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【大家さん必見】集合住宅タイプのインターネット回線の仕組みや導入方法を徹底解説

集合住宅タイプのインターネット回線は、利用者が多いほど利用料金が安くなるため、空室対策や家賃の値上げにお悩みの大家さんにはおすすめの設備です。


集合住宅タイプは、1本の光回線をマンション全体で共有します。すでに光回線がマンションにひかれている場合は、部屋への配線工事のみでインターネットを利用することができます。


まずは光回線を契約し、工事日調整をし、業者に工事に来てもらい、部屋に光コンセントの設置が完了すると、各戸でインターネットが利用できます。


無料インターネット設備「アイネット」についてや、集合住宅タイプのインターネット回線について詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.集合住宅へのインターネット導入は空室対策に効果的
  2. 2.集合住宅にインターネットを導入するメリットとデメリット
    1. 2.1.導入のメリット
    2. 2.2.導入のデメリット
  3. 3.集合住宅に導入するインターネット回線の仕組み
  4. 4.インターネット回線の導入に必要な工事費
  5. 5.集合住宅にインターネットを導入するまでの流れ
    1. 5.1.①契約する回線業者を探し、見積もり依頼
    2. 5.2.②現地調査をおこなう
    3. 5.3.④契約
    4. 5.4.⑤導入工事
  6. 6.集合住宅のインターネット回線は遅い?|理由と対処法
    1. 6.1.集合住宅内のインターネット回線が遅くなるよくあるケース
      1. 6.1.1.ネット環境が共有型
      2. 6.1.2.VDSL方式で接続されている
      3. 6.1.3.プロバイダ側の問題
    2. 6.2.回線が遅くなる原因として考えられる理由
    3. 6.3.対処法
    4. 6.4.インターネットを導入する際の注意点
  7. 7.集合住宅におすすめの格安なインターネット7選
  8. 8.賃貸アパートでインターネットを利用するための回線
    1. 8.1.①光回線
    2. 8.2.②ケーブルテレビ
    3. 8.3.③モバイル回線
  9. 9.入居者へのインターネット環境の提供パターンを紹介
    1. 9.1.①インターネット完備(インターネット無料)
    2. 9.2.②インターネット対応
    3. 9.3.③光ファイバー対応
    4. 9.4.④インターネット未導入
      1. 9.4.1.方法その1:大家さんや管理会社にインターネットを導入してもらうよう交渉する
      2. 9.4.2.方法その2:入居者個人でインターネット回線を導入する
      3. 9.4.3.方法その3:モバイルWi-Fiルーターやホームルーターを使用する
  10. 10.集合住宅で使用する回線を乗り換える場合の注意点
    1. 10.1.解約金がかかるか確認
    2. 10.2.メールアドレスや電話番号が変わるかどうか確認
    3. 10.3.乗り換えたい回線の提供エリアかどうか確認
  11. 11.集合住宅にインターネット回線を導入する方法
    1. 11.1.共用部まで光回線が引き込まれているケース
    2. 11.2.各部屋まで光回線が引き込まれているケース
    3. 11.3.建物自体に光回線が引き込まれていないケース
      1. 11.3.1.①インターネット回線業者を探し、見積もり依頼する
      2. 11.3.2.②業者による現地調査・契約
      3. 11.3.3.③導入工事
  12. 12.集合住宅に導入するインターネット回線の選び方
    1. 12.1.スマートフォンとのセット割引が適用できる
    2. 12.2.料金や工事費用が安い
    3. 12.3.通信速度が速い
    4. 12.4.集合住宅に既に導入されている
  13. 13.集合住宅へのインターネット導入ならアイネット
  14. 14.この記事を読んだ方に人気のお役立ち資料一覧


集合住宅へのインターネット導入は空室対策に効果的

所有しているマンションやアパートなどの集合住宅にインターネット設備を導入することは、空室対策にとても効果的です。


インターネット導入をおすすめする理由を紹介します。


  • 空室対策として効果的


インターネットが当たり前に使える現代では、幅広い世代でインターネットを必要としています。


所有のマンションやアパートなどの集合住宅のターゲット層にもよりますが、どの世代にも喜ばれる設備です。


入居希望者が物件を探す際に「インターネット無料」を条件に検索する場合も増えています。そのくらい需要のある設備となっています。


一度、インターネット無料の物件に住んでしまうと、引っ越しをして、インターネット無料ではない物件に住むことは考えられなくなります。


  • インターネット無料は人気の条件


全国賃貸住宅新聞「人気設備ランキング2021 コロナ下急増編」によると、第1位が「インターネット無料」、第2位「高速インターネット」とインターネット設備が続いています。2020年の人気設備ランキングでも、「インターネット無料」が第1位となっており、コロナ関係なくインターネット設備の需要はとても大きいです。

