オートロックマンションの安全性は?メリットや防犯対策のポイントを紹介
防犯意識が高まる昨今、オートロック設備のあるマンションが選ばれています。
しかしオートロックと家でも、侵入者を完全にシャットアウトすることはむずかしいのが現状です。
そこで今回は、オートロック付きマンションのメリットとデメリットを解説しながら、防犯対策方法や内見時のチェックポイントを紹介します。
安全に暮らすためにも、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.オートロック式のマンションの定義
- 2.オートロック解錠方法の7つの種類
- 3.オートロック付きマンションの4つのメリット
- 3.1.不審者の侵入を防ぎやすい
- 3.2.安心感がある
- 3.3.セールスや勧誘を避けやすい
- 3.4.空き巣のターゲットになりにくい
- 4.オートロック付きマンションの4つのデメリット
- 4.1.家賃相場が高い傾向がある
- 4.2.鍵の種類によっては閉め出される可能性がある
- 4.3.新聞を玄関まで配達してもらえない
- 4.4.防犯意識が低下しやすい
- 5.オートロック付きマンションで侵入される6パターン
- 5.1.共連れや入れ違いで侵入される
- 5.2.暗証番号を他者に知られる
- 5.3.不正な手段でつくった合鍵で解錠される
- 5.4.センサーを誤動作させてドアを開く
- 5.5.嘘をついてオートロックを解錠させる
- 5.6.宅配便や引越し業者に侵入されることもある
- 6.オートロック付きマンションでの防犯対策の7つのポイント
- 6.1.オートロックを過信しない
- 6.2.施錠をしっかりする
- 6.3.玄関を1ドア2ロックにする
- 6.4.エレベーターの同乗者に注意する
- 6.5.オートロックや自宅玄関の解錠前に後ろを振り返る
- 6.6.管理人のいない時間に来る業者には要注意
- 6.7.住人同士のコミュニケーションをとる
- 7.マンションを選ぶ際にチェックしたい7つの防犯対策
- 7.1.玄関の鍵は最新の種類か
- 7.2.防犯カメラの有無
- 7.3.共用部の侵入経路の有無
- 7.4.周辺の治安はよいか
- 7.5.管理体制が整っているか
- 7.6.マーキングされていないか
- 7.7.住人の防犯意識が高いか
- 8.オートロックマンションのまとめ
- 9.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧
オートロック式のマンションの定義
国土交通省の「住生活総合調査結果」によると、オートロック式のマンションとは「建物内に共用玄関があり、外側からドアを開けるためには、鍵や暗証番号などを用いるか、居住者などに内側から鍵を解除してもらう必要がある共同住宅」と定義しています。
参考: 国土交通省住宅局『平成30年住生活総合調査結果』
もう少し詳しくいうと、オートロックはマンションなどのエントランス(共用玄関)にある24時間施錠された扉をいいます。
マンション内に入るためには扉を解錠する必要がありますが、その際は入居時に渡される専用の鍵や暗証番号で解錠するか、共用玄関の前に設置されたインターホンから居住者を呼び出し内側から解錠してもらう必要があります。
そのためオートロック付きのマンションは、オートロックなしの物件に比べて不審者やセールスなどが立ち入りにくく、セキュリティを重視する入居希望者に選ばれやすくなります。
オートロック解錠方法の7つの種類
オートロックシステムには多くの種類があり、解錠方法もさまざまです。ここでは一般的なオートロックの解錠方法を7種類紹介します。
集合キー式
オートロックの解錠に住戸の玄関と同じ鍵を使うタイプのオートロックで、広い範囲で使われています。
1本の鍵で共用玄関と自宅の解錠がおこなえるのがメリットです。しかし鍵のコピーをつくりやすく、たとえば前の住民が合鍵をつくって不正に侵入することもむずかしくないのがデメリットです。
暗証番号式
