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オートロック付きマンションは危ない?注意点やセキュリティ対策を解説



セキュリティ効果が高く入居者に安心感を与えてくれるオートロック付きマンションですが、危険性がまったくないわけではありません。
じつはオートロックを過信してしまうと、却って危ないこともあるため注意が必要です。
 
しかし、オートロック付きマンションのメリットに少し手間をかけるだけで、より安心安全な暮らしにつながります。
 
今回はオートロック付きマンションの危険性などを解説しながら、安心して暮らすための注意点や防犯対策を紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.オートロック付きマンションが危ないといわれる理由は?
  2. 2.オートロック付きマンションのメリット
    1. 2.1.部外者はオートロックを開けられない
    2. 2.2.セールスや勧誘を避けやすい
    3. 2.3.空き巣に狙われにくい
  3. 3.オートロック付きマンションで注意すべきポイント
    1. 3.1.「共連れ」や「入れ違い」を警戒する
    2. 3.2.暗証番号の漏えいに注意する
    3. 3.3.裏口のセキュリティをチェックする
    4. 3.4.扉以外の侵入経路はないかチェックする
    5. 3.5.センサーを誤作動させて開錠される可能もある
  4. 4.オートロックの鍵交換が必要なケースは?
    1. 4.1.鍵を紛失した場合は鍵の交換が必要
    2. 4.2.鍵の交換が推奨されるケース
  5. 5.オートロック付きマンションのセキュリティを強化する方法
    1. 5.1.スマートロックを自室玄関に設置する
    2. 5.2.玄関ドアに鍵を増設する
    3. 5.3.窓に防犯フィルムを貼る
    4. 5.4.窓に補助錠をつける
    5. 5.5.人感センサーライトを設置する
    6. 5.6.カーテンで防犯対策をする
  6. 6.スマートロック・オートロックを導入してセキュリティを強化しよう!
  7. 7.オートロックならスマートロックの「アイロック」がおすすめ
  8. 8.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧


オートロック付きマンションが危ないといわれる理由は?

オートロック付きマンションであっても危険性はゼロではありません。じつはオートロック付きマンションならではの危険性もあるため注意が必要です。
 
たとえば、オートロックの安全性を信じてドアや窓の施錠をおろそかにする人も少なくないようですが、万が一空き巣がマンション内に侵入してしまったら、無施錠の部屋は一番に狙われてしまいます。
 
たしかにオートロックは部外者の侵入を防ぐ効果はありますが、侵入する手段がないわけではありません。
たとえば、オートロックを解錠したとき一緒に建物に入ってきた人がいた場合、その人が居住者なのか空き巣狙いの部外者なのか判断するのはむずかしいでしょう。
じつは居住者を装って一緒に入館するのは、「共連れ」と呼ばれるよくある手口のひとつです。
 
このようなケースもあるため、オートロックを過信せず、つねに防犯意識を持ちましょう
詳しくは後述する『オートロック付きマンションに住むときの注意点』をご覧ください。


オートロック付きマンションのメリット

オートロックを過信するのは危険ですが、それでもオートロックのないマンションに比べると、オートロック付きマンションにはメリットがあります。どのようなメリットがあるのか紹介します。


部外者はオートロックを開けられない

基本的にマンションのオートロックを外から解錠できるのは、居住者のほか管理会社などの関係者だけです。
鍵を持たない部外者が建物内に入るためには、居住者がオートロックを解錠しなくてはなりません。
 
前述したように入居者と一緒に入館する可能性はありますが、オートロックを開ける際、周囲を警戒することで不審者を敬遠しやすくなります。
そのためオートロックのないマンションと比較すると不審者などが建物に侵入する可能性は低く、ストーカーなどの被害防止には効果的です。


セールスや勧誘を避けやすい

オートロック付きマンションの場合、来訪者の対応はインターホンでおこないます。来訪者の目的がセールスや勧誘だった場合、インターホン越しに断ってしまえばしつこくされる心配がありません
カメラ付きインターホンであれば、インターホンに出る前に来訪者の姿を確認できます。見覚えのない人物であれば、そもそもインターホンに出ないでやり過ごすことも可能です。


空き巣に狙われにくい

空き巣がオートロック付きマンションに侵入するためには、エントランスドアと住戸の玄関の鍵のふたつを破る必要があります。
しかし、空き巣は開錠に時間がかかるドアを避ける傾向があるため、二重ロック状態のオートロック付きマンションは、オートロックなしの物件に比べて狙われにくいのがメリットです。
 
ただし、前述したようにオートロック付きマンションであっても完全に侵入を防げるわけではありません。それを踏まえて、住戸のドアや窓の鍵は厳重に施錠しましょう。


オートロック付きマンションで注意すべきポイント

オートロック付きマンションは、防犯上のメリットはありませんが過信は禁物です。安心して暮らすためには、つねに防犯を意識することが大切です。
ここではオートロック付きマンションを選ぶとき・住むときの注意点について解説します。