参考:全国賃貸住宅新聞 人気設備ランキング2021 コロナ下急増編


入居者様が個人で契約すると手間や時間がかかりますが、インターネット無料物件に住むと、入居してすぐにインターネットを無料で利用できるため、入居者様にとても人気の設備となっています。


  • 家賃・管理費の値上げが可能


インターネット設備を導入することによって、家賃や管理費に利用料金を含めることができるため、家賃や管理費を値上げすることが可能になります。


近隣物件より少し高い家賃設定でも、無料でインターネットが利用できるため、需要があります。


集合住宅にインターネットを導入するメリットとデメリット

導入のメリット

集合住宅にインターネットを導入することで、空室対策や入居率アップに繋がります。


近年では、インターネット無料設備を導入する物件も増えてきてはいますが、まだまだ少ないです。近隣物件との差別化をはかるためにも、早いうちにインターネット無料を導入することをおすすめします。


また、退去防止にもなります。インターネット無料物件は、入居者満足度も高いため、引っ越しをしようと考える人は少ないです。インターネットを個人で契約するとなると、手間がかかり、大変面倒ですが、契約手続きをせずに、入居した日からインターネットを無料で利用できる点は、入居者様には嬉しいポイントです。


導入のデメリット

メリットだけではなく、導入のデメリットもあります。


インターネット料金は、大家さんの負担になるため、毎月の出費が増えます。しかし、家賃や管理費をアップすることで、負担を減らすことは可能です。


インターネット無料設備は人気の設備でもありますが、インターネットを普段から利用しない人にとっては、不要な設備となります。また、空室があっても、月額料金が決まっているため、空室分のインターネット利用料金も支払わなければなりません。


インターネット利用者が多い時間帯であると、通信速度が遅くなるというデメリットもあります。集合住宅の回線は、1本の回線を入居者様全員で共有しているため、通信速度が遅くなってしまいます。


関連記事:アパート無料Wi-fiとは?空室対策につながる理由とメリット


集合住宅に導入するインターネット回線の仕組み

インターネットを導入する際、プロバイダと回線業者の両方と契約する必要があります。プロバイダは、インターネット回線を利用するためのIPアドレスを発行し、回線業者は、光ファイバー等のインターネット回線を提供します。


また、回線には種類がいくつかあり、特徴もそれぞれ異なります。

以下、表にまとめました。


回線の種類
使用回線
サービス例
固定回線


光回線
光ファイバー
・フレッツ光
・NURO光
・auひかり
・ソフトバンク光
ADSL
電話線
・Yahoo!BB ADSL
・フレッツADSL
ケーブルテレビ
同軸ケーブル
・J:COM
モバイル回線



ポケットwifi

スマホキャリア回線

・Y!mobile
・ネクストモバイル
無制限wifi
クラウドSIM
・どんなときもWiFi
・Mugen WiFi
WiMAX
WiMAX2+
・Broad WiMAX
・GMOとくとくBB
置き型wifi
スマホキャリア回線
・SoftBank Air
・モバレコエアー

引用:なるほどWi-Fi インターネット回線の仕組み【マンション内の光・ケーブルテレビ回線】


現在は、固定回線の光回線が主流となっています。ADSLは、2023年までにサービスが終了するため、利用者も減ってきています。


インターネット回線には、4つの配線方式があります。


  • 光配線方式
  • VDSL方式
  • LAN方式
  • ケーブルテレビ方式


光配線方式が、最も快適にインターネットを利用できます。近くの電柱からマンション内の共有スペースにあるMDFまで光ファイバーを引いて、各戸へ配線する方式です。


VDSL方式は、最も普及しているタイプです。近くの電柱からマンション内の共有スペースにあるMDFまで光ファイバーを引いて、MDFから各戸へは電話線で接続する方式です。