テンキーに暗証番号を入力して解錠します。すでに決まった暗証番号を入力するか、または自分で選んだ数字を暗証番号にするか、2通りのタイプがあります。
暗証番号式のオートロックは物理的な鍵が必要ないため、鍵の紛失や複製の心配はありません。また鍵を持たずに外出して閉め出されることもありません。
ただし暗証番号を忘れてしまうとマンションに入れなくなるため注意しましょう。
なお鍵の複製などの心配はありませんが、暗所番号入力時に背後から盗み見られてしまうおそれがあるため注意が必要です。
カードキー式
カードの磁気部分を装置に読み取らせて解錠します。複製がむずかしいのがメリットです。
ただし、カードを紛失・破損した場合は閉め出されてしまうため注意が必要です。
なお再発行には手続きや費用が発生するため、大事に取り扱いましょう。
カードキー式(非接触型IC式)
非接触型ICチップを搭載したカードをかざすことで解錠できます。
通常はオートロック専用の非接触型ICチップカードが用いられますが、昨今は「Suica」や「PASMO」などの交通系非接触ICカードなどで解錠できるタイプのオートロックも増えています。
複製しにくく、わざわざカバンや財布から取り出さなくても読み取りが可能なので手間が省けるのがメリットです。ただし差し込むタイプのカードキー式と同様に、紛失や破損する可能性もあるため注意しましょう。
指紋認証式
あらかじめ登録した指紋やセンサーに読み取らせて解錠します。
指紋の複製は困難であり、また暗証番号を盗まれるなどの心配もないため、防犯性がきわめて高いのがメリットです。
ただし指紋認証は、手荒れやケガなどによって指紋が読みとれなくなることもあるため注意が必要です。
顔認証
スマートフォンなどで採用されている顔認証システムを利用し、解錠する仕組みです。
認証者の顔面、おもに目・鼻・口の位置や特徴を抽出・分析して登録者の顔情報との一致判定をおこなう仕組みです。
非常に高精度な一致判定システムなため、顔写真や3Dモデルなどの偽装では認証されることはないため、第三者による不正認証の心配はほぼありせん。
機器に触れることなく認証がおこなえるため両手がふさがっていても問題ありません。また衛生面でも安心です。
スマートキー
スマートフォンを使って鍵の解錠・施錠をおこないます。
あらかじめ登録したスマホを持って近づくだけで、エントランスのドアが自動で解錠できるオートロックシステムも増えています。
ただし、スマートフォンの充電切れ時は操作できません。また子供などでスマートフォンを持っていない場合は別途専用キーを持たせるか、家族などに解錠してもらう必要があるため注意が必要です。
オートロック付きマンションの4つのメリット
ここではオートロック付きマンションのメリットの具体例を4つ紹介します。
不審者の侵入を防ぎやすい
前述したように、基本的にオートロック付きマンションの共用玄関から入館できるのは基本的に入居者または管理会社などの関係者のみです。来客がマンションに入るためには、インターホンで居住者を呼び出して解錠してもらうことになります。
オートロックのないマンションに比べて建物に立ち入るのがむずかしく、不審者などの侵入を防ぎやすいのがオートロック付きマンションのメリットです。
安心感がある
基本的にオートロック付きマンションに入れいるのは、鍵を持っている居住者やマンション関係者、居住者の許可を得た人間のみです。そのため部外者が立ち入りにくい環境で暮らせる、という安心感があります。
セールスや勧誘を避けやすい
セールスや勧誘が苦手でも、オートロック物件であれば共用玄関先のインターホンからのやりとりになるため断りやすいです。
また来訪者の姿をインターホンのモニターで確認できるため、知らない人であれば対応しないことも可能です。
空き巣のターゲットになりにくい
オートロック付きマンションの室内に空き巣が侵入しようとした場合、建物に入るためと各部屋の玄関のロックを開錠しなければなりません。しかもオートロック付きマンションのエントランスには、高確率で防犯カメラが設置されています。
そのためオートロックのないマンションより侵入に時間がかかり、見つかるリスクも高くなります。そのためオートロック付のマンションは、空き巣のターゲットにされにくくなります。
