円 24ヶ月目以降:0円 縛りなしプラン 0円 |
事務手数料 |
無料 |
参考:5G CONNECT
*すべて税込
FUJI WiFi
画像引用:FUJI WiFi
「FUJI WiFi」の料金プランは2種類あり、契約期間6ヶ月のプランと契約期間なしのプランです。他社の契約期間ありのプランは2年程度の場合が多いなか、6ヶ月という短期間の契約なので、乗り換えの検討がしやすいと考えられます。
またどちらのプランも、データ容量は最大で310 GBと大容量です。動画視聴やゲームなどを頻繁におこなう人におすすめです。ただし310 GBのプランを選んだ場合、1日10 GBを超えると速度制限がかかるため注意しましょう。
月額料金 |
【契約期間6ヶ月】 30GB:2,280円 50GB:2,570円 100GB:3,380円 200GB:4,980円 310 GB:4,880円 【契約期間なし】 30GB:3,410円 50GB:3,740円 100GB:4,895円 200GB:5,995円 310 GB:5,995円 |
回線 |
クラウドSIM(3キャリア対応) |
最大通信速度(下り) |
150Mbps |
契約期間 |
6ヶ月(契約期間6ヶ月) なし(契約期間なし) |
解約金 |
月額基本料1ヶ月分(契約期間6ヶ月) 0円(契約期間なし) |
事務手数料 |
3,300円 |
参考:FUJI WiFi
*すべて税込
価格が安いポケット型Wi-Fi・モバイルルーターを選ぶポイント
種類が多いポケット型WiFiやモバイルルーターを選ぶには、以下のポイントに注目しましょう。
・通信速度
・データ容量
・対応エリア
・契約期間
・SIMの種類
それぞれについて詳しく解説します。
通信速度で選ぶ
インターネット接続時の速度は、ポケット型WiFiやモバイルルーターの種類によって異なります。いくら価格が安くても通信速度が遅くてはストレスですし、作業効率のためにも通信速度が速いものを選びましょう。
インターネットの通信速度を表すには「bps」という単位を使います。bpsはビット毎秒(bits per second)のことで、1秒間に転送可能なデータの量を指し、bpsの数字が大木ほど、1秒間に送ることができるデータが多く、回線速度が速いということになります。
なお、一般的な用途(SNSや動画視聴など)でインターネットを快適に楽しむために必要な回線速度は「10Mbps〜30Mbps」と言われています。速度を重視する高画質の動画視聴やオンラインゲーム、株取引などをおこなう場合は速度が速い光回線などの固定回線がおすすめです。
データ容量で選ぶ
ポケット型WiFiやモバイルルーターを選ぶ際は、毎月使用するデータ容量に対応した料金プランのものを選びましょう。
データ容量とは、一月あたりに使用できるデータ通信量を指し、「〇〇GB/月」などと表記されます。インターネットでなにをするかによって必要なデータ容量は異なり、文字が主体のメールの送受信などは少ないデータ容量で済みますが、動画視聴などはデータ容量の負担が大きくなります。
ポケット型WiFiやモバイルルーターには、データ容量に制限が設けられたプランと無制限のプランがありますが、制限付きプランで毎月のデータ容量の上限を超えると速度制限がかかります。無制限プランの場合も完全に無制限というわけではなく、直近3日間に利用した通信量が規定値を超えた場合は速度制限がかかるため注意が必要です。
下記は1GBでできるデータ通信の種類です。
・Twitter:約3〜5時間
・TikTok:約2時間
・Instagram:約1〜2時間
・YouTube:360p約3時間、480p約2時間、720p約1時間
・Netflix(標準画質):約1時間
なお自分に必要なデータ容量が判断できない場合は、使用した分だけ料金を支払う「従量制プラン」のあるWi-Fiを選ぶとよいでしょう。
対応エリアで選ぶ
そのためポケット型WiFiやモバイルルーターを選ぶ際は自分が使うエリアに対応しているか、かならず確認しましょう。
ポケット型WiFiやモバイルルーターは、基本的に全国エリアで利用できますが、種類によっては接続エリアが限定される場合があります。とくに地方は対応エリアが限定される場合もあるので注意が必要です。
なお対応エリアは、各事業者のホームページに記載されています。
契約期間から選ぶ
