iPhoneなどスマホが鍵になるスマートロックのメリット・デメリットや選び方を解説!
iPhoneなどのスマートフォンを利用して、ドアの鍵の管理をおこなうスマートロック。利便性や防犯効果の高さから注目されていますが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
また複数のメーカーからさまざまな機種が販売されているため、どれを選べばよいかわからないという人も少なくないでしょう。
そこで今回は、iPhoneで鍵の施錠・解錠ができるスマートロックのメリットとデメリットを解説します。またスマートロックを選ぶ際のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.iPhoneが鍵になるスマートロックとは?
- 2.iPhoneでスマートロックを利用するメリット
- 3.iPhoneでスマートロックを利用するデメリット
- 3.1. iPhoneの充電が切れや本体の電池切れには要注意
- 3.2.部屋から閉め出される場合がある
- 4.iPhoneで施錠・解錠ができるスマートロックを選ぶ際のポイント
- 4.1.ドアやサムターンの形状がスマートロックの設置に適しているか
- 4.2.簡単に設置できるか
- 4.2.1.両面テープでスマートロック本体を貼り付ける
- 4.2.2.既存のシリンダーと交換して設置する
- 4.2.3.本体を取り付けたあとは動作を確認する
- 4.3.目的にあった解錠方法が利用できるか
- 4.3.1.ハンズフリー解錠
- 4.3.2.暗証番号認証
- 4.3.3.指紋認証
- 4.3.4.マルチデバイスタイプ
- 5.スマートロック「Ai.Lock(アイロック)」とは
- 6.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
iPhoneが鍵になるスマートロックとは?
スマートロックとは、iPhoneやAndroidスマホなどに専用アプリをインストールして、鍵の施解錠の操作や管理などがおこなえる機器をいいます。
ここでは従来の物理キーに代わってiPhoneが鍵になるスマートロックの仕組みについて解説します。
iPhoneでドアの施錠・解錠ができる
スマートロックは、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信を利用してiPhoneやAndroidスマホでドアの施錠・解錠をはじめ、さまざまな鍵の管理をおこないます。
またiPhoneによる鍵の管理だけでなく、指紋認証や暗証番号認証などでドアの施錠・解錠がおこなえるなど、各メーカーからさまざまな機能を搭載したスマートロックが販売されています。
いずれの場合も、これまで使っていた物理的な鍵が不要になるため、鍵の紛失リスクが軽減されます。さらにドアの前でわざわざ金属の鍵を取り出す手間がなくなるため、利便性の向上が期待できるでしょう。
またスマートロックの多くは、オートロック機能が付いています。ドアが閉まれば自動的に施錠されるため、外出するたびに鍵をかける必要がなく、鍵のかけ忘れもなくなります。
またスマホを使ってドアの施錠・解錠履歴の閲覧が可能です。どこにいても現在の鍵の状態を常にチェックできるので防犯対策にも効果的です。
iPhoneでスマートロックを利用するメリット
iPhoneでスマートロックを利用することで、以下のようなメリットにつながります。
・設置が簡単におこなえる
・iPhoneから遠隔操作できるので鍵のかけ忘れがなくなる
・アプリ上で合鍵の生成や削除が簡単にできる
それぞれについて解説します。
設置が簡単におこなえる
スマートロックの設置方法はおもに3種類あり、なかでも「両面テープでスマートロック本体を貼り付ける」方法と「シリンダーを交換する」方法は簡単でおすすめです。
特別な工具やスキルも必要ないので、だれでも簡単にスマートロックを設置できるのがメリットです。
ただし、設置するドアの種類などによってはスマートロックの設置に工事が必要になるケースもあります。
詳しくは後述する『iPhoneで施錠・解錠ができるスマートロックを選ぶ際のポイント』を参考にしてください。
iPhoneから遠隔操作できるので鍵のかけ忘れがなくなる
スマートロックには鍵の施錠・解錠履歴を確認できる機能が搭載されている機種もあるので、外出先で「鍵をかけ忘れた?」と心配になったときでも、すぐに鍵の状態を確かめることができます。
また機種によっては、iPhoneにインストールしたスマートロックの専用アプリから遠隔操作で施錠することも可能です。
ただし、遠隔操作で施錠・解錠がおこなえるかどうかはスマートロックの機種によって異なります。また遠隔操作をするためのデバイスを別途購入しなければならないケースもあります。