「共連れ」や「入れ違い」を警戒する

共連れとは、居住者がオートロックを解錠したタイミングを見計らって近づき、一緒にマンション内に侵入するという手口です。
入れ違いは、マンション内から人が出てくるのを待ち伏せし、人が出るのと入れ違う形で開いているオートロックドアを通ってマンション内に侵入します。
 
共連れや入れ違いを防ぐためには、オートロックを解錠する際に周囲に不審な人がいないかどうか確認しましょう。一緒に入ってこようとする知らない人に「居住者の方ですか?」と一声かけるのも効果的です。


暗証番号の漏えいに注意する

オートロックの解錠方法が暗所番号認証の場合は、第三者に番号が漏れないように注意する必要があります。暗証番号を知られてしまうと部外者が自由にマンションに出入りできてしまうため大変危険です。
 
たとえばエントランスで暗証番号を入力する際、うしろから覗き見られるリスクがあります。
また彼氏や彼女、会社の関係者などに暗証番号を教えてしまい、関係性がなくなったあとに暗所番号が悪用された実例もあります。親しい間柄でも暗証番号を教えるのは控えましょう。


裏口のセキュリティをチェックする

裏口のドアや駐輪場などエントランス以外の入り口の管理がずさんな場合、そこが侵入経路になる可能性があります。たとえば、裏口のドアがきちんと施錠されていないケースなども考えられます。
また裏口に防犯カメラが設置されているかどうかも大事なポイントです。
 
オートロック付きマンションを内見する際は、かならず裏口のセキュリティについても確認しましょう。


扉以外の侵入経路はないかチェックする

マンション内への侵入経路が扉以外というケースもよくあります。とくに人目に付きにくい場所の塀やフェンスがある場合は注意が必要です。
内見時に建物の周囲を歩いてみて、あやしい場所がないかチェックするとよいでしょう。


センサーを誤作動させて開錠される可能もある

マンション内から外に出るとき自動でドアが開くタイプの場合、センサーを誤作動させて開錠する手口があります。
たとえば、ドアと床の隙間にチラシなどの紙を差し込んでセンサーを反応させてドアを開けるなどの方法があります。
 
こういった手口を防ぐために、床とのあいだに隙間ができないタイプのドアを採用したり、センサーの誤動作を防いだり、不正開錠を意識したオートロックシステムも登場しています。
 
物件の内見の際は、オートロックシステムが不正開錠に対応しているか確認しておくと安心です。


オートロックの鍵交換が必要なケースは?

オートロック付きマンションでは、以下のケースではセキュリティ強化のために鍵の交換が必要と判断されるケースがあります。


鍵を紛失した場合は鍵の交換が必要

オートロック付きマンションの鍵を紛失した場合、自室玄関の鍵(シリンダー)を交換するのが一般的です。
 
とくに集合キー式(1本の鍵でオートロックと自室の玄関を解錠できる仕組み)のオートロックの場合、紛失した鍵を入手した部外者がマンションに自由に出入りできてしまいます。
そのためセキュリティの観点から、居住者が鍵を紛失した際はマンション全戸の鍵交換が必要になる場合があります
 
ただし、全戸の鍵を交換するかしないかの判断は、大家さんもしくは管理会社がおこないます。
 
なお鍵の交換費用は鍵を紛失した当事者が負担するのが一般的ですが、全戸の鍵交換費用の負担についてはケースバイケースとなります。
 
いずれにしても鍵を紛失してしまうと時間も手間もお金もかかります。防犯面から考えても鍵の扱いには十分注意しましょう。


鍵の交換が推奨されるケース

下記のケースのように、なんらかの被害に遭ったり、防犯上問題があると感じた場合は自室玄関の鍵(シリンダー)の交換を大家さんや管理会社に相談しましょう。
 
①     空き巣の被害に遭った
②     ストーカー被害に遭った
③     前の入居者が合鍵を持っていないか不安なとき
④     紛失した鍵が見つかったが合鍵を作られていないか不安なとき
 
なおオートロックが集合キー式の場合は、オートロックと連動できる鍵と交換する必要があるため管理会社に錠交換の手配をしてもらう必要があります。


オートロック付きマンションのセキュリティを強化する方法

前述したように、オートロック付きマンションであっても、部外者の入館を完全に防ぐことはできません。そのため、自分自身でできるかぎりの自衛をすることで、空き巣被害の防止につながります。
ここでは自室のセキュリティを強化する方法を紹介します。


スマートロックを自室玄関に設置する

自室の玄関にスマートロックを設置することで防犯効果が期待できます。
スマートロックとは、スマートフォンでドアの施錠・解錠ができる機器のことです。従来の鍵にはなかった、さまざまな機能が使えるため利便性の向上やセキュリティ強化につながることから人気を集めています。
 
