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工事不要で後付できるオートロック13選!選び方や注意点も紹介



住環境のセキュリティが重視される昨今、オートロック機能がついて、スマホで施錠・解錠ができたり、ハンズフリーで解錠できたり、利便性が高いスマートロックが注目されています。
 
しかしオートロックの種類が多すぎて、どれを選んでよいかわからないという人は少なくないでしょう。
 
そこで今回は、工事不要の後付けタイプのオートロックについて、選び方や注意点を解説しながら、おすすめのオートロック13種を紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.スマートロックとは
  2. 2.工事不要で後付けできるオートロック13選
    1. 2.1.ビットキー 「bitlock MINI」
    2. 2.2.ビットキー 「bitrock LITE2」
    3. 2.3.キュリオ 「Qrio Lock(キュリオロック) Q-SL2)
    4. 2.4.ユーシン・ショウワ 「後付けリモコン電子錠 Re・bornⅡ LSPタイプ」
    5. 2.5.AEGIS GATE(イージスゲート) 「AEGIS GATE AG-01」
    6. 2.6.山本商事 「鍵穴のないリモコンドアロック LOCKEY」
    7. 2.7.山本商事 「鍵穴のないリモコンドアロックREMOCK」
    8. 2.8.CANDY HOUSE(キャンディハウス) 「SESAMI4(セサミ4) スマートロック」
    9. 2.9.ミネベアショウワ「SADIOT LOCK」
    10. 2.10.SwithBot 「SwithBot ロック」
    11. 2.11.東邦金属工業 「GATEMAN Nero」
    12. 2.12.Auguest 「Smart Lock pro」
    13. 2.13.GIMDOW(ジンドウ)「スマートロック AT1」
  3. 3.スマートロックを後付けするメリット
    1. 3.1.簡単に取り付けできる
    2. 3.2.鍵の閉め忘れを防止できる
    3. 3.3.鍵を探す手間が省ける
    4. 3.4.鍵を持ち運ぶ機会を減らせる
    5. 3.5.合鍵の作製・削除を簡単にできる
    6. 3.6.鍵の解錠・施錠履歴をチェックできる
    7. 3.7.最新機能にアップデートできる
  4. 4.スマートロックを後付けするデメリット・注意点
    1. 4.1.閉め出しにあう可能性がある
    2. 4.2.導入コストがかかる
    3. 4.3.鍵やドアの種類によって取り付けできないものがある
    4. 4.4.電池切れや充電切れで操作できなくなる
    5. 4.5.環境によって操作しづらいことがある
  5. 5.スマートロックを後付けする方法
    1. 5.1.両面テープでドアに貼り付ける
    2. 5.2.シリンダーを交換する
    3. 5.3.穴あけ工事をする
  6. 6.スマートロックの施錠・解錠方法
    1. 6.1.ハンズフリー
    2. 6.2.スマホ操作
    3. 6.3.マルチデバイス
    4. 6.4.AIアシスタント対応(音声認識)
    5. 6.5.生体認証
    6. 6.6.暗証番号認証
  7. 7.スマートロックの機能面で選ぶポイント
    1. 7.1.オートロック機能
    2. 7.2.合鍵生成機能
    3. 7.3.電池残量表示機能
    4. 7.4.緊急解錠機能
    5. 7.5.解錠・施錠履歴の閲覧機能
    6. 7.6.購入後のサポート体制
    7. 7.7.スマホ以外のデバイスとの互換性
  8. 8.スマートロックの費用相場
  9. 9.工事不要で後付けできるオートロックのまとめ
  10. 10.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧


スマートロックとは

スマートロックとは、Wi-FiやBluetoothなどを利用して物理的な鍵を使わなくてもスマートフォンなどから玄関錠の開閉や管理ができる機器やシステムを指します。
スマートロックの解錠方法は多彩です。ハンズフリーやスマートフォン操作、暗証番号のほか、リモコンキーやカードキーなどを鍵にして解錠することができます。
 
ほとんどのスマートロックにはオートロック機能が搭載されており、ドアが閉まれば自動で施錠されるため鍵を閉め忘れるリスクが減少し、防犯対策としても役立ちます
また解錠方法の種類によっては、鍵の紛失や住居から閉め出されるリスクが減少します。
 
