マンションのインターホン交換はどうする?交換工事と修理・費用について
「最近マンションのインターホンの調子が悪い」
そう感じたらインターホンの交換時期かもしれません。
一般的なインターホンの寿命は約15年と言われています。その時期が近くなると、誤動作や雑音などの不具合が多くなります。そうなると早急にインターホン全体の交換が必要になります。
ではマンションのインターホンを交換する場合、どのような手順が必要なのでしょうか
今回はマンションのインターホンを交換するにあたって、交換費用の目安や工事の流れなどを紹介します。
目次[非表示]
- 1.インターホンの交換費用はどう決まる?相場費用は?
- 1.1.インターホン交換費用の相場
- 1.2.インターホンの交換費用の決まり方
- 1.2.1.インターホン本体価格について
- 1.2.2.配線工事の有無
- 2.オートロック付きマンションの必要性
- 2.1.不審者の侵入を防ぎやすい
- 2.2.セールスや勧誘を断りやすい
- 2.3.空き巣に狙われにくい
- 2.4.マンション用インターホンの耐用年数は?
- 2.5.インターホンの交換なら「Ai.Lock(アイロック)」がおすすめ
- 2.5.1.大規模な工事不要で導入しやすい
- 2.5.2.低コストでご提供
- 2.5.3.遠隔操作や解錠履歴の確認が可能に
- 2.5.4.ニーズに合わせた多彩な解除方法
- 3.インターホンを交換するメリット
- 4.交換するインターホンの選び方
- 5.インターホン(オートロック)交換工事までの流れ
- 5.1.ステップ1:問い合わせをする
- 5.2.ステップ2:現地調査
- 5.3.ステップ3:業者から入居者への案内
- 5.4.ステップ4:交換工事日当日
- 6.マンションのインターホン交換に関するよくある質問
- 6.1.Q:インターホンの交換時期の目安は?
- 6.1.1.A:15年程度で交換することが多いです。
- 6.2.Q:インターホンの交換工事完了までの期間は?
- 6.3.Q:マンションの1世帯のみの交換できる?
- 6.3.1.A:販売中の商品であれば交換は可能です。
- 6.4.Q:入居者個人で別のインターホンに交換できる?
- 6.4.1.A:オートロックの場合はできません。
- 7.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
インターホンの交換費用はどう決まる?相場費用は?
インターホンの交換にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?交換費用の相場を知っておくことで見積もりを比較する際の判断材料になります。
ここではできるだけ安くインターホンを交換するために知っておきたい費用について解説します。
なおここで紹介する価格や費用は、あくまで目安となります。実際の交換費用は、戸数や葉選状況などによって変動します。実際の費用は業者ごとに見積りを取ったうえで確認してください。
インターホン交換費用の相場
一般的に、マンション・アパートの集合住宅用インターホン交換の相場は戸数×10万円が相場です。
30戸のマンションであれば、300万円、50戸のマンションであれば500万円です。
インターホン交換費用の内訳は、取り付けなどの工事費が5,000円~4万円程度で、それ以外は本体費用です。
どんな場合に高くなるか、安くなるかは状況によって異なります。詳しくはこのあとの『インターホンの交換費用の決まり方』にて説明します。
なお交換ではなく修理で済ます場合は、1万円~3万5,000円程度が相場です。ただし、インターホンの寿命といわれる15年を超えているようであれば修理をしてもすぐに故障してしまう可能性もあります。
その場合は、修理よりも交換したほうが安く済む場合があることを覚えておきましょう。
インターホンの交換費用の決まり方
インターホンの交換にかかる費用は、本体価格と配線工事の有無によって大きく異なります。ここでは、インターホン本体の価格や配線工事費について解説します。
インターホン本体価格について
