奈良県のアパート経営に強いおすすめ会社8選!選びかたや奈良の特徴も学んで投資の失敗を防ごう
奈良県でのアパート経営は
- 空室率はどれくらいか
- どうしたら成功するのか
を調べていたら、ここにたどり着いた人もいるのではないでしょうか。
奈良は観光地だけではなく、リニアの新駅候補地にも選ばれ、将来的に経済発展の可能性が高い地域でもあります。 つまり将来不動産の価値が高まるとして、投資マンション経営者もひそかに注目しているのです。
しかし地域によってそぐわない物件を建ててしまうと、空室率を高める原因になりかねません。
「あぱたい」では、奈良県で賃貸アパート経営を成功させるおすすめの会社や、地域の特性を解説します。統計データをふまえた客観的視点で奈良県を説いていきます!
目次[非表示]
- 1.奈良県のアパート経営に強い会社8選
- 1.1.大手で安心感重視!アパート経営に強い有名な会社5選
- 1.1.1.1. 住友林業株式会社
- 1.1.2.2. 積水化学工業株式会社
- 1.1.3.3. 大東建託株式会社
- 1.1.4.4. パナソニックホームズ株式会社
- 1.1.5.5.東建コーポレーション株式会社
- 1.2.地域密着型!地元のアパート経営に強い会社3選
- 1.2.1.1. 株式会社渋谷
- 1.2.2.2. ヒロタ建設株式会社
- 1.2.3.3. 株式会社リスペース
- 2.アパート経営で失敗しないための建築会社の選びかた
- 2.1.1. 大手企業のメリット・デメリット
- 2.2.2. 地域密着型企業のメリット・デメリット
- 2.3.3. 根拠のある提案をしてくれる
- 2.4.4. 親身になって相談に乗ってくれる
- 2.5.5. 希望する建築構造が得意かどうか
- 3.奈良県内でアパート経営は儲かるのか?
- 3.1.奈良県賃貸市場
- 3.2.奈良県と近隣の和歌山県と三重県を比較
- 4.アパート経営を奈良県ではじめる際の強み
- 5.奈良県でアパート経営をはじめる場合のポイント
- 6.まとめ
奈良県のアパート経営に強い会社8選
奈良県でアパート経営をするためには、建築会社はしっかり選びたいところ。大手と地域密着型にわけてご紹介します。 まだアパート計画が曖昧な大家さんにとっても必見です!
大手で安心感重視!アパート経営に強い有名な会社5選
大手建築会社は自社グループ内に管理や施工会社が整っているため、大家さんにとっては一括で任せられる安心感があります。
1. 住友林業株式会社
公式サイト:https://sfc.jp/tochikatsu/
木材・建材の流通事業に長けてきた住友林業。 自社の商品であるフォレストメゾンを採用し、大手ならではの実績を積んだノウハウで賃貸住宅経営サポートも万全です。 また集合住宅、賃貸併用住宅など建物別の商品も充実。
2. 積水化学工業株式会社
公式サイト:https://www.43up.jp/
提案力・安定経営サポート力を強みとしたサブリースシステムを採用。 全国のオーナーの声を取材した会報の定期配布や、オーナー会・セミナーを開催しています。
大手ならではのこまかいアフターメンテナンスは、専門的な分野が苦手な大家さんにとって心強いのではないでしょうか。
3. 大東建託株式会社
公式サイト:http://www.kentaku.co.jp/
建設中のアパートのなかで、大東建託の施工看板をみかける人も多いのではないでしょうか。 木造の物件を得意とし、モダンな外観は幅広い居住層に定評があります。
また大東建託のサブリースは、借上げ期間が35年間。その間の原状回復費用は自社負担としています。
4. パナソニックホームズ株式会社
公式サイト:https://homes.panasonic.com/tochikatsuyou/personal/
1977年〜2018年まで、じつに38万戸以上の賃貸住宅を施工。 その実績から地域の特性、ニーズにこたえる設計に確かな自信をもっています。 多彩な商品のなかには、災害後も安心して暮らせる災害賃貸住宅、高性能の断熱機能を搭載した省エネ賃貸住宅があります。
5.東建コーポレーション株式会社
公式サイト:https://www.token.co.jp/
節税効果や資産承継を意識した、土地活用提案を強みとしている東建コーポレーション。
高齢の大家さんでも住宅を提供し社会に貢献することで、生きがいを見出せる老後の計画を提案するなど、安定した収益で老後資金対策をサポート。 超高齢化社会に対応する姿勢をみせています。
地域密着型!地元のアパート経営に強い会社3選
奈良県を中心とした地元密着型の建築会社は、それなりの規模である会社が目立ちます。 大手に負けないサポート力かつ、地場に強い情報量をもったおすすめの会社をご紹介!