オートロック付きマンションの4つのデメリット
セキュリティ面で安心感のあるオートロック付きマンションですが、オートロックだからこそのデメリットや注意したいポイントもあります。
ここではオートロック付きマンションのデメリットを4つ紹介します。
家賃相場が高い傾向がある
オートロック付きマンションの賃料は、近隣の家賃相場よりも高い傾向があります。
共用玄関のオートロックの多くは、電気を動力として1年365日毎日稼働しているセキュリティシステムです。そのため管理やメンテナンスにコストがかかります。
またオートロック付きの物件は、木造アパートよりも賃料設定が高いRC造などのマンションタイプに多くみられます。加えてオートロック機能という価値が付くため、どうしても賃料が割高になってしまうのです。
賃料が相場の場合は、管理費(共益費)などに上乗せされていることもあります。
ただしオートロック付きといえども、相場からかけ離れた家賃が設定されている可能性もあるため注意しましょう。
鍵の種類によっては閉め出される可能性がある
鍵やカードなどで解錠するタイプのオートロックは、鍵を忘れて外出してしまったり、紛失してしまったりすると、建物に入れない、いわゆる「閉め出し」状態になるおそれがあります。
室内に家族がいればインターホンを通じて解錠してもらえますが、そうでない場合は、外出時にはかならず鍵を持つ習慣を身につけましょう。
新聞を玄関まで配達してもらえない
早朝であることから新聞の配達人は建物に入れず、そのため玄関先まで新聞を配達してもらえません。その場合、毎朝自分で1階のポストまで取りに行く必要があります。
これがオートロック付きマンションで唯一の不便な点かもしれません。
防犯意識が低下しやすい
「オートロック付き」という安心感から、防犯意識が低下し、自宅の玄関や窓の施錠をおろそかにしてしまうケースも少なくありません。
オートロックといえども、不審者の建物内への侵入を完全に防げるわけでなく、空き巣などの犯罪者が、すきを狙って侵入してくる可能性は十分あります。また侵入口がエントランスとはかぎりません。
オートロックを過信せず、住居の防犯対策はしっかりとおこなうことが大切です。
オートロック付きマンションで侵入される6パターン
オートロック付マンションといえども、部外者の屋内立ち入りを完全に防ぐことはむずかしいです。そこで、部外者がオートロック付マンションに不正に立ち入る手口を紹介します。
手口を理解しておけば侵入を防ぎやすくなります。しっかり覚えておきましょう。
共連れや入れ違いで侵入される
「共連れ」とは、居住者や訪問者がオートロックを解錠し入館する際、そのあとにつづいてマンション内に侵入する手口です。
「入れ違い」は、建物の外で携帯電話を使っているふりなどをしながらマンションから出る人を待ち構えます。そして共用玄関の扉が開き、人が出た隙に入れ違いで建物に侵入する方法です。
どちらも、オートロックの解錠後にドアが閉まって施錠されるまでのわずかな時間を狙って侵入しする手口です。
共連れや入れ違いは、居住者か部外者かの判断がむずかしいです。
対策方法としては、管理会社に不審な入館があったことを連絡して居住者に注意喚起を促してもらい防犯意識を高めるのが効果的です。同時に「防犯カメラ作動中」などの表示をしてもらうことで侵入抑止につながります。
暗証番号を他者に知られる
暗証番号式のオートロックの場合、入居者が暗証番号を入力している様子を後ろから盗み見られるおそれがあります。また、「1234」や「0000」など、入力しやすい数字はすぐに解読されてしまい暗証番号の意味がありません。
対策方法としては、想定されにくい数字を暗証番号にしたり、入力する際は後ろに人がいないか確認したりすることで、不法侵入防止につながります。
また仕事やプライベートで親しい人に暗証番号を教えてしまい、関係がなくなった後に悪用されるケースもあります。安易に暗証番号を第三者に知らせるのを避けるのが一番です。
自分で暗証番号を決められる場合は、定期的に暗証番号を変更するとよいでしょう。
