マンションのエントランス基礎知識!インターホンの様々な役割、防犯にも活用!
マンションのエントランスには「出入口」として使用する以外にも、さまざまな役割や機能があることをご存じですか?
建物によってさまざまなエントランスがありますが、エントランスに求められえる設備や役割などによって、入居者希望者が受ける印象は大きく変わります。
そこで今回はマンションのエントランスについて、おもな機能や役割を解説します。
またマンションの人気設備のひとつであるオートロックの仕組みや種類も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.マンションのエントランスの設備と役割
- 1.1.マンションのエントランスにあるおもな設備
- 1.1.1.防犯カメラ
- 1.1.2.オートロック
- 1.1.3.24時間対応の宅配ボックス
- 1.2.マンションのエントランスのおもな役割・使い方
- 1.2.1.マンションの顔としての役割
- 1.2.2.風除室としての役割
- 1.2.3.ロビーとして使える
- 2.マンションの最新インターホンの防犯機能を紹介
- 2.1.人感センサーによる自動録画機能
- 2.2.カメラ連動機能
- 3.マンションエントランスのチェックポイント
- 3.1.デザインや調度品など
- 3.2.バリアフリー設計
- 3.3.清掃や手入れが行き届いているかどうか
- 4.マンションのオートロック・インターホンの種類・仕組み
- 4.1.集合玄関型インターホン
- 4.2.住戸単独型インターホン
- 5.マンションエントランスのオートロックの解錠方法の種類
- 5.1.暗証番号式
- 5.2.カードキー式(差し込み式・非接触式)
- 5.3.生体認証式(指紋認証式・顔認証式)
- 5.4.集合キー式
- 6.マンションオートロックならスマートロック機能搭載のアイロックがおすすめ
- 7.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
マンションのエントランスの設備と役割
マンションのエントランスは、単なる出入口というだけでなく、居住者の利便性や安全性を向上する設備や役割も兼ねています。
具体的にどのような設備や役割を備えているのか、詳しく解説します。
マンションのエントランスにあるおもな設備
ここではマンションのエントランスに備わっている代表的な設備を3つ紹介します。
・防犯カメラ
・オートロック
・オートロック
防犯カメラ
マンションの出入り口であるエントランスは、居住者以外にもさまざまな人が出入りします。しかし、それらすべての入館者をチェックすることはむずかしいでしょう。
そこで欠かせないのが「防犯カメラ」の存在です。
入館者の確認だけでなく、防犯カメラが設置されていること自体が、不審者や空き巣などの侵入犯の抑止効果が期待できます。
また万が一、エントランス内で破壊行為や暴力行為などの事件・トラブルが起こっても、防犯カメラの映像が証拠となり、原因や犯人を特定できる可能性が高まるでしょう。
このようにマンションのエントランスに防犯カメラが設置されることで、マンションの居住者が安心して暮らすために役立つのです。
オートロック
「オートロック」は、不審者や勧誘員などがマンション建物内に勝手に立ち入るのを防ぐ防犯対策として人気の設備のひとつです。
オートロック付きのドアはつねに施錠されており、入居者が外からドアを開ける際はオートロック専用の鍵や暗証番号などが必要です。
非居住者が建物内に入るためには、エントランスに設置されている専用のインターホンなどから目的の部屋番号を入力したうえで、居住者に内側から鍵を解除してもらう必要があります。
そのため、専用の鍵を持たないマンションの非居住者は基本的に自由に建物内に立ち入ることができません。
たとえば来訪者が勧誘やセールス目的であれば、インターホン越しに解錠を拒否することで応対せずに済みます。
24時間対応の宅配ボックス
共働き家庭や単身者に便利な設備のひとつが「24時間対応の宅配ボックス」です。
宅配ボックスとは、配達された荷物を宅配業者が入れるためのロッカー状の設備をいいます。配達時に不在でも宅配業者が宅配ボックスに荷物を入れておいてくれるため、帰宅時に宅配ボックスから荷物を取り出せばよいだけなので大変便利です。
再配達の手配をする必要がなく、日中不在でもその日のうちに荷物を受け取ることができるので、入居者に人気の設備のひとつです。
マンションのエントランスのおもな役割・使い方
ここではマンションのエントランスのおもな役割や使い方について紹介します。
マンションの顔としての役割