1. 株式会社渋谷
公式ホームページ:http://www.shibutani-group.co.jp/index.html
テラスハウスやペット共生型マンションなど、入居者層を絞った提案に強い株式会社渋谷。
木造よりも鉄筋コンクリート造の実績が豊富で、賃貸経営が苦戦するエリアでも収益がでるバックアップ体制が整っています。 アパート経営かマンション経営か、迷っている大家さんは検討する価値アリでしょう。
2. ヒロタ建設株式会社
公式サイト:httphttp://www.hirota-gr.co.jp/works.html
木造・非木造どちらも建築実績があるヒロタ建設。 空室に悩む大家さんのために、アパート経営が委託できる「レンタルのヒロタ」サービスがあります。 地域密着型企業でありながら賃貸管理はもちろん、原状回復の修繕やハウスクリーニング業務まで幅広く展開している会社です。
3. 株式会社リスペース
公式サイト:https://respace-reform.com/
最後に紹介する株式会社リスペースは、建築会社ではなくリフォーム会社になります。 リフォームの実績が多いのはもちろん、注目すべきは利用者の高い評価。
中古アパート購入を検討中のかた、新築ではなく所有のアパートで経営を考えたいという大家さんは、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
アパート経営で失敗しないための建築会社の選びかた
建築会社にもさまざまな特徴や強みがあるなかで、どれを選んでいいのか悩む大家さんは多いです。 つぎに大手と地域密着型のメリット・デメリットに加え、理想のアパートを建てるためにはどんな会社を選んだほうがいいのか、そのポイントをご紹介します。
1. 大手企業のメリット・デメリット
大手企業の最大のメリットは、圧倒的な実績です。 また多くの人々の目にとまる広告効果で社会的信用が厚く、商品のラインナップも充実しています。 税金などの資金面を含めたアパート経営に関わるすべてを、一括でお任せできるシステムが万全に整っているのも大手ならではの特徴。
ただ施工後は担当管轄が変わってしまうため、連絡がスムーズにいかないことがしばしば。 時間や曜日が決められて面倒と感じる面もあります。
このように、大手でのデメリットは建築中には気づかなかった部分に隠されていることもあるのです。
2. 地域密着型企業のメリット・デメリット
ある地域に精通しているため、エリアごとの入居者層にも詳しく、アパート経営の戦略が立てやすいのがメリット。 自由設計を採用している会社が多く、大家自身がアパートづくりに参加しているという実感を得やすいです。
最近では規模が小さい建築会社でも、施工後の管理や仲介を提携業者に依頼する会社が増えてきています。
デメリットとしては、大手建築会社のような社会的信頼が薄い部分もあるため、実際に相談してみないと実態がわからないという不安も。 実際にお願いしてみたら工期が伸びてしまったり、担当者と現場との連携が取れていなかったりなど、思わぬトラブルに見舞われる可能性もゼロではありません。
3. 根拠のある提案をしてくれる
曖昧な表現をせず、データなど客観的視点もふまえた経営プランができる会社は信用できます。 相手によってわかりやすくこたえてくれる担当者は、こちらが質問しやすい雰囲気をつくってくれます。
昨今、社会問題になったサブリースに関しても、中立的な立場で答えてくれる会社が望ましいですね。
サブリースについて詳しくはこちら>>サブリースはアパート経営失敗のもと?メリットはある!一括借り上げトラブルの原因や回避方法を解説
4. 親身になって相談に乗ってくれる
大家と担当者もひとりの人間。相性の良し悪しは否めません。 しかし大切なのは、大家さんの不安や懸念している部分を担当者が察知できるかどうかです。
とくに初心者大家さんにとっては、アパート経営に対する不安は大きいもの。 根拠のある提案も大切ですが、その前に大家さんの話をよく聞いてくれるかどうか、見極める必要があります。
5. 希望する建築構造が得意かどうか
大手企業はさまざまな構造の実績がありますが、地域密着型企業はすべての構造が得意というわけではありません。 RC造のマンションしか実績がない会社に、木造アパート計画を持ち掛けるのは無駄足のうえアパート計画のブレが生じます。
会社によって得意分野はさまざまですので、相談の段階である程度建築構造を決めておくのが望ましいでしょう。
奈良県内でアパート経営は儲かるのか?