不正な手段でつくった合鍵で解錠される
オートロックの解錠方法が集合キー式の場合、簡単に合鍵が作れてしまうため注意が必要です。
集合キー式は、オートロックと自室の玄関を1本の鍵で解錠できますが、裏を返せばオートロックはマンション内の全部屋、どの鍵でも解錠されるということです。そのため、マンション内のどの部屋であれ、その合鍵があれば建物内に侵入されてしまうのです。
一度他者の手に渡った合鍵を回収するのは非常にむずかしいです。そのため集合キー式のオートロックの場合は、自室の玄関ドアの施錠を強化するなど自衛することが一番の対策方法になります。
具体的な方法は、後述の『オートロックマンションでの防犯対策の7つのポイント』で詳しく紹介します。
センサーを誤動作させてドアを開く
共用玄関ドアの内側に設置されているセンサーを誤動作させてドアを開く手口です。
共用玄関のオートロックは、外側から入るためには鍵などが必要ですが、内側から外に出る場合は自動でドアが開く場合があります。
ドアが開く仕組みは、通常の自動ドアと同じようにドアの上部に設置されたセンサーが人を感知することで開きますが、このセンサーを誤動作させることでドアを開けて侵入するのです。
誤動作させる方法としては、紙などを自動ドアと床の隙間から差し込みセンサーを作動させるなどです。
ただし、内側から外に出る際に解錠ボタンを押す方式や、ドアの下に隙間がないタイプなど、センサーを誤動作させても開かないタイプのオートロックもあります。
対策方法として、入居前の内見時にどういったタイプのオートロックなのかを確認しておくとよいでしょう。
嘘をついてオートロックを解錠させる
管理会社の社員などを騙ってオートロックを解錠させて建物内に侵入する手口です。また「管理会社から許可をもらっている」などの嘘をついて侵入するセールスマンなどもいます。
対策方法としては、管理会社の電話番号を聞き出し、直接電話をかけて確認したり、訪問目的を詳しく聞いたり、あやしいと感じたら入館を断りましょう。
また管理会社にも忘れずに連絡しましょう。
宅配便や引越し業者に侵入されることもある
宅配便関係者が勤務中に「宅配だと伝えるとすぐ鍵を開ける部屋のリスト」をつくり、会社を退職してからリスト内のマンションに宅配業者と偽り侵入した事件が過去にありました。
また引越しの際、家への出入りが多い業者にオートロックの暗証番号を教えてしまい、後から業者がその番号を使いマンション内に侵入したケースもあります。
もちろん、こういった悪質な業者はごく一部ですが、可能性があるかぎり、自衛するのが一番です。具体的な方法は、後述の『オートロックマンションでの防犯対策の7つのポイント』で詳しく紹介します。
オートロック付きマンションでの防犯対策の7つのポイント
オートロックといえども、侵入を完全に防ぐことはむずかしいです。そのためオートロックであっても基本的な防犯対策は忘れずにおこなう必要があります。
ここでは自衛のためにおこないたい防犯対策方法を7つ紹介します。
オートロック付きマンションでなくても有効な方法もあるので、ぜひ覚えておきましょう。
オートロックを過信しない
オートロック付きマンションは、入居者以外の部外者を防ぐ効果があります。しかし前述したように侵入者はさまざまな手段で侵入を試みるため、オートロックといえども、侵入者を完全に防ぐことはむずかしいです。
そのためにはまず、「オートロックの防犯性能は完全でない」という意識を持つことが大事です。オートロックを過信せず、個人レベルの防犯対策をしっかりとおこなうことで、防犯効果が高まります。
施錠をしっかりする
オートロック付きマンションという安心感から、玄関や窓の施錠が手薄になりがちです。
しかしオートロック付きマンションでも、侵入されてしまえば通常のマンションと同じです。
なかにはゴミ捨てなど短時間の場合「エントランスの共用玄関には鍵がかかっているから大丈夫」と玄関に施錠しない人もいるようですが、これは非常に危険です。
引用:警視庁『住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の手口』
