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NTT東日本が提供する「フレッツ光全戸加入プラン」を要チェック!空室ゼロを目指そう


アパートやマンションを経営するオーナーであれば、空室の怖さは十分にご存知でしょう。過度な空室は絶対に避けたいところですが、これまでなかなかよい対策方法がありませんでした。


ところが空室ゼロ経営を可能にする方法として、今「NTT東日本のフレッツ光全戸加入プラン」が、注目を集めています。


今回、フレッツ光全戸加入プランを導入するメリットやNTT東日本・西日本の違い、転用トラブルが発生しない上手な導入方法などについてわかりやすく解説していきます。 


目次[非表示]

  1. 1.まずは知っておきたい「フレッツ光全戸加入プラン」の基礎知識
    1. 1.1.フレッツ光全戸加入プランとは
    2. 1.2.フレッツ光全戸加入プランで満室経営をしよう
    3. 1.3.フレッツ光全戸加入プラン6つのメリット
  2. 2.NTT東日本とNTT西日本の違いを知っていますか?
    1. 2.1.「フレッツ光全戸加入プラン」東西の違いはある?
    2. 2.2.トラブルにならないために。知っておきたい転用のルール
    3. 2.3.NTT東日本 フレッツ光全戸加入プラン導入の流れ
  3. 3.まとめ
      1. 3.0.1.この記事を読んだ方に人気の記事

まずは知っておきたい「フレッツ光全戸加入プラン」の基礎知識

まずは知っておきたい「フレッツ光全戸加入プラン」の基礎知識          NTT東日本が提供する「フレッツ光全戸加入プラン」は、アパートやマンションの家賃値あげや空室対策の切り札として、これからますます導入する物件が増えていくでしょう。


競合アパートよりも先んじて恩恵を受けるためにも、まずはフレッツ光全戸加入プランについてしっかりと知っておく必要があります。

フレッツ光全戸加入プランとは

フレッツ光全戸加入プランとは、光回線を特別料金でアパート全戸に導入できる、共同住宅のオーナー向けプランです。


通常入居者がそれぞれ支払うインターネット料金を、オーナーが一括で支払いします。入居者が決まりやすくなったり家賃を値あげできたりという、料金立替以上のメリットがあるからこそ、多くのオーナーが注目しているわけです。


フレッツ光全戸加入プランのしくみについても、簡単に説明しておきましょう。

画像引用:フレッツ光 NTT東日本お申し込みサイト


いくつかある配線方式のなかで、フレッツ光全戸加入プランは「ひかり配線方式」を採用しています。


これは共用部に引き込まれた光回線から、分岐した光ファイバーを各部屋まで配線する方式です。端末まですべて光ファイバーが配線されていますから、最大1Gbpsの速度が可能。したがって速度が遅くてクレームがくることはまずないでしょう。  

フレッツ光全戸加入プランで満室経営をしよう


単身向け人気設備ランキング
ファミリー向け人気設備ランキング
1位
インターネット無料
インターネット無料
2位
エントランスオートロック
追い焚き機能
3位
宅配ボックス
エントランスオートロック
4位
浴室換気乾燥機
ホームセキュリティ
5位
ホームセキュリティ
システムキッチン

出典:NTT東日本 フレッツ 光ネクスト マンション全戸加入プラン 全国賃貸住宅新聞社 「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる 入居者に人気の設備ランキング2019」TOP15


上表は全国賃貸住宅新聞社 「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる入居者に人気の設備ランキング2019」TOP15から、上位5つを抜粋したものです。


単身向け・ファミリー向けどちらも、インターネット無料設備が第1位にランクインしています。


また株式会社博報堂DYメディアパートナーズがおこなった「メディア定点観測2019」を調べてみると、パソコン・スマートフォン・タブレットを合わせたデジタルメディアの視聴率が49.9%とほぼ半数を占めています。(2006年から2倍以上増加)


参考:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア総接触時間の構成比 時系列推移(1日あたり・週平均):東京地区


つまり、自宅におけるインターネット環境の重要性がますます大きくなっているのです。  

フレッツ光全戸加入プラン6つのメリット

入居者が決まりやすくなるというメリット以外にも、全戸加入プラン導入にはたくさんのメリットがあります。


【オーナーの主なメリット】 

  1. 入居者の満足度があがり、長期間の入居が期待できる
  2. 家賃の値あげが可能
  3. 物件の資産価値が高くなる
  4. NTTのメンテナンス費用は無料なので、余分な費用が発生しない
  5. 共有部の電源・端子台・LAN配線などの設備費用、工事費用を削減できる(新築の場合)
  6. 共用部の機材が少ないので電気代を削減できる


なかでも「入居者の満足度があがり、長期間の入居が期待できる」というメリットは、非常に重要です。


「無料インターネット」を大々的に押し出すことで、入居者が決まりやすく、長期間住んでもらえる可能性が大幅にアップ。つまり空室ゼロ経営が現実味を帯びてくるわけです。

NTT東日本とNTT西日本の違いを知っていますか?