LAN方式は、料金は安いですが使い勝手が悪いため、あまり利用する人はいません。共有スペースにあるMDFに回線終端装置を設置して、接続する方式です。


ケーブルテレビ方式は、ケーブルテレビの配線をインターネット通信にも利用する方式です。安価に導入可能ですが、通信品質は良くないため、通信速度が遅い場合があります。


インターネット回線の導入に必要な工事費

インターネット回線の導入には、工事が必要となるため、工事費用がかかります。

工事方法によって、費用は異なります。


光回線の工事は、戸建ては約20,000円~40,000円、マンションやアパートなどの集合住宅は、約15,000円~30,000円ほどです。基本的には、戸建てよりも集合住宅のほうが安い傾向にあります。


屋内の配線工事が不要の場合は、半額ほど安くなる場合があります。


キャンペーンなどをおこなっているて実質無料になる場合もあるため、工事を依頼する業者へ金額麺の確認もきちんとしましょう。


関連記事:マンション/アパートのインターネット(wif)が遅い理由と解決方法は?


集合住宅にインターネットを導入するまでの流れ

インターネット導入までの流れをご説明します。

①契約する回線業者を探し、見積もり依頼


どこの業者の回線を契約するか調べましょう。インターネットなどで探し、見積もり依頼をして、費用感などを確かめることが重要です。また、同時にプロバイダも契約しないとインターネットが利用できないため、プロバイダも探しましょう。プロバイダを探す際は、契約する光回線に対応していないといけないため、対応しているプロバイダのプランを契約しましょう。


キャンペーンなどをおこなっている業者もいるため、チェックしましょう。


キャンペーンで、工事費用や初期費用が実質無料になるケースもあります。


比較するために数社から見積もりをもらい、工事費や月額料金などを比較して、どこに依頼するか決めましょう。


②現地調査をおこなう


専門のスタッフが、物件に足を運び、現地調査をおこないます。配線の状況を調べる必要があります。


現地調査をおこなった後、その物件に最適なプランを提案いたします。


物件の構造上、回線を導入できない場合もあるため、現地調査をおこなうことは重要です。


④契約


提示してもらったプランで導入したいと思ったら、契約に進みます。

契約の際に、何か疑問点などがあれば、すぐに確認することをおすすめします。


契約後は、工事の日程を調整します。申し込みから工事完了まで1~2か月程かかる場合もあるため、早めに工事日の調整をしましょう。


⑤導入工事


契約後は、回線を接続するために工事をおこないます。


物件に、光ファイバーが引き込まれていない、または各戸に光コンセントが設置されていない場合は、工事の際に立ち合いが必要となります。光ファイバーが引き込まれていて、光コンセントも設置されている場合は、立ち合いは不要です。しかし状況によっては、光コンセントが設置されている場合でも、立ち合いが必要になるケースもあるため、業者に確認を取りましょう。


また、転用・事業者変更で光回線の乗り換えをする場合も立ち合いは不要になります。


集合住宅のインターネット回線は遅い?|理由と対処法

 

集合住宅内のインターネット回線が遅くなるよくあるケース

マンションやアパートでインターネットが遅くなってしまうおもなケースには、以下のようなものがあります。


ネット環境が共有型

マンションやアパートに導入されているインターネット設備は、1本の光ファイバーケーブルを建物内に引き込み、それを各部屋でシェアして使用します。

そのため建物内で同時にインターネットを利用する人が多くなると、ネット回線に負荷がかかり、その結果インターネット速度が遅くなることがあります。


また、建物内で大容量のデータ通信をしている人がいる場合にも通信速度が遅くなる可能性があります。

なお、ファミリータイプの集合住宅では、家族それぞれが複数の機器をインターネット接続することでネット速度が遅くなるケースもあります。


VDSL方式で接続されている

共用部から各部屋まで電話回線で配線されている「VDSL方式」の場合、速度が遅くなる場合があります。

途中から光回線ではないため、VDSL方式は当然ながら全域光回線の場合よりもインターネット速度は遅くなりますし、使用者が増える時間帯はさらに遅くなるというデメリットがあります。