ほとんどのポケット型WiFiやモバイルルーターには1~3年程度の契約期間の縛りがあり、契約期間中に解約する違約金が発生するため注意が必要です。
契約期間の縛りがないプランもありますが、契約期間が設定されているプランに比べて月額料金の設定が割高な場合や、別途オプション料金が必要になります。
ただし契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金が発生しないプランもあるので、短期間で使用したい場合は、数日単位で利用できるポケット型WiFi・モバイルルーターを選ぶとよいでしょう。
SIMの種類から選ぶ
ポケット型WiFi・モバイルルーターは、販売・提供している会社によって利用する回線が異なります。大きく分けると「クラウドSIM」と「WiMAX2+」の2種類に分けられます。
クラウドSIMは、クラウドサーバー上にSIM情報が保存されており、ドコモ・au・ソフトバンクなどのLTE回線を借りてネット接続をします。
ポケット型WiFiやモバイルルーターを起動するとSIM情報のあるクラウドサーバーを経由して最適な回線を選択し、その回線を利用してネットに接続します。
そのため端末にSIMカードを挿す必要がなく、その時々で一番接続がよい回線を自動接続してくれ、価格が安いのが特徴です。ただし、接続する回線を選ぶことはできませんし、また一度クラウドサーバーを経由するため接続まで時間がかかる場合があります。
一方、WiMAX2+のポケット型WiFiやモバイルルーターは、決まった回線に接続するため通信速度が速くて安定していますが、クラウドSIMに比べると料金が高めです。
月額料金をできるだけおさえたい場合はクラウドSIMのポケット型WiFiやモバイルルーターを、速度と安定性を求めるのであればWiMAX2+のSIMがおすすめです。
ポケット型WiFi・モバイルルーター選びで失敗しないために注意すべきポイント
ここではポケット型WiFiやモバイルルーターを決める前に知っておきたいポイントを紹介します。知らないまま契約してしまうと思わぬ損につながることもあるので、しっかり確認しておきましょう
どのくらいの期間利用するかはっきり決める
ポケット型WiFiやモバイルルーターを選ぶ際は、使用する期間を念頭において選びましょう。前述したようにポケット型WiFiやモバイルルーターには契約期間の縛りがあり、縛り期間中に解約した場合は違約金が発生します。
基本的に契約期間が長いプランほど月額料金は安くなりますが、途中で解約する可能性が皆無でない場合は長すぎる契約は結ばないほうがよいでしょう。
違約金の上限は月額料金
2022年7月に電気通信事業法が改正され、解約時に請求できる金額の上限がサービスの月額料金となり、これまでのように数万円単位の違約金を請求されることはなくなりました。
契約期間中でも1,100円~4,000円前後の違約金を支払い解約できるので、以前よりも他社への乗り換えがしやすくなっています。
キャッシュバックの条件には要注意
新規契約時や乗り換えキャンペーンなどでもらえる「キャッシュバック」に惹かれて契約する場合は適用条件をかならず確認しましょう。
キャッシュバックを受け取るためにオプション契約を必須としている場合も少なくありません。途中で解約できないようなオプションだった場合、オプションのトータル支払い額が高額になる可能性もあります。
また、キャッシュバックの受け取れる時期や申請期間も確認しましょう。
キャンペーンの申し込みから受け取りまでに期間がかかるキャッシュバックの場合、キャンペーン申請の案内メールに気付かず、申請期間を過ぎてしまいキャッシュバックを受け取れないケースもあるため注意が必要です。
キャッシュバック適用条件を必ず確認し、損をしないように十分注意しましょう。
解約のルールを理解しておく
契約期間の縛りがないプランでは、基本的に違約金は不要です。
ただし解約締切日が設けられているときは、解約締切日を過ぎて解約を申し込むとその月の解約にはならず、翌月の料金がかかってしまうため注意が必要です。
とくに解約申込書を郵送する場合は、かならずその月の締切日に間に合うよう余裕を持って送ることを心がけましょう。
契約時の初期費用の内訳をチェックしておく
ポケット型Wifiやモバイルルーターを契約する際に必要となる初期費用は会社によってさまざまです。