下記に、都道府県別の人口がひと目でわかるようランキング形式でまとめました。奈良県内でアパート経営は本当に儲かるのか、早速チェックしてみましょう。
総務省統計局による奈良県の人口は全国で30位。 隣接する京都・三重よりも少ない傾向にありますが、下図の着工数をごらんください。
国土交通省による都道府県別着工数をみると、奈良県は30位。 人口では三重県より少ないですが、着工数が三重県よりも高いのは明らかですね。
人口が少ないからといって、アパートの需要が少ないという結論ではないのがわかる内容です。
奈良県賃貸市場
参考:総務省統計局
もう少しこまかく分析するため、奈良県でのいくつかの市をピックアップしました。 香芝市以外は人口増減率がいちじるしく、これからも伸びる可能性が高いといわれています。
着工数は奈良市が圧倒的に多く、空室率も低めだしアパート経営の収益が見込めそうですが、しかしそれだけ競争率も高く、アパートの差別化など空室対策をしっかりしなければいけません。
地域特性や入居者ニーズを把握しなければ、空室率が高いアパートをかかえることになります。
奈良県と近隣の和歌山県と三重県を比較
参考:総務省統計局
つぎに同じ統計項目で、奈良県に隣接する三重県と和歌山県で比較。
着工数が少ない三重県の空室率と比較すると、奈良・和歌山ではマンションの供給が上回り、高い空室率を出している可能性は否めません。
アパート経営を奈良県ではじめる際の強み
奈良県は観光都市のイメージが強いですが、そこから紐解いていくとさらに奈良の魅力がみえてきます。
- 大都市に負けない日本屈指の好アクセス
- リニア新駅候補に選ばれている
- 東京大学・京都大学など名門大学の進学率が日本一
1.大都市に負けない日本屈指の好アクセス
奈良での魅力のひとつは大阪の天王寺・新大阪や京都駅・四条烏丸、さらには神戸の三宮に電車1本で行ける好アクセスにあります。 観光都市でもあるので電車やバスの本数も多く、市外同士の移動に困りません。
主要バス路線となれば、1時間に10本以上の運行。また、近鉄学園前駅ではラッシュ時にマイカー規制が布かれるほど、バスの通勤が当たり前となっています。 そのため交通量が多い駅に近いアパートは、車所有の入居者が少ない傾向にあります。
2.リニア新駅候補地に選ばれている
近い将来、奈良の価値が大きく変わる計画がおこなわれているようです。
世界でも有数の人口集積地域である三大都市圏を、超電導リニアにより新しいルートで結ぶリニア中央新幹線は、沿線地域のみならず日本全体に活力をもたらす国家的プロジェクトです。
引用先:奈良市ホームページ
この新しいルートの新駅候補に奈良市は選ばれており、現在奈良県内で以下の地域が新駅設置個所を要望しています。
- JR平白山駅周辺(奈良市)
- JR奈良駅、近鉄奈良駅、近鉄新大宮駅周辺(奈良市)
- 学研高山第二工区(生駒市)
- JR大和路線と近鉄橿原線が交差する場所(大和郡山市)
新駅ができれば、ますます人の出入りも増えて経済効果が高まります。アパートの賃貸需要が高まる可能性にも期待したいですね。
3.東京大学・京都大学など名門大学の進学率が日本一
難関校はもちろん、進学塾など教育環境が整っている奈良。 また難関校が多いぶん、いわゆる治安が悪い学校が少ないのも特徴。 こういった背景から、教育に力を入れたいファミリーが集まりやすく、また大学進学のためひとり暮らしをする学生が多いのです。