そのほかにもスマホのアプリを利用して、解錠・施錠履歴の閲覧や合鍵を生成してシェアできるなど、利便性の高く、メリットの多いアイテムです。
 
さらにスマートロックの多くは工事不要で後付けできるため、賃貸物件でも導入しやすいのがメリットになります。


工事不要で後付けできるオートロック13選

後付けできるオートロックにはたくさんの種類があるため、どれを選べばよいか迷ってしまうという人は多いです。
ここでは、工事不要で取り付けられるおすすめのオートロックを13種類紹介します。


ビットキー 「bitlock MINI」

画像引用:株式会社ビットキー「bitlock MINI」

「bitlock MINI(ビットミニ)」はサブスクリプション型スマートロックです。
毎月550円または年額5,980円の料金プランのうち、どちらかを選択して契約します。
料金には利用期間中の故障に対する無償交換サポート、年2回までの電池交換サービス(2本600円相当×2回分が自動で届く)が付帯しているので安心して利用できます。
 
ハンズフリー機能があるため、スマホを取り出さなくても解錠が可能です。また別売りの拡張アイテムを使えば、カードキーやリモコンキー、暗証番号などでの解錠が可能になります。
本体は電池式で、両面テープで固定するタイプなので簡単に取り付けることができます。


ビットキー 「bitrock LITE2」

画像引用:株式会社ビットキー「bitrock LITE2」

前述した「bitlock MINI(ビットミニ)」同様、サブスクリプション型スマートロックです。こちらは月額396円 または年額3,960円と「bitlock MINI(ビットミニ)」より安価な料金で利用できます。

 
Apple Watchから操作できますが、スマホでのハンズフリー機能は搭載してないため注意が必要です。
はじめてのスマートロックとして使い心地を試してみたい人におすすめです。


キュリオ 「Qrio Lock(キュリオロック) Q-SL2)

画像引用:Qrio株式会社

スマートロックの草分け的存在の「Qrio Lock Q-SL2」は、ハンズフリー解錠機能を搭載しているので、買い物袋や宅配の荷物などで両手が塞がっている状態でもスムーズに部屋に入れます。
 
別売りの関連製品を購入すれば、暗証番号やカードキー、電子キー(ハンズフリー機能付き)での解錠も可能です。またスマートスピーカー「アレクサ」と連動すれば、音声認識での施錠がおこなえます。(解錠操作は不可)
 
取り付けは工事不要、両面テープで貼り付けるタイプなので賃貸住宅でも安心です。


ユーシン・ショウワ 「後付けリモコン電子錠 Re・bornⅡ LSPタイプ」

画像引用:Amazon

専用リモコンで解錠するタイプの後付けタイプのスマートロックです。
後付けできるオートロックは、スマートフォンを使った解錠・施錠管理が主流ですが、本機の解錠は専用リモコンでおこなうためスマートフォンは不要です。
なお取り付けは既存のシリンダーと交換するだけなので工事不要ですぐに設置できます。
 
もちろんオートロック機能もついているので鍵を閉め忘れる心配はありません。自動施錠はON/OFFの切り替え可能、施錠までの時間は15秒・30秒の2種類から選べます。
シンプルな解錠・施錠管理で十分という人におすすめです。


AEGIS GATE(イージスゲート) 「AEGIS GATE AG-01」

画像引用:株式会社イージスゲート「AEGIS GATE AG-01」

暗証番号とカードの2WAY認証方式を採用した後付けできるオートロックです。
スマートフォンは使用しないので、スマホを持たない子供やお年寄りのいるご家庭におすすめです。
 既存のシリンダーを交換するタイプのオートロックなので工事は不要です。


またいたずらや不正開錠に備えた機能を搭載しています。
さらに物理的な鍵穴がないので、ピッキングやバンピングなどの不正解錠は不可能となっており、防犯効果が期待できます。


山本商事 「鍵穴のないリモコンドアロック LOCKEY」

画像引用:有限会社山本商事 「LOCKEY」

専用リモコンで解錠・施錠をおこなうスマートロックです。スマートフォンでの操作はできないため注意しましょう。また自動施錠機能はついていないため、施錠はリモコンでおこなう必要があります。
 