インターホン本体の価格は、大きく3つの価格帯にわかれます。どの価格帯の本体を選ぶかによって交換費用は大きく変わります。
【ローグレード(音声のみ)】
価格:5,000円~1万5,000円
- 音声のみが主流(一部モニター付もあり)
- 特別な機能はついていない
安さを重視するなら、ローグレードタイプのインターホンがおすすめです。ただし特別な機能は付いていないので防犯面では期待できません。
【ミドルグレード(モニター付きインターホン)】
価格:1万5,000円~3万円
- モニター付きが主流
- 録画機能が付く場合もある
ミドルグレードのインターホンは、住戸内の居室親機のモニターで玄関子機のカメラが映した来訪者を確認できるタイプが主流です。
最低限の防犯に気を遣いたい場合はミドルグレードのインターホンを選ぶとよいでしょう。
種類によっては録画機能が付いている場合もありますが、それ以外の機能は付いていないことがほとんどです。
【ハイグレード(モニター付き高機能インターホン)】
価格:3万円~6万円
- 各種セキュリティ機能付き
- 価格によって機能は異なる
ハイグレードインターホンは、さまざまなセキュリティ機能が付いています。自動録画機能があったり、映像をズームできたり、スマートフォンと連動させて遠隔層ができたり、火災報知器などと連動した防災機能が付いているなど、セキュリティ機能が豊富なのが特徴です。物件の防犯効果をセールスポイントにする場合にはおすすめです。
その代わり価格も高く、最新のインターホンを導入する場合は高額な費用が必要になるでしょう
配線工事の有無
インターホン交換工事では配線工事をすると、おおよそ1万円ほどかかるケースが多いです。配線工事が必要なのは以下のようなケースです。
【配線工事が必要なおもなケース】
・呼び鈴のみからインターホンへ変更する場合
・配線が劣化している場合
・インターホンが門柱やポストに埋め込まれている場合
・室内機を追加設置する場合
オートロック付きマンションの必要性
賃貸物件でもオートロック付きマンションを選ぶ人が増えています。ではオートロックが選ばれやすい理由はどのようなところにあるのでしょうか
ここではオートロック付きマンションの必要性について解説します。
不審者の侵入を防ぎやすい
マンションのオートロックを外から開けられるのは基本的に居住者や管理人などの関係者だけです。来訪者が建物に立ち入るためには、居住者が室内から解錠する必要があります。
そのため不審者などの建物への侵入を防ぎやすく、オートロックなしの物件に比べて安心感が得られます。
セールスや勧誘を断りやすい
オートロック物件の場合、来訪者とのやり取りは基本的にインターホンでおこないます。面と向かって応対する必要がないので、セールスや勧誘なども断りやすく、また居留守も使えるので心理的負担が少なくて済みます。
空き巣に狙われにくい
オートロックは建物の共用玄関と各住戸の玄関、二重にロックされている状態なため、空き巣に狙われにくいというメリットがあります。
空き巣は、「侵入に5分以上かかる家や部屋」は避ける傾向が強いといわれており、二重ロックされたオートロック物件は開錠に時間がかかり、そのぶん見つかる可能性も高くなることから空き巣に狙われにくいのです。
また近年のインターホンには録画機能付きのものも増えています。空き巣は侵入する前に留守宅かどうかインターホンを鳴らして確認するケースも多いです。
そのため録画機能付きのインターホンが設置されているマンションは避ける傾向があるため、空き巣被害に遭いにくいと言えるでしょう。
マンション用インターホンの耐用年数は?
オートロック・インターホンなどの設備の法定耐用年数は6年です。ただしこれはあくまで減価償却できる期間であって、6年を過ぎたからといってすぐに使用できなくなるわけではありません。
一般的なインターホンの寿命は15年程度を言われています。
インターホンを設置して15年前後経ち、誤動作や故障が増えてきたら交換時期が近いと考えてよいでしょう。
インターホンの交換なら「Ai.Lock(アイロック)」がおすすめ
「Ai.Lock(アイロック)」のお問い合わせはこちらから!