NTT東日本とNTT西日本の違いを知っていますか?

ここまではNTT東日本が提供するフレッツ光全戸加入プランについて解説をしてきました。しかし、あらためて考えてみるとNTTは、東日本だけでなく西日本もあります。 そうなってくると、NTT東西にはなにか違いがあるのか気になりますよね。そこでNTT東日本と西日本の違いを調べてみました。


実はNTT東日本と西日本は、どちらもNTTグループの子会社ではありますが、まったくの別経営なんです! 

「フレッツ光全戸加入プラン」東西の違いはある?

NTTの管轄は、物件の所在地によって自動的に決まります。しかしエリアをまたいで、共同住宅を経営する場合もあるでしょう。


フレッツ光全戸加入プラン東西の違いについては、ぜひ頭に入れておいてください。


まず一番大きな違いは、「契約できる最低戸数」です。全戸加入プランを導入できるのは、東日本では4戸以上。それに対し西日本の場合は、6戸以上が加入の最低条件に設定されています。


全戸加入プランの料金については個別見積もりで決定するため、残念ながら正確な比較ができません。参考までに個人向け料金を比較してみると、わずかながら料金差がありましたが、経営に影響を与えるような大きな差はみつかりませんでした。 しかし同じNTTでもまったく別な会社と契約しているという認識だけは、しっかりと持っておきましょう。  

トラブルにならないために。知っておきたい転用のルール

新築の場合、無料インターネットを前提として入居するので、トラブルになることはほとんどありません。


ところが既存の物件に導入する際は、きちんと段階を踏まないとトラブルに陥る可能性があります。 これまで住民が個別にインターネット回線を契約していた場合、同じフレッツ光であれば「転用」という形で、問題なく移行できるはずです。


ところがドコモ光などの光コラボレーション回線(以下光コラボ回線)や、フレッツ光以外の回線と契約していた場合は、解約してあらたに全戸加入プランに加入しなければなりません。その場合、解約時期によっては解約金が発生します。 解約金に対して入居者とトラブルに発展する可能性も少なくはありませんから、それならばはじめからオーナーが解約金を負担すると決めておくのもひとつの方法ではないでしょうか。


【主な光コラボ回線の解約金】

光コラボ回線
契約期間
解約金
ドコモ光
2年
8,000円
auひかり
2年
7,000円
ソフトバンク光
2年
9,500円
So-net光
2年
7,500円

解約金はどの会社もだいたい1万円弱。高くても2万円ほどみておけば間違いないでしょう。

NTT東日本 フレッツ光全戸加入プラン導入の流れ

NTT東日本 フレッツ光全戸加入プラン導入の流れ 参考:フレッツ光NTT東日本お申し込みサイト ご利用開始までの流れ

>>>NTT東日本全戸加入プラン無料相談はコチラから


フレッツ光全戸加入プランの概要がおおよそ頭に入ったところで、あとは上記の流れを確認しながら実際に申し込むだけです。 上図には書かれていませんが、開通工事をおこなう前に、NTTから各入居者へ工事の告知をおこないます。ただし、これはあくまでも工事のお知らせです。トラブル防止のためにも、導入を決定した時点で、早めに入居者へ告知しておくべきです。


余計なストレスをかけないためにも、書面での告知がおすすめです! 


「全戸加入プランを導入すれば、これから無料でインターネットが使用できる」という入居者のメリットをしっかり伝えることが重要です。

まとめ

アパート経営で一番怖いのが空室です。しかしフレッツ光全戸加入プランの導入によって、入居者が決まりやすく、長期間住んでもらえる可能性も大幅にアップします。


ただし、NTT東日本のフレッツ光全戸加入プランを導入する際には、「転用」に注意が必要です。入居者は導入以前に契約していた回線を解約しなくてはならないため、解約金が発生するケースも考えられます。 トラブルにならないよう、事前の告知をしっかりとおこない、場合によってはオーナーが解約金を負担することも考慮すべきです。


ぜひトラブルのないよう、上手に全戸プランを活用してください。


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不動明師
不動明師
賃貸管理&売買仲介経験20年。アパート新築、購入、仲介、リノベーション、大規模リフォームに携わり、自身でも2棟のアパートを所有する不動産オーナー。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格を有し、不動産経営者に対して役立つノウハウを共有している。

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