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インターフォン設置は業者に依頼がおすすめ!費用相場や選び方を徹底解説



インターフォンの設置(交換)は自身でおこなうことも可能です。
ただし、設置時に電気工事が必要な場合は、電気工事士の資格が必要なため、無資格での設置工事はおこなえません。
 
では、自分で設置(交換)できるインターフォンにはどのような種類があるのでしょうか。また専門業者に工事を依頼する必要があるインターフォンとは、どのような物なのでしょうか。
 
今回はインターフォンの設置(交換)について、自分で設置できるインターフォンと専門業者に設置を依頼すべき種類について、またその場合にかかる設置費用の相場を紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.インターフォンの設置は自分でできる?
    1. 1.1.自分で設置できるインターフォンの種類
      1. 1.1.1.電源コード式・電池式インターフォンの設置(交換)方法
      2. 1.1.2.ワイヤレスタイプのインターフォンの設置(交換)方法
    2. 1.2.専門業者による設置(交換)が必要なインターフォンの種類
  2. 2.インターフォンを自分で設置する際の注意点
  3. 3.インターフォンの設置工事にかかる費用相場
    1. 3.1.新しくインターフォンを設置する際の費用
    2. 3.2.インターフォンを交換する際の費用
  4. 4.インターフォンの設置工事の依頼先
    1. 4.1.一般的な電気屋(電気設備業者)
    2. 4.2.家電量販店・ホームセンター
    3. 4.3.リフォーム会社(工務店)
  5. 5.インターフォンの設置費用を抑える3つの方法
    1. 5.1.型落ち品を選ぶ
    2. 5.2.自分で設置できるタイプのインターフォンを選ぶ
    3. 5.3.複数の業者から見積もりを取って比較する
  6. 6.まとめ
  7. 7.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧


インターフォンの設置は自分でできる?

インターフォンを自分で設置することは可能です。ただし、自分で設置できるかどうかはインターフォンの種類によって異なります。
自分で設置できないタイプのインターフォンは専門の業者に依頼し、設置(交換)してもらわなければなりません。
 
ここでは自分で設置できるインターフォンの種類とできない種類について解説します。


自分で設置できるインターフォンの種類

次の種類のインターフォンは、ほとんどのケースで取り付け・交換を自分でおこなうことが可能です。

  • 電源コード式
  • 電池式
  • ワイヤレスタイプ

 
インターフォンごとの設置(交換)方法は以下のようになります。
 
ただし既存のインターフォンが上記のタイプに該当しない場合、専門業者に取り外してもらう必要があるため注意しましょう。


電源コード式・電池式インターフォンの設置(交換)方法

電源コード式インターフォンと電池式インターフォンは、どちらのタイプも配線工事が不要のため、自分で設置したり、交換したりすることが可能です。

両者の違いは電源の供給方法にあります。電源コード式インターフォンは親機の電源コードをコンセントに挿すだけで電気を供給します。電池式インターフォンは電源に乾電池を使用します。
 
取り付け作業の手順は、以下のようになります。
 
【子機の取り付け(交換)方法】

  1. 既存の子機を取り外し、裏側にある2本のコードを外す
  2. 取付枠と取り付け金具を壁から外す
  3. 新しい子機の取付枠と金具を壁に取り付ける
  4. 1で外したコードを新しい子機の裏側に挿し込む
  5. 子機を取付枠に設置する

 
【親機の取り付け(交換)方法】

  1. 既存の親機を壁から取り外し、裏側にある2本のコードを外す
  2. 取付枠と取り付け金具を壁から外す
  3. 新しい親機の取付枠と金具を壁に取り付ける
  4. 1で外したコードを新しい親機の裏側に挿し込む
  5. 親機を取付枠に設置する

 
設置が終わったら動作確認をおこないます。
電源コード式の場合は電源コードをコンセントに挿します。電池式の場合は指定の電池を所定の位置にセットしましょう。
その後、子機のボタンを押してチャイム音が鳴ることを確認したうえで、親機のカバーを取り付けることで設置完了となります。
 
なお、電池式インターフォンは製品によって使用する乾電池の種類や電池の入れる場所が異なります。設置前に、かならず取扱説明書を確認してください。


ワイヤレスタイプのインターフォンの設置(交換)方法

ワイヤレスタイプのインターフォンは、配線工事が不要なため簡単に設置(交換)がおこなえます。電源は電池(乾電池や充電式電池など)を使用するためコンセントのない場所に設置でき、親機を持ち運ぶことも可能です。
 
一般的なワイヤレスタイプのインターフォンの設置方法は以下のようになります。
 
【子機の取り付け(交換)方法】

  1. 既存の子機を取り外し、取付枠と取り付け金具も壁から外す
  2. 新しい子機を取り付ける(両面テープや付属のネジなど、説明書に従って取り付ける)

