「フレッツ光全戸加入プラン」の設備のしくみとは?導入工事の流れもご紹介
「フレッツ光の全戸加入プランには、どんな設備が必要なんだろうか? 」 「せっかく導入するんだから、必要な設備をそろえて、トラブルがないようにしたいなあ」
フレッツ光全戸加入プランの導入に興味があっても、どんな設備が必要かわからずに、一歩が踏み出せない大家さんも多いはずです。
でも大丈夫! 今回「あぱたい」が、必要な設備のしくみ・導入工事の流れ・上手なトラブルの回避方法などについて詳しくご紹介します。
当記事が全戸加入プラン導入のきっかけになれば幸いです。
目次[非表示]
- 1.賢い大家なら知っておきたい!「フレッツ光全戸加入プラン」の設備のしくみとは
- 2.全戸加入プラン アパートへの導入工事の流れ
- 3.大家さん必見!トラブルを防ぐために知っておきたい3つのポイント
- 3.1.①「ギガマンション・スマートタイプ」と「マンション・ハイスピードタイプ」の違いとは
- 3.2.②プロバイダの契約は別途必要
- 3.3.③速度が遅かったら……IPv4からIPv6に交換しよう
- 3.3.1.この記事を読んでいる方に人気の記事はこちら
- 4.マンションISPサービスならアイネット
- 5.まとめ
- 5.0.1.この記事を読んだ方に人気の記事
賢い大家なら知っておきたい!「フレッツ光全戸加入プラン」の設備のしくみとは
配線方式によって工事に必要な設備機器は違ってきます。所有物件とミスマッチな設備を導入しないように、まずはフレッツ光全戸加入プランに必要な設備についてしっかりと理解しましょう。
「シェアード型」と「全戸加入プラン」の設備の違い
光回線の配線には大きくふたつの方式があります。
①シェアード型
シェアード型は、共用部に引き込んだ1本の光回線を全部屋でわけあう方式です。共用部以降へ使用する配線の種類によって、さらに下記の2種類にわかれます。
- LAN方式:共用部から各戸への配線をLANケーブルでおこなう
- VDSL方式:共用部から各戸への配線を一般電話線でおこなう
LAN方式は高速対応のケーブルを使用すれば、最大1Gbpsの速度が可能です。ところが VDSL方式の速度は100Mbpsが限界といわれており、古い建物であらたに光ファイバーを配線できない場合以外には、通常用いられることはありません。
②ひかり配線方式
フレッツ光全戸加入プランでは、「ひかり配線方式」(共用部から各戸までを最大1Gbpsの高速光ファイバーで配線)を採用しています。
通常YouTubeなどの動画をストレスなく視聴するには、20Mbps以上の速度が必要です。仮に10戸が同時に動画をみたとしてもまだ200Mbpsですから、速度に関するトラブルはまずないと考えていいでしょう。
必要な設備機器はなに?ルーターは必要?
参考:フレッツNTT西日本公式ホームページ ホームゲートウェイ(レンタル)
全戸加入プランは速さによって、ギガマンション・スマートタイプとマンション・ハイスピードタイプのどちらかを選択します。
ギガマンションを契約すると、ギガ(1Gbps)対応のWi-Fiルーターが標準で送付されてきますが、ハイスピードタイプにルーターは付属しません。 その場合、入居者は自分でルーターを用意する必要があります。NTTからレンタル(ホームゲートウェイ)する方法もありますが、自分で購入したほうが安く済むでしょう。
NTT東日本の場合、「本体+無線LAN」をレンタルすると、毎月750円かかります。
2年以上つかうなら、自分でルーターを購入したほうが断然安く済みます!