プロバイダ側の問題

プロバイダ側のインターネット設備や通信方式が原因でインターネットやWi-Fiが遅くなることがあります。

プロバイダの通信設備になんらかの障害が発生した場合、インターネットに接続できなかったりネット速度が遅くなったりします。


また、インターネット通信方式が「IPv4 PPPoE」の場合、ひとつのサーバーを経由するユーザーの数が多すぎる場合もネット速度が遅くなる原因になります。


回線が遅くなる原因として考えられる理由

マンションやアパートの集合住宅のインターネット回線は速度が遅いと言われることが多いですが、その原因はいくつかあります。


  • 配線方式が原因

集合住宅にインターネット回線を引き込む場合の配線方式は、3つあります。

光配線方式、LAN配線方式、VDSL方式があります。

どの配線方式を選択するかによって、通信速度や通信性質も変わってきます。


VDSL方式は、電話回線を経由する配線方式のため、通信速度が落ちる可能性があります。


3つの中で最も通信速度が速い配線方式は、光配線方式です。次いで、LAN配線方式です。


配線方式が原因で速度が遅い場合、すぐに改善することは難しいため、契約時に配線方式の確認もおこないましょう。


  • 契約しているプランが原因

契約しているプランによって、通信速度や推奨同時接続数などがことなります。


プラン内容なども契約時にきちんと確認することをおすすめします。


  • 同時接続数が原因

インターネット利用者が多い夜間などは、通信速度が遅くなる可能性が高いです。


しかし、混雑を回避してインターネットが利用できる光回線もあります。


対処法

インターネット回線の通信速度が遅くなる問題について、対処法をご紹介します。


  • IPv6 IPoEを利用する

現在、光回線を利用する場合は「IPv4 PPPoE」という方式でインターネットに接続する場合が多いです。IPv4 PPPoEであると、プロバイダが管理するネットワーク終端装置を経由するため、どうしても通信速度が遅くなってしまいます。


新しい接続方式である「IPv6 IPoE」はネットワーク終端装置を経由しないため、安定した通信速度を保つことができます。IPv6 IPoEを利用するにはプロバイダやルーターがIPv6 IPoEに対応していることが必要です。

参考:ITSCOM マンションのネット回線が遅い!原因と対処法を解説

  • Wi-Fiルーターを買い換える

Wi-Fiルーターも性能が古いと、通信速度が遅くなる可能性があります。最新の規格は「Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)」です。


現在使用しているWi-Fiルーターが古い場合は、新しい規格のものに変更することをおすすめします。


また、Wi-Fiルーターを障害物や壁などをはさんで置いている場合、電波が利用しているデバイスに届かない可能性があります。Wi-Fiルーターの設置位置を見直して、接続しているデバイスとなるべく近距離で利用することをおすすめします。


インターネットを導入する際の注意点

インターネットを導入する際は、必ずインターネット回線とプロバイダをセットで準備しましょう。この2つが揃っていなければ、インターネットに接続することはできません。


また、物件によっては、工事や契約ができない場合もあります。そもそも物件に固定回線がない場合は、契約ができません。しかし、回線工事をおこなえば、インターネットを使えるケースもあります。物件の状況を確かめるためには、業者に相談することをおすすめします。


光回線提供エリア外で利用できない場合や、物件の構造上工事がおこなえず回線を引き込むことが出来ない場合などもあります。


所有のマンションやアパートが、回線を引き込むことができるかどうかを事前に業者に確認しておきましょう。


集合住宅におすすめの格安なインターネット7選

おすすめのインターネット7選をご紹介します。


@nifty光


@nifty光は、フレッツ光を利用した光回線サービスです。


高速通信IPv6接続(IPoE方式)に対応しているため、地域や時間帯の影響も少なく、快適にインターネットを利用できます。


【特徴】

  • IPv6対応
  • サービス提供エリアは全国
  • 最大30,000円キャッシュバック
  • 月額費用(ホームタイプ)25,520円割り引き
  • Wi-Fiルーターレンタル最大25カ月間無料
  • セキュリティサービス最大12カ月間無料


【料金】


月額料金

マンションタイプ:4,378円(税込)

工事費用

月額料金に工事費用含まれる

引用:@nifty光



ビッグローブ光


ビッグローブ光は、NTT東西のフレッツ光回線と、BIGLOBEのインターネット接続サービスをひとつにまとめた光コラボレーションモデルの高速インターネットサービスです。