ほかのスマートロックと異なる最大の点は、ドアの内側の好きな場所に特殊な粘着シートを使って設置できることです。横付けや縦付けなど、自宅のドアやドア枠の形状に合わせて貼り付けられるので自由度が高く、引き戸への取り付けも可能です。
 
電池切れ対策として電池残量が少なくなるとLEDランプが点滅し、施錠・解錠時に警告音が流れ交換時期を知らせてくれます。
万が一、電池交換を忘れても解錠はできる仕様となっているので閉め出しの心配がありません。ただし施錠はできなくなるので注意が必要です。


山本商事 「鍵穴のないリモコンドアロックREMOCK」

画像引用:有限会社山本商事 「REMOCK」

リモコンキーで解錠・施錠するタイプのスマートロックです。
前述した「鍵穴のないリモコンドアロック LOCLEY」とほぼ同様の仕様となっています。
「LOCLEY」との違いは、本体に解錠・施錠ができるスイッチ(サムターン)が付いている点です。
 
万が一火災や地震などで急いで屋外に避難しなければならない際、リモコンキーが手元になくても本体で解錠して屋外に出ることができます。
 
また、REMOCKの価格は42,000円、LOCKEYは39,300円(いずれも楽天市場)と、価格に若干の差があります。
ほかのスマートロックと比較すると価格は高めですが、自由に取り付けできる点はおすすめです。


CANDY HOUSE(キャンディハウス) 「SESAMI4(セサミ4) スマートロック」

画像引用:CANDY HOUSE JAPAN 株式会社「SESAMI4(セサミ4) スマートロック」

今回紹介したスマートロックのなかでも最安クラスの5,478円(税込)ながら、ハンズフリー機能を搭載しています。
またWi-Fiモジュールを追加することで、解錠・施錠履歴の閲覧やスマホでの遠隔操作がおこなえ、スマートウォッチやスマートスピーカーと連動させることも可能です。
 
本体のサイズが、ほかの後付けできるスマートロックに比べて小さいため、両面テープで貼り付けやすく取り外し安いので賃貸物件にもおすすめです。


ミネベアショウワ「SADIOT LOCK」

画像引用:ミネベアショウワ株式会社「SADIOT LOCK」

8色展開しているので玄関ドアの雰囲気にあわせて選ぶことができるスマーロックです。
ハンズフリー機能が搭載されているので、両手がふさがっていてもドアの解錠がスムーズにおこなえます。
 
別売り機器を購入することでリモコンキー、MFカード、暗証番号で解錠がおこなえます。またApple Watchと連携も可能です。
オートロック機能は開閉センサー式なので、半ドアで閉まる誤作動を防げます。


SwithBot 「SwithBot ロック」

画像引用:SWITCHBOT株式会社「SwithBot ロック」

施錠・解錠の種類が豊富なのが特徴のスマートロックです。音声コントロール、リモートボタンなど8つの解錠方法が容易されています。別売りの指紋認証パッドを設置することで、指紋認証やパスワードでの施錠・解錠も可能ですが、ハンズフリー機能は未搭載のため注意しましょう。
 
別売りの「SwitchBot ハブミニ」も組み合わせることでスマートホーム化も可能です。


東邦金属工業 「GATEMAN Nero」

画像引用:東邦金属工業 「GATEMAN Nero」

本体とドアハンドルが一体化したタイプのスマートロックです。取り付ける際は、既存のシリンダーとドアノブを取り外して交換します。そのため、通常のシリンダー交換タイプのスマートロックよりも取り付けが複雑で時間がかかる場合があります。
 
解錠方法は暗証番号認証とカードキー認証の2通りの方法があります。無線式リモコン(別売り)もありますが、スマートフォンで解錠・施錠操作はできないので注意しましょう。


Auguest 「Smart Lock pro」

画像引用:Auguest 「Smart Lock pro」

スマホで操作するほかハンズフリー機能を搭載したスマートロックです。別売りの専用装置があれば、Alexa、Siri、Googleアシスタントの音声操作に対応可能になります。また、遠隔操作や解錠・施錠履歴も確認可能です。
 
取り付けはドア内側のサムターンを取り外して本体を取りつけます。シリンダーは取り外さないので、ドア外側の鍵穴はそのまま残るため、引き続き既存の鍵を使って解錠・施錠がおこなえます。
 