なおスマートロックには、ドアが閉まると自動的に施錠されるオートロック機能が搭載されているタイプも販売されています。
「ドアに鍵をかけたかどうか心配」という人には、防犯のためにもオートロック機能付きのスマートロックをおすすめします。
アプリ上で合鍵の生成や削除が簡単にできる
スマートロックは、専用アプリを使って簡単に合鍵を生成し、LINEやメールで第三者に配付することが可能です。
物理キーの合鍵を作る際のようにお金はかかりませんし、用途を終えたらアプリを使って簡単に削除することも可能です。
また機種によっては、鍵を管理する権限を合鍵に付与することもできます。
使用期限の設定のほか、施錠・解錠が可能な時間帯や場所などをこまかく設定できるため、鍵を紛失したり、不正にコピーされたり、合鍵を悪用した侵入防止につながります。
iPhoneでスマートロックを利用するデメリット
利便性や防犯効果の向上が期待できるiPhoneで操作するスマートロックですが、その一方で注意したいポイントもいくつかあります。
・iPhoneの充電が切れや本体の電池切れには要注意
・部屋から閉め出される場合がある
それぞれについて解説します。
iPhoneの充電が切れや本体の電池切れには要注意
iPhoneの充電が切れてしまうとスマートロックに鍵の施錠・解錠の信号(通信)を送信ができず、施錠・解錠操作ができなくなるため注意が必要です。
念のためにiPhone以外の施解錠手段のあるスマートロックを選ぶと安心です。
iPhone以外の解錠方法の種類については、後述する『iPhoneで施錠・解錠ができるスマートロックを選ぶ際のポイント』を参考にしてください。
またスマートロック本体の多くは電池で動きます。そのため電池が切れてしまうと、iPhoneからの鍵の施錠・解錠の信号(通信)を受信できず、施錠・解錠ができなくなるため注意しましょう。
スマートロックの電池の交換時期は機種や使用する電池の種類によって異なりますが、おおよその目安は1年です。
スマートロックの電池切れが心配な場合は、電池の残量を表示するタイプや、アラームやランプを点灯して電池交換時期をお知らせしてくれる機能が付いた機種を選ぶとよいでしょう。
なお従来の鍵穴を残すタイプのスマートロックであれば、物理キーを使って施錠・解錠が可能です。iPhoneの充電切れやスマートロック本体の電池切れに備えて、物理キーをカバンに入れておいたり、友人に預けておいたりすると、いざというときに閉め出されずにすみます。
部屋から閉め出される場合がある
オートロック機能が搭載されたスマートロックは自動的に施錠されて便利ですが、その7一方で、部屋から閉め出されるケースもあるため注意が必要です。
前述した、iPhoneの充電切れやスマートロック本体の電池切れも閉め出しの原因になります。
オートロックによる閉め出しで一番注意したいのが、ゴミ出しや郵便の確認など、わずかな時間の外出です。うっかりスマートフォンを持たずに玄関を出てしまうと、ドアが閉まった途端、自動的に施錠されてしまい閉め出されてしまいます。
閉め出しを回避するためにも、玄関を出る際にはiPhoneをはじめ、鍵代わりとなるデバイスをかならず持ち歩くことです。またiPhone以外の解錠手段を用意しておきましょう。
解錠方法の種類については、次項の『iPhoneで施錠・解錠ができるスマートロックを選ぶ際のポイント』を参考にしてください。
iPhoneで施錠・解錠ができるスマートロックを選ぶ際のポイント
ここではiPhoneで利用できるスマートロックの選び方について、以下のポイントを解説します。
・ドアやサムターンの形状がスマートロックの設置に適しているか
・簡単に設置できるか
・目的にあった解錠方法が利用できるか
それぞれについてみていきましょう。
ドアやサムターンの形状がスマートロックの設置に適しているか
ドアやサムターンの形状などによっては、設置できるスマートロックの種類が限定されるケースがあります。その場合は設置も自分自身でおこなうのはむずかしいため、業者に依頼することになるでしょう。
とくに以下のケースでは、スマートロックの種類や設置が限定される可能性画高いです。
・設置したいドアが引き戸の場合
・サムターンの形状が特殊・大きすぎる・小さすぎる場合
・サムターンの回転角度が大きい場合
・鍵穴が付いているタイプのドアノブ
・スマートロック本体の設置スペースがない
上記の場合、一般的なスマートロック本体の設置ができないため、業者と相談のうえで設置可能なスマートロックを選ぶことになります。
その場合は工事が必要になるケースが多く、別途工事費(3万円程度)が発生する可能性があります。