IPv6対応しているため、エリアや時間帯の影響も少なく、快適にインターネットを利用できます。


 【特徴】

  • IPv6対応
  • シンプルで分かりやすい料金設定
  • キャッシュバック40,000円または月額料金大幅値引き
  • 新規工事費実質0円
  • 無線LANルーター同時申し込みで1年間0円
  • スマホとセットでおトク


【料金】


月額料金

マンションタイプ:4,378円

工事費用

19,800円が実質無料

引用:ビッグローブ光


ドコモ光

ドコモ光はNTTフレッツ光回線を使って提供しているインターネットサービスです。


NTT東日本/NTT西日本提供の最大1Gbpsの「光回線」を利用しているので、サービス提供エリアは日本全国、回線品質もフレッツ光と同じです。


docomoスマホを利用している方には、とくにおすすめです。スマホとセット割などの特典があります。


【特徴】

  • IPv6対応
  • Wi-Fiルーター無料レンタル
  • dポイントが貯まる
  • ネットとスマホをdocomoにまとめるとスマホ料金が永年割引
  • 最大20,000円キャッシュバック
  • 初期工事費用無料


【料金】

月額料金

集合住宅:4,400円(税込)

工事費用

初期工事費用無料

引用:ドコモ光


NURO光

NURO光は光回線のなかで通信速度に自信があるインターネットサービスです。


下り最大2Gbpsのため、家族全員が一度にインターネットを利用しても快適な速度でインターネットを利用することができます。


【特徴】

  • 下り最大2Gbps
  • 43,000円キャッシュバック
  • 工事費用が実質無料
  • Wi-Fiルーター無料レンタル
  • 光回線のなかでも最も通信速度が速い


【料金】

月額料金

5,200円

工事費用

お申し込み特典で実質無料!

通常:44,000円(36回払い)


引用:NURO光



auひかり

auひかりはKDDI独自の通信回線を使用しているインターネットサービスです。


スマホとのセット割りもあるのでauユーザーにおすすめです。月額料金が他社に比べて比較的安い点もポイントです。


【特徴】

  • 工事費用が実質無料
  • 翌月振込63,000円キャッシュバック
  • 開通月の月額料金が無料
  • 最大1Gbps
  • auスマホとセットで永年割引
  • 提供エリア外でも一部利用可能


【料金】

月額料金

マンションタイプ:4,180円(税込)

工事費用

月額料金から工事費用33,000円が引かれるため、実質無料


引用:auひかり



ソフトバンク光

ソフトバンク光は、NTT東日本・NTT西日本の光ファイバー回線を使用して、ソフトバンク株式会社が提供するインターネットサービスです。


ソフトバンクユーザーの方は、スマホとセット割があるため、お得に利用することができます。


【特徴】

  • スマホとセットでお得に利用可能(毎月1,000円永年割引)
  • 最大1Gbps
  • ソフトバンク光が開通するまで無料Wi-Fiレンタル
  • フレッツ光/光コラボレーションサービスをご利用の場合工事不要


【料金】

月額料金

集合住宅:4,180円(税込)

工事費用

26,400円(税込)

引用:ソフトバンク光


OCN光

OCN光は、NTT東日本・西日本が提供する光回線サービスとインターネット接続サービス「OCN」を一括で提供するサービスです。


追加料金なしでIPoE方式の高速通信がご利用可能です。


【特徴】

  • 通信速度最大1Gbps
  • 2年自動更新型割引で、月額料金が毎月1,210円(税込)割引
  • フレッツ光をご利用中なら工事不要
  • 無料訪問サポート付き


【料金】

月額料金

集合住宅:3,960円(税込)

工事費用

16,500円(税込)


引用:OCN光


賃貸アパートでインターネットを利用するための回線

一般的な賃貸アパートに導入できるインターネット回線は、おもに3種類あります。ここでは、それぞれの回線についての特徴を解説します。


①光回線

高速で安定したインターネット接続をおこなえることから、現在のネット回線の主流となっているのが「光回線」です。


光回線は、光ファイバーと呼ばれる「光を使った伝送路」を使用してインターネット接続をおこないます。光ファイバーは一度に大量のデータを素早く伝送できる性質を持つことから、高速かつ安定したインターネット接続が可能です。