ここでは、インターネット回線を活用した最新 IPインターフォンシステム「Ai.Lock(アイロック)」をご紹介します。
「Ai.Lock(アイロック)」は、集合住宅のセキュリティを向上させ、入居者様の快適な生活のサポートに役立ちます。
オートロック付きインターホンシステムの交換を検討しているオーナー様は、ぜひご一読ください。
大規模な工事不要で導入しやすい
「Ai.Lock(アイロック)」は、プランによって宅内配線工事不要で簡易的に設備を導入することが可能です。
そのため入居者様がいる既存マンションでも専有部への立ち入り工事が不要となり、入居者様のスケジュール調整などをすることなくオートロックシステムの交換ができます。
インターホン設備の交換をご検討中のオーナー様におすすめです。
低コストでご提供
一般的なオートロックシステムの導入費用は、1戸当たり10万円が相場です。20戸のマンションであれば200万円もの高額な費用が必要になります。
しかし「Ai.Lock(アイロック)」は、弊社「アイネット」の無料インターネット設備を併せて導入いただくことで工事費用をおさえることが可能です。初期費用0円プランもご用意しています。
これまでコストがネックでオートロックシステムの導入を見送ってきたオーナー様も、ぜひ一度「Ai.Lock(アイロック)」をご検討ください。
遠隔操作や解錠履歴の確認が可能に
クラウドサービスを利用する「Ai.Lock(アイロック)」は、スマートフォンひとつでさまざまな機能を利用できます。
- テレビ電話でライブ映像を見ながら訪問者と会話が可能
- 外出先から遠隔操作で解錠可能
- 写真付きでドア解錠時のログを確認
- プッシュ通知で訪問者を確認
たとえば外出中に宅配便業者がきてもテレビ電話で直接対応できるので、再配達の手続きも簡単です。
また、スマートフォンだけでなくガラケーにも対応しているため、スマートフォンを持っていない高齢者の方でもお使いいただけます。
ニーズに合わせた多彩な解除方法
「Ai.Lock(アイロック)」は、以下のような利用者ニーズの高い解除方法を取り揃えています
- カードキー
- 暗証番号
- 顔認証(※特定機材のみ)
- アプリによるオープンドア操作
- QRコード(訪問者様一時キー)
- Bluetooth機能による解錠
多彩な解錠方法を用意しているため、入居者ニーズに見合った解錠方法を選べるのも魅力です。また顔認証など最新の解錠方法を搭載しているため、防犯性が極めて高いのも、おすすめする大きな理由のひとつです。
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インターホンを交換するメリット
ここではインターホンを交換するメリットについて解説します。
防犯効果が高まる
最新のインターホンには、昔にはなかった防犯に役立つ機能が多数搭載されています。
特に空き巣被害を軽減させる効果が期待されているのが、自動録画機能付きのインターホンです。
空き巣は留守かどうか確認する際にインターホンを鳴らすことが多いため、録画機能付きのインターホンが設置されている住戸を避ける傾向があります。
最新のインターホンを導入することで、空き巣から目をつけられる可能性を低くすることができるのです。
利便性が高まる
最新のインターホンには、スマートフォンと連動できるタイプのものがあります。
来訪者がインターホンを鳴らすとスマホに通知がきて、その場で来訪者とやり取りできます。たとえば留守中に宅配業者が来てもスマホと連動しているので、別の場所にいてもリアルタイムで応対することが可能です。
またワイヤレス仕様のインターホンは、家の中であればどこにいても、その場で訪問客に対応できるのがメリットです。
このように決まった場所にいなくても訪問客に対応できるなど、利便性が高まります。
交換するインターホンの選び方
インターホンの交換を決めた場合、次はどのようなインターホンにするか検討する必要があります。
特にオートロックや火災報知設備などマンション内のシステムと連動させる場合は、それらに対応した機種を選ぶ必要があります。
連動可能な機種の中から、重視する機能を備えたインターホンを選びましょう。
ただし、最新機能を搭載したものや、利用できる機能が多くなればなるほど、インターホン本体価格は高額になるため注意が必要です。