賃貸住宅に取り付ける場合は、退去時に取り外したサムターンを元に戻す必要があるので、紛失しないよう注意しましょう。


GIMDOW(ジンドウ)「スマートロック AT1」

画像引用:Amazon

ドアの内側に貼り付ける本体だけでなく、ドアの外側に貼り付ける認証番号入力用のキーパッドがセットになっているスマートロックです。解錠はスマートフォンと暗証番号でおこなえるので、スマホが充電切れになっても閉め出される心配がありません。
 
日本ではなじみがありませんが、ヨーロッパのCE認証や米国のFCC認証、日本のTELEC認証を取得している人気のモデルです。


スマートロックを後付けするメリット

簡単に取り付けできる

後付けできるスマートロックには、穴あけなどの工事が不要な種類がたくさんあります。そのため賃貸物件で取り付けやすくなっています
なかには両面テープで簡単に取り付け・取り外しできる種類もあるので、工具がなくても簡単に後付け可能です。
 
ただし、退去するときは設置したスマートロックをとりはずし、元の状態に「原状回復」する必要があります。また取り外し時にはドアに傷などをつけないよう注意しましょう。


鍵の閉め忘れを防止できる

ほとんどのスマートロックにはオートロック機能がついているため、鍵のかけ忘れの心配がなくなります。また施錠・解錠の履歴をスマホで確認でき、万が一鍵がかかっていなくても遠隔操作で施錠することもできるので防犯につながります。


鍵を探す手間が省ける

スマートロックの鍵はスマートフォンなので、カバンの中でも見つけやすくすぐに取り出すことができます。またハンズフリー機能を搭載しているスマートロックなら、スマホをカバンやポケットに入れたままでも、扉に近づくだけで自動的に解錠してくれます。
また、外出しようとしたら鍵が見当たらないで困った、ということもなくなります。


鍵を持ち運ぶ機会を減らせる

スマートロックのメリットは、鍵を持ち歩かずに外出できることです。鍵を持たないことで、鍵の紛失リスクも低くなります
 
万が一、外出先で鍵を紛失してしまうと探すのに手間がかかり、場合によっては鍵を変えねばならず費用がかかります。また室内に入るためには鍵開け業者に開錠してもらわなければなりません。
 
しかしスマートロックであれば、スマホを紛失しても別のデバイスからアカウントにログインしてアプリ上で鍵を無効化するだけですむため、手間や出費をおさえられます。
 
またApple Watchと同期できるスマートロックなら、スマホを持たずに解錠することも可能です。ジョギングやウォーキングなどできるだけ荷物を持ちたくないときや、ゴミ出しなどで一瞬だけ外に出たいときなど便利です。


合鍵の作製・削除を簡単にできる

スマートロックは、アプリ上で合鍵を作成できます。通常の鍵の合鍵をつくる場合、お店まで行ってお金を払う必要がありますが、スマートロックの合鍵は、その場にいながら無料でつくることができるのです。
 
さらに合鍵を生成する際、使用できる期間や階数を任意で設定できる機種もあります。たとえば来客が滞在する期間を設定してシェアすれば、設定期間が過ぎたら自動的に削除されるので安心です。


鍵の解錠・施錠履歴をチェックできる

スマートロックは、施錠・解錠履歴を確認できるモデルもあり、だれがいつドアを開けたのかチェックできます。
たとえば子供帰宅の帰宅時間や外出時間を確認できるので、無事に帰ってきたか、習い事に行ったかなど、スケジュールと照らし合わせて行動を把握しやすくなります。
 
鍵の解錠があれば自動的にメールなどで連絡が届く機能があれば、不正開錠かどうかも判断しやすく、防犯につながります


最新機能にアップデートできる

スマートロックはアプリのアップデートをするだけで、つねに最新機能を維持できます。アップデートは自動でおこなわれる場合と手動でおこなう場合がありますが、いずれも費用はかかりません。
 
一度購入してしまえば、必要な費用は電池代(動力が電池の場合)だけですむため、コスト削減に役立ちます。


スマートロックを後付けするデメリット・注意点

閉め出しにあう可能性がある

スマートロックだけでなく、オートロック全般のデメリットなのが「閉め出し」のリスクです。閉め出しとは、鍵がなくて扉があけられず、室内に入れない状態を言います。
おもに鍵の紛失や、鍵を持たず外出してしまった場合などに起こります。
 