光回線の最大通信速度は下り/上りともに1Gbpsが基本ですが、NURO光では2Gbpsの光回線を提供しているほか、最近では10Gbpsの超高速光回線を提供する回線事業者も増えています。


ただし、10Gbpsの光回線を使用するには対応するインターネット接続機器を揃える必要があります。また今のところ、10Gbpsの光回線を提供する地域が限られていることや、10Gbpsの回線速度が必要なファイルやコンテンツが少ないことから、一般的な普及はもう少し先になるかもしれません。


なお、光回線は固定回線であるため、スマホやタブレットを使用する場合はWi-Fiルーターが必要になります。


②ケーブルテレビ

ケーブルテレビのインターネット回線は、各地域にあるケーブルテレビ局から、同軸ケーブルと光ファイバーを組み合わせて接続しています。

山間部など電波が届きづらい地域や、光回線が提供されていないエリアでも、テレビやインターネットを利用できることが特徴です。


なお、ケーブルテレビのインターネット回線を利用する場合、ケーブルテレビの放送も視聴できるセット料金などが用意されています。そのため、「ケーブルテレビ放送を楽しみながらインターネットも使いたい」という人にはおすすめです。


③モバイル回線

「モバイル回線」は、ケーブルなどの物理的回線を使用せずに無線(Wi-Fi)を使いインターネット接続するタイプの回線を指します。


モバイル回線では、持ち運びできる「モバイルWi-Fiルーター」や「ホームルーター(置き型Wi-Fi)」などでパソコンやスマホなどの通信機器をインターネットに接続します。

有線で接続する必要がないので、インターネット回線を部屋に引き込む工事は不要です。また、モバイルWi-Fiルーターやホームルーターが届いたその日からインターネット接続が可能です。


ただし、モバイル回線は電波が弱いと接続が切れやすく、容量制限がある場合は容量を超えると通信制限がかかる場合もあるため注意が必要です。


入居者へのインターネット環境の提供パターンを紹介

賃貸物件を探していると、「インターネット完備」や「インターネット対応」、「光ファイバー対応」との記載を目にするかもしれません。いずれも「インターネットを使える」ことを指しますが、正確にはそれぞれの内容には違いがあります。ここではその違いについて説明します。


①インターネット完備(インターネット無料)

すでに部屋までインターネット回線の引き込み工事や回線事業者・プロバイダと契約済みで、入居してすぐにインターネットを使用できる状態を指します。また、入居者が無料でインターネットを使用できるケースもあります。


なぜ、入居後すぐに無料でインターネットを使用できるのか?それはインターネット契約や工事費用の支払い、毎月のネット使用料の支払いを物件オーナー(大家さん)がおこなっているためです。


とにかく入居してすぐにインターネットが使いたいという人や、インターネット料金を節約したい人におすすめです。


②インターネット対応

建物内の共有スペースまで何らかのインターネット回線が通っている状態を指します。インターネットを使用するためには、入居者自身で回線事業者やプロバイダと契約し、部屋までの配線工事が必要です。

この場合、工事費用や毎月のインターネット使用料金は入居者自身で支払います。


入居してすぐにインターネットを使えないのがデメリットですが、各自で回線事業者やプロバイダを選べるため、回線速度にこだわりのある人や割引・キャッシュバックなどのサービス内容で選びたい人におすすめです。


③光ファイバー対応

建物内の共有スペースまで光回線の設備が通っている状態を指します。インターネットを使用するためには、入居者自身で光回線対応の回線事業者やプロバイダと契約し、部屋までの配線工事が必要です。