インターホン(オートロック)交換工事までの流れ
ここではインターホンとオートロックの交換工事の流れを紹介します。
ステップ1:問い合わせをする
インターホン(オートロック)取り付け業者に問い合わせましょう。その際は、所在地、マンションの戸数、使用中のオートロック・インターホンのメーカー名などを聞かれます。
現地調査の日程を打ち合わせます。
費用などを比較するためにも、できるだけ多くの業者に問い合わせをおこない、その中から気に入った業者を何社か選んで現地調査をしてもらいましょう。
ステップ2:現地調査
物件にて現地調査がおこなわれます。不明点や疑問点があれば確認しておくとよいでしょう。現地調査後に業者から見積りが提出されます。複数の見積りを比較して、施工を依頼する業者を決めましょう。
なお、見積りを確認する際は、別途費用が発生するものの有無を確認しましょう。見積りの金額が安くても、見積りに記載されていない費用が加算されて、結局高くついてしまうことがないよう注意が必要です。
また、アフターサービスの内容についても確認しましょう。特に施工後に不備が見つかった場合は無償で工事をやり直してもらえるのか、今後のメンテナンスの頻度や費用なども忘れずに確認してください。
ステップ3:業者から入居者への案内
入居者への案内は、基本的に業者がおこないます。インターホンの交換は各住戸への立ち入り工事が必要になるためです。
ステップ4:交換工事日当日
工事の立ち会いの有無を事前に確認しておきましょう。
入居者へは、業者から事前に張り紙やポスティングなどでインターホンの交換工事を告知済みなので、各住戸を訪問して工事をすすめます。なお留守宅は、後日業者が工事をおこないます。
マンションのインターホン交換に関するよくある質問
ここではマンションのインターホンを交換する際に、よくある質問とその回答を紹介します。
Q:インターホンの交換時期の目安は?
A:15年程度で交換することが多いです。
インターホンには寿命があり、一般的には約15年と言われています。
寿命が近くなったインターホンは、呼び出し音が鳴らなくなったり、逆に勝手になったり、電話の混線時のような雑音が混じるなど、不具合や故障が頻繁にみられるようになったときが交換時期です。
またインターホンが故障した際に、各メーカーで定められた修理対応期間が過ぎていると、交換用部品の生産終了により部品がなく修理対応ができなくなる可能性があります。その場合は交換となります
Q:インターホンの交換工事完了までの期間は?
A:交換完了までの期間は、規模やシステムの種類によって異なります。
インターホンの交換にかかる工事期間は、マンションの規模(住戸数)やシステムの種類によって変動します。なお、インターホンの交換はオートロック本体を交換したあとでおこなわれるのが一般的です。
おおよその目安の期間は以下のようになります。
【インターホン交換の工事日数目安】
- 20戸:オートロック交換1日、各住戸のインターホン交換1日
- 50戸:オートロック交換1日、各住戸のインターホン交換3日
- 100戸:オートロック交換2日、各住戸のインターホン交換5日
Q:マンションの1世帯のみの交換できる?
A:販売中の商品であれば交換は可能です。
使用中のインターホンが販売中の商品であれば、1世帯のみの交換も可能です。ただしメーカーの部品保有期間を過ぎている機種に関しましては、修理ができないため、インターホンだけでなくオートロックシステム全体の交換が必要になります。
Q:入居者個人で別のインターホンに交換できる?
A:オートロックの場合はできません。
オートロックとインターホンが連動している場合、変更してしまうとオートロックを解錠できなかったり、呼び出しができなったり、連動しているシステムが作動しない(自動火災報知設備の警報がならない)などの問題が生じるおそれがあるため注意が必要です。
オートロックではない「住戸単独型」の場合もマンションの管理規約や賃貸契約で認められている場合を除き、入居者個人でインターホンを交換することはむずかしいです
特に賃貸物件の場合は、無許可で交換してしまうと退去時に原状回復を求められることもあるため注意しましょう。
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