本体の受け取り方法によっては手数料や配送料がかかる場合もあります。また契約条件となるオプション料金や別売り付属品の料金、支払い方法によっては手数料がかかるなど、想定外の初期費用が発生する可能性もあります。
こういった費用が数千円~1万円程度になるケースもあるので、月額料金だけでなく初期費用も綱領したうえで契約するかどうかを決めましょう。
ポケット型Wifi・モバイルルーターを利用するメリットとデメリット
ここではポケット型WiFi・モバイルルーターのメリットとデメリットをまとめました。
屋内外でネットが快適に使える
ポケット型WiFiやモバイルルーターのメリットは、屋外・室内を問わず、あらゆる端末をWi-Fiに接続してインターネットを利用できる点です。
光回線をはじめとする有線回線は、インターネットに接続できるのは回線が引かれた自宅などと決まってしまいます。しかしポケット型WiFiやモバイルルーターは、WiFiが届く場所であればどこでもインターネットに接続できるのです。
またカフェなどのフリーWi-Fiはセキュリティ面の不安がありますが、ポケット型WiFiやモバイルルーターは自分専用なので、セキュリティ面で安全かつ快適な利用が可能です。
すぐにWiFiが利用できる
ポケット型WiFi・モバイルルーターは、手元に届いたその日に必要な設定さえおこなえば、すぐにインターネットに接続できる点がメリットになります。
光回線など工事が必要なインターネット回線の場合は、回線事業者やプロバイダーに申し込みをおこなったのちに工事がおこなわれます。申し込みからインターネットに接続できるようになるまで2週間~1ヶ月程度かかりますし、2~3万円程度の工事費がかかるのが一般的です。
また引越しで転居した場合でもポケット型Wi-Fiであれば、特別な手続きは不要で引越し先でもそのまま使用できますが、前述したように光回線などの有線回線は引越し先でも工事が必要です。
そのため引越しが多い人には、工事不要で入居後すぐにインターネットが使用できるポケット型Wi-Fiやモバイルルーターがおすすめです。
完全無制限で使えるポケットWiFi・モバイルルーターは存在しない
ポケットWiFi・モバイルルーターには、1ヶ月あたりに使用できるデータ容量が決まっているプランと無制限のプランがあります。
ただし無制限プランであっても、直近3日間に利用した通信量が規定値を超えた場合はその翌日に速度制限がかかります。ようするに「完全無制限」のポケットWiFi・モバイルルーターは存在していないのです。
速度制限は、ネットワーク混雑時間帯(18時頃~翌日2時頃)におこなわれる場合が多く、通信速度が1Mbps程度に制限されるため、通常に比べて速度が極端遅くなってしまいます。
なお速度制限は一定期間が経過することで解除されます。また、追加で容量を購入することも可能です。
速度制限を受けないためにも、通常使用するデータ容量を想定し、適したプランを選択するとよいでしょう。
光回線やホームルーターより速度は遅い
ポケット型Wi-FiやモバイルルーターはWi-Fiを使ってインターネットに接続するため、光回線などの固定回線や設置型Wi-Fiのホームルーターに比べると速度が出にくく通信が安定しにくいのがデメリットです。
とくに基地局から離れた場所や、電波が届きにくい地下、大きなビルや山など障害物の近くではポケット型Wi-Fiを利用すると速度が遅くなったり、接続が不安定になったりするケースがあります。
またWiFiは雷雨などの悪天候によって電波が遮断・干渉され、インターネットにつながりにくくなることも覚えておきましょう。
安いポケット型WiFi・モバイルルーターを探している人のよくある質問
ここでは、安いポケット型WiFiやモバイルルーターに関する「よくある質問」について、Q&A方式でまとめました。安いポケット型WiFiやモバイルルーターを探す際の参考にしてください。
Q:本当に安いポケット型WiFi・モバイルルーターを見分ける方法はあるのか?
A:「本当に安い」ポケット型WiFi・モバイルルーターを見分けるには、月額料金だけでなく初期費用なども含めた料金すべてを網羅した比較用の一覧表が必要です。手間はかかりますが、調べながら自作することで、料金だけでなくポケット型WiFi・モバイルルーターそれぞれのメリットとデメリットも把握できるので比較しやすくなるでしょう。
Q:WiFi選びで料金以外にチェックするポイントはあるのか?