前述の「インターネット対応」と同様、工事費用や毎月のインターネット使用料金は入居者自身で支払います。


確実に光回線が使用でき、各自で回線事業者やプロバイダを選べるのがメリットです。


④インターネット未導入

対象の賃貸物件にインターネット回線が導入されていない状態です。そのままでは入居してもインターネット接続はおこなえません。

インターネット未導入の物件でインターネットを使用するには以下の方法が考えられます。


方法その1:大家さんや管理会社にインターネットを導入してもらうよう交渉する

大家さんや管理会社にインターネット回線を導入するよう交渉してみましょう。

ただし、導入には費用がかかるため、導入を断られる場合もあります。その場合は、方法その2または方法その3を検討しましょう。


方法その2:入居者個人でインターネット回線を導入する

マンションやアパートであっても、個人で「戸建向け」のインターネット回線を導入することは可能です。

ただし、工事が必要になるため、管理会社や大家さんに工事の許可を取る必要があります。許可がもらえない場合は方法その3を検討しましょう。


方法その3:モバイルWi-Fiルーターやホームルーターを使用する

工事不要でインターネット接続ができるため大家さんの許可なども必要なく、届いたその日からインターネットを利用できるのがメリットです。

ただし、電波状況によっては電波が弱かったり、接続が切れやすかったりするため注意しましょう。また、容量制限にも注意が必要です。


関連記事:【アパート経営】役立つ資格4選!必要な知識と大家に欲しい能力とは


集合住宅で使用する回線を乗り換える場合の注意点

契約中のインターネット回線に不満がある場合、乗り換えを検討することもあります。ここでは、乗り換えるにあたって注意しておくべきポイントを解説します。


解約金がかかるか確認

多くのインターネット回線は「契約期間」が設定されており、その契約期間内に解約するとほとんどの場合で違約金が発生するため注意が必要です。


一般的にインターネット回線の契約は2年間(3年の場合もあり)ですが、契約者から申し出ないかぎり自動で契約が更新されてしまいます。

その場合、解約を希望するのであれば、決められた解約可能期間内に申し出なければいけません。解約可能期間を逃すと違約金を支払うことになります。


解約する場合は解約可能期間を確認し、その期間内に解約する旨を申し出ましょう。


なお、回線事業やプロバイダのなかには、契約期間の設定がない(違約金不要)場合や、乗り換えキャンペーンとしてキャッシュバックをおこなっている場合もあります。

転居の可能性がある場合は、契約期間の設定がない回線業者やプロバイダを選ぶか、乗り換えキャンペーンをおこなっている事業者やプロバイダを選ぶとよいでしょう。


メールアドレスや電話番号が変わるかどうか確認

インターネット回線を乗り換える場合、利用中の光回線で申し込み使用している「ひかり電話」の番号やメールアドレスが使用できなくなるケースがほとんどです。(NTT固定電話を使用している場合の電話番号は引き継がれます)


その場合は新しく契約したインターネット回線で発行された新しいメールアドレスを使用するか、Gmailなどのフリーメールを使用しましょう。

なお、回線業者やインターネット会社によっては、オプション(別料金)で「メールアドレスだけ使用する」ことも可能です。


乗り換えたい回線の提供エリアかどうか確認

インターネット回線の種類によっては未対応の地域がある場合があります。そのため、居住エリアで乗り換え先のインターネット回線が対応しているか確認しましょう。

日本全国広範囲で光回線を提供しているNTTの「フレッツ光」であっても、未対応のエリアが存在しています。


確認方法は、インターネット事業者やプロバイダのホームページで住所を入力して確認するほか、電話でも確認が可能です。


集合住宅にインターネット回線を導入する方法

集合住宅に光回線を導入する方法は、以下のように建物のどこまで光回線が引き込まれているかによって変わります。

  • 共用部まで光回線が引き込まれているケース
  • 各部屋まで光回線が引き込まれているケース
  • 建物自体に光回線が引き込まれていないケース

 
ここでは大家さん主導で各部屋まで光回線を導入するケース、それぞれについて解説します。


共用部まで光回線が引き込まれているケース

集合住宅の共用部まで光回線が引き込まれている場合は、共用部から各部屋までの配線工事をおこなうことで、各入居者が自室で光回線を利用できるようになります。
 
このケースでは、各部屋への立ち入り工事が必要になります。そのため入居者と工事業者で工事日程などを調整してもらい、工事当日は入居者などが立ち会ったうえで工事をおこなうことになります。


各部屋まで光回線が引き込まれているケース

各部屋まで光回線が導入されている場合は、各インターネット回線業者がおこなう局内でおこなう「無派遣工事」のみで済むことがほとんどです。そのため基本的に室内工事は不要です。
 