 
【親機の取り付け(交換)方法】

  1. 既存の親機を取り外し、取付枠と取り付け金具も壁から外す
  2. 説明書に従って親機を取り付ける(壁掛け型、置き型などの機種によって異なる)

 
設置が終わったら、子機のボタンを押してチャイム音が鳴ることを確認しましょう。
なお、スマートフォンとの連携機能を備えている機種の場合は、アプリのインストールや設定をおこなった後、正常に操作できるかについて確認しましょう。


専門業者による設置(交換)が必要なインターフォンの種類

基本的に上記で紹介した以外のインターフォンは「電源直結式インターフォン」となり、設置(交換)する際は電気工事士の資格が必要です。そのため設置する際は、専門業者に依頼することになります。
 
なお無資格で設置をおこなった場合、事故を起こした場合は「電気工事士法」の違反となり、罰則や罰金が課せられるため注意が必要です。
電源直結式インターフォンを設置(交換)する際は、かならず専門業者に依頼しましょう。
 
また以下のような特殊なタイプや多機能型のインターフォンなどの設置(交換)についても自分で設置することができません。。

  • 子機が固定電話とつながっているタイプ
  • 複数の親機が連動するタイプ(二世帯住宅などで使用するケース)
  • 熱感知器・ガス警報器などと連動するタイプ
  • 子機が壁などに埋め込まれている場合
  • マンションのオートロックなどと連動するタイプ

 
上記のタイプのインターフォンは、いずれの場合も設置(交換)に専門的な知識や技術が必要となります。かならず専門業者に依頼しましょう。


インターフォンを自分で設置する際の注意点

前述したように、インターフォンの種類によっては自分で設置(交換)が可能ですが、その場合は注意したい点がいくつかあります。
 
まず、電源コード式のインターフォンを設置する際は、万が一の感電リスクを避けるためにブレーカーを落としてから作業しましょう。
 
次にネジなど細かな部品を紛失するおそれがあります。同様に取り付け金具を壁の内側に落としてしまうと拾い上げるのが困難な場合があります。拾うことができない場合は、同サイズの金具を別途用意しなければなりません。
 
また必要なコードなどを傷つけてしまうと、チャイム音が鳴らなくなるなど、動作不良につながる恐れもあります
 
なお、子機を設置する際は砂や雨などが入らないよう、しっかりとネジを締めてください。設置が不十分の場合、故障の原因となるケースがあるため注意が必要です。別売りの防水カバーなどを取り付けると耐久性が向上し、故障のリスクを下げることにつながります。


インターフォンの設置工事にかかる費用相場

ここでは、専門業者にインターフォンを新規で設置してもらう場合と交換する場合の費用相場について紹介します。


新しくインターフォンを設置する際の費用

新しくインターフォンを設置する場合の費用相場は配線工事の有無で異なります。
配線工事が必要な場合は部品代も含めて15,000円〜30,000円程度、不要な場合は5,000円〜20,000円程度が相場です。
 
また、配線の長さやコンセントの新規設置の有無によっても費用は変動します。
設置の際に壁に穴を開ける場合は作業内容によって「開口作業費」や「コーキング費」や、遠方の業者に工事を依頼した場合は「出張費」を請求されるケースもあります。
 
業者によって工事費用は異なるため、あらかじめ複数の業者から見積もりを取り、工事内容と費用を比較したうえで依頼する業者を決めるとよいでしょう。
 
なお、設置工事費用とは別にインターフォン本体(親機・子機)を購入する必要があります
インターフォンの本体価格はメーカーや機種によって大きく差があり多機能になるほど高額になるのが一般的です。
チャイム音を鳴らすだけのシンプルなタイプは5,000円程度から、モニターや録画機能が付いた高機能なタイプのインターフォンは10,000円~60,000円程度が相場となります。
 
さらにセキュリティ機能や防災機能などが搭載されたタイプになると、60,000円~100,000円ほどの高額なものもあります。


インターフォンを交換する際の費用

インターフォンの交換にかかる費用は、既存のインターフォンの種類と新しく設置するインターフォンの種類によって異なります。
 
【電気工事が不要な場合の費用相場】

電源コード式や電池式、ワイヤレスインターフォンなど、電気工事が不要なインターフォン同士を交換する場合の費用は、8,000円〜15,000円程度が相場となります。
 
【電気工事が必要な場合の費用相場】

交換時に電気工事が必要な場合の費用は、20,000円〜40,000円程度が相場となります。
たとえば、電気工事が不要なインターフォンから配線工事が必要なインターフォンに交換する、または配線工事が必要なインターフォン同士を交換する場合などが該当します。
 
ただし、新規設置時と同様、工事内容によっては追加費用が発生する場合もあるため注意が必要です。また、業者によっては取り外した古い方のインターフォンの処分費用を別途請求する場合もあります。