上記のグラフからもわかるように、侵入窃盗の侵入手口の被害のトップは無締まりです。
オートロックを過信せず、どんなに短時間であっても玄関への施錠は忘れないようにしましょう。
また自宅玄関の鍵のかけ忘れが心配な人には、後付けのオートロックがおすすめです。ドアを閉めると自動で施錠されるため、鍵のかけ忘れがなくなります。また解錠・施錠の履歴をスマーフォンで確認でき、ほかのIoT家電と連動されることで遠隔操作ができるなど、暮らしの便利さが上がります。
後付けのオートロックにはさまざまな種類があり、なかには賃貸物件におすすめの製品もたくさんあります。
特に自分で簡単に取り付けできる「スマートロック」はおすすめです。工事が不要なので大家さんの許可ももらいやすいでしょう。
玄関を1ドア2ロックにする
自宅の玄関の鍵がひとつの場合は、もうひとつ鍵を設けて1ドア2ロックにすることで防犯効果が高くなります。
万一、オートロックを突破されマンション内に空き巣などが侵入しても、住戸内には簡単に入ることはできません。その際は、前述したように自宅玄関の錠もオートロックにするとさらに効果的です。
エレベーターの同乗者に注意する
エレベーターの同乗者が見知らぬ人の場合は注意しましょう。
共連れで侵入した部外者だった場合、あなたの部屋までついてきて玄関を解錠したと同時に部屋に侵入されるおそれがあります。
対策方法は、同乗者よりも先に階数ボタンを押さないことです。「何階ですか?」と問うのもよいでしょう。
エレベーター内では階数ボタンのすぐ前の位置に壁に背を向けて立つのがベストです。間違ってもエレベーターの奥にはいかないよう、不審に感じたら一旦エレベーターから降りるなどしましょう。
オートロックや自宅玄関の解錠前に後ろを振り返る
オートロックや自宅の玄関ドアを解錠する前に後ろを振り返り、不審な人物がいないか確認しましょう。
オートロックの場合は、ドアを通り抜けたあと侵入者がつづいて入ってこないか施錠されるのを確認すると安心です。
もし、あやしい人物がついてきた場合は、一度その場から離れるなどして様子を見るとよいでしょう。
管理人のいない時間に来る業者には要注意
管理人が不在の時間帯に「修理で呼ばれた」などでインターホンが鳴ったら要注意です。
マンションの点検や修繕などでマンションに業者が立ち入るのはよくあることです。しかし管理人が不在の時間帯に修理業者が訪ねてくることはありません。
明らかに侵入目的なため、解錠せずに管理会社に連絡しましょう
住人同士のコミュニケーションをとる
マンション内の住人の顔を知ることで「知らない顔=部外者」と判断できるため防犯につながります。
日頃から「おはようございます」や「おかえりなさい」など、住民同士で挨拶を交わすなどコミュニケーションを取ることで顔も覚えることができます。
マンションの前やエントランス、駐輪場、ゴミ置き場など人と会ったら顔を見て積極的に挨拶をすることが防犯につながります。
マンションを選ぶ際にチェックしたい7つの防犯対策
安心して暮らせるかどうかは、そのマンションの防犯設備や居住者の防犯意識に大きく左右されるでしょう。ここではマンションを選ぶ際にチェックしておきたい防犯対策を7つ紹介します。
内見時には忘れずに確認しましょう。
玄関の鍵は最新の種類か
内見時にマンションの部屋の鍵のタイプを確認しましょう。
昨今では、賃貸物件であってもピッキングなどの侵入窃盗防止のため、複製されにくいディンプルキーなどが用いられています。
ディスクシリンダー型など古いタイプの鍵は、ピッキングで不正開錠されやすいため注意が必要です。また前の入居者の退去後に鍵が取り換えられたかどうかも、かならず確認しましょう。
さらに防犯効果を高めるために、1ドア2ロックやスマートロックを検討している場合は、内見時に確認しておくと、入居が決まればすぐに手配できるので安心です。
防犯カメラの有無
マンション内のどこに防犯カメラが設置されているか確認しておきましょう。防犯カメラには犯罪を未然に防ぐ抑止効果があります。また記録として残るので、トラブル時の証拠になる場合もあります。