スマートロックの場合、本体の電池が切れや外出中にスマホの充電切れ、また電波の状態が悪い場合など、さまざまな要因で解錠できず閉め出されるおそれがあります。
 
帰宅時に動作しなかったり、取り付け不良によって正常に動作しなかったりなど、締め出されてしまう恐れがあるので注意が必要です。
 
またオートロック状態の場合は、スマートフォンを自宅に置いたまま外出してしまうと閉め出されるリスクもあります。
閉め出しが不安な場合は、電池残量がわかる機種や、非常キー(物理キー)が附属されているタイプのスマートを選びましょう。


導入コストがかかる

スマートロックを後付けするためには、スマートロック本体を購入する必要があります。機種によって価格に幅がありますが、自分で取り付けできる後付けタイプの場合は約1万円〜3万円程度が目安になります。


またドアの厚みが厚すぎたり薄すぎたり、ドアハンドルとサムターンの位置などによっては取り付け工事が必要になるケースもあり、その場合は工事費が発生します。
 
費用を押さえたい場合は、できるだけ価格の安いスマートロックを選びましょう。スマートロックにはさまざまな種類があり、なかには1万円以下なのに高性能で機能も十分な機種もあります
 
前述した『工事不要で後付けできるオートロック13選』でおすすめしたCANDY HOUSE(キャンディハウス) 「SESAMI(セサミ) スマートロック」は、公式税込価格が5,478円と安価ながら必要な機能はしっかり備えていて、しかも評判もよい人気の機種です。
 
ただしなかには、「安かろう、悪かろう」というものもあるため、スペックや口コミなどを参考に検討しましょう。


鍵やドアの種類によって取り付けできないものがある

取り付けが簡単なのがスマートロックの魅力のひとつですが、前述したようにドアの厚みやサムターンの位置などによっては取り付けできない場合もあります
 
特に両面テープで取り付けるタイプのスマートロックは、取り付け可能な鍵の種類などが限定される場合があります。
スマートロックを選ぶ際は、自宅の玄関ドアに取り付けができるかどうか、しっかり確認することをおすすめします。


電池切れや充電切れで操作できなくなる

前述したように、スマートフォンの充電切れやスマートロック本体の電池が切れると施錠・解錠の操作ができなくなってしまいます。
 
スマートロックの多くは電池で動くため、つねに電池残量には注意しておきましょう。スマートロックによっては、電池が少なくなるとランプが点るものやアプリ内で電池残量が表示される機種もあります。


またスマートフォンの充電切れは、モバイルバッテリーを持ち歩いたり、近隣でスマホの充電ができる場所を把握しておいたり、充電が切れてしまったときの対策を考えておくとよいでしょう。


環境によって操作しづらいことがある

スマートロックの操作は、スマートフォンのアプリからおこなうため、電波状況が悪いと遠隔操作がうまくできない場合があります。
 
またアプリのアップデートを手動でおこなう機種の場合、長期間アップデートをおこなっていないと正常に作動しない可能性があります。
この場合はアプリをアップデートすることでスムーズに動作するようになるため、早急にアップデートをおこない、今後は定期的にアップデートをおこなうことをおすすめします。


スマートロックを後付けする方法

ここではスマートロックを後付けする際の取り付け方法を解説します。


両面テープでドアに貼り付ける

スマートロックの取り付け方で一番簡単な方法です。両面テープを使ってスマートロック本体をドアに貼り付けます。工事不要なので、手軽に取り付けられ、また取り外しも簡単なので退去時に原状回復が必要な賃貸物件にもおすすめです。
 
ただし貼り付けが弱い場合は落下の危険性があるため、取り付ける際は、ドアの接着面の汚れやほこりを取り除き、しっかりと貼り付けましょう。

シリンダーを交換する

既存のシリンダーを取り外してスマートロックと取り換えます。貼り付けタイプよりも安定し、落下の心配もありません。貼り付けタイプは落下が不安という人は、シリンダー交換タイプがおすすめです。
シリンダーを交換することで鍵穴がなくなるため、ピッキング対策として効果が期待できます
 