全戸加入プラン アパートへの導入工事の流れ
ここまで全戸加入プランに必要な設備について説明してきました。今度は実際どのようにして、これらの設備を導入していくのかみていきましょう。
工事期間に関しては、特に問題がなければ約2週間で完了。工事日の調整によっては、1カ月程度かかる場合もあります。
工事の告知はNTTがおこなってくれます。でも全戸加入プランを導入する旨を、事前に大家から周知徹底しておかないとトラブルになるため入居者への連絡は前もって行いましょう。
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大家さん必見!トラブルを防ぐために知っておきたい3つのポイント
空室対策の切り札として導入した「フレッツ光全戸加入プラン」ですが、じつは対応を誤ると、かえってトラブルの原因にもなりかねません。
- 契約タイプによる速度の違い
- プロバイダの契約方法
- 通信速度が遅い場合の対処
トラブル防止のためにも、上記3つのポイントについて具体的に説明します。
①「ギガマンション・スマートタイプ」と「マンション・ハイスピードタイプ」の違いとは
フレッツ光全戸加入プランには、速度に応じてふたつのプランが用意されています。
- フレッツ光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ:(最大1Gbps)
- フレッツ光ネクスト マンション・ハイスピードタイプ:(最大200Mbps)
速度の必要なオンラインゲームでも、100Mbps程度の速度があれば、快適にダウンロードできます。しかし同時使用などの影響で、まれに速度が遅くなるケースもあります。
NTT東日本の場合、「ギガマンション・スマートタイプ」と「マンション・ハイスピードタイプ」の料金差はわずか300円しかありません。10戸分としても3,000円の費用で済みますから、トラブル防止の意味からも、ギガマンション・スマートタイプをおすすめします。
ちなみにNTT西日本では、料金はどちらも同じです。
②プロバイダの契約は別途必要
じつは「全戸加入プランのプロバイダ契約は任意である」ことは、案外知られていません。
大家がプロバイダの契約をしていなければ、入居者が各自プロバイダと契約しなくてはいけないのです。 いずれにせよ、入居者がこれまで契約していたプロバイダは、解約してもらうことになります。
もし入居者がプロバイダと契約したばかりであれば、解約金の問題も発生するでしょう。 トラブル防止のためにも、全戸加入プランの導入を決めたら、なるべく早く入居者に告知をするべきです。また解約金を負担するなどの方法も必要になるかもしれません。
トラブルが発生する前に、入居者へきちんと説明することが重要です。せっかく全戸加入プランを導入するなら、できればプロバイダ込みで一括契約を!
③速度が遅かったら……IPv4からIPv6に交換しよう
全戸加入プランでもっともトラブルになりやすいのが、速度の問題です。全区間が光ファイバーだからといって、必ずしも速いとは限りません。速度が遅い場合は下記のような原因が考えられます。
- PCやルーターなど、個人の機器類が古い、劣化している
速度が遅い原因として意外に見落とされがちですが、パソコン能力やメモリー容量の不足も原因として十分に考えられます。新しいOSにバージョンアップする、機器やソフトを買い換えるなどの提案を入居者様にしてみましょう。
- マンション・ハイスピートタイプでは速度が足りない
通常マンション・ハイスピードタイプで、十分速度は間に合うはずです。しかし、夜間や週末などは利用者が集中して、どうしても速度は遅くなることがあります。そういった場合は、1Gbpsのギガマンション・スマートタイプに契約を変更するのもひとつの方法です。
- 接続タイプが古い
これまで主流だった「IPv4」ではアドレスが足りず、速度に影響が出ている可能性もあります。速度を改善したい場合は、「IPv6」という新しい規格への変更を検討してみてはいかがでしょうか。
なるべく早い段階で、IPv4からIPv6に変更したほうがベターです。なかにはIPv6に対応していないプロバイダもあるから注意が必要です。
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IPoE方式を用いたIPv6接続を導入しており、通信速度も問題ありません。
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まとめ
空室対策に有効といわれる「フレッツ光全戸加入プラン」ですが、適切な設備の導入ができなければ、かえってトラブルの原因にもなりかねません。 下記のポイントに注意して、必要な設備をしっかりと把握しましょう。
- なるべく「ギガマンション・スマートタイプ」で契約する
- プロバイダも大家が契約し、解約金の負担も検討する
- IPv4からIPv6へ変更するなど、速度トラブルには迅速に対応する