なかでも、ドアが閉じると自動的に施錠されるオートロック機能は、鍵のかけ忘れを防いでくれるため空き巣対策に役立ちます
リアルタイムでドアの状態を確認できる機能を備えた機種であれば、不正開錠に気が付きやすくなり、防犯対策につながります。
 
またスマートロックは両面テープで設置できるタイプの製品も多く、工事不要で設置できるため賃貸物件にもおすすめです。
ただし設置する際は念のために大家さんや管理会社に連絡し、かならず許可をもらいましょう。


玄関ドアに鍵を増設する

玄関ドアの鍵がひとつしかついていない場合は、後付けできる鍵を設置して「1ドア2ロック」にするとよいでしょう。空き巣は開錠に時間がかかるのを避けるため、鍵がふたつあるだけでターゲットになりにくいのです。


窓に防犯フィルムを貼る

窓に防犯フィルムを貼ることでガラスが割れにくくなり、窓からの侵入を防止します。耐熱性もあるため、ガスバーナーなどで窓ガラスを加熱して割る「焼き破り」にも対応できます
防犯フィルムはホームセンターなどで購入でき、貼り付けも自分でおこなえるため、手軽にできる防犯対策としておすすめです。


窓に補助錠をつける

窓には補助錠を設置しましょう。万が一、窓ガラスを割られて本来の鍵が開けられても補助錠があれば窓が開かず侵入を防ぐことにつながります。
 
なお賃貸物件の場合は、退去時の原状回復を考慮して、窓枠に傷つけることなく設置できる両面テープなどで設置できるタイプの補助錠を選びましょう。
また設置する際は念のために大家さんや管理会社に連絡し、かならず許可をもらいましょう。


人感センサーライトを設置する

空き巣は目立つのを嫌うため、人が近付くと自動的に点灯する人感センサーライトをベランダなどに設置しておくのもおすすめです。
配線の必要がない電池式のセンサーライトであれば簡単に設置でき、工事が必要なタイプよりも安価で購入できます。


カーテンで防犯対策をする

カーテンでできる防犯対策には次のようなものがあります。

  • 日中はカーテンを開ける
  • 夜間はカーテンを閉める
  • 防犯効果の高いカーテンを利用する

 
空き巣は留守宅を狙います。
日中でもカーテンが閉まったままだったり、夜になってもカーテンが閉まっていなかったりすると、留守だと判断されて空き巣のターゲットになりやすいため注意が必要です。
 
また、日光を反射する特殊な加工により外からの覗き見を防止する効果のある「ミラーレースカーテン」などを選ぶのも防犯対策として効果が期待できます。


スマートロック・オートロックを導入してセキュリティを強化しよう!

オートロック付きマンションは部外者の立ち入りを制限できるメリットがありますが、侵入を完全に防ぐことはむずかしいです。
そのためオートロック付きであっても防犯を意識し、自分で防犯対策をおこなうことで、より安全かつ安心した生活につながります。
 
自分でできる防犯対策としておすすめなのが、自室玄関に設置できる「スマートロック」です。スマートフォンでさまざまな機能を利用できるので、防犯対策だけでなく、利便性も向上します。
 
オートロック付きマンションのメリットにプラスアルファをして、より安全で安心できる生活を目指しましょう。


オートロックならスマートロックの「アイロック」がおすすめ

画像:『Ai.Lock(アイロック)
 
ここでは、オートロック機能を搭載したスマートロックタイプの最新 IPインターフォンシステム「Ai.Lock(アイロック)」をご紹介します。
 
「Ai.Lock(アイロック)」は、一般的なエントランス設置型のオートロックシステムよりも少ないコストでの導入できる、宅内配線工事不要で簡易的に設備を導入するプランをご用意しています。
さらにコストをおさえたい方には、初期工事費用がお得になる、弊社「アイネット」の無料インターネット設備と併せてご導入いただくプランをご提案いたします。
 
また「Ai.Lock(アイロック)」はスマートロック機能を搭載しています。
オートロック機能をはじめ、スマートフォンひとつで留守中でも来訪者への対応がリアルタイムでできたり、エントランスドアの解錠をおこなえたり、画像付きでドア解錠ログの確認も可能です。
 
オートロックとスマートロックのメリットを兼ね備え、さまざまな便利な機能を利用できる「Ai.Lock(アイロック)」。ご導入いただくことで所有物件のグレードアップやセキュリティ強化につながり、賃料アップ、入居率アップに効果が期待できます。
ぜひ、「Ai.Lock(アイロック)」をご検討ください。

 
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岩崎
岩崎
不動産ジャンルのライター歴は2年半以上。その間、100本以上のコラム構成・執筆を担当。満室経営を目指す大家さんに役立つ記事をお届けします。

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