シリンダーの交換はDIYすることも可能ですが、取り付けがうまくできない場合もあります。取り換えに自信がない場合は業者に依頼して、取り付けてもらったほう安心です。
 
シリンダーを交換するだけなので賃貸物件でも取り付けは可能ですが、退去の際は元のシリンダーに戻して原状回復する必要があります。


穴あけ工事をする

既存の鍵はそのまま残し、ドアの適当な位置に穴をあけてスマートロック本体を取り付けます。この設置方法は、両面テープやシリンダー交換で取り付けできないケースや、引き戸に後付けする際に用いられます
 
既存の鍵に加えてスマートロックが追加され、1ドア2ロックとなり、より防犯効果が期待できます。
 
ただし穴をあける工事が必要になるため、業者に取り付けを依頼するのが一般的です。その場合、スマートロックの本体代金とは別に工事費用が発生します。
工事費用の相場については後述する『スマートロックの費用相場』を参考にしてください。


スマートロックの施錠・解錠方法

スマートロックはさまざまな解錠方法が用意されています。多くの機種で複数の解錠機能を搭載しているので、自分のライフスタイルにあった解錠方法が使えるスマートロックを選びましょう。


ハンズフリー

スマホを操作せずに解錠できる機能です。スマホとBluetooth接続しておけば、扉に近づくだけで解錠されるため、バッグやポケットからスマホを取り出さずにすみます


スマホ操作

スマートフォンを操作して解錠・施錠をおこないます。専用アプリを経由して自分の手で操作するため、確実に鍵の開け閉めができます
 
毎回ドアの前でスマホを取り出して操作するため手間に感じるかもしれませんが、ハンズフリータイプのようにBluetoothの接続が悪くて操作できないという心配がありません。


マルチデバイス

開錠・施錠の方法が複数あれば、いずれかの方法で解錠できない場合でも、違う方法で解錠できるため閉め出されるリスクが減少します。
例としては、スマートフォンが充電切れしたが、暗証番号でも解錠できるなどです。
 
またスマホを持っていない家族にほかの解錠方法(カードキーやリモコンキーなど)を渡すことで、スマートロックの解錠が可能になります。


AIアシスタント対応(音声認識)

SiriやAlexaなどのAIアシスタントに対応している場合、音声でスマートロックの解錠・施錠操作や鍵の状態確認がおこなえます
AIアシスタントに声を登録しておけば、本人以外の声には反応しなくなるため、防犯面でも安心です。


生体認証

指紋や顔を認証して施錠・解錠ができるスマートロックもあります。すでにスマートフォンのロック解除などで使用したことのある人も多いでしょう。
生体認証のメリットは、指紋や顔などの生体認証は複製がむずかしく、防犯性が高いことです。また鍵を持ち歩く必要がないので鍵の紛失リスクも少ないです。


暗証番号認証

キーパッドなどに暗証番号を入力して解錠します。
暗証番号認証のメリットは、鍵を持ち歩く必要がないため鍵の紛失リスクが低く、合鍵をつくられる心配もありません
ただし暗証番号を忘れてしまうと室内に入れなくなるため注意が必要です。


スマートロックの機能面で選ぶポイント

スマートロックには便利で役立つ機能がたくさんあります。機能性や利便性を重視する場合は、多機能タイプのスマートロックがおすすめです。
 
ただし、利用できる機能が多ければ多いほど価格は高くなります。機能面とコスト面の両方満足したい場合は、自分にとって本当に必要な機能だけが付いてるスマートとロックを選びましょう。


オートロック機能

扉が閉じると自動的に施錠される機能です。搭載されていないものもあるので、かならず確認しましょう。オートロック付きであれば、施錠までの秒数を変更できるかどうかをチェックしましょう。
施錠までの秒数を長めにすれば、扉を閉めてから室内にスマホの置き忘れに気づいても取りに行く余裕があります。
 
反対に施錠まで時間を短くすると、ドアを閉めた瞬間に施錠されたことを確認できます。シチュエーションに応じて施錠の設定を変更できれば、より利便性が向上するでしょう。


合鍵生成機能

スマートロックの合鍵生成機能があれば、アプリ上でつくった合鍵をほかの人と簡単にシェアできます。物理キーを複製して合鍵を作るよりもコストも時間もかかりません
不要になった場合は削除も簡単です。
 