来訪者がマンションについて最初に見るエントランスは、そのマンションの「顔」にあたります。そのため、マンションの第一印象はエントランスで決まるといっても過言ではありません。
そのためエントランスのイメージによって、マンションのイメージも左右されます。
とくに分譲マンションの場合、エントランスの雰囲気や調度品、ロビーの有無など設備内容などによって印象が大きく異なります。
また、清掃や手入れが行き届いているかなど清潔感も重視されるでしょう。
分譲マンションの購入希望者と賃貸マンションの入居希望者では、エントランスに求める内容は多少異なりますが、マンションの顔になるという部分では共通していると考えておきましょう。
風除室としての役割
マンションのエントランスの多くは、表側の内側にドアが設置された「二重扉」になっています。これは二重扉のあいだのスペースに「風除室」の役割を持たせるためです。
風除室には、おもに以下の機能があります。
・エントランス内の汚れを防止する
風鵜による雨水やゴミ・ホコリが入らないようにすることで、内側のドアやメールボックスなどの汚れを防止します。
・外気の流入を防ぎ、建物内の空調を安定させる
建物内への夏の熱い外気や冬の冷たい外気の流入を防ぐことで、エントランスや建物内の空調を安定させます。
また風除室には、郵便ポストやインターホン、宅配ボックスなどが設置されることが多いです。
ロビーとして使える
最近では、ホテルのロビーのようにソファやテーブルなどの調度品や観葉植物などが配置されたマンションエントランスも増えています。
ソファやテーブルは入居者であれば自由に使用できるため、友人との待ち合わせや急な来客との面会場所として、業者との打ち合わせ場所として重宝するでしょう。
マンションの最新インターホンの防犯機能を紹介
ここではマンションなどで使用されているインターホンについて、以下の最新防犯機をふたつ紹介します。
・人感センサーによる自動録画機能
・エントランスの防犯カメラとの連動機能
人感センサーによる自動録画機能
人感センサー付きインターホンの場合、玄関子機のボタンが押されなくても一定の距離に人が近づくと自動的に録画を開始する機能があります。
見知らぬ人物が玄関付近をウロウロしている場合は、居住者が留守の時間帯を探っている可能性もあります。いつもより念入りに施錠を確認したり、場合によっては鍵を増設したり、防犯対策を強化するきっかけにつながるでしょう。
カメラ連動機能
室内のインターホンモニターに、玄関機の正面から見るカメラ映像と、エントランスに設置されたカメラと連動させ、映像を切り替えて見ることできます。
来訪者の顔だけでなく全身を確認できるため、不審な行動をしている人物の特定にも役立つでしょう。
マンションエントランスのチェックポイント
ここではマンションを選ぶ際、エントランスのチェックポイントを紹介します。
デザインや調度品など
エントランスのデザインや素材、照明聞器具によってエントランスの印象は大きく異なります。
天井が高く開放感があったり、間接照明などで落ち着いた雰囲気であったり、観葉植物やソファやテーブルの種類によってテーマが決められていたり、さまざまなエントランスがあります。
ただし見た目だけでなく、防犯性や快適性があるかどうかも重要です。
たとえば間接照明でおしゃれでも、光度が足りない場合は薄暗く防犯面で心配です。天井が高い場合、空調が効きにくいケースもあります。
照明器具や冷暖房設備の設置が適切かどうかチェックするとよいでしょう。
バリアフリー設計
小さな子供や高齢者を入居者ターゲットにする場合は、バリアフリーであるかも重要なポイントです。日常的に利用するエントランスに少しの段差があっても、ベビーカー移動や高齢者にとってはストレスにつながります。
またオートロック解錠装置、集合ポスト、宅配ボックスなどの設置箇所、子供がいる家庭や高齢者・障がい者のための車いす利用にも十分な配慮がされているかを確認しましょう。
清掃や手入れが行き届いているかどうか
どんなに高級な素材や調度品が使用されていても、床にゴミが落ちていたり、観葉植物にホコリが積もっていたり、清掃や手入れが不十分なエントランスの印象はマイナスです。
清掃・メンテナンスがしっかり行き届いているかを確認しましょう。
マンションのオートロック・インターホンの種類・仕組み
マンションで使用されるインターホンには、エントランスのドアがオートロック付きである「集合玄関型インターホン」と、エントランスにオートロック機能のない「住戸単独型インターホン」の2種類があります。
ここでは、それぞれの特徴と違いを解説します。
集合玄関型インターホン