・エントランス
・集合ポスト
・1階エレベーター入口
・エレベーター内
・各フロアの廊下
・裏口
・駐輪場(駐車場)
・ゴミ置き場
・外階段
上記のうち、カメラの設置個所が多ければ多いほど防犯効果が期待できます。少なくともエントランス、エレベーター内、裏口の3カ所に防犯カメラが設置されていれば、最低限の防犯効果が期待できるでしょう。
共用部の侵入経路の有無
オートロック付きマンションの場合、エントランスだけでなく、ほか侵入経路はないかマンションの内見時にチェックしましょう。
ごみ置き場や駐輪場につながる裏口の施錠はかならずされえているか、柵などを乗り越えられそうな箇所はないか、雨どいなどよじ登れそうな箇所はないかなど、共用部分もしっかり自分の目で見て確認しましょう。
周辺の治安はよいか
マンションの設備だけでなく、その周辺環境にも注目してみると防犯面で役立ちます。
近隣周辺地域の治安が悪いと、たとえ物件にオートロックや防犯カメラが設置されていても被害にあうリスクは高くなってしまいます。
過去、その周辺でおきた犯罪の種類や件数などを調べ、犯罪が多発しているようであれば、そのエリアは避けた方がよいでしょう。
管理体制が整っているか
管理人がいるか、セキュリティ会社と契約しているかなど、どの程度の管理体制が整っているかチェックしましょう。
共用玄関から見える場所に管理人がいるだけで不審者が侵入しにくくなり防犯効果につながります。管理人は住人の顔を知っているので不審者に気づきやすく、声掛けすることで牽制にもなるでしょう。
またマンションがセキュリティ会社と契約している場合、エントランスなどに貼られるセキュリティ会社のステッカーが犯罪抑止につながります。侵入してもすぐにセキュリティ会社に通報され、パトロール員が短時間のうちに駆けつけるため、空き巣に狙われにくくなるでしょう。
マーキングされていないか
マーキングとは、空き巣や営業マンが後続のために記す、住民の情報を表す記号などをいいます。
マーキングサインは、アルファベットや数字で居住者の属性(性別や単身かどうかなど)や不在時間、訪問した際に対応してくれるか(ドアを開けてくれるかどうか)など、さまざまな情報を部外者に伝えます。
たとえば、「W8-20R」と書かれている場合は「独身女性(W)が住んでいて8時〜20時(8-20)まで留守(R)にしている」といった内容になります。
マーキングサインがあるマンションは、空き巣やセールスのターゲットにされている(されていた)可能性があるため注意が必要です。
住人の防犯意識が高いか
前述したように、居住者間でコミュニケーションを取り、お互いに顔を覚えることで防犯効果が高まります。
内見時に居住者から挨拶された場合は、住人の防犯意識の高さが期待できます。
なお、入居率が極端に少ないマンションなどは治安が悪化している可能性があります。エントランスの郵便受けなど、チラシなどがそのままになっているポストが多い場合は、管理体制も低く注意が必要です。
オートロックマンションのまとめ
オートロック付きのマンションは、不審者などの立ち入りを抑制する効果があります。そのためオートロックのないマンションに比べると安心して暮らせるでしょう。
ただし、オートロックがあっても部外者を完全に防ぐことはできません。
個人でも防犯対策はしっかりおこなうことで、より防犯効果が高まります。まずは、自宅の玄関ドアはしっかりと施錠することが大事です。
鍵のかけ忘れが心配な人におすすめなのが、自宅の玄関に後付けできるオートロックです。ドアを閉めると自動的に施錠されるため鍵の閉め忘れがなくなります。
エントランスのオートロックと部屋のオートロックで、2重の安心につながるでしょう。
これからの賃貸経営でセキュリティを高めることは、空室対策にも大いに役立ちます。
そこで、所有する賃貸物件に後付けできるオートロックの導入を検討している大家さんにおすすめしたいのが「アイネット」です。
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