ただし無派遣工事の場合、ONU(光回線終端装置)などの機器の接続は入居者自身でおこなう場合もあります。その際は、あらかじめ入居者にお知らせしておきましょう。


建物自体に光回線が引き込まれていないケース

集合住宅の建物に光回線が一切引き込まれていない場合は、以下のように新規で建物への光回線の引き込み工事をおこないます。


①インターネット回線業者を探し、見積もり依頼する

まずはインターネット回線業者を探し、見積もり依頼して工事費用や月額料金などを比較しましょう。回線業者によってはプロバイダ契約が別途必要になるケースもあります。
提示された料金になにが含まれているか、しっかり確認しましょう。


②業者による現地調査・契約

インターネット回線業者を決定したら、業者による現地調査がおこなわれ、配線の状況引き込み方法などが確認されます。
現地調査で引き込みが可能と判断されると、再度料金が提示されます。問題がないようであれば契約を締結させます。
 
契約後は工事の日程を決定しましょう。工事には立ち合いが必要です。
また、建物への回線引き込み工事と同時に各部屋への配線工事をおこなう場合は、各入居者の立ち合いが必要になります。
その場合は入居者に案内を出し、個別に業者と工事日を決めてもらうことになります。
 
なお物件の構造上、希望する回線を導入できない場合もあるため注意しましょう。


③導入工事

インターネット回線を建物に引き込むための工事をおこないます。工事は屋外と屋内でおこなわれます。
共用部まで引き込むか、各部屋まで配線をおこなうかによって工事完了時間は異なります。
基本的に大家さんが立ち会うのは共用部への引き込み工事部分です。


集合住宅に導入するインターネット回線の選び方

ここでは入居者が集合住宅に光回線を導入する際の選び方について解説します。
なお、入居者個人が自室に光回線を導入する場合、建物内の共用部、または各部屋まで光回線が引き込まれていることが前提となります。
 
もし建物自体に光回線が引き込まれていない場合は、個人的に光回線を引き込むことが可能なケースもあります。ただしその場合は、大家さんや管理会社に相談し、かならず許可をもらいましょう
 
無許可で光回線の引き込み工事などをおこなってしまうと、退去時に原状回復費用を請求される場合もあるため注意が必要です。


スマートフォンとのセット割引が適用できる

光回線の種類によっては、スマートフォンとのセット割引が適用されるケースがあります。割引の内容によっては大幅に割引される可能性もあるので、セット割りのない光回線を選ぶよりお得な料金で契約できるでしょう。


料金や工事費用が安い

月額料金や工事費用の安さで選ぶ場合は、割引きなどのキャンペーンの有無もチェックしましょう。
 
光回線業者各社では、料金や工事費用を軽減できる、割引やキャッシュバックなどのキャンペーンを実施しています。
正規の料金表をキャンペーン割引後の料金を比較してみるとよいでしょう。


通信速度が速い

通信速度を重視して光回線を導入する場合は、接続方式が「IPv6」に対応しているかどうか確認しましょう。
 
IPv6では、「IPoE(Internet Protocol over Ethernet)」方式を採用しています。IPoEとは新しい通信方式で、網終端装置を通さずに直接データ送受信が可能です。
そのためIPv6に対応している光回線を選ぶことで、より快適なインターネット接続が期待できます。


集合住宅に既に導入されている

集合住宅に導入されていないインターネット回線を新規で引き込もうとすると、導入工事が必要になり、費用が発生するだけでなく、導入まで時間もかかります。
そのため光回線を選ぶなら、まずは建物に導入されている光回線を検討しましょう。
 
なおフレッツ光が導入済みの集合住宅の場合、フレッツ光や光コラボレーションの光回線を導入する際の工事が不要です。そのため工事の立ち合いをすることなく、簡単に光回線を導入できます


集合住宅へのインターネット導入ならアイネット

集合住宅へインターネット導入は、空室対策だけでなく、入居者満足度アップや退去防止に繋がります。


この記事を読んで、所有物件にインターネットを導入検討しようと思った大家さんにおすすめしたいのが、アイネットです。


アイネットは、賃貸物件の入居者の皆様が無料でご利用いただけるWi-Fiサービスです。


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また、IPv6に対応しているため、安定した通信品質を提供できます。


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西塚
西塚
猫好きの会社員兼WEBライター。とにかく文章書くことが好きで、まいにち記事執筆中。大家さんに向けて、有益な情報を届けられるように頑張ります!

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