一般的にオートロック機能付きマンションに設置されるインターホンです。マンションのエントランスに集合玄関機(各住戸のインターホンを呼び出す装置)が設置され、各住戸の室内に設置されたインターホン(住戸親機)から遠隔操作でオートロックを開錠するタイプです。
各住戸の玄関にはドアホン(住戸玄関前子機)が設置されています。
住戸単独型インターホン
オートロック機能がないマンションで使われるタイプのインターホンです。
各住戸の玄関前に設置されたドアホン(住戸玄関前子機)と、各住戸の室内に設置されたインターホン(住戸親機)のみで構成されています。
マンションエントランスのオートロックの解錠方法の種類
マンションのエントランスに設置するオートロックの解錠方法にはさまざまな種類があります。ここでは、おもなオートロックの解錠方法の種類を4つ紹介します。
暗証番号式
物理キーを使用せず、住戸ごとにあらかじめ設定した暗証番号を入力して解錠します。
鍵を必要としないので紛失や複製のリスクが低く、部屋に忘れたまま外出しても締め出される心配がありません。
ただし暗証番号を忘れたり、暗証番号の入力を間違えたりすると建物に入れなくなってしまう可能性があります。
また暗証番号入力時に暗証番号を盗み見られるリスクもあるため注意が必要です。
カードキー式(差し込み式・非接触式)
解錠に磁気カードを使用するタイプのオートロックです。
差し込み式の場合はエントランスに設置されたカードリーダーにカードキーを差し込んで解錠します。
非接触式のカードキーは、専用のカードリーダーにカードをタッチさせる(またはかざす)だけで解錠できるため、わざわざカードを差し込む必要がありません。
また装置によっては通勤や通学に使用している「Suica」や「PASMO」などの交通系ICカードをそのまま利用できる場合もあります。
カードを紛失したり、カードが折れたり欠けたり破損してしまうとカードを読み取れず解錠できなくなる場合があるため取り扱いには注意が必要です。
なお非接触式の解錠方法、ICチップを搭載していればカードでなくても解錠キーにできます。代表的なものにはスマートフォンがあげられます。
生体認証式(指紋認証式・顔認証式)
エントランスに設置された専用センサーにあらかじめ登録した指紋や顔を認証することで開錠します。
個人の身体の一部なので複製は非常に困難であり、紛失のリスクがないのもメリットです。
ただし指紋認証は手荒れなどによって、顔認証はサングラスを付けていると認証されないこともあるため注意が必要です。
集合キー式
自宅住戸玄関の鍵がオートロックの解錠キーを兼ねているタイプの解錠方法です。
合鍵などで家族全員が所持でき利便性が高く、オートロックの解錠方法のなかでももっとも広く普及しているタイプです。
しかし簡単に複製でき、すべての住戸の鍵に対応しているため作りは甘く、セキュリティレベルは高くありません。
マンションオートロックならスマートロック機能搭載のアイロックがおすすめ
画像:『Ai.Lock(アイロック)』
エントランスにはさまざまな役割や設備がありますが、昨今ではセキュリティを重視する入居希望者が増えているため、オートロック付きの物件が人気です。
しかしマンションのエントランスに設置するオートロックシステムの導入には、1戸当たり約10万円の費用がかかります。10戸の物件なら約100円、20戸なら200万円とその費用は高額です。
そこでおすすめなのが、インターネット回線を活用したオートロック機能付きの最新 IPインターフォンシステム「Ai.Lock(アイロック)」です。
「Ai.Lock(アイロック)」はプランによって宅内配線工事不要で簡易的に設備を導入できるため、従来のオートロックシステムと比較して低コストでの導入を可能にしました。
また弊社「アイネット」の無料インターネット設備を併せて導入いただくことで工事費用をさらにおさえることができます。
「Ai.Lock(アイロック)」は利用者ニーズにあわせた多彩な解錠方法を備えています。
物理キーが不要な暗証番号認証や顔認証(機材による)、Bluetoothよるハンズフリー解錠などから選ぶことが可能です。
またスマートフォンアプリを利用した、遠隔操作や解錠履歴の確認ができるほか、テレビ電話でライブ映像を見ながら訪問者と会話ができるなど、さまざまな機能を利用できます。
スマートフォンだけでなくガラケーにも対応しているため、スマートフォンを持っていない高齢者の方にもおすすめのオートロックです。
低コストで導入できるオートロック機能付きの最新 IPインターフォンシステムなら、ぜひ「Ai.Lock(アイロック)」をご検討ください。
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