まずは自宅の玄関ドアやサムターンを確認し、一般的なスマートロックの設置が可能かどうか判断しましょう。
なお、設置できるかどうかは、スマートロックのメーカーや機種によって異なります。各メーカーのホームページなどに設置の基準などが掲載されているので参考にしてください。
簡単に設置できるか
前述したようにドアやサムターンが特殊な場合を除けば、スマートロックは自分自身で簡単に設置することができます。
自分で設置する場合の取り付け方法は次の2種類があります。
両面テープでスマートロック本体を貼り付ける
スマートロックに同梱されてる両面テープを使って、スマートロック本体をサムターン(つまみ)に被せるように貼り付けて設置します。
特別な道具なしで、だれにでも簡単に取り付けられるのでおすすめです。
取り外しも簡単におこなえるため賃貸物件にも向いています。
既存のシリンダーと交換して設置する
ドライバーなどを使って既存のドアのシリンダー(鍵穴部分)を取り外し、スマートロック本体と交換します。
シリンダー交換タイプのスマートロックは、鍵穴を塞ぐタイプのものも多いため、サムターン回しやピッキングなど不正開錠の防止に効果的です。
本体を取り付けたあとは動作を確認する
スマートロック本体を取り付けたら、スマホの専用アプリで必要な設定をおこないましょう。設定方法はメーカーによって異なるため、各製品のホームページや取り扱い説明書などを確認してください。
目的にあった解錠方法が利用できるか
せっかくスマートロックを設置するからには、自分にあった解錠方法を備えた機種を選びましょう。
iPhoneを使用した基本の解錠方法以外にも、スマートロックの解錠方法にはさまざまな種類があります。ただし、機種によって利用可能な解錠方法は異なります。
また解錠方法によっては別売りのデバイスなどが必要になるケースもあるので、スマートロックを選ぶ際は注意しましょう。
ハンズフリー解錠
iPhoneをカバンやポケットに入れたままドアに近付くだけで自動的に解錠されます。
荷物で両手がふさがっているときや急いでいるときでも、ドアの前でiPhoneを取り出して操作する必要がないので手間が省けます。
ただしiPhoneの充電が切れてしまった場合は機能しないため注意しましょう。
暗証番号認証
専用テンキーなどを設置し、自分で決めた暗証番号を入力して解錠します。
iPhoneをはじめ、解錠するためのデバイスが不要なので、鍵を紛失する心配や閉め出しのリスクが軽減されます。
ただし、第三者に暗証番号をしられないよう、取り扱いには注意しましょう。
指紋認証
あらかじめ登録した指紋を認証して解錠します。
指紋をはじめ、生体認証タイプのスマートロックは、物理的な鍵を持ち歩く必要がなく、紛失するリスクもありません。
加えて解除キーの複製がむずかしいため、高い防犯効果が期待できます。
マルチデバイスタイプ
複数の解錠方法を備えたスマートロックであれば、いずれかの方法で解錠ができない場合でも、別の方法で解錠することが可能です。
万が一に備えて、できるだけマルチデバイスタイプのスマートロックを選ぶとよいでしょう。
スマートロック「Ai.Lock(アイロック)」とは
画像:『Ai.Lock(アイロック)』
「Ai.Lock(アイロック)」は、スマートロック機能を備えたインターネット回線を活用したオートロック機能付きの最新 IPインターフォンシステムです。
iPhoneやAndroidスマホを使った施錠・解錠操作はもちろん、遠隔地から施解錠履歴を確認したり、テレビ電話で訪問者とリアルタイムで会話ができたり、さまざまな機能を搭載しています。
スマホだけでなくガラケーにも対応しているため、スマホを持っていない高齢者の方にもおすすめです。
さらに「Ai.Lock(アイロック)」はマルチデバイス解錠を採用しています。
暗証番号認証や顔認証(機材による)では鍵となるデバイスが不要です。Bluetoothによるハンズフリー解錠は、荷物が多いときやお子様を抱っこしている場合に重宝するでしょう。
高額の導入費用が必要な従来のオートロックシステムと比較して、「Ai.Lock(アイロック)」の簡易的に設備を導入できるプランであれば宅内工事が不要なため、低コストでの導入が可能です。
弊社「アイネット」の無料インターネット設備と併せて導入いただくことで、初期工事費用も大幅におさえることにつながります。
スマートロック機能を備えた「Ai.Lock(アイロック)」は、入居者様の利便性とセキュリティ効果を向上させることで、効果的な空室対策効果が期待できます。
ぜひ、この機会に「Ai.Lock(アイロック)」をご検討ください。
「Ai.Lock(アイロック)」のお問い合わせはこちらから!
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