また期間限定で使用できる鍵の生成や1日だけ使えるワンタイムパスワードの発行も可能です。


電池残量表示機能

スマートロック本体が電池で動くタイプの場合は、電池の残量を表示してくれる機能付きのものを選びましょう。
 
スマートロックの多くは、電源に電池を使用しています。そのため電池が切れてしまうと、解錠・施錠ができなくなってしまいます。
外出中に電池が切れてしまうと帰宅したときに解錠できず、閉め出されてしまうことも。
 
しかし、電池残量を表示する機能があれば、電池が完全に切れる前に電池を交換できるため閉め出される心配はありません。


緊急解錠機能

火災などの緊急時で鍵を解錠する「緊急解錠機能」が搭載されたスマートロックもあります。緊急解除機能は、室温の急激な上昇を感知することで自動でドアを解錠する仕組みです。
万が一、在宅中に火災が起きてもドアが自動的に解錠されるのでスムーズに屋外に避難できます


解錠・施錠履歴の閲覧機能

スマートロックの解錠・施錠の履歴がいつでも確認できます。万が一不正開錠があった場合も時間を特定できるほか、鍵のかけ忘れを知らせてくれる機種もあるので、防犯対策に効果的です。
 
また、子供の帰宅の確認も簡単におこなえるので、ファミリー世帯におすすめです。


購入後のサポート体制

スマートロックを選ぶ際は、メーカーのサポート体制もチェックしましょう。たとえば困ったことや不明点があった場合、連絡を取りやすいか、すぐに対応してくれるかなど確認しておくと、いざというときに安心です。


スマホ以外のデバイスとの互換性

スマートフォン以外のデバイスとの互換性もチェックしておきましょう。たとえばApple Watchに対応しているか、アレクサなどのスマートスピーカーと互換性があるかなどです。
特にスマートロックを音声で操作したい場合は、お手持ちのスマートスピーカーとの互換性が必須です。
 
ほかのデバイスとの互換性はスマートロックの機種によってまったく違います。連動させたいデバイスが対応しているかどうかしっかり確認しましょう。


スマートロックの費用相場

後付けタイプのスマートロックの取り付けには、オートロック本体の購入費用と業者に取り付け工事を依頼した場合は工事費がかかります。
 
スマートロック本体の価格は、種類や取り付け方法、搭載された機能などによって異なりますが、1万円~5万円程度が相場です。同じタイプでも機能が多く、防犯性が高いものほど高価格になります。
 
費用とともに、どのような機能を必要とするのか、防犯性はどの程度求めるかを含めて検討するとよいでしょう。
 
また工事費は作業内容や作業時間などで変動します。工事費の相場は、シリンダーを交換するだけなら1万円程度、穴あけ工事をおこなう場合は2万円~3万円程度が相場になります。
 
工事費は業者によって設定額に幅があるため、まずは複数の業者から見積もりを取ったうえで、工事内容などを比較検討しましょう。
 
なおスマートロックを後付けする場合、正確に設置しなければうまく作動しなかったり、接着が不十分の場合は落下したりするおそれがあります。DIYできるかどうか心配なときは、費用はかかりますが業者に依頼すると安心できるでしょう。


工事不要で後付けできるオートロックのまとめ

工事不要で簡単に後付けすることができる、おすすめのオートロックを紹介しました。
オートロックを後付けすることで鍵の閉め忘れがなくなり防犯効果が向上したり、鍵を持ち歩かなくてすむため紛失リスクが減ったりとメリットは多いです。
 
そのためオートロック付きの賃貸物件が入居者に選ばれやすく、また入居者自身で部屋の玄関ドアにオートロックを後付けするケースも増えています。
 
これからの賃貸経営でセキュリティを高めることは、空室対策にも大いに役立ちます。
そこで、所有する賃貸物件に後付けできるオートロックの導入を検討している大家さんにおすすめしたいのが「アイネット」です。
 
「アイネット」では、入居者が無料で利用できるインターネット設備のご提供に加え、後付けできるスマートロックをはじめとした豊富なスマートホーム家電をオプションとしてご用意しています。
賃貸物件の空室対策のため、入居者様の満足度向上のため、ぜひ「アイネット」をご検討ください。
 
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岩崎
岩崎
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