奈良県でアパート経営をはじめる場合のポイント
奈良市や橿原市などの主要地域では、バスなど公共交通機関のアクセスが充実しています。 たとえ駅から遠いエリアだったとしても、駐車場がある物件が人気というわけではありません。
ただ、バスの本数が極端に少ない地域は物件に駐車場がついていたほうがいいです。逆に駅から近いエリアでも、ショッピングモールなど生活必需品のお店が近くになければ車所有の入居者が自然と集まり、駐車場がある物件が重宝される傾向になります。
奈良県内でアパート経営をはじめる際に注目すべき地域
奈良県内でいくつかのエリアを、それぞれの特徴と新築の家賃相場をあわせてご紹介します。
【奈良市】
奈良県屈指の大都市である奈良市は、観光客がもっとも訪れる市として知られています。 通勤・通学はもちろん、大阪など県外への好アクセスにより賃貸の需要が高く、空室率も他市に比べて低め。
京終駅周辺では、三条通ショッピングモールやビエラ奈良などのショッピングモールがあり買いものには困りません。 また進学実績を多くもつ高校や大学が集中しているので、学生向けの単身アパートも収益を見込めます。
家賃相場:駅徒歩5分以内1K:6万円前後
【生駒市】
もともとは生駒山を形成してつくられたエリアで、坂道が多いのが特徴。 コミュニティバスの充実も高く、各市への移動が可能です。 住宅街が多い地域でもあるため、ファミリータイプのアパートが多いのも特徴。
家賃相場:駅徒歩10分以内の2LDK:8万円前後
【香芝市】
かつてニュータウンなど、大規模宅地開発が進んでいた地域。 ショッピングセンターも充実しており、ファミリーには人気のエリアです。 バスによる奈良駅へのアクセスが充実しているので、駐車場がない物件でも入居率が高いアパートを実現できます。
家賃相場:駅徒歩1分1LDKで7万円前後
【橿原市】
歴史的建造物が多く、奈良市のつぎに大きな地域です。 観光客も多いためバスの本数も多く、利便性を重視したい入居者にはぴったりといえるでしょう。 イオンモール橿原があり、ここには休日多くのファミリーが集まり賑わいをみせています。
家賃相場:駅徒歩10分以内1LDK:7万円前後
【大和郡山市】
イオンモールやアピタなどショッピングモールが点在しています。 車がないと不便を感じるエリアでもあるので、駐車場がある物件の需要が高いエリアです。
家賃相場:駅徒歩5分以内2LDK:7万円前後
地域によりワンルームとファミリーを選択
大学の近辺や、奈良市などの主要都市は利便性を求める入居者も多いため、ワンルームタイプやコンパクトな単身向けアパートが入居率も高め。
宅配ボックスや防犯カメラ、モニターつきインターフォンなど設備が充実しているアパートは入居者に選ばれやすくなります。 逆にファミリータイプは大和郡山市のほか、駅から少し離れた住宅街などの需要が高い傾向に。
車がないと不便なエリアは、戸数よりも駐車場スペースの確保を優先するのがオススメです。
まとめ
国内屈指の観光地のひとつである奈良は、居住するにも利便性に長けた地域です。 今回統計データをはじめ、奈良市内の魅力もご紹介しました。 どの地域でアパート経営をはじめるかは、「どんなアパートにしたいか」という大家さんの気持ちが第一歩。
歴史的な街並みが広がりながらも、さらなる経済発展の可能性がある奈良で、ぜひアパート経営を検討してみてはいかがでしょうか。