A:安さだけでポケット型WiFiやモバイルルーターを選んでしまうと、使い勝手が悪かったり、月額料金以外の費用がかかったり、思わぬ失敗につながるケースもあります。失敗しないポケット型WiFi・モバイルルーターを選ぶには、以下のポイントもかならずチェックしましょう。
・対応しているエリア
自分の移動エリアが対象になっているか
・通信速度の速さ
十分な通信速度を確保できるか
・データ容量
コンテンツを快適に利用できる容量のプランかどうか
・初期費用額
契約時に発生する費用(手数料や配送料など)の合計額
・端末について
ポケット型WiFiやモバイルルーター本体のスペック、代金は分割できるかなど
・キャッシュバックなどキャンペーンについて
キャッシュバックの金額や適用条件、そのほかのキャンペーン内容など
・無料お試し期間
無料お試しの有無やその期間、返送する際の配送料の有無など
・契約期間の縛りと違約金額
契約期間の縛りと違約金の有無、違約金の額
上記のポイントについて、利用する際の優先順位が高いものからチェックしていきましょう。
詳しくは、先に記載した『価格が安いポケット型Wi-Fi・モバイルルーターを選ぶポイント』と『ポケット型WiFi・モバイルルーター選びで失敗しないために注意すべきポイント』を参考にしてください。
Q:実質月額料金が最も安い回線業者はどこ?
A:今回紹介したポケット型WiFi・モバイルルーターの定額プランのなかでは、「縛りなしWiFi」のWキャンペーン適用後の実質月額料金(10GB:1,057円が一番安いです。ぜひ参考にしてください。
Q:通信量が無制限の回線業者はあるのか?
A:現在は、完全無制限で使い放題のポケット型WiFiやモバイルルーターはありません。
「無制限」と謳っているプランであっても、決まった期間内に基準の容量を超えた場合は速度制限がかかります。
完全無制限プランがない理由として、かつて無制限ゆえに回線に負荷がかかり通信障害が発生してしまったため、現在はどのサービスにも制限がかかる仕組みになっているのです。
大容量通信が必要な場合は、制限がゆるい、または大容量プランのあるポケット型WiFiやモバイルデータを選びましょう。今回紹介したなかでは、UQwiMAX(1日当たりのデータ使用量の制限はないが、1日大量のデータを使用すると制限がかかる可能性がある)、楽天モバイル(楽天モバイル回線エリア内であれば制限なし)、FUJI WiFi(200GBまで無制限)が該当します。ぜひ参考にしてください。
Q:料金が安い回線業者でチェックするべきポイントは?
A:実績やサポートの良し悪しをチェックしましょう。ポケット型WiFiやモバイルルーターを扱う業者のなかには、悪質な営業活動をおこなったり、トラブル対応をおろそかにしたりする業者も存在します。
業者によってサポート体制はそれぞれですが、不具合について電話をしても出ない、問い合わせメールを送っても返信がないといったユーザーの口コミもみられます。
また、契約していた業者が倒産してしまい、解約をしたくても連絡先がわからず解約できないケースもありました。
ポケット型WiFiやモバイルルーターを選ぶ際は、料金や通信に関することだけでなく、運営会社の実績やサポート体制についても確認しておきましょう。
Q:料金が安いだけでなく、回線速度が速い業者はどこ?
月額料金が安いポケット型WiFiやモバイルルーターの多くはクラウドSIMの場合が多いですが、速さを重視するならWiMAX2+に軍配が上がります。今回紹介したWiMAX2+を使用している業者では、UQwiMAXが安いです。
ただし、クラウドSIMと比較するとWiMAX2+の料金は高めになるため、候補を絞ったうえでよく比較検討することをおすすめします。
まとめ
安いポケット型WiFi・モバイルルーター業者を9社紹介しました。本当に安い安いポケット型WiFiを探すためには、月額料金だけでなく、初期費用など各種費用、キャンペーンなどの割引料金などを反映させたうえで検討しなくてはなりません。
今回紹介したなかでは、データ容量無制限では「楽天モバイル」が一番安く利用できます。
ただし、月額料金はキャンペーン内容や料金プランの改定によって変更されることも多いです。安いポケット型WiFiやモバイルルーターを選ぶ際は、かならず最新のデータを参考に検討してください。