インターフォンの設置工事の依頼先

ここでは、インターフォンの設置工事を依頼できる専門業者を紹介します。インターフォンを設置できる主な専門業者は次のようになります。

  • 一般的な電気店
  • 家電量販店・ホームセンター
  • リフォーム会社

 
それぞれの業者の特徴などを見てみましょう。


一般的な電気屋(電気設備業者)

いわゆる「街の電気屋さん」は、インターフォンの販売・設置工事の依頼が可能です。またインターフォン本体をインターネット通販などで購入した場合でも、工事費用を払うことで設置(交換)してもらえる場合もあります。
電気工事のプロなので、安心して工事を任せられるのがメリットです。
 
ただし店舗によっては対応エリアが決まっているケースもあります。対応エリア外の場合は出張費など別途料金が発生する場合もあるため、エリアに対応しているかどうか確認したうえで依頼しましょう。


家電量販店・ホームセンター

家電量販店やホームセンターでインターフォンを購入した場合は、設置(交換)も依頼できるのが一般的です。
 
取り扱っているインターフォンの種類が豊富なので選択肢の幅が広く、店員さんに相談できるため目的にあったインターフォンを選ぶことができるのがメリットです。
また設置費用についてもポイントがつく可能性があります。
 
ただし工事は外部の業者がおこなうのが一般的です。その場合、あらかじめ自分で設置場所などを決めておき、業者に指示する必要があります。


リフォーム会社(工務店)

リフォーム会社(工務店)などもインターフォンの設置(交換)工事依頼をできる場合があります。リフォームの一環としてインターフォンの設置(交換)にも慣れているため、設置場所などの相談に乗ってもらえる可能性が高いです。
 
ただし、インターフォンの設置工事のみを依頼する場合、工事費が割高になるケースもあるため注意が必要です。別の部分のリフォームも含めてインターフォンの取り付けを依頼することをおすすめします。


インターフォンの設置費用を抑える3つの方法

前述したようにインターフォンの設置には、設置のための工事費用だけでなく、インターフォン本体の購入費用も必要なため、思った以上に費用が高額になることも少なくありません。
できるだけ費用を抑えたい場合、どのような方法があるのでしょうか。
 
ここではインターフォンの設置費用を抑える方法を3つ紹介します。


型落ち品を選ぶ

できるだけインターフォンの設置費用を抑えたい場合は「型落ち品」を検討してみましょう。型落ち品とは、新型が発売されたことで旧型となった製品などを指します。
電化製品のほとんどは新型が発売されると旧型が値下げされる可能性が高いです。
 
新型に比べると機能面では劣りますが、旧型であっても必要な機能が搭載されているのであれば安く購入できるためおすすめです。
 
ただし型落ち品は在庫に限りがあり、希望する機種を購入できないケースもあります。
またインターフォンなどの電化製品のサポート期間は、製品の発売日から数えられます。そのため型落ち品は新型に比べてサポート期間が短くなる可能性があるため注意が必要です。


自分で設置できるタイプのインターフォンを選ぶ

自分で設置できる電源コード式・電池式・ワイヤレスなどのインターフォンを選べば、電気工事費を節約でき、設置費用を抑えることにつながります。
 
特にワイヤレスタイプのインターフォンは配線もコンセントも必要がないので、DIY初心者の人にもおすすめです。
 
ただしワイヤレスタイプのインターフォンは、親機と子機の距離によっては無線が届かない場合もあるため、設置する際には注意が必要です。また電源コード式・電池式などの有線タイプのインターフォンと比較して画質が劣る場合もあります。
ワイヤレスタイプのインターフォンを選ぶ際は、あらかじめ機能や性能などを確認しておきましょう。


複数の業者から見積もりを取って比較する

インターフォンの設置にかかる工事費用は、業者によって大きな差があります。そのため、工事業者を選ぶ際は、かならず複数の業者から見積もりを取って、各社を比較することをおすすめします。
 
その際は工事費用の安さだけでなく、工事内容にも注目しましょう。部品代は含まれているか、別途費用がかかるのはどのような部分なのか、アフターサービスの有無や内容なども確認する必要があります。
 
特に工事費用が相場よりも極端に安い業者の場合、別途料金の設定が多かったり、工事の質が悪かったりする可能性もあるため注意しましょう。


まとめ

インターフォンの種類によっては自分で設置(交換)が可能です。しかしインターフォンの種類によっては、専門業者でなければ設置できない場合もあるため注意が必要です。
 
自分でインターフォンを設置することで設置費用を抑えることにつながりますが、部品の紛失や動作不良を起こす可能性があることも理解しておきましょう。
 
安全かつ安心してインターフォンを設置したい場合は、やはり専門業者に設置を依頼しましょう。その場合、型落ち品のインターフォン本体を選ぶなどすることで設置費用を抑えることにつながります。


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岩崎
岩崎
不動産ジャンルのライター歴は2年半以上。その間、100本以上のコラム構成・執筆を担当。満室経営を目指す大家さんに役立つ